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穴にハマったアリスたち

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(第12話)キミとアイドルプリキュア♪「プリルン大好き♡メロロンがやってきた!」感想

2025年04月30日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第12話)キミとアイドルプリキュア♪「プリルン大好き♡メロロンがやってきた!」感想

メロロンがやってきました。桃に乗って。
あとダークイーネ様も登場された。
1クールも終わり、事前に示唆されていた面子が揃ってきた。

ここまでを振り返るに、キミプリさんは良くも悪くも軽い感じで見てこれてます。
面白いけど熱中するという感じでもない。意識を占めないけど、つまらないのでもない。

まず一つには、まほプリ2とぶつかってるという背景はあるとは思う。
思い入れ補正に加えて、深夜の視聴体験や最終回までの一区切り、後夜祭を控えている等、インパクトはやっぱり強い。
ただそれを差し引いても、従来と比べて軽い気持ちで見られているように思う。

直近2作との比較でいえば、たとえば「兎組は追加戦士なのか」のようなのがないのは大きそう。
これは男子プリキュアの是非とはまた違う話で、何せ初回放送の前から追加戦士の話題が持ち上がり、最終局面までそれを引きずるのは視聴体験的には大きくマイナスだったと思う。
繰り返しますが、男子プリキュアの是非の問題ではない。デパプリでも早々にジェントルーに「はいはい追加戦士」との空気が作られたのは白けるものがあった。
また是非の問題ではないものの、「絶対に出すべき」と「絶対に出すな」の宗教戦争が背景にあるのも無視できないため、まぁどう転んでも面倒な感じだった。

今作では初手で「カイトは追加戦士ではない」が示されています。彼のカラーはOPによれば青。青は既にウインクがいるので、通例であれば追加戦士ではない。
サブでありそうな緑も、タナカーンで潰している徹底ぶりです。
(昨年、兎組が追加戦士説を支えた拠り所が、「オレンジがタイトルに含まれているから」とカラーを理由にしていたことに留意)

もちろん「と、ミスリードしておいて実は追加戦士」もなくはないのですが、そうなったらそれはそれで面白そう。
再三繰り返しますが、これは男子プリキュアの是非の問題ではなく、「本筋そっちのけで追加戦士騒動に気を取られるのはストレスになる」といった話なので、不意打ちを食らう分には別に構わない。

順当に考えればプリルン・メロロンが追加戦士と思われますが、なってもならなくても、特段の拘りはない人が多そう。
プリルンが、いまいち何を考えてるのか分からん謎の虚無を放ち、感情移入を阻止しているのもこのため…というのは考えすぎでしょうけど、「追加戦士でもどっちでも良い」のでストレスなく見られる。

敵側も即効で懐柔できかけており、ハラハラする要素は特にはない。
もっともあまりにもあっさりと篭絡出来すぎているので、さすがに一捻りはありそうな気はする。

登場人物たちも特段の課題は抱えていません。
おそらくは「他者に影響を受けて成長する」をテーマとして組み込んでいると思われるのですが、現時点では何か危惧する要素はない。
自立するとか、悪影響を受けるといった展開は予想できるものの、前作や前々作の「寿命で死ぬ」「ヒーローが実は悪」のような変な心配はない(※前作や前々作が悪いと言いたいのではない)。

以上から、良くも悪くも印象が薄い。

歴代の「能天気でストレスフリー」といわれがちなシリーズだと、たとえばスマプリは最初から「いつか来る終わり」が示唆されていました。トロプリも人魚の足問題からの「今いちばん大事なことをやる」の問題が見えていた。
それらと比べても、キミプリさんは奇妙に軽い。

端々で妙な気配はある。例えばダークイーネは「いいね」をしており、対象を全否定する名前ではない。「他者から学ぶ」テーマも踏まえると、悪いことを学んでしまい、史上初の悪落ちによる一時離脱(1,2話で解決せず1クールだとか引っ張るような)があるのかもしれない。
とはいえ現時点であれこれ考察まがいをするより、とりあえず呑気に見るのが正解なような番組構成になってる気がする。

今のところ一番ぶち上がったのは、第一話のOPで、アイドルさんが殴打をなさると判明した瞬間です。これに関しては歴代でも上位に来るインパクトだった。今後これを上回る何かがあることに期待。

なお最後に念の為繰り返しますが、つまらないと言いたいのではないです。
面白いし、ストレスなく見られるのは凄いし、中身が地味なのでもない。それがとても不思議だという話。

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(第11話)キミとアイドルプリキュア♪「Trio Dreams」感想

2025年04月20日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第11話)キミとアイドルプリキュア♪「Trio Dreams」感想

咲良さんが夢を探すお話。今後もED曲を兵器運用なさるんだろうか。

キミプリさんの今後の方針がまだはっきりしないのでかなりの勇み足というか、ほぼ無関係だろうなとは思いつつも、感じたことを書いてみる。
今回、夢探しの際に職業を軸に探していました。でもしっくりくるものがなく、「三人一緒で活動する」という内容重視のものが回答として提示された。

「大好きな歌うこと」
「誰かにキラッキランランになってもらうこと」
「それをウインクとキュンキュンと3人で」
「アイドルプリキュアとしてやっていくこと」

プリキュアさんは「女の子だって暴れたい」をコンセプトとして掲げています。
この「暴れる」は、幼児的には「外で活発に遊ぶ」「取っ組み合って遊ぶ」等々を直接的には指すのでしょうけど、拡張して「女性の社会進出」等にも置き換えられてる(参考:全プリキュア展や、15周年時のプロモーション動画)。
ただこれは、専業主婦を初めとした対外的な仕事に重きを置かない役割と相性が悪い。

夢探しにしても、昔であれば「お嫁さん(≒専業主婦)」が筆頭に挙がってもおかしくないのに、今だと厳しい。
言うまでもなく専業主婦だって「暴れたい」と本質的には矛盾しない。それこそ大昔からあるステロタイプな肝っ玉母ちゃんは自立して自分を通している。

また、そもそも生涯で一つの社会的立場にしか立たない人ばかりではない。
正社員→育休→時短→フルタイム→退職→パート→正社員等々のような働き方は当然ある。
これを「本当はバリバリに働いてキャリアアップしたかったのに、道を絶たれた」と決めつけるのは変。
望んでその道を選ぶ人も多数いる(ちなみに非正規雇用者の大半は望んで非正規を選んでる)。

これを職業を軸として夢語りしようとすると、かなり難しいです。
咲良さんの状況はこれに近いんじゃないかと思う。どの職に就くかは興味の本質ではなく、趣味の歌を唄いながら、周囲をキラッキランランにできるならそれで良い。

父母との会話も、聞きようによっては「実家暮らしの独身者が、これからも家族と共に過ごすよと発言した」流れを想起します。
既に働いているので職業は夢ではない(既にアイドル(プリキュア)だからアイドルになることは夢ではない)。今のまま大好きな家族と共に過ごすことが夢。
だけどもしもその機会が巡ってきたなら、新しい家庭を作ってそちらに軸足をうつす。そんな風にも聞こえる。

これは、家族という狭い世界から外に飛び出す…というのとはちょっとニュアンスが違うように思う。
咲良さんは「世界が狭い」キャラには見えない。そうではなく、新しい自分の家庭を作るようなイメージ。

シリーズ開始から22作品目。最初期の視聴者が現20代後半で、結婚や出産を経験する人が増えてくる背景にも合ってそう。
「かつてのプリキュアファンが親になり、玩具を買うかを決定する立場になる」というのはビジネス的に超重要なので、何某か意識しててもおかしくないはず。

本作で再三登場する「誰かの真似や影響を受けて成長する」要素は、親子関係にもろに当てはまります。
アイドルの解釈を「愛しの我が子はアイドル。うちの子は最高!と親から推されてる」とすると、「今はアイドルプリキュアをするのが夢」≒「子供時代を精一杯楽しむ」とも解釈できそうだし、そこから出てくる次のステップは「我が子を推す側に回る」です。今回の咲良父母の話しぶりとも合致しそう。

父母からの独立は「縁が離れる」ので、チョッキリ団の要素を含むのも気になります。
これに関しては上記の職業云々は抜きにしても、作中で言及されていますからクローズアップされてきそう。
縁を切ることで新たな世界が広がり、またそれによって切れた縁も違う形でより強くなるとかそんな感じ。
独立した子供が、孫ができてそれまでとは違う形で父母との仲が深まる…みたいな。

現時点ではどうとでもこじつけられる程度のことなので、漠然とした霞のままですが、取っ掛かりのようなものは見えてきた気がする。

※プリキュアは子供向け玩具番組なので、子をもつことを絶対的な正義として扱って問題ないと思ってます。
※男性の「男の子だってお姫様になれる」にまで言及すると文章が長くなるので省略します。

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(第10話)キミとアイドルプリキュア♪「CDデビュー!アイドルプリキュア!」感想

2025年04月19日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第10話)キミとアイドルプリキュア♪「CDデビュー!アイドルプリキュア!」感想

キミプリさんがCDデビューなされた。契約とか何とか難しいことは、優秀なるタナカーンに丸投げです。便利なお方だ。
タナカーンって名前からして適当感満載なところも含めて、かなり画期的なキャラクターだと思う。とりあえず全部彼に任せておけばお話が進められるし、彼自身は露骨に裏方要員なので悪目立ちもしない。優秀すぎる。

そのCD収録および後の握手会にて、紫雨さんは激しく緊張なさり、失敗を連発。
もともとダンスをやっていて、しかも本人の姿勢からしても緊張には強いはず。なのですけど、その真面目な姿勢がこの場合はマイナスに働いたと思われます。
憧れの先輩たちと並び立つからには、今の己では足りない。自信のなさと目標へのリスペクトは心身を縛る。

それは良いとしても、事情を知らぬ民間人からは、紫雨さんはキュアキュンキュンのみには否定的な人に見えてるのがちょっと愉快。
元々キュアアイドル推しで研究会も立ち上げた。新入生なのに。
追加で現れたキュアウインクのことも応援していた。
それなのにキュアキュンキュンには異様に冷たい。
口癖が被ったので嫌悪してるとか、後輩的ポジションなので嫉妬に狂ってるとか、あらぬ推測をされてそう。

前回の七不思議もそうでしたが、今回も他者を参考にして取り入れる要素が多く出てきます。
アイドルプリキュアに憧れて、自分も同じステージに立つ紫雨さんのポジションは、分かりやすく幼児視聴者の体現ですから、この辺が今作のテーマなんだろうなと思います。

そうすると敵首領ダークイーネが、名前に「いいね」=対象への賛同が含まれてるのも、何か意味があるのかもしれない。「悪いところを真似てしまった」もしくは「改悪した」とか?
チョッキリ団という組織名からは、シンプルに「他者と交流を断つ(真似て成長する機会も潰す)」を連想するので、どちらの方向性なのかしら。

カッティーが豪速で光に染まっていってることや、元々ダンスが期待されていた紫雨さんがアイドル路線に行ってしまったことなどを踏まえると、「悪影響を受ける」の方かなと思ってみる。

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(第9話)キミとアイドルプリキュア♪「ななの七不思議!」感想

2025年04月12日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第9話)キミとアイドルプリキュア♪「ななの七不思議!」感想

ななさんが七変化して七不思議。
よくよく考えてみれば「なな」だけ由来がよく分かりません。ドレミファソラシの7音から?
まさか最初からこの回のためだけに名付けたのではないでしょうけれど。

「ピアノだけでなく色々やってごらん」の言葉を真に受けて、試しに色々やってみた蒼風さん。
特徴的なことに、すべて誰かの影響です。そもそも「ウインク」も咲良さんからの直伝。
ここまで徹底しているなら、特技のピアノ演奏も先達のコピーと発展の要素で採用されたのかもしれない。替え歌や独自のダンスのふたりと違い、今のところ作曲要素はないものな。

模倣と言うとネガティブな響きもありますが、今作は「推す」ところからのスタートです。
紫雨さんもアイドルさん達に憧れて、アイドルプリキュアになった。

アニメージュのインタビューによれば、「憧れる立場から、憧れられる立場へ」は意識し、直接には紫雨さんの背景に乗せたとのこと。
今回の七変化も、その側面がありそう。
現実の幼児視聴者とダイレクトに重なりますから、「推す立場から、推していたあの子を真似て横に並ぶ」は今作のテーマに関わるんじゃないかと思ってみる。

ただそうだとしても、咲良さんの方向性がまだはっきりしない。
レジェンドアイドルのカイトさんを真似て成長するのか、既に完成されたお姉さんなのか。

あと、数年前から予告されていた「プリンセッションオーケストラ」さんが始まりました。
正直なところ、現段階で感想を書くと否定的な内容になってしまうので、ひとまずは控えたい。
競合が居た方が良いとは思うので、私の好みはともかく、プリオケさんも活躍して欲しいです。

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(第8話)キミとアイドルプリキュア♪「みんなでお泊り!アイドルプリキュア大研究!」感想

2025年04月04日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第8話)キミとアイドルプリキュア♪「みんなでお泊り!アイドルプリキュア大研究!」感想

3人目が加入しました。そして即座にお泊り会を開いた。行動が早い。

発端は紫雨さんです。リスペクトする先輩お二人のことをもっと知りたい。
それにキュンキュンにはキュンキュンが足りない。
なし崩しで横並びにならず、上下を意識できる強い子でした。ちゃんはいらぬ。呼び捨てにせよ。

更には手製でぬいぐるみも作成してた。アクスタは作るわ、缶バッジグーはするわ、販促に熱心なことこの上ない。
ただ熱心なのは良いですが、お泊りに来ているのに抜け出して朝練に行くのはいかがなものなのか。
汗だくにもなるでしょうし、あの後どうするつもりだったんだろう…。

ついでに言えば、紫雨さんが接敵したことを知ったうた先輩たち、何故かパジャマのまま駆けつけてくれた。いや着替える時間を惜しんだのは分かりますが、変身してから来ればよかろうに。
終わった後、パジャマでとぼとぼ歩いて帰ったんですかね…。それこそ変身したまま帰宅するのか。

戦闘シーンは恐ろしく巧みです。新規加入のキュンキュンを目立たせつつ、先輩2人の株も下げない。むしろ戦闘力的には2人の方が強そうで、それでいてキュンキュンが弱くも見えない。
敵側も工夫し、互いに力押し一辺倒ではない山や谷がある。作画面でも多彩な表情に、緩急織り交ぜてのアクション。今となっては、始まる前に囁かれた懸念が笑い話のようだ…。

一方、プリルンは微妙に落ち込んでいました。プリルンだけお揃いじゃない…。
だから紫雨さんは持ち運び袋を作り、コスプレ衣装も作ってあげた。お優しい。そして販促熱心。強い。

これが追加戦士フラグなのか、それともフラグをへし折ってるのかは何とも分からない。
お揃いではないと嫌だから今後お揃いになるという振りにも思えるし、完全にお揃いでなくても仲間だよの展開にも見える。

そのプリルンですが、個人的には嫌な印象は特にはないです。
無断アップロードといったところで、当事者は嫌がるどころか喜んですらいるので、肖像権の問題ではない。国防兵器をアップするなという機密の問題です。メタ的には毎度毎度の「なぜプリキュアを秘密にしないといけないのか」という、展開上やむを得ないけど、ストーリー上は説明しづらい制約にすぎません。前作でも「バレちゃった」で、ほいほいと他者に漏らしていますから、目くじらを立てるようなところではないような…。

逆に不思議なのは、今回の鼻キスとかは批判されてない。
堅苦しく言うなら完全にセクハラですから、当事者が黙認している無断アップロードよりもよほど性質が悪いのに。
この辺の妙な風潮は本当に妙。

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