■(第17話)キミとアイドルプリキュア♪「プリルンの決意!キラキランドへレッツゴー!」感想
【代償の有無】
プリルンとメロロンが大事なものを封印して、プリキュアになられた。いやまだ確定ではないのだけど。
直感的に思ったのは「プリキュアになるのに代償を払うのは、らしくないな」でした。
すぐに思い返されるのはローラの事例です。神経質なまでに「尾びれを捨てて足を生やすのではない」を描写していました。
ただこれに関しては現段階ではなんとも解釈のしようがないなとも。
まず「封印」とやらが具体的にはどんなもので、何を封じたのかも正確には不明です。変身を解除したらあっさり思い出す程度のことなのかもしれない。
また、落ち着いて考えてみれば、代償を払って変身するケースは頻繁にあります。
典型例は「プリキュアを続けるために、海外留学やオーディションを諦めた」系。当事者が納得して選んではいるものの、それは今回のプリメロも同じ。
そもそもでいえば、平穏な日常を犠牲にして戦ってるんですから、代償を払ってはいる。
ローラに関しては「人魚姫」の炎上問題が絡んでいるので、むしろローラの件が特殊で例に出すにはそぐわないのかもしれない。
そういったわけで、現時点では何とも解釈できない。今後の展開を待とう。
【特訓の価値】
前回、3人+1匹で特訓をしました。そして何の役にも立たなかった。
追加戦士登場の展開の都合と言ってしまえばそれまでですが、だったら特訓をさせなければいい。
しかし実際にはやってるんですから、何らかの意味があるはず。
今作は「キミが居るから強くなれる」を掲げています。
逆が成り立つなら、キミが居ないと強くなれない。
特訓時には「キミ」がいません。強いて言えばメロロンやタナカーンですが、あまり「キミ」とは感じない。カッティーも隠れて見ているだけだった。
窓に姿を映して一人で踊ってた紫雨さんは、あまりポジティブな描写には見えなかった。
蒼風さんがピアノで悩んでいたのも、一人だったように思う。
これらを踏まえると「ひとりや閉じたメンバーでは強くなれない」、だから勝てなかったのかもしれない。
仮にそうだとすると二つ気になる。
まず特訓はそんなにダメなのか。
紫雨さんの朝練は確かにポジティブな描写には見えなかったけど、無意味な行動とも思えません。一般論として、個人練習を否定するのは奇妙にも思う。
だとすると、「キミに頼るな」といったカウンターがあるのかもしれない。
例えばカイトさんが一人で休養していることを使って、「一人の時間も大切なんだ」みたいなの。
もう一つはプリメロです。彼女らは思い出を封じているので、「キミ」を失った形で強くなっている。
これから「キミを忘れるような、そんなやり方では本当には強くなれない」からの思い出復活とかやるのかもしれない。
尤も「キミ」がいたから思いを封印して変身できた、つまり「キミのおかげで強くなれた」とも言えはする。
結局は今後の展開を見ないと何ともはっきりしない。
同様に、フェスの描写を重視していなかったのも印象的です。
もともと事務所アイドルのような展開をやるつもりはなさそうなので、さらりと流したのは納得。
これも次回以降、ズキューンとの実力差や憧れを描く材料にするのかもしれず、とりあえず見ない事には何ともはっきりしない。
【推し変】
咲良・蒼風・紫雨の3人は、「好きなものを変えても良い」といった描写が共通しています。
もっと大事なものが見つかったなら喫茶店を継がなくて良い、ピアノ以外のことにも触れてみて、ダンス部ではなくアイドルの方へ等。
それらを周囲が認めて、背中を押してくれている。
カッティーも、ダークイーネからアイドルに「推し」を変えています。
そして彼の場合、ダークイーネはそれを阻止(悪用)しようとしている。
この比較がそのまんまテーマだとしたら「推しを変えてもいいんだよ」。
ひろプリで「夢を変えても良い」、わんぷりで「こむぎだけでなく悟とも(まゆだけではなく野良猫とも等々)」をやっているので、方向を変えるといった要素はそれなりにありそうには思う。
で、プリメロに関連付けるなら、メロロン→プリルンのリスペクトを止めても良いといったことが予想される。思い出を忘れたままになるとか、あるいはフラットな状態での交友が起きたことで、思いの封印を解除しても以前とは関係性が変わるとか。
プリキュアらしいような、らしくないような。どっちも何とも言えず、今後の展開を待つしかなさそう。
【救ったのは誰か】
カッティーを浄化したのは、直接的にはズキューンたち。
ですがカッティーははっきりと「アイドルのおかげ」と伝えています。とても良い。
例えば手術に臨む父親が、娘のことを思いながら乗り切ったとします。
直接救ってくれたのは医師ですが、「娘に助けられた」と認識しても不自然とは思わない。
もしもアイドルさんへの想いがなければ、カッティーはもっと深刻に闇に落ち、ズキューンらでも救えなかったと思われます。描写の趣旨を見た感じでは。
「アイドル」の本質とも言えそう。
アイドル様が歌って踊ってファンサしてくれたところで、日常の種々の問題は解決しません。仕事も学校もその他たくさんの問題もそのままです。が、確かに救われたと感じる人は少なくない。
直接は救えなかった今回の描写は、そういった意味合いなのかもしれない。もしくは今後、何かあるかもなので、とりあえず次回を楽しみに待とう。
【代償の有無】
プリルンとメロロンが大事なものを封印して、プリキュアになられた。いやまだ確定ではないのだけど。
直感的に思ったのは「プリキュアになるのに代償を払うのは、らしくないな」でした。
すぐに思い返されるのはローラの事例です。神経質なまでに「尾びれを捨てて足を生やすのではない」を描写していました。
ただこれに関しては現段階ではなんとも解釈のしようがないなとも。
まず「封印」とやらが具体的にはどんなもので、何を封じたのかも正確には不明です。変身を解除したらあっさり思い出す程度のことなのかもしれない。
また、落ち着いて考えてみれば、代償を払って変身するケースは頻繁にあります。
典型例は「プリキュアを続けるために、海外留学やオーディションを諦めた」系。当事者が納得して選んではいるものの、それは今回のプリメロも同じ。
そもそもでいえば、平穏な日常を犠牲にして戦ってるんですから、代償を払ってはいる。
ローラに関しては「人魚姫」の炎上問題が絡んでいるので、むしろローラの件が特殊で例に出すにはそぐわないのかもしれない。
そういったわけで、現時点では何とも解釈できない。今後の展開を待とう。
【特訓の価値】
前回、3人+1匹で特訓をしました。そして何の役にも立たなかった。
追加戦士登場の展開の都合と言ってしまえばそれまでですが、だったら特訓をさせなければいい。
しかし実際にはやってるんですから、何らかの意味があるはず。
今作は「キミが居るから強くなれる」を掲げています。
逆が成り立つなら、キミが居ないと強くなれない。
特訓時には「キミ」がいません。強いて言えばメロロンやタナカーンですが、あまり「キミ」とは感じない。カッティーも隠れて見ているだけだった。
窓に姿を映して一人で踊ってた紫雨さんは、あまりポジティブな描写には見えなかった。
蒼風さんがピアノで悩んでいたのも、一人だったように思う。
これらを踏まえると「ひとりや閉じたメンバーでは強くなれない」、だから勝てなかったのかもしれない。
仮にそうだとすると二つ気になる。
まず特訓はそんなにダメなのか。
紫雨さんの朝練は確かにポジティブな描写には見えなかったけど、無意味な行動とも思えません。一般論として、個人練習を否定するのは奇妙にも思う。
だとすると、「キミに頼るな」といったカウンターがあるのかもしれない。
例えばカイトさんが一人で休養していることを使って、「一人の時間も大切なんだ」みたいなの。
もう一つはプリメロです。彼女らは思い出を封じているので、「キミ」を失った形で強くなっている。
これから「キミを忘れるような、そんなやり方では本当には強くなれない」からの思い出復活とかやるのかもしれない。
尤も「キミ」がいたから思いを封印して変身できた、つまり「キミのおかげで強くなれた」とも言えはする。
結局は今後の展開を見ないと何ともはっきりしない。
同様に、フェスの描写を重視していなかったのも印象的です。
もともと事務所アイドルのような展開をやるつもりはなさそうなので、さらりと流したのは納得。
これも次回以降、ズキューンとの実力差や憧れを描く材料にするのかもしれず、とりあえず見ない事には何ともはっきりしない。
【推し変】
咲良・蒼風・紫雨の3人は、「好きなものを変えても良い」といった描写が共通しています。
もっと大事なものが見つかったなら喫茶店を継がなくて良い、ピアノ以外のことにも触れてみて、ダンス部ではなくアイドルの方へ等。
それらを周囲が認めて、背中を押してくれている。
カッティーも、ダークイーネからアイドルに「推し」を変えています。
そして彼の場合、ダークイーネはそれを阻止(悪用)しようとしている。
この比較がそのまんまテーマだとしたら「推しを変えてもいいんだよ」。
ひろプリで「夢を変えても良い」、わんぷりで「こむぎだけでなく悟とも(まゆだけではなく野良猫とも等々)」をやっているので、方向を変えるといった要素はそれなりにありそうには思う。
で、プリメロに関連付けるなら、メロロン→プリルンのリスペクトを止めても良いといったことが予想される。思い出を忘れたままになるとか、あるいはフラットな状態での交友が起きたことで、思いの封印を解除しても以前とは関係性が変わるとか。
プリキュアらしいような、らしくないような。どっちも何とも言えず、今後の展開を待つしかなさそう。
【救ったのは誰か】
カッティーを浄化したのは、直接的にはズキューンたち。
ですがカッティーははっきりと「アイドルのおかげ」と伝えています。とても良い。
例えば手術に臨む父親が、娘のことを思いながら乗り切ったとします。
直接救ってくれたのは医師ですが、「娘に助けられた」と認識しても不自然とは思わない。
もしもアイドルさんへの想いがなければ、カッティーはもっと深刻に闇に落ち、ズキューンらでも救えなかったと思われます。描写の趣旨を見た感じでは。
「アイドル」の本質とも言えそう。
アイドル様が歌って踊ってファンサしてくれたところで、日常の種々の問題は解決しません。仕事も学校もその他たくさんの問題もそのままです。が、確かに救われたと感じる人は少なくない。
直接は救えなかった今回の描写は、そういった意味合いなのかもしれない。もしくは今後、何かあるかもなので、とりあえず次回を楽しみに待とう。