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穴にハマったアリスたち

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(第17話)キミとアイドルプリキュア♪「プリルンの決意!キラキランドへレッツゴー!」感想

2025年06月07日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第17話)キミとアイドルプリキュア♪「プリルンの決意!キラキランドへレッツゴー!」感想

【代償の有無】
プリルンとメロロンが大事なものを封印して、プリキュアになられた。いやまだ確定ではないのだけど。

直感的に思ったのは「プリキュアになるのに代償を払うのは、らしくないな」でした。
すぐに思い返されるのはローラの事例です。神経質なまでに「尾びれを捨てて足を生やすのではない」を描写していました。

ただこれに関しては現段階ではなんとも解釈のしようがないなとも。

まず「封印」とやらが具体的にはどんなもので、何を封じたのかも正確には不明です。変身を解除したらあっさり思い出す程度のことなのかもしれない。

また、落ち着いて考えてみれば、代償を払って変身するケースは頻繁にあります。
典型例は「プリキュアを続けるために、海外留学やオーディションを諦めた」系。当事者が納得して選んではいるものの、それは今回のプリメロも同じ。
そもそもでいえば、平穏な日常を犠牲にして戦ってるんですから、代償を払ってはいる。

ローラに関しては「人魚姫」の炎上問題が絡んでいるので、むしろローラの件が特殊で例に出すにはそぐわないのかもしれない。

そういったわけで、現時点では何とも解釈できない。今後の展開を待とう。

【特訓の価値】
前回、3人+1匹で特訓をしました。そして何の役にも立たなかった。
追加戦士登場の展開の都合と言ってしまえばそれまでですが、だったら特訓をさせなければいい。
しかし実際にはやってるんですから、何らかの意味があるはず。

今作は「キミが居るから強くなれる」を掲げています。
逆が成り立つなら、キミが居ないと強くなれない。
特訓時には「キミ」がいません。強いて言えばメロロンやタナカーンですが、あまり「キミ」とは感じない。カッティーも隠れて見ているだけだった。

窓に姿を映して一人で踊ってた紫雨さんは、あまりポジティブな描写には見えなかった。
蒼風さんがピアノで悩んでいたのも、一人だったように思う。

これらを踏まえると「ひとりや閉じたメンバーでは強くなれない」、だから勝てなかったのかもしれない。

仮にそうだとすると二つ気になる。

まず特訓はそんなにダメなのか。
紫雨さんの朝練は確かにポジティブな描写には見えなかったけど、無意味な行動とも思えません。一般論として、個人練習を否定するのは奇妙にも思う。
だとすると、「キミに頼るな」といったカウンターがあるのかもしれない。
例えばカイトさんが一人で休養していることを使って、「一人の時間も大切なんだ」みたいなの。

もう一つはプリメロです。彼女らは思い出を封じているので、「キミ」を失った形で強くなっている。
これから「キミを忘れるような、そんなやり方では本当には強くなれない」からの思い出復活とかやるのかもしれない。
尤も「キミ」がいたから思いを封印して変身できた、つまり「キミのおかげで強くなれた」とも言えはする。

結局は今後の展開を見ないと何ともはっきりしない。

同様に、フェスの描写を重視していなかったのも印象的です。
もともと事務所アイドルのような展開をやるつもりはなさそうなので、さらりと流したのは納得。
これも次回以降、ズキューンとの実力差や憧れを描く材料にするのかもしれず、とりあえず見ない事には何ともはっきりしない。

【推し変】
咲良・蒼風・紫雨の3人は、「好きなものを変えても良い」といった描写が共通しています。
もっと大事なものが見つかったなら喫茶店を継がなくて良い、ピアノ以外のことにも触れてみて、ダンス部ではなくアイドルの方へ等。
それらを周囲が認めて、背中を押してくれている。

カッティーも、ダークイーネからアイドルに「推し」を変えています。
そして彼の場合、ダークイーネはそれを阻止(悪用)しようとしている。

この比較がそのまんまテーマだとしたら「推しを変えてもいいんだよ」。
ひろプリで「夢を変えても良い」、わんぷりで「こむぎだけでなく悟とも(まゆだけではなく野良猫とも等々)」をやっているので、方向を変えるといった要素はそれなりにありそうには思う。

で、プリメロに関連付けるなら、メロロン→プリルンのリスペクトを止めても良いといったことが予想される。思い出を忘れたままになるとか、あるいはフラットな状態での交友が起きたことで、思いの封印を解除しても以前とは関係性が変わるとか。
プリキュアらしいような、らしくないような。どっちも何とも言えず、今後の展開を待つしかなさそう。

【救ったのは誰か】
カッティーを浄化したのは、直接的にはズキューンたち。
ですがカッティーははっきりと「アイドルのおかげ」と伝えています。とても良い。

例えば手術に臨む父親が、娘のことを思いながら乗り切ったとします。
直接救ってくれたのは医師ですが、「娘に助けられた」と認識しても不自然とは思わない。

もしもアイドルさんへの想いがなければ、カッティーはもっと深刻に闇に落ち、ズキューンらでも救えなかったと思われます。描写の趣旨を見た感じでは。

「アイドル」の本質とも言えそう。
アイドル様が歌って踊ってファンサしてくれたところで、日常の種々の問題は解決しません。仕事も学校もその他たくさんの問題もそのままです。が、確かに救われたと感じる人は少なくない。
直接は救えなかった今回の描写は、そういった意味合いなのかもしれない。もしくは今後、何かあるかもなので、とりあえず次回を楽しみに待とう。

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(第16話)キミとアイドルプリキュア♪「満開!特訓!はなみちタウンフェス!」感想

2025年05月31日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第16話)キミとアイドルプリキュア♪「満開!特訓!はなみちタウンフェス!」感想

はなみちタウンフェスに出演する栄誉を勝ち取った3人+1匹は特訓に励むことに。
そこに襲い来る、かつてカッティーであった怪物。ピンチの3人。前線にでるプリルン。しかしながらの敗北。
だけどカッティーは最後の自我を振り絞り、アイドルさんへの攻撃を押しとどめていずこかへ。
そして無力を悟ったプリルンは、メロロンと共に死地と化してる祖国へ向かう。

【特訓】
素直に可愛かったし、素直に上手かった。
各キャラの魅力を出しつつ、メンバーの一員と言われて喜び、張り切るプリルンの描写が自然です。きっちり仕事をしてるタナカーンも良い。
奇しくも後続のプリオケさんと特訓回で被り、両番組の違いが色濃く出ていたように思う。

あと蒼風さんが異様に可愛い。
通例なら内気とか照れ屋なポジションですが、何せアイドルやってるような子なので、普通に営業ウインクしてくれる。
力づくで販促や決め台詞を捻じ込んでくる紫雨さんと比べると地味ですが、それも含めて謎の個性を発揮していらっしゃる。

【カッティー】
アイドルさんへのキラキラを押さえきれず。そしてその想いをチョッキリされた。

ダークイーネ様のポリシーはいまだ謎。
キラキラそのものを全て憎んでいるのか、それとも「私以外にキラキラするな」のタイプなのか。
制裁ではなく新兵器をプレゼント、病欠を許してくれる職場の雰囲気、アイドルにキラキラできるカッティーの価値観等々から、キラキラ全否定より独占タイプかなと思ってる。

これまで繰り返された歌唱バンクの使い方は、まさにお唄戦闘の王道。
視聴者と共に、これまで幾度も見てきたアイドルプリキュアのライブバンク。それを今回は最前列の特等席で、キミのためにぶちかましてくれた。ファン冥利につきる。
いつも同じバンクだからこそできる表現。こういうのはとても好き。

その想いはしっかりとカッティーにも届く。だけどチョッキリから脱することはできず。
これでダメならどうやって救うんだろう…?
次回予告ではプリルンたちには何かがありそうでも、アイドルたちには変化はなさそう。無理なんじゃ…?

ただそれでもアイドルさんは言う。何度でも歌うと。
そしてカッティーさん。心酔するアイドルさんを傷つけないように、ぎりぎりで攻撃を押しとどめて飛び去った。

アイドルさん達は彼の事情や背景を全く知りません。
今回の件、いわば勝手に影響を受け、勝手に踏みとどまり、勝手に感動して戦闘を停止している。
ではプリキュアは何もやってないのかといえば、明らかに強い影響を与えています。
狙った対象以外にも届くという、歌の特性ともマッチした、とても面白い構成だと思う。

【プリルン】
メンバーの一員だと言われて心底喜び、昼間はもちろん夜も特訓に励む。
そして遭遇した戦闘。大ピンチのプリキュアたちを見て、自分も前線に飛び出した。

この時の応援グッズを投げ捨てる描写は、なかなか衝撃的。いわばミラクルライトを捨てて前線に向かうようなもの。

プリキュアは黎明期から「応援だけでなく立ち上がれ」を扱っています。例えばGoGoの大都会の人々や、フレプリのラビリンス人等々。
キミプリと同じくアイドルが登場するドキプリでは、トップアイドルまこぴーも「この世界の人たちは一緒に唄おうとする。とても不思議だ」と感慨深く語っています。

そもそもプリキュアはなりきり遊びがビジネスの基本ですし、教育番組的な側面からも「自立して戦え」は必然的なポリシーとも言えます。

とはいえ、ここまではっきりと玩具を捨てて前に出るのは凄い。特に今作は「推すことの楽しさを伝えるのでは」とも言われていただけに、「推すのではなく前に出よ」は尖ってる。

そして次回。既に公式に公開されているところによれば、新キュアが2名登場するようです。
普通に考えればプリルンとメロロンですが、変身に至る経緯が不可解。
プリルンはともかく、メロロンがいかなる理由で変身するのか。
プリキュアとは自立しているもの(20周年時の鷲尾さんの定義)ですが、メロロンは明らかに依存しています。カッティーを助けるのはアイドルであって欲しいし、色んなことが絡み合って展開が読めないです。

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(第15話)キミとアイドルプリキュア♪「ねえたまメロメロ大作戦メロ~!」感想

2025年05月24日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第15話)キミとアイドルプリキュア♪「ねえたまメロメロ大作戦メロ~!」感想

メロロンが、ねえたまとのデートを頑張るお話。そして謎の販促。追加玩具らしきものが登場して次回へ。

追加玩具はハートロック。心の錠前です。不可解といえば不可解です。

普通に考えれば解錠して遊ぶはず。解錠すると離れる。チョッキリ団の思想に寄ってる。

今回登場した恋愛スポットのように、錠前がそれの定番なのは「離れない」からです。
しかしながらこの玩具は解錠する。意味的には別れてしまう。

ただ、プリキュアとは自立しているもの(20周年の時の鷲尾さんの定義)ですから、恋人とベッタリと言うのはむしろそぐわない。
鍵を開いて離れたり、また閉じてくっついたりする方が「プリキュアらしい」ように思います。
だから鍵もセットについている…?ハサミでぶった切るような別れはないので、チョッキリ団とは違う…?

今作の特徴的要素である「推し」の概念は、本来はプリキュアとは相性が悪いです。対象に依存してしまっている。
そうすると、適切な距離を保ち、くっついたり離れたりしてお互いを支え合いながら高め合おうとか、そのあたりの意味を込めてるんだろうか。
プリキュア3人とも、これまで好きだったものと距離を置くような描写がされていますから、それとも整合はします。

さてこの流れを踏まえると、普通に考えるならメロロンはプリルンから独立すると思われます。が、今のところその展開が見えない。
何せプリルンは、何かを教え諭してくれるようなタイプではない。咲良さんも積極的に演説するプリキュアではないし、メロロンからは強く敵視されています。
ますますプリルンにのめり込むことはあっても、自立しそうな気配がない。

あるとすれば、あまりにプリルンがアレなのでガッカリして自発的に見放すとかでしょうか。そして結果的に自立する。
ただそれだと下手したら闇落ちしかねません。そして戻ってくる展開が、上記と同様に思い浮かばない。

一方、カッティーさんがいよいよ本格的に病んできました。もう実質、陥落なさってる。
あまりにも早いですが、「プリルンに救われたメロロン」と同じ構図ともいえる。それならばここから、アイドルさんに心酔しすぎていることのデメリットを描き、メロロンと対比させたりするのかもしれない。

改めて思うと、既に15話なんですね。全体の約1/3が過ぎている。
1話1話が楽しいのであまり気にしていませんでしたが、直近のまほプリでいえばナシマホウ界編が一区切り、わんぷりでいえばリリアン登場前夜です。
それなりに話数が過ぎているので、カッティーさんの陥落もそれほど早いわけでもないのか。むしろ追加玩具の犠牲者として、割と妥当な流れとタイミングだ。
ただ「随分早く陥落したな」と感じるのも本音で、何か妙なトリックがあるような気がする。

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(第14話)キミとアイドルプリキュア♪「お母さんへ~こころからのメッセージ~」感想

2025年05月15日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第14話)キミとアイドルプリキュア♪「お母さんへ~こころからのメッセージ~」感想

プリキュアの教科書が如き構成の回だった。美しい。

母の日。故にお母さんのことを想う。
そして母との思い出は、父がいない時間の思い出でもある。

幼き頃に父を亡くし、辛い日々も母が支えてくれた。
これを「推し」行為と表現するのは異質ではあるものの、キミプリ的には「推し」。
キミがいるから頑張れる。推してもらって今の自分がある。

同時に、母が頑張れたのも紫雨さんが居たから。
これを「推し」が生きがいと表現するのは異質ではあるものの、キミプリ的には「推し」。
子供のために頑張る。望んでそうなったのではないにせよ、キミを守るために今がある。

母の日である上に、本日は紫雨さんのお誕生日。
詰め込みすぎにも思えますが、双方向性であることを思うと納得。
母に感謝を伝える日であると同時に、子を祝福する日。

(あとツマンナイことを言うなら、咲良さん達にも母が居るのにそちらにフォーカスしない理由立てになる)

それだけでも美しいのに、この状況下で販促を捻じ込んでくるのも見事です。
プリティホリックをどうぞ。CDをどうぞ。カメラで撮影もするよ。

しかもただの販促でもない。
プリティホリックはアイドル&ウインク時代にCMをやってます。
2人へのリスペクト全開の紫雨さんにとって、ピンポイントに嬉しいところを突いてるはず。

お母さんからのCDも色々と背景を察せられる。
紫雨さんは自分用・研究会用・布教用等々に複数枚を買いそう。しかし実際には買ってない。おそらく母もそれに気づいたと思われます。

一般論として、我が子が何かに熱中するのは嬉しいこと。幼少期に辛い出来事があったのなら猶更です。
だから紫雨さんがアイドルさんにハマったのは、お母さんとしては嬉しかったはず。
ところが子供の部屋にCDがない。金銭面で苦労をさせているのでは等、心配もしていそう。

何も考えずに娘の好きなCDを買っただけの可能性もあるにはありますが、娘を「推す」お母さんの気持ちを、勝手に色々読み取りたい。

あと余計なことを言うなら、たぶん紫雨さんはキュンキュンになった後、以前のようには自宅でアイドルさん達に熱中していないと思う。
傍から見ると「新メンバーのキュンキュンが加入した途端、ちょっと冷めたようにみえる」「キュンキュンには一切リスペクトを示さない」と認識されてそうで、例によって特大のキュンキュンアンチと思われてそう。下手をすると「キュンキュンがジャケットにいるからCD買わなかったのでは」ぐらいの超誤解をされてるかもしれない。

咲良さんたちとどういう関係だと説明したのかは、特には語られていない。
ご馳走を頼んだ店の娘…というだけでは、普通は誕生日を祝いに自宅にやってきたりはしません。少なくとも友人であることは話したと思われますが、学年も違うので一般には不自然。それを踏まえつつ「何のつながりでできた友人なのか」を説明するとしたら、研究会関連が入り口かと思われます。完全に嘘ではないのだし。

そうすると親視点では、公式からもサムライの如しと言われるほどの実直さや覚悟を持つ娘が、中学に入学してからはそれまでのダンスではなく、自らアイドル研究会を立ち上げて、そこから派生して別学年の友人とも仲良くしてることになる。
「同学年の子と上手くやっていけてるのかな?」の心配は沸くものの、世界が広がっていってるように感じられ、これ自体も嬉しいと思う。

子供の頃からやっていた、母との思い出も深いダンスの道からは外れてると思われますが、それはそれで良い。
これまでの紫雨さんのキャラ造形や、周囲の想いなども読み取れる美しい構成だったと思う。

あと手書きのメッセージカードに、ルビを振ってる紫雨さんの几帳面さも好き。子供向け番組の意識を決して切らさない。プロだ。

【その他】
・ザックリーも涙ぐんでいた。
究極の別れである死別は、チョッキリ団的には無条件で賛美してもおかしくなさそうですが、一般と同様の価値観を持ってるらしい。

・存在意義が危ぶまれる蒼風さん。いなくても問題なく話が進みます。むしろ、いないほうが話はすっきりする。紫雨さんの超絶リスペクト相手が咲良さん一人に集中する方が、説得力とか納得感はあるので。
それでいながら、端々で良い仕事をなさってます。お顔が愉快。今回はウインクバリア2連発の謎行動もしてくれました。ピンクトルマリン枠狙いか。
何がどうと言語化するのは難しいのに、何かがどうにかなって目が離せないので、ひとまず蒼風派で応援しています。

・一応触れておくと、父の死が扱われたのはハトプリ、スマプリ以来で3例目。母の死(プリ5)も入れると4例目。22作品中の4例目なので、頻度としてはそこそこある。
祖父母の死(フレプリ、ドキプリ、デパプリ等)も入れると更に増える。意外と定番ネタだけど、それぞれのシリーズの特色を反映してて興味深い。

ついでに言うなら、人以外の親的存在の死(MHやまほプリ)、娘やパートナーの死(はぐプリ)、ペットの死(ハピチャやわんぷり)、上記プリキュア以外の親の死(ひろプリ等)の他、トロプリやヒープリのような死が物語に組み込まれているシリーズもあり、「死」が出てこない方が少なかったりする。

(明確には死者が出てはいない、例えばスイプリでも死を意図した描写がある。「世界を滅ぼす」的なざっくりした表現は除外したとしても、死が全く登場しないシリーズはないんじゃないかな)

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(第13話)キミとアイドルプリキュア♪「フレッフレッ!キラキライト!」感想

2025年05月04日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第13話)キミとアイドルプリキュア♪「フレッフレッ!キラキライト!」感想

クラスメイト女子の恋の応援をするお話。
みんなで一生懸命に応援して、だけど振られてしまい、そして即座に次の恋に進んだ。

新しいクールも始まったし、少し考えこんでみる。

キミプリさんにおける「アイドル」とは、事務所所属の職業アイドルではなく、うちの子は我が家のアイドル!的な意味合いでのアイドルのように思えます。
これまでのところ、定番の「トップアイドル目指して頑張る!」といった路線では進んでいません。
それよりも、咲良母がしばしば口にするように「うちの子って本当に可愛い」との身近で日常的な方向が強調されてる。

メタ的には幼児視聴者と親の関係。親にとっての最推しは子供です。子供は無条件に賛美され、些細なことでも絶賛され、健全な承認欲求を満たされながらキラキラと謳歌する。子供がにっこり笑って歌うだけで周囲が幸せになるのは、第1話で示されてる「アイドル」の条件にも合致します。

※「プリキュア」は子供向け玩具を売るための番組なので、親から子への愛を信頼するのは大前提にしてよいはず。

ただこれは、まかり間違うと子供への呪縛になってしまう。
「あなたが笑ってくれれば幸せだ」は「私はいつでも笑っていないといけない」になりかねない。
「あなたはお歌が好きだよね」は「私は歌を好きでいないといけない」に繋がる。

周囲がこんなに応援して推してくれたのに、目標を変えてもよいのか?は生々しく深刻な問題です。
今回のオチ「好きな人がすぐに変わった」は、これへの回答とも取れます。

それを念頭に振り返ると、確かに主要登場人物は「推されていたのに変える」要素を抱えてる。

咲良さん
→喫茶店を一緒にやらなくてもよいと、親から提示される

蒼風さん
→ピアノ以外も楽しんでと、親から助言される

紫雨さん
→期待されていたダンスとは異なる道に進む

カイトさん
→レジェンドアイドルなのに、長期休養中

先日登場したメロロンも、過剰にプリルンに心酔しており、後々「憧れを裏切られた」的な展開はあってもおかしくなさそう。
カッティーが豪速で陥落していっているのも、「ダークイーネ様から寄せられた信頼を裏切る」がテーマ的に含まれているのかも。

ダークイーネは、名前的には「いいね」しています。チョッキリ団の方針でいえば、ダークブロックとかの方が適切に思えますが、あくまで「いいね」。
降臨してくれた際も、部下の失敗を叱責するでもなく、パワーアップアイテムを支給してくれています。
そう思うと、子を溺愛して変化を許さない系の毒親タイプというのは、ありそうかもしれない。カッティー、あなたはそんな子じゃなかったはずでしょ的なキレ方をするタイプ。

これが当たってるかはさておき、この問題は実際の育児の場でも割と直面します。
いつもは赤が好きで赤を選んでいた子が、ある時、青を選んだとして。
「あなたは赤でしょ?」と一切の悪気なく勧める行為が、子供にとっては呪縛になりかねない。
親は子に喜んで欲しいので、子供が好きなことにはどんどん協力するし、それ自体は良いことなだけに難しい。

他、サブタイトルの「フレッフレッ!キラキライト!」は、かなり不自然です。
普通なら「恋の応援!」とかそういうタイトルになりそうなのに、ただの応援アイテムが表に出ている。
劇中でも生徒が当たり前に大量に持っており、明確な意思を持っての描写に思えます。まぁ案外、「販促のためです」というそれだけかもしれませんけれど。

販促と言えば、隙さえあれば捻じ込んでくる紫雨さんが大変に良いです。なんて優秀な営業担当。
あと、端々で愉快な顔してる蒼風さんも良いです。ぶっちゃけ居てもいなくても話の大筋に全く関係ない不憫な立ち位置なのに、細かいところで謎の存在感を発揮なされてる。今回のオチの顔とか。これでまた当面は、蒼風派としてやっていけそう。

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(第12話)キミとアイドルプリキュア♪「プリルン大好き♡メロロンがやってきた!」感想

2025年04月30日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第12話)キミとアイドルプリキュア♪「プリルン大好き♡メロロンがやってきた!」感想

メロロンがやってきました。桃に乗って。
あとダークイーネ様も登場された。
1クールも終わり、事前に示唆されていた面子が揃ってきた。

ここまでを振り返るに、キミプリさんは良くも悪くも軽い感じで見てこれてます。
面白いけど熱中するという感じでもない。意識を占めないけど、つまらないのでもない。

まず一つには、まほプリ2とぶつかってるという背景はあるとは思う。
思い入れ補正に加えて、深夜の視聴体験や最終回までの一区切り、後夜祭を控えている等、インパクトはやっぱり強い。
ただそれを差し引いても、従来と比べて軽い気持ちで見られているように思う。

直近2作との比較でいえば、たとえば「兎組は追加戦士なのか」のようなのがないのは大きそう。
これは男子プリキュアの是非とはまた違う話で、何せ初回放送の前から追加戦士の話題が持ち上がり、最終局面までそれを引きずるのは視聴体験的には大きくマイナスだったと思う。
繰り返しますが、男子プリキュアの是非の問題ではない。デパプリでも早々にジェントルーに「はいはい追加戦士」との空気が作られたのは白けるものがあった。
また是非の問題ではないものの、「絶対に出すべき」と「絶対に出すな」の宗教戦争が背景にあるのも無視できないため、まぁどう転んでも面倒な感じだった。

今作では初手で「カイトは追加戦士ではない」が示されています。彼のカラーはOPによれば青。青は既にウインクがいるので、通例であれば追加戦士ではない。
サブでありそうな緑も、タナカーンで潰している徹底ぶりです。
(昨年、兎組が追加戦士説を支えた拠り所が、「オレンジがタイトルに含まれているから」とカラーを理由にしていたことに留意)

もちろん「と、ミスリードしておいて実は追加戦士」もなくはないのですが、そうなったらそれはそれで面白そう。
再三繰り返しますが、これは男子プリキュアの是非の問題ではなく、「本筋そっちのけで追加戦士騒動に気を取られるのはストレスになる」といった話なので、不意打ちを食らう分には別に構わない。

順当に考えればプリルン・メロロンが追加戦士と思われますが、なってもならなくても、特段の拘りはない人が多そう。
プリルンが、いまいち何を考えてるのか分からん謎の虚無を放ち、感情移入を阻止しているのもこのため…というのは考えすぎでしょうけど、「追加戦士でもどっちでも良い」のでストレスなく見られる。

敵側も即効で懐柔できかけており、ハラハラする要素は特にはない。
もっともあまりにもあっさりと篭絡出来すぎているので、さすがに一捻りはありそうな気はする。

登場人物たちも特段の課題は抱えていません。
おそらくは「他者に影響を受けて成長する」をテーマとして組み込んでいると思われるのですが、現時点では何か危惧する要素はない。
自立するとか、悪影響を受けるといった展開は予想できるものの、前作や前々作の「寿命で死ぬ」「ヒーローが実は悪」のような変な心配はない(※前作や前々作が悪いと言いたいのではない)。

以上から、良くも悪くも印象が薄い。

歴代の「能天気でストレスフリー」といわれがちなシリーズだと、たとえばスマプリは最初から「いつか来る終わり」が示唆されていました。トロプリも人魚の足問題からの「今いちばん大事なことをやる」の問題が見えていた。
それらと比べても、キミプリさんは奇妙に軽い。

端々で妙な気配はある。例えばダークイーネは「いいね」をしており、対象を全否定する名前ではない。「他者から学ぶ」テーマも踏まえると、悪いことを学んでしまい、史上初の悪落ちによる一時離脱(1,2話で解決せず1クールだとか引っ張るような)があるのかもしれない。
とはいえ現時点であれこれ考察まがいをするより、とりあえず呑気に見るのが正解なような番組構成になってる気がする。

今のところ一番ぶち上がったのは、第一話のOPで、アイドルさんが殴打をなさると判明した瞬間です。これに関しては歴代でも上位に来るインパクトだった。今後これを上回る何かがあることに期待。

なお最後に念の為繰り返しますが、つまらないと言いたいのではないです。
面白いし、ストレスなく見られるのは凄いし、中身が地味なのでもない。それがとても不思議だという話。

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(第11話)キミとアイドルプリキュア♪「Trio Dreams」感想

2025年04月20日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第11話)キミとアイドルプリキュア♪「Trio Dreams」感想

咲良さんが夢を探すお話。今後もED曲を兵器運用なさるんだろうか。

キミプリさんの今後の方針がまだはっきりしないのでかなりの勇み足というか、ほぼ無関係だろうなとは思いつつも、感じたことを書いてみる。
今回、夢探しの際に職業を軸に探していました。でもしっくりくるものがなく、「三人一緒で活動する」という内容重視のものが回答として提示された。

「大好きな歌うこと」
「誰かにキラッキランランになってもらうこと」
「それをウインクとキュンキュンと3人で」
「アイドルプリキュアとしてやっていくこと」

プリキュアさんは「女の子だって暴れたい」をコンセプトとして掲げています。
この「暴れる」は、幼児的には「外で活発に遊ぶ」「取っ組み合って遊ぶ」等々を直接的には指すのでしょうけど、拡張して「女性の社会進出」等にも置き換えられてる(参考:全プリキュア展や、15周年時のプロモーション動画)。
ただこれは、専業主婦を初めとした対外的な仕事に重きを置かない役割と相性が悪い。

夢探しにしても、昔であれば「お嫁さん(≒専業主婦)」が筆頭に挙がってもおかしくないのに、今だと厳しい。
言うまでもなく専業主婦だって「暴れたい」と本質的には矛盾しない。それこそ大昔からあるステロタイプな肝っ玉母ちゃんは自立して自分を通している。

また、そもそも生涯で一つの社会的立場にしか立たない人ばかりではない。
正社員→育休→時短→フルタイム→退職→パート→正社員等々のような働き方は当然ある。
これを「本当はバリバリに働いてキャリアアップしたかったのに、道を絶たれた」と決めつけるのは変。
望んでその道を選ぶ人も多数いる(ちなみに非正規雇用者の大半は望んで非正規を選んでる)。

これを職業を軸として夢語りしようとすると、かなり難しいです。
咲良さんの状況はこれに近いんじゃないかと思う。どの職に就くかは興味の本質ではなく、趣味の歌を唄いながら、周囲をキラッキランランにできるならそれで良い。

父母との会話も、聞きようによっては「実家暮らしの独身者が、これからも家族と共に過ごすよと発言した」流れを想起します。
既に働いているので職業は夢ではない(既にアイドル(プリキュア)だからアイドルになることは夢ではない)。今のまま大好きな家族と共に過ごすことが夢。
だけどもしもその機会が巡ってきたなら、新しい家庭を作ってそちらに軸足をうつす。そんな風にも聞こえる。

これは、家族という狭い世界から外に飛び出す…というのとはちょっとニュアンスが違うように思う。
咲良さんは「世界が狭い」キャラには見えない。そうではなく、新しい自分の家庭を作るようなイメージ。

シリーズ開始から22作品目。最初期の視聴者が現20代後半で、結婚や出産を経験する人が増えてくる背景にも合ってそう。
「かつてのプリキュアファンが親になり、玩具を買うかを決定する立場になる」というのはビジネス的に超重要なので、何某か意識しててもおかしくないはず。

本作で再三登場する「誰かの真似や影響を受けて成長する」要素は、親子関係にもろに当てはまります。
アイドルの解釈を「愛しの我が子はアイドル。うちの子は最高!と親から推されてる」とすると、「今はアイドルプリキュアをするのが夢」≒「子供時代を精一杯楽しむ」とも解釈できそうだし、そこから出てくる次のステップは「我が子を推す側に回る」です。今回の咲良父母の話しぶりとも合致しそう。

父母からの独立は「縁が離れる」ので、チョッキリ団の要素を含むのも気になります。
これに関しては上記の職業云々は抜きにしても、作中で言及されていますからクローズアップされてきそう。
縁を切ることで新たな世界が広がり、またそれによって切れた縁も違う形でより強くなるとかそんな感じ。
独立した子供が、孫ができてそれまでとは違う形で父母との仲が深まる…みたいな。

現時点ではどうとでもこじつけられる程度のことなので、漠然とした霞のままですが、取っ掛かりのようなものは見えてきた気がする。

※プリキュアは子供向け玩具番組なので、子をもつことを絶対的な正義として扱って問題ないと思ってます。
※男性の「男の子だってお姫様になれる」にまで言及すると文章が長くなるので省略します。

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(第10話)キミとアイドルプリキュア♪「CDデビュー!アイドルプリキュア!」感想

2025年04月19日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第10話)キミとアイドルプリキュア♪「CDデビュー!アイドルプリキュア!」感想

キミプリさんがCDデビューなされた。契約とか何とか難しいことは、優秀なるタナカーンに丸投げです。便利なお方だ。
タナカーンって名前からして適当感満載なところも含めて、かなり画期的なキャラクターだと思う。とりあえず全部彼に任せておけばお話が進められるし、彼自身は露骨に裏方要員なので悪目立ちもしない。優秀すぎる。

そのCD収録および後の握手会にて、紫雨さんは激しく緊張なさり、失敗を連発。
もともとダンスをやっていて、しかも本人の姿勢からしても緊張には強いはず。なのですけど、その真面目な姿勢がこの場合はマイナスに働いたと思われます。
憧れの先輩たちと並び立つからには、今の己では足りない。自信のなさと目標へのリスペクトは心身を縛る。

それは良いとしても、事情を知らぬ民間人からは、紫雨さんはキュアキュンキュンのみには否定的な人に見えてるのがちょっと愉快。
元々キュアアイドル推しで研究会も立ち上げた。新入生なのに。
追加で現れたキュアウインクのことも応援していた。
それなのにキュアキュンキュンには異様に冷たい。
口癖が被ったので嫌悪してるとか、後輩的ポジションなので嫉妬に狂ってるとか、あらぬ推測をされてそう。

前回の七不思議もそうでしたが、今回も他者を参考にして取り入れる要素が多く出てきます。
アイドルプリキュアに憧れて、自分も同じステージに立つ紫雨さんのポジションは、分かりやすく幼児視聴者の体現ですから、この辺が今作のテーマなんだろうなと思います。

そうすると敵首領ダークイーネが、名前に「いいね」=対象への賛同が含まれてるのも、何か意味があるのかもしれない。「悪いところを真似てしまった」もしくは「改悪した」とか?
チョッキリ団という組織名からは、シンプルに「他者と交流を断つ(真似て成長する機会も潰す)」を連想するので、どちらの方向性なのかしら。

カッティーが豪速で光に染まっていってることや、元々ダンスが期待されていた紫雨さんがアイドル路線に行ってしまったことなどを踏まえると、「悪影響を受ける」の方かなと思ってみる。

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(第9話)キミとアイドルプリキュア♪「ななの七不思議!」感想

2025年04月12日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第9話)キミとアイドルプリキュア♪「ななの七不思議!」感想

ななさんが七変化して七不思議。
よくよく考えてみれば「なな」だけ由来がよく分かりません。ドレミファソラシの7音から?
まさか最初からこの回のためだけに名付けたのではないでしょうけれど。

「ピアノだけでなく色々やってごらん」の言葉を真に受けて、試しに色々やってみた蒼風さん。
特徴的なことに、すべて誰かの影響です。そもそも「ウインク」も咲良さんからの直伝。
ここまで徹底しているなら、特技のピアノ演奏も先達のコピーと発展の要素で採用されたのかもしれない。替え歌や独自のダンスのふたりと違い、今のところ作曲要素はないものな。

模倣と言うとネガティブな響きもありますが、今作は「推す」ところからのスタートです。
紫雨さんもアイドルさん達に憧れて、アイドルプリキュアになった。

アニメージュのインタビューによれば、「憧れる立場から、憧れられる立場へ」は意識し、直接には紫雨さんの背景に乗せたとのこと。
今回の七変化も、その側面がありそう。
現実の幼児視聴者とダイレクトに重なりますから、「推す立場から、推していたあの子を真似て横に並ぶ」は今作のテーマに関わるんじゃないかと思ってみる。

ただそうだとしても、咲良さんの方向性がまだはっきりしない。
レジェンドアイドルのカイトさんを真似て成長するのか、既に完成されたお姉さんなのか。

あと、数年前から予告されていた「プリンセッションオーケストラ」さんが始まりました。
正直なところ、現段階で感想を書くと否定的な内容になってしまうので、ひとまずは控えたい。
競合が居た方が良いとは思うので、私の好みはともかく、プリオケさんも活躍して欲しいです。

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(第8話)キミとアイドルプリキュア♪「みんなでお泊り!アイドルプリキュア大研究!」感想

2025年04月04日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第8話)キミとアイドルプリキュア♪「みんなでお泊り!アイドルプリキュア大研究!」感想

3人目が加入しました。そして即座にお泊り会を開いた。行動が早い。

発端は紫雨さんです。リスペクトする先輩お二人のことをもっと知りたい。
それにキュンキュンにはキュンキュンが足りない。
なし崩しで横並びにならず、上下を意識できる強い子でした。ちゃんはいらぬ。呼び捨てにせよ。

更には手製でぬいぐるみも作成してた。アクスタは作るわ、缶バッジグーはするわ、販促に熱心なことこの上ない。
ただ熱心なのは良いですが、お泊りに来ているのに抜け出して朝練に行くのはいかがなものなのか。
汗だくにもなるでしょうし、あの後どうするつもりだったんだろう…。

ついでに言えば、紫雨さんが接敵したことを知ったうた先輩たち、何故かパジャマのまま駆けつけてくれた。いや着替える時間を惜しんだのは分かりますが、変身してから来ればよかろうに。
終わった後、パジャマでとぼとぼ歩いて帰ったんですかね…。それこそ変身したまま帰宅するのか。

戦闘シーンは恐ろしく巧みです。新規加入のキュンキュンを目立たせつつ、先輩2人の株も下げない。むしろ戦闘力的には2人の方が強そうで、それでいてキュンキュンが弱くも見えない。
敵側も工夫し、互いに力押し一辺倒ではない山や谷がある。作画面でも多彩な表情に、緩急織り交ぜてのアクション。今となっては、始まる前に囁かれた懸念が笑い話のようだ…。

一方、プリルンは微妙に落ち込んでいました。プリルンだけお揃いじゃない…。
だから紫雨さんは持ち運び袋を作り、コスプレ衣装も作ってあげた。お優しい。そして販促熱心。強い。

これが追加戦士フラグなのか、それともフラグをへし折ってるのかは何とも分からない。
お揃いではないと嫌だから今後お揃いになるという振りにも思えるし、完全にお揃いでなくても仲間だよの展開にも見える。

そのプリルンですが、個人的には嫌な印象は特にはないです。
無断アップロードといったところで、当事者は嫌がるどころか喜んですらいるので、肖像権の問題ではない。国防兵器をアップするなという機密の問題です。メタ的には毎度毎度の「なぜプリキュアを秘密にしないといけないのか」という、展開上やむを得ないけど、ストーリー上は説明しづらい制約にすぎません。前作でも「バレちゃった」で、ほいほいと他者に漏らしていますから、目くじらを立てるようなところではないような…。

逆に不思議なのは、今回の鼻キスとかは批判されてない。
堅苦しく言うなら完全にセクハラですから、当事者が黙認している無断アップロードよりもよほど性質が悪いのに。
この辺の妙な風潮は本当に妙。

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