穴にハマったアリスたち
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ぴちぴちピッチを大応援中。第三期をぜひ!




【今年の大泉学園】

恒例の大泉学園の最速上映に行ってきました。
半年ぶりに訪れた大泉は、駅前にラムだっちゃさん達が立ち並ぶ、艶っぽい街になっておられました。
威風堂々そびえたつ不夜城・東映アニメーション様のビルこそないものの、おひざ元感は変わらず。

司会のお姉さん:
 「これからも盛り上げていくので」
 「横浜や京都からも駆けつけてください」

大泉さんはパワフルだ。

■映画「キュアフローラといたずらかがみ」

今年の映画は初の試みとなる3本立て。1本目は短編から。

どこぞの物置を訪れたフローラさんは、意気揚々と戦利品のカチューシャを被り、鏡の前でご満悦。
だけど鏡の様子が何か変。どうやら何者かが化けて、真似っこイタズラをしているようです。
激怒したフローラさん、躊躇なく、ミラクルライトを起動。かつてないほどの大人げない事情で、最終兵器が火を吹いた。

ところが驚いたことに。何者かは根性でモードチェンジをコピー。
これにはフローラさんも驚愕。そして更に激怒。無言のまま、良い子の皆に促します。もっとミラクルライトを、振れ。
おどおどと振られるライトの力を借りて、フローラさんは再びモードチェンジ。季節感たっぷりにハロウィン風衣装に再武装なさります。

ところが驚いたことに。何者かは更なる根性を発揮し、これまたコピー。
フローラさんの憤激は止まりません。そして無言でこちらに要求します。振れ、ミラクルライトを。もっと力を!
こうして力に溺れたフローラさん、勢い余って装着していたカチューシャを落っことし、破損してしまいました。ハンプティダンプティ、もう元には戻らない。

己の犯した過ちに、さめざめと泣き崩れるフローラさん。
心配した寄ってきたコピー生物でも、壊れたカチューシャは元に戻せません。
それでも慰めようと、得意の変身能力でカチューシャに化けました。どろん。全く似てません。

だけど。全く似てはいないけど、大変に可愛らしいカチューシャや衣装にフローラさんは大喜び。
宝石的な価値とかだけが全てではないのです。
謎のコピー生物や、遅れてやってきたトゥインクルさんらと、楽しく笑い合いましたとさ。めでたしめでたし。

■映画「パンプキン王国のたからもの」

2本目。

ある日のこと。春野さんらプリキュア4人と、七瀬さんこと民間人1名は、話題のカボチャカフェに行くことにしました。
カボチャを貪りながらお茶を飲む、という斬新なカフェのようです。
もっちゃりもっちゃりとカボチャを食していると、ふと広告が目に入りました。「パンプキン王国のプリンセス募集」。
良く分かりませんが、コンテストが開催されるそうです。さりげなく「優勝者にはプリンセスの公務をしていただく」とか怖いことが書いてありますが…。
意外と身近に、プリンセスになる手段があったんですね。。

和気藹々と参加する流れになる中、トワ様は一人眉を顰めます。まぁ既に王族ですしね。万が一、優勝してしまったらホープキングダムとパンプキン王国との国際問題に発展しそうだ。

そこに唐突にゼツボーグが現れて、特段に慌てることもなく粉砕されます。
例によって武器破壊しまくるプリンセス組が怖い。この子ら、執拗なくらい武器を狙いますね…。

ところが敵を倒したその直後。謎の力により異世界に転送されてしまいました。唖然と見送る民間人1名。さようなら七瀬さん。

送り込まれたその先は、先ほど話題に出たパンプキン王国。看板が立っていたわけではありませんが、見渡す限りがカボチャ畑です。うむ、パンプキン王国に違いない。
住人らしき生物と遭遇するものの(というか春野さんが踏み潰した)、残念ながら言葉が通じず。
状況から察するにカボチャの精霊とか何とかみたいです。犬鳥とは会話できるが、カボチャとは会話できない世界観。

良く分からんまま近くのお城に行き、良く分からんまま前述のコンテストに参加を表明。
主催の国王様は宝石じゃらじゃらつけた感じのお方でちょっと引きますが気にすまい。
というか、カボチャ販売って儲かるんですね…。まぁ日本国と貿易してるっぽいですし。ハロウィンのビジネス規模はバレンタイン以上だそうですし、頑張ってるんだな。。

国王:
 「もっと売り上げを!もっと伸ばすのだ!」

ああ、はい。商売熱心ですね。
このプリンセス募集も、ようは看板娘が欲しいんですね。
なんか納得したので、大人しくコンテストに参加します。はい。

その後。あれよあれよという間に、ダンスやらウォーキングやらの競技に参加し、勝ち残っていきます。
一方その裏で、春野さんは控え室で人形を拾ったり、捕らわれの姫さんを発見したりしました。
この過程で従者のアロマが過労に倒れましたけど、まぁ良しとしよう。姫君のために働けたのだから本望であろう。ごきげんよう。

姫さんが言うには、自称・大臣の男が黒幕で、そいつのせいで何やかやあったとのこと。
カボチャの精霊どもも、地下で強制労働に従事させられているようです。なるほど。だからあの店のカボチャは嫌な味がしたのか。
春野さんがそれを知ったその頃、別行動の3人は有耶無耶の内に捕えられていました。

気が付けば春野さんは一人きり。かなりの大ピンチ。でも春野さんは敢然と目前の敵を睨みつけます。
そして黙々とプリンを製作なさると、操られていると思しき国王様に突きつけます。さあ食せよ。
それは春野さんが子供時代に食べた思い出のプリン。和菓子屋の娘の宿命で、毎日和菓子ばっかりで悲しかった頃に珍しく作ってもらった素敵なプリン。
何かに導かれるようにそれを食した国王様らは、正気を取り戻しになりました。

さあここから反撃だ、と思うものの。結局のところ春野さんが一人ぼっちなことは何も変わらず。
懸命に戦い、絶望に捕らわれたカボチャ生物達を開放していきますが、何せ多勢に無勢。すぐに追い詰められます。
駆けつけてくれたトワ様も、変身すると同時にそのまま二人そろって捕まってしまいました。
何しにやってきたんでしょうね、トワ様。敵の目論見を見抜いて備えていたのに、いまいち格好がつきません。

春野さんらを閉じ込めるのは絶望の檻。がっつりと彼女らを閉じ込め、開く気配がありません。
しかしカボチャ生物たちの頑張りと、春野さんの挫けぬ気持ちの末、瓦解。他者の希望により、絶望は破れるのです。
そのことに気づいたカボチャ生物達は一斉に蜂起。プリキュアさんと共にゼツボーグに襲い掛かり、物理的に絶望の檻を破壊。仲間を救い出していきます。
これは目から鱗だった。「檻に閉じ込められている」のだから「檻を壊せばいい」のか。
なまじプリキュアさんが鍵で開放していたから先入観を持っていましたが、寄ってたかって壊せばいいんじゃないか。

カボチャたちの奮起に励まされ、プリキュアさんも気合十分。大臣に成りすましていたウォープさんに怒涛の勢いで襲い掛かります。
寄ってたかって殴る蹴る。相手の武器を撥ね飛ばし、更に殴る蹴る。
この子ら本当に武器破壊が好きだな…。

猛り狂うカボチャと小娘の群れを前に、しかしウォープさんは余裕の表情。
正体を現した彼は、カメレオンを連想する巨大生物の姿に。一同に緊張走る。特にトワ様の絶望顔が良いですね。
そして何かもう凄まじい勢いで国土を蹂躙なさいます。嗚呼、カボチャ生物が野菜の如くなぎ倒されていく…。

まるで草木のように打ちのめされたカボチャどもは、そのまま絶望化し、ウォープさんに吸収されていきます。
つい先ほどまで希望の集団として力になっていたのに、一瞬でこれか。
正気に戻ったはずの国王様らまで取り込まれていきます。絶望恐るべし。

思わず膝をついたプリキュアさん。うなだれる彼女らの耳に朗々たる声が響き渡ります。
面を上げてみれば、そこには捕らわれのはずのパンプキン姫が。どうやら座敷牢を物理的に粉砕して抜け出してきたようです。多分この子もプリキュアになれるんじゃないかしら…。
彼女はプリキュアを一瞥した後、捕らわれの国民たちに呼びかけます。立て。そして我のために戦え。それこそが汝らの生きる道である!

この言葉にカボチャ生物達は奮起。次々と絶望から脱し、ミラクルライトを手に反撃に出ます。
何かさっきから、希望から絶望に、絶望から希望にとて、目まぐるしく変化し続けています。
そしてそれを両サイドが兵器に転用している。何だこの恐ろしい状況は。
絶望が人知れず根を生やすように、希望もまた消えないのです。たとえ表面的には潰えたように見えても。
そしていつしか芽を出し、実をつけるのです。嗚呼、だからカボチャ国が舞台だったのか。

カボチャのミラクルパワーを受けて、春野さんらも再起動。玩具をフル回転させて、遂にはウォープさんを屠りました。
もしかしてパレスを使った必殺技、敵さんを拘束しているのは「絶望の檻」の対比なんですかね。今の今まで気づきもしなかったけれど。
「希望の檻」(?)に閉じ込めて倒しているんじゃないかしら。

こうしてパンプキン王国に平和は戻りました。
改めて正気に戻った国王様らは、売り上げと宝石をかなぐり捨て、愛娘と熱い抱擁。
そして一同は楽しく舞踏会。めでたしめでたし。

■映画「プリキュアとレフィのワンダーナイト!」

3本目。

カボチャの国での舞踏会も終わり、平穏な日常に戻ってきました。そのはずだったのですが。
寮の部屋に戻った春野さんに、先日のカボチャ姫の人形が話しかけてきました。カボチャとは会話できないが、人形とは会話できる世界観。

事態が呑み込めぬまま、急に場転。気が付くと異国情緒あふれる夜の街に放り込まれていました。しかも変身して。
パニックに陥りながらも、近くにいた娘さんと共に、襲い来るゼツボーグから逃げることしばし。
いつもの3人とも合流し(注:七瀬さんはいません)、謎の少女に説明を求めます。

「場所を変えよう」との娘さんの言葉に従い、一同は夜の酒場へ。
円卓を囲み、状況説明を受けます。今までありそうでなかった絵ですね。しかも皆プリキュア姿のまま。
周囲にいるのがジャックランタンなおかげで逆に違和感ない上に、当人たちが気にしていないのが面白いです。
迂闊に変身解くと不意打ちが怖いですしね。。今作はプリキュア姿でいることが多いし、これが普段着でいいんじゃないかしら。
特に異世界との交流が深いメンバーは(夢原さんとか)は見習いましょう。まずはプリキュア姿でいることが普通の状態に持っていこう。それが一番効率がいい。

謎の娘さん・レフィが言うには、この異世界は謎カボチャにより支配されたとのこと。そして長い長い夜が来た。
なんてことだ。カボチャ生物の絶望は、終わっていなかったのです。この世にはどれだけの絶望が水面下に眠っているのというのか。
性質の悪いことに、先日のパンプキン王国とのつながりは一切の謎のまま。良く分からんがカボチャが支配する国はいっぱいあるんだ。

酒を酌み交わし、親交を深めつつ、今後の方針をまとめます。
城の屋上の鍵穴に、ミラクルライトを挿し込めばいい。よろしい、ならばそうしよう。
ほろ酔い気分で啖呵を切ったところに、巡回のゼツボーグがやってきました。

私が囮になる!とレフィさんは勇敢に申し出ます。そして酒場の舞台に立つと、晴れやかにお唄を披露。
「囮をやる」とは聞いたが、まさかこんなに堂々と舞台に立つとは…。
思わず呆けてるプリキュア共が、ちょっと可愛い。

この囮作戦にいかほどの意味があったかはさておいて、一行は揃って件の城に辿り着きました。
そもそも肝心のミラクルライトをレフィさんが持ってますしね。貴女が囮になってどうするんだ。
あとレフィさんはこの国のお姫様だそうです。お前も姫か。「女の子を見たらプリキュアと思え」のみならず「女の子は姫だもん」の世界。もはや「女の子」と「化け物」は同義じゃなかろうか。

やってきたお城の中には、邪悪なるカボチャが1体。非常に強いです。
人型をしているのに、人の動きをしていないのは怖いですね。
基本的にプリキュアさんは正攻法の肉弾戦なので、こういう非生物的動きをされると対処に困りそう。

一度は振り切って屋上に辿り着くも、すぐに追いつかれボロボロに。
傷ついた仲間を見ながら、春野さんは懸命に叫びます。

春野さん:
 「絶対に…」
レフィ姫:
 「許さない!!」

あ、台詞を取られた。信じられないものを見るかのような春野さんの視線が痛ましい…。

とはいえ気合いだけではどうにもならず、戦況は極めて劣勢。でも気合いしかないならそれで頑張るしかないです。
プリキュアさんは勿論のこと、レフィ姫もなりふり構わぬ肉弾戦を挑みます。
ご両親と過ごしたあの素敵な時間を取り戻すため、プリキュアすらも圧倒する相手に恐れることなく。

レフィ姫:
 「絶対に、諦めない!!」

もうこの子がプリキュアでいいんじゃないかしら。

露骨なまでに定番台詞を喋る様子に、時代の変化を感じます。もはやプリキュアだけに頼っていればいい時代は終わったんだ。
そんなレフィさんの活躍により無事にミラクルライトも発動。謎王国に朝が訪れ、謎パンプキンも殴り倒されました。めでたしめでたし。


(左画像)映画Go!プリンセスプリキュア挿入歌シングル

(右画像)Go! プリンセスプリキュア後期主題歌シングル【CD+DVD盤】

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


先日行ったアメリカでは、どこのスーパーにも馬鹿でかいカボチャが山積みで置かれていました。しかも物凄い回転率で買われて行ってた。
数字として規模はともかく、日本のハロウィンとは気合いが違いますね…。

【今年のプリキュアさん】

2本目と3本目が繋がっていることを考えると、1本目も関連あるんでしょうか。
もしそうだとしたら、多分、舞踏会の直前のお着替えの場面とかですよね。
春野さん、借り物のカチューシャ、壊しましたね…。

レフィ姫の人形を、なぜパンプキン姫が持っていたのかは謎。
まぁレフィ姫の王国は、パンプキン王国では神話とかおとぎ話で語り継がれてる伝説の世界なんですよ。
だからレフィ姫を象った人形があったんです。うん、そういうことにしよう。

【今年の4人目】

トワ様って普段は抜けている風なのに、相手の敵意には敏感に反応するんですね。
反応して、それが上手くいくかは別として。
これが帝王学の成果ですかね。権謀術数うずまく恐ろしい世界。

【今年のプリキュアさん2】

2本目の中編は、構成はほぼ「春のカーニバル」と同じ。
国を乗っ取り、大臣を自称する敵に騙されステージに立ち、精霊たちの前でパフォーマンスをするも、個別に変身アイテムを奪われて窮地に陥る。
本編の構成にも通じるものがありますから、おそらくは意図的でしょう。
肝心の本編の方が、10月31日現在、まだテーマ面の答えが出ていない状態なので現時点ではあれこれ書きづらいですが…。

また夢原さんの「お菓子の国」とも非常に似通っています。どちらが良いとか悪いとか、パクリとか何とかそういうことではなく。
大きな違いを挙げるとすると、「パンプキン王国の人たちは、プリキュアに頼っていない」ことでしょうか。
夢原さんを崇め奉った「お菓子の国」に対し、「プリキュアに頼らず独自行動するカボチャ生物」「カボチャ姫の檄で局面を切り開く」等、かなり印象的。
特にゼツボーグを自力で倒し出したシーンは、ちょっと目頭が熱くなりました。これ本編でもやって欲しいな。老執事とかセミとか七瀬さんとかが、腕力で檻をこじ開けて助けに行くの。
絶望が伝搬するように、希望もまた伝搬することを、視覚的に非常に分かりやすかったと思う。

3本目のレフィさんもプリキュアが決定打になってないんですよね。むしろレフィさんがいなければ負けている。
多少こじつけると、1本目もカチューシャを元に戻せていませんから、プリキュアの無力が描写されている。
「ハピネスチャージ」からの流れも踏まえるに、このあたりも意味を持たせてそうな気が。

【今年のプリキュアさん3】

ゲストヒロインのパンプルル姫とレフィ姫は、どちらもプリキュア適齢期の娘さん。
今までの映画には居そうで意外と居ないですね。エコーさんとか闇夢さんとかはいましたが。
普段の映画の感覚よりも絵が大人なので、妙にエロスが漂ってる…。

二人とも「子供時代に親から受け取った思い出を糧に、大きくなった今、かつての日々を取り戻すため」戦っていらっしゃる。
それを思うと、この年齢設定は必然なのかもな。
いつか大人になった時、愛と勇気を忘れずに、自分を守り育ててくれた人たちを救うために戦い出したのが彼女らなのかも。

【今年のプリキュアさん4】

中短編3本、という構成はどうなのかな、との思いもあったものの、いざ見るととても良かった。
尺が短いからか、全体のテンポが良いですね。アロマの天丼とか。
程よく状況説明を素っ飛ばしている(素っ飛ばさざるを得ない)けど、少なくとも大人視聴者的にはそれで十分ですし。

例年と比べてると、削られているのは「追い込まれて落ち込む」「みんなで励まし合って奮起する」パートかな。
見せ場と言えば見せ場とはいえ、若干ノルマ的なお約束シーンだものな。ないならないで、展開はすっきりする。
特に「プリンセス」さんだと「生半可なことでは絶望しない」強さの演出にもなりますね。
陥ってる状況は、クローズさんに分断された時とほぼ同じなのに、春野さんは「助けに行こう」とか「どうしよう」と慌てることなく、自分の持ち場で奮闘なさってます。これは強い。

逆に、「強大な敵相手にピンチから逆転」といった1本の映画で何度も見せるとくどくなるシーンを、3本に分けることで自然に繰り返せたのは良いな。(1本目にはそんな展開はないけれど)
この感じなら次回の映画も複数立てで見たいかも。

[追記]
 ちゃんと確認してみたら、2本目の上映時間は50分。美翔さんの映画と同じでした。
 通りで十分に長く感じるわけだ。

【来年のプリキュアさん】

次回は記念すべき映画20本目作品。もはやお馴染み、オールスターズさんです。

流された予告映像は、特段に新規ものはなし。ですがBGMがまさかの「キラキラkawaii」。
すわ「DX4か?」と色めき立ちますが、まぁ冷静に考えたら、今更「DX」と「NS」の違いって何だ?という気も。
直近の「春のカーニバル」に共通テーマソングがないので、単に原点回帰で使っただけなのかしら。

何はともあれ、再び美翔さんの大活躍を見られるのは嬉しい限り。
今回の3本立てを見てても思ったのですけどね、もしこれが「プリンセス」さんではなく「SplashStar」だったら愉快なことになってたと思うんですよ。
調子こいてカチューシャ壊して猫背になる美翔さん。いきなりプリンセスコンテストとかに連れ出され、予選敗退して隅っこで猫背になる美翔さん。あ、空を歩行できるんで最後の3本目だけは大活躍できそうだ!

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【今年のプリキュアさん】

映画が10月31日から公開です。
1時間どころか2時間枠の長編を見たかった身としては、3本立てには微妙な感じも持っていたのですが…。
こうして延々と流される宣伝OPを見ているとテンション上がりますね。ドレス貴婦人のどてっぱらを容赦なく殴るはるはるとか、特に。

■Go!プリンセスプリキュア 第38話「怪しいワナ…!ひとりぼっちのプリンセス!」

今日も今日とて街中で、建物吹き飛ばし人民をなぎ倒し、プリンセス様一行とディスダークの戦いが繰り広げられます。
負けるな、はるはる。頑張れ、はるはる。
こうして下々の者共の夢を乗せ、はるはるは敵を撃退なさりました。めでたしめでたし。

そして、その様子はクローズさんに密やかに観察されていました。
平和なハッピーエンドの裏側で、絶望は潜み育っていくのです。

あくる日。
お花のお世話をしている春野さんのところに、一人の男子が話しかけてきました。
あの、馴れ馴れしいけどどちら様ですか?
え~!知らないの?ショックだなぁ。ほら隣のクラスの…
あ、えっと!うんうん、知ってる知ってる~
こうしてあっさりとクローズさんは潜入に成功しました。

その後もクローズさんはちょろちょろと姿を現し、実に手際よく春野さんを懐柔していきます。
夢って大事だよな!応援してるよ!
はるはる、ちょろい。これ、完全に早い者勝ちの勝負だったんだな…。

天ノ川さんはお仕事で南の島へ。
海藤さんも母の代理で社交場へ。
七瀬さんはクローズさんと一緒にデート。

残るトワ様は、七瀬さんの不純異性交遊に眉をひそめ、同行することに。
正しい判断です。春野さん狙いと見せかけて、流れるように七瀬さんといちゃつく野望を阻止しました。
まぁ敵さんの目的を考えると、結果的には失敗でしたが。。

みんなそれぞれの夢のために、それぞれ出かけていきました。
残った春野さんは、一人ぽつん。
気が付けば動物共もどっかに行ってしまいました。なんか、寂しいな…。

そこにやってくるクローズさん。
ご丁寧に、周囲に人がいないところにまで誘導してから正体を明かし、襲い掛かります。
街中で戦うと、通りすがりの人がミラクルライトを振りかねないからな。。

完全に孤立したはるはるに対し、クローズさんは投げかけます。
一人になってしまったのは何故か。それは皆が夢を目指して自分の道を進んだから。
夢を応援すればするほど、自分は一人になってしまう。

この問題は、かつて夢原さんたちも遭遇しています。夢原さんというか、主にレモネですが。
夢を目指して一直線に進めば進むほど、日常の周囲は切り捨てられてしまう。
かといって皆で一緒にオーディションやら舞台に立つことはできない。

そして夢原さんが遭遇したということは、我々は既に解を知っています。
それぞれの道を進んだとしても、私たちは一人ではない。
そうやって、どこか遠くで己の道を進んで頑張っている仲間がいることは、私たちの励みになる。
象徴たる夢原さんが諦めないのなら、たとえ彼女が近くにいなくても頑張れる。
だから表面的な揶揄に惑わされ、立ち止まっている暇なんてないのです。だってドリームが呼んでいるんだから。

…といったわけで。
はるはるはすらすらと解を口にし、反撃に出ました。
春に先輩方に会った時に色々教えてもらったもんね。さあ、お覚悟はよろしくて?

ですが。この解には決定的な欠陥があった。
もしもその頑張りを、周囲が望んでいなかったら?自分の頑張りこそが、周囲を絶望させていたら。

夢を目指して頑張る姿を見たら、応援したくなるのは人の常。
でも夢を目指してボロボロになってる姿を見たら、もういいんだと止めるのもまた自然な成り行き。
ましてそれが、「自分が応援しているから」だったなら尚更です。

駆けつけたカナタ王子が見たものは、ズタボロになりながら応戦する春野さんの姿。
彼女はしきりに口にします。かつて王子に励まされたから、今こうして夢を守るために戦えると。
記憶を失った今、客観的に見れば何とも酷い話です。だから彼は言いました。

王子:
 「夢が君を追い詰める」
 「君をそうさせている原因が、僕にあると言うのなら」
 「僕が間違っていた」

普段の春野さんなら「そんなことない!」と自分の夢を抱きかかえて反撃に出たかもしれない。
でも直前に彼女は見てしまった。
自分の姿を見て絶望する、カナタ王子の顔を。

自分の夢は望まれておらず、そこを目指すことは大切な人を絶望させる。

その瞬間、はるはるの変身は解けていました。
様子を見ていたクローズさんもご満足。どこの誰か知らないが、なんか良く分からない内に止めを刺してくれたぜ!
そして絶望の森がわんさと芽吹き、以下、次回へ。


(左画像)映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪(Blu-ray特装版)

(右画像)Go! プリンセスプリキュア後期主題歌シングル【CD+DVD盤】

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


連れ出されたということは、七瀬さんもちゃんと敵に戦力として認識されてるんですね。デートかと思ってときめいた純情を返してあげて欲しい。

【今年のプリキュアさん】

かつてトワ様は国民のアイドルだった。トワ様の夢や存在が国民に希望を与えていた。
でもその希望が大きければ大きいほど、トワ様にはプレッシャーになる。
結果、彼女は一旦はそれに負け、絶望した。

これが「夢が絶望を招く」かと思っていたのだけど、それだけじゃなかったのか。
確かにこの状況なら、当然、国民はこう思う。自分たちの応援が追い詰めてしまうのなら、いっそ夢は諦めてくれ。

ちょっと近いところでいえば「ドキドキ」さんが似たことをしてた。

幸せの王子の願いを叶えるために、ツバメさんは犠牲になった。
最終決戦にて、相田さんが敵陣に突っ込むために、自らをツバメと自負する菱川さんらは足止め玉砕していった。
トランプ国王のために捨てられた国民や、王女様に負担をおわされた岡田。映画のマシュマロの件もそうです。
夢や願いを叶えるために、犠牲になった。ではそれを犠牲になった者たちは恨むのか?

だけど「プリンセス」さんはそこから更に厄介なことに、「幸せの王子がそれを望まなかったとしたら?」なんだよな。
さあ頑張るぞと宝石を口にくわえたツバメに向かって、「いやいい」「僕が間違っていた」と言われたら、ツバメさん的にはどうしようもありません。
ああ、うん。すみません。この宝石、戻しますね。まだ南の国に渡る便、残ってるかしら…。

自分自身ではなく、他者の判断が入ってるのがきついなぁ…。
夢原さんがディスダークと戦っていたら、瓦解していたんだろうな。
ナイトメアは「その夢を叶えることは(あなたにとって)意味がない」の方向だったけど、ディスダークは「その夢を叶えることは(周囲にとって)絶望だ」か。
ただ、ココはたとえ夢原さんが玉砕することになっても、彼女の意思を尊重する覚悟がありそうな気はする。したがって前提たる「周囲にとって絶望だ」を満たさず、乗り切れそうな気も。

相田さんも強靭なる精神力で、このハードルを乗り越えていらっしゃいました。君を信じる。ために戦う。
「幸せの王子」たるもの、「ツバメ」の覚悟を汲み取る度量が必要だ。
その意味だと、今作は「菱川さん視点のドキドキ」ともいえるのか。幸せの王子=相田さん=カナタ王子、ツバメ=菱川さん=春野さん。

カナタ様はまだちょっとお若かった。なまじ自分が武器持って前線に行くタイプだっただけに(そのことは忘れていますが)、この状況はきつかろう。「幸せの王子」としては未熟なんだな。人情としては正しいけれど。
春野さんからしてみれば「プリンセスになる」は周囲の期待であると同時に、元々の自分の夢でもある。だからこそ「じゃあ止めるね」とも割り切れない。
この問題、どう解決するんだろうなぁ…。

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仕事がようやく片付いたので、1ヶ月ぶりに更新。

■Go!プリンセスプリキュア 第37話「はるかが主役!?ハチャメチャロマンな演劇会!」

演劇祭です。はるはるのクラスでは「ロミオとジュリエット」をやることになりました。
なんか演劇の定番扱いですけど、話の筋が面倒くさいので、素人劇に不向きな気がする…。
天ノ川さんのクラスは「シンデレラ」、海藤さんは「かぐや姫」だそうです。こっちはやりやすそう。
多分、演劇部ふたりが張り切り過ぎたんだな。。

演出は演劇部の女子生徒様。ロミオ役も演劇部の男子生徒様。
そして気になるジュリエット役は、我らのはるはるが任じられました。
脚本担当の七瀬さんの推薦があったとはいえ、クラスの皆も特に反対せず。
むしろ「さも当然」とばかりに話が進みます。春野さんの学内のポジションが暗に見える…。
当初は「なぜあの子が」と影口叩かれていたのに、今では随分とランクアップなされてます。

お芝居そのものは順調に準備が進みます。
春野さんの緊張ぶりが不安を醸し出すものの、そこは驚異の成長娘。練習を重ねるごとにメキメキと上達なさる。
憧れのカナタ王子と二人っきりで練習(しかも悲恋もの)したりもしたのに、浮いた雰囲気になることすらせず集中集中。この子のポテンシャルは凄まじい。

劇当日。いつものように絶望が訪れますが、いつものように撃破なさいました。
夢は止まらない。ただ絶望するだけ。
着々とテーマ的にまとめに入ってる背後で、すくすくと絶望が育っていくのは普通に恐ろしいな…。

さて残るは演劇です。気を取り直してステージに向かおうとしますが、ロミオ役の平野君が足を負傷してしまいました。
最前線で戦ってたジュリエットが無傷なのに、逃げようとしたロミオが負傷というのも何やら悲しいものがあります。
いえ、生き延びただけでも大したものなのですけれど。ジュリエットが化け物なだけだ。

しかしこれでは劇をまともに出来ません。さりとて代役はおらず。
演劇女子さんは台詞は覚えているのですが、あがり症を理由に拒否。まぁ無理は言うまい。
同じく台詞を覚えていそうな脚本の七瀬さんは、黙ってモブに溶けこんだまま。まぁ無理は言うまい。

詰んだかに見えましたが、ここでカナタ王子が挙手。
一同から怪訝な視線が飛びます。そういえばあなた、先ほどからここにいますけど誰ですか?
え、はい。赤城トワの兄です。なるほど、そうですか。
「赤城トワの兄」では基本的に説明にはなってないはずなのですが(そもそもトワさん自身が謎生物だ)、妙に納得してしまうこの庶民的雰囲気。

それはともかく王子は台詞は把握されていました。はるはるの練習につきあったのが、ここで生きた。
部外者が参加してしまうと賞の選考から外れてしまうそうですが、背に腹は代えられません。
良かった良かった。

しかしながらそこに。春野さんが待ったをかけました。
本当に。部外者の。力を借りて。それで。満足。なのか。
ここはやはり自分たちの力でやり遂げるべきなのでは?

静まり返った一同を、冷徹な瞳がゆっくりと睥睨する。
そして凛然とした声で命じます。平野君?立てるよね?
この言葉にロミオ、魂を震えたたせ屹立。立てますともジュリエット!たとえこの足砕けようと、成し遂げて見せましょう!
嗚呼、ジュリエットが恐ろしい。。

極めて平凡な造形の平野君より、王子の方が見栄えがするはず。
本物の王子ですからロミオ役にも適任です(ロミオは王子ではないですが立ち位置的に)。
春野さんとの関係を考えると、悲恋の筋立ては置かれた境遇ともシンクロします。

これだけお膳立てが整っていたのに、はるはるは「本物の」王子を拒絶。
それよりも名もなきモブによる「偽物」を選びました。
確かに平野君は「偽物」で、王子よりも劣るのかもしれない。
だけどこれまで共に努力したクラスメイトとしての事実は、カナタ王子にはない「本物」。

「偽物」か「本物」か。薔薇が名を変えても薔薇であるように、呼称や表層が変わっても、周囲がそれに価値を見るなら本質は変わらない。
誰かが自分の夢を願ってくれるから、夢を目指すことが出来る。はるはるが「平野君がロミオ」を願ってくれるから、平野君もロミオになることができる。
まぁスパルタではありますが。平野君、頑張った。この周囲の期待が行き過ぎると、プレッシャーに押しつぶされてトワイライト様事件に派生するんだろうな。

今回の演劇でも平野君は倒れこみます。実際、テロリストに襲われて負傷した人間を、そのまんまステージにあげたようなものですしね…。
だけど春野さんが機転を利かせ、綺麗にフォローしてくれました。さりげない一コマですが、迫りくる絶望に対する一つの解なのかもな。
自力で夢を目指すのは大前提としても、困ったときは周囲にも頼れ(そして周囲はフォローせよ)といったような。


(左画像)映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪(Blu-ray特装版)

(右画像)Go! プリンセスプリキュア後期主題歌シングル【CD+DVD盤】

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天ノ川さんは「シンデレラ」の魔女をなさったそうです。実に可愛らしく、はじけていらっしゃる。
ところで遥かな昔、レモネも「シンデレラ」の魔女をなさいました。
売れっ子モデル VS 売れない新人アイドル。レモネには女優志望の意地を見せていただきたいところですが、正直、見た目は地味過ぎて完敗な気が。

【蛇足】

私事ですが1ヶ月ほど米国に仕事に行っていました。
辛かった。英語がド下手くそなのは勿論のこと、一口に「英語が分からない」といっても、単純に語彙力の問題なのか、専門用語を知らないのか、スラングなのか、身内言葉なので知らなくて当然なのか、相手の言い間違いなのか、単語の意味は解けているが仕事知識がなくて文意を理解できないのか、英語関係ないコミュニケーション力の問題なのか、それすらも分からない。

それでも行ってしまった以上は手持ちの装備でなんとかするしかないので、滞在中はひたすらモチベーションの維持だけ考えてました。
そんな中、スカーレットさんEDには実に励まされた。

スカーレットさん:
 「どの過去も生きる力に わたしの炎だれも消せない」
 「勇気試す今日はきっと あした変えるためにあるから」

なんかもう、これまでの半生を走馬灯のようによぎらせ、使えるものをどんどんエネルギーに変えましたよ。
具体例を一つ出すなら、「体を動かせば元気が出るだろう」と、ホテルの部屋で「ハートキャッチパラダイス」をひたすら踊るとか。
良い意味で、何もかもがどうでもよくなって一時的に絶望から解放されましたよ、ほんと。
こういうのをひたすら繋いだ1ヶ月だった。プリキュアさんや、くどまゆさんに感謝。

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