穴にハマったアリスたち

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(第21話)ひろがるスカイ!プリキュア「ひろがれ!知識の翼 」感想

2023年06月26日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第21話)ひろがるスカイ!プリキュア「ひろがれ!知識の翼 」感想

ブロッサムさんがブラウン管に帰ってきた!


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第21話より)

初変身時から問題になっていた「プリキュアになったから飛べました」で解決するのか?が再燃。
先日は「赤ちゃんを助けるためなんだから、自力飛行に拘ったりはしない」「彼が憧れたのは「空を飛ぶ親」ではなく「子を助ける親」だ」で納得感はあったのですが、そうはいっても一息ついたら、今まで学んできたことは何だったのかの思いは沸きます。

この問題はソラさんも抱えていて、あんなに特訓したのに結局は生身ではカバトンに勝てず、変身して解決しています。
戦闘訓練を積んだわけではないプリズムさんにすら生身では勝てないかもしれない。じゃあ無駄だったのか?

幸か不幸か、ソラさんの場合は分かりやすく肉体を鍛えていますから、リレーやら登山やらで発揮する機会が多々あります。
彼女として納得してるのかはともかく、傍目には「無駄」には見えない。ではツバサくんは?

本編中でストレートに語られたように、知識は分かりやすくすぐには役立たずとも、使う機会は意外とあります。
今回は空中戦というダイレクトな活用法でしたけど、エルちゃんのために紙飛行機を作ってあげるとかでも使える。
逆にプリキュアとしての経験も、自力飛行に何らかの形で活かされてもおかしくない。

ひろプリは新社会人を意識している説の観点でも、とても共感できます。
学生時代に学んできたことが、会社ではとっくに自動化されて陳腐化して使わず、資格や専門設備の有無がほぼ全てだったりもする。
それでも不思議と、思いもかけぬタイミングで知識が役立つことは多々ある。
一つの道に拘らずに色々と試し、何かの時にたまたま相互作用を発揮する。そんな材料を集めるのは大事。

ただこの話を21話段階でやってしまうと、この後どうするのだろう?
ツバサくん単体で絞っても、まだ何回かメイン回はあるはずで。
ここからもう一捻りするのか、それとも別の切り口に進むのかしら。
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(第20話)ひろがるスカイ!プリキュア「ましろの夢 最初の一歩」感想

2023年06月18日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第20話)ひろがるスカイ!プリキュア「ましろの夢 最初の一歩」感想

ひろプリにも人魚さんが登場しました。この調子でローラのゲスト出演や、ソラさんの人魚化とかにも期待したい。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第20話より)

昔々のある日のこと、ましろさんは今日もいつもの如く過ごされていた。

エルちゃんから絵本を読めとせがまれ。
ソラさんのジョギングを見送り(同じ土俵でついていくのは止めたらしい)。
お気に入りの店で、なぜか店員さんにヘルプを求められ。
そこで見かけた絵本コンクールに応募することになり。
問答無用で画材を調達され。
もがいていたら、砂場で遊ぶエルちゃんがお友達とトラブったので、優しく介入しようとしたら拒絶され。

こうして羅列すると、確かに彼女は流され続けているように見える。
実際にはそうではなく、周囲もそのようには思っていなくても、ましろさんの主観としては、やっぱり思うところがあるのも分かるかも。

※本筋と外れますが、砂場での件は「ましろさんが砂山とか作って遊ぶ」が一つの解だと思う。意識を「スコップそのもの」から「砂山を作る」に誘導することで、スコップへの執着を減らせる。エルちゃんが自分からスコップを渡して「これで作れ」と言ってくる(絵本を渡してきたように)のも期待できます。

エルちゃんの件で閃いたましろさんは、一心不乱に取り組んでブランコの絵本を完成させました。大きなブランコ。みんなで乗ったら大きな虹も見られた。
森の中からライオンやらクマが集まってくるのは正直恐怖ですが、そこはご愛敬。

「これからも絵本を描きたい」とおっしゃってはいましたが、絵本作家になりたいというより、自身の「優しさ」を具体的な出力に繋げていく方向性のように思えます。
先日、玩具のスカイミラージュが視力・聴力がなくても楽しめるように設計されているのが話題になりました(参考:おもちゃ大賞公式ページ)。ましろさんの夢はこれに通ずる話に思われます。
「優しい」という漠然とした特性を、具体的な形にする発想は良いな。

以下、かなり語弊のある表現になります。
「ひろプリ」は20代前半(最初期の視聴者の現年齢)を想定している説でいくと、ましろさんは専業主婦/主夫や、家庭に比重を置いている共働きの方を意識しているようにも見えます。
初期のソラさんの「私が戦います、ましろさんは安全なところに」のやり取りや、突出した特徴的なスキル(〇〇職の国家資格□□のような)がないあたりも、それを連想します。

当然ながら主婦/主夫業は悪や劣っている人ではなく、劇中でもそのような描写はされていはいません。能力の上下ではなく、活躍している場所の違いです。
ただ当人が置き去り感を覚えるのは現実でも言われる問題で、その解答の切り口の一つが今回だったのかなと。

※「育児経験を活かして新商品の開発」などに限らず、「毎日の料理のレシピを残す」「子供のアルバムを作る」なども同様。実体化させると目標を持ちやすく、自信にも繋がる。

なお、これは公式に恋愛的な百合カップルを推奨しているといった主張ではありません。
職場における営業と事務職、スポーツのストライカーとパサー、バトルでの前衛と後衛にも当てはまるテーマを、20代前半の人が今後の進路として悩む「仕事と家庭」を通じて扱っているだけだと思います。
定番の「赤ちゃん」キャラもいるので、「主婦」のイメージに被せるのは自然な流れだと思う。

ついでに言えば、(しばしばひろプリの欠点とも言われる)「学校などの周囲との繋がりが薄い」「ソラ・ましろ組と、あげは・ツバサ組で分断されている」のも20代前半を想定しているからじゃないかな。学生時代と違い、新社会人だと皆でべったり仲良くとはならない。

更に、あげはさんとツバサくんが、いわゆるおねショタっぽく見えるのもこれの余波な気がする。

2人組と2人組に分けるとなったら、片方は元祖とも言える同年代女子として、もう片方は被らないように特徴をつけたい。
年上女子・年下女子は、同じくメモリアルシリーズのハグプリでやっている。ではいっそ男子キュアをこのタイミングで消化するかとなり、同年代女子と男子だと生々しく夫婦に見えてしまう(上記の主婦/主夫の印象がダイレクトすぎる)ので、年下男子になった。とか。

ゴリ押しというより、配慮しようとした結果じゃないかしら。まぁ「この要素は人気でそうだよね」の打算はもちろんあったにせよ。
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「子供向け」と「ぼくプリ」論議について

2023年06月14日 | Dancing☆Starプリキュア(ぼくプリ)
「Dancing☆Starプリキュア」(ぼくプリ)が未就学児の観劇禁止だったことを受けて「子供向け」のワードをあちこちで見かけたので、自分なりの解釈をまとめてみます。

【子供向けとは何か(1)】
この言葉はかなり曖昧で、そのせいで擁護・批判のどちらも話がかみ合っていないように見えます。
私の考えとしては、この言葉の背景は主に2つある。

まずストレートに「子供を大切にしよう」という「大人」としては当然の思想です。
子供席がなくても、自然と子供を前に誘導して譲っている光景は、プリキュアイベントでは頻繁に見かけます。
この感覚が(そうでない人もいますが)共有されているので、子供を優先しないことに大きな違和感を持ってしまう。

「仮面ライダー」等よりこの感覚が強く表れるのは、「プリキュア」の対象年齢が短いことが理由の一つかと思います。
保育園・幼稚園の年中・年長さんが最盛期で、小学校に上がると徐々に恥ずかしさを覚え、フェードアウトしていく。これが一般的なイメージでしょう。

「仮面ライダー」等より対象年齢が低く、「アンパンマン」等ほど記号化されていない。
だから短い期間を精一杯楽しんで欲しいという気持ちが、他より強く出る。

もう一点、対象としてイメージするのが「女児」なのも影響していると思います。
これに関しては正直あまり良いことではないのですが、「女の子は(男の子より)守るべきだ」が出やすい。男の子は我慢しろ。
完全に差別ですけど、是正すべきは「男の子は我慢」の方だと思うので、これ以上は触れないことにします。


(「スイートプリキュア♪」ラブギターロッドのCMから引用)

やや蛇足になりますが、このラブギターロッドのCMは個人的にとても好きです。
なりきり遊びを楽しむ女児(小学生ですが)と、それを受けてお姉さんやオッサンが楽しく踊りだす。中心に子供がいて、周囲が盛り上げる。
この項でいう「子供向け」の精神が現れていると思う。

【子供向けとは何か(2)】
もう一つの背景は、「子供向けに相当する内容が好きであり、それをプリキュアらしさと認識している」。

「(プリキュアにおける)子供向け」としてすぐ思いつく要素だと、とりあえずはこのあたりが代表例かと思います。

・恋人がいない。過度の恋愛描写(例えばベッドシーン)がない
・性的な強調をした入浴や水着などがない
・腕が切断されたり、メインキャラクターが死んだりしない
・バッドエンドで終わらない
※例外もある。例えば夢原さん。絶対の条件ではなく傾向と捉えてください。

これらは、同じ「子供向け」でも「仮面ライダー」等にはあてはまりません。
逆に「アンパンマン」等だと、もっと厳しい制約がある。

つまりは「子供向け」とは「プリキュアの基本方針」「プリキュアのレギュレーション」を言い換えている面がある。
「プリキュアは子供向けだから」とは、「プリキュアは過度の恋愛描写がなく、お色気シーンがなく、グロシーンもなく、ハッピーエンドで終わるものだ」と、この点ではほぼ同義です。

そのため「子供向けではない」と言われると、これらのレギュレーションが撤廃されたように感じてしまう(後述しますがこれは誤認)。
言い換えると、「プリキュアらしい」と感じていた諸々の要素の撤廃ですから、「プリキュアらしくないなら、そんなのプリキュアじゃない」となります。

【批判側の誤解(と私が思うもの)】
次に、批判側が誤解していると思うことに触れてみます。

(1)の「子供向け」については、逆に言えば「卒業してしまう小学生を捕まえるために企画した」とも考えられます。
「(いわゆる)腐女子狙いだ」のようなレッテルが先行し、擁護側も「大人向けなんだから子供は騒いで迷惑」のような反応をしているせいで、影が薄くなっちゃっていますが、小学生や中学生をターゲットにしていても何らおかしくはありません。

その場合も「未就学児が見られない」ことは何も変わらないんですけれど、印象は大分違います。
アニメのプリキュアに恥ずかしさを覚え始めたら、次はステージのプリキュアへ。
例えば公式のキャッチコピーが「プリキュアを卒業した子供たちへ」などだったら、子供向け(未就学児)から子供向け(小学生)への拡張ですから、反発は減ったと思う。

(2)については、プリキュアらしさ(過度な恋愛シーンがない等)を捨てるとは発表されていません。
「挑戦」「大人向け」を強調して擁護しすぎているせいで、ありていに言えばBL的要素や露出が増えるんじゃないかのような懸念があるのですが、現時点では被害妄想の域です。
その視点で見ると、発表されているコスチュームは露出度が低く、もしかしてこの懸念を事前に防ぎたかったのでは?とすら思えます。

【擁護側の誤解(と私が思うもの)】
一方、上記の「子供らしさ」の言葉の背景を踏まえると、擁護意見の幾つかは「反論」になっていないのが分かるかと思います。

「小学生も子供だ」は、この文脈でいう「子供」とは、コアターゲットの未就学児のことなのでずれている。
「小学生になってから見ればよい」は、「小学生になったら卒業」とかみ合わっていない。
「映像化してから見ればよい」は、「子供に譲る」精神に反するし、そもそも見せられる代物なのかの疑問が残る。
「仮面ライダーにも子供お断りがある」は、「ここでいう「子供向け」とはプリキュアのレギュレーションのこと」なので、他番組は関係ない。
「未就学児は騒ぐから」「楽しめないから」は、「そこを放棄したらプリキュアじゃない」。
「新しいことへの挑戦、多様性を認めよう」は、「プリキュアらしさを全否定するなら、ただの破壊だ」。

深夜放送予定の「まほプリ」続編については、見ようと思えば未就学児も見られますから、前提が異なります。
オトナプリキュアの発表の際に「子供向けなのは変わらない」とのコメントも出ていたので、(2)の要素にも反しない。

【公式サイドに望むこと】
反論は多々あるかと思いますが、以上がひとまず今の私の認識です。

その上で公式様にはできればお願いしたいこと。

とにかくさっさと情報を出して欲しい。

これらの問題は、あらすじが発表されるだけでもそれなりに解消します。
舞台稽古の様子がアップされれば、どんなノリかもある程度は分かります。

「ああそうか、プリキュアのレギュレーションが全撤廃ではなく、ここを変えるだけなのか」のように分かれば「子供向けじゃないからプリキュアじゃない」は薄れるはず。
「小学生の子供を連れて行っても大丈夫なのか?」を懸念している親御さんもいるんじゃないかと思います。

現状だと擁護も批判も誤解が先行してしまい、深刻な分断を引き起こしているように見えます。ぶっちゃけ、「あいつらに賛同したくないから反対(賛成)」の域に達してしまいかねない。だから早く情報を出して欲しいです。

実際の「ぼくプリ」が小学生にも見せられない内容だった場合は、また別途考えてみる。
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「ぼくプリ」から思うプリキュアのキャッチコピー:「男の子だって守られたい」?

2023年06月12日 | Dancing☆Starプリキュア(ぼくプリ)
以前に「プリキュアの原点は、私としてはこの3点だ」として、「玩具を売ろう」「世代交代」「変身願望」を挙げてみました。
次は有名なキャッチコピー『女の子だって暴れたい』を考えてみる。


(2023年開催の全プリキュア展から引用)

このコピーが素晴らしいのは「女の子は大人しい」「男の子は手がかかる」という、特に育児経験者なら一度は聞いたことがある偏見を射抜いたところだと思います。

「女性だって暴れたい」ではない。
「子供だって暴れたい」でもない。
「女の子だって暴れたい」です。

現在では「暴れたい」は社会進出などにも拡張されていますが、大元はもっとシンプルな「女の子だって動き回りたいんだ」という活発な行動欲求でしょう。
これが「変身願望(なりきり遊び)」や「玩具」と結びついて爆発的にヒットし、「世代交代」で続いていった。

ではこれを男子に当てはめたらどうなるかといえば、「男の子だって守られたい(≒大人しい)」です。
実際にハグプリでエールさんもおっしゃっている。「男の子だってお姫様になれる」。

現実世界を見ると「女の子は大人しい(家にいればよい)」の偏見は以前よりはかなり減ってはいますが、逆の「男の子は暴れたい(働くのが本分)」はかなり根強い。
女性の社会進出の最大の障害のひとつは、男性の家庭進出が進まないことです。男性が家庭を拒絶しているというより、男性に対する偏見が障壁になっています。いまだに「男性の育休はありえない」の会社/家庭は少なくないです。

※「家庭で働く」と「大人しい・守られている」は異なりますが、「暴れたい」を「社会進出」に拡張している背景があるので、便宜上つなげています。家庭にいることだって、戦場が違うだけで本来の意味では戦っています。

よって男子をプリキュアに組み込むのなら「男の子だってプリキュアになりたい(暴れたい)」ではなく、「男の子だって守られたい」が正統に思えます。
少なくともジェンダー問題の観点で言うなら、男がプリキュアになれないことより、男が守られる立場になれないことが深刻でしょう(そもそもジェンダー問題を取り扱う必要性を私は感じませんが、あえてそれを言い出すのであれば)。

「プリキュアの正体を知っていて(決戦間際のような例外を除く)、非レギュラーの民間人枠ではない、守られてばかりで居ることを良しとする男性キャラ」は、長いプリキュアの歴史でも意外といません。

例えば「プリキュア5」のココ・ナッツは守られていることをずっと悩んでいました。
彼らの場合は「自分の国の問題で、しかも国王なのに、無関係な年下の子供を戦わせるのは申し訳ない」の背景があり、性別に関係なく真っ当な感覚です。「男なのに情けない」のような演出はされてはいません。
(「デパプリ」のマリちゃんも同様)
ただ「申し訳ない」が描かれているのも事実です。

「ドキプリ」のジョナサンや「ハピネスチャージ」の誠司くん、「ゴープリ」のカナタ王子たちはプリキュアほどの戦闘能力はないものの戦っています。
「フレッシュ」のタルトのような精霊、「スイプリ」の音吉さんのようなご老体、異世界にいる国王たちは、見るからに格闘に向かないので別。

では該当するキャラクターはといえば、代表格は「ハピネスチャージ」のブルーです。
そしてブルーは(ファンの方には申し訳ないですが)かなり不人気な部類です。

※「フレッシュ」のカオルちゃんは扱いが難しいので除外します。
※「ハグプリ」のハリーは、戦えない事情がある。本人としてはむしろ戦いたがっている。

ブルーは、ストーリー上「捨てた元カノが復讐にやってきたので、若い娘たちをけしかけて迎撃した」ように見えるので、守られる云々以前の面はあるのですが、こういった背景が明らかになる前から「お前も戦え」の声は見かけたように思えます。

では「戦わない女性キャラクター」はというと、これも意外といないのですが(大抵はプリキュアになってしまう)、すぐに思いつくのは「ゴープリ」の七瀬さんです(ここでいう「戦う」とは格闘戦のこと。絶望に抗する・プリキュアを支えるという意味では、七瀬さんは勇敢に戦っています)。
そして彼女の好感度はとても高い。「プリキュアにならなかったからこそ良かった」とも称賛されています。

私の正直な気持ちとして、ブルーと七瀬さんを単純に比較するのはどうかとも思うのですが、「直接の格闘戦をしない」という共通点があるのに、印象に差があるのも確かです。
ジェンダーの観点からいうのであれば、「男の子だってプリキュアになれる」よりも「男の子だって戦わなくて良い」の方が「挑戦」だったのではと思えます。
少なくとも私の感覚ではそうなので、だから「ぼくプリ」を「挑戦」と言われることに違和感がある。

※但し、大前提としてジェンダー問題を扱わねばならない理由はないし、殊更に見たいわけでもない。「男の子だってお姫様になりたい」をプリキュアで扱わねばならない理由はなく、やりたい他のコンテンツでやればよい。

※各人が特定の憧れや理想像を持ち、そこに性別の要素があったとしても非難される筋合いはない。「守られてる男より、戦う男が好きだ」は、「守られている女より、戦う女が好きだ」と同軸であり、作品の好みとして異常とは思わない。
現実世界で「〇〇はかくあるべきだ」と自他に強制するのが問題であって、創作物での好き嫌いはあって当然であり、その集合として特定の傾向の作品が増えるのは当たり前です。

以上から、本当に挑戦するのであれば(その必要性はともかくとして)、プリキュアになるにしてもルミナスのような立ち位置がポイントを押さえていたように思えます。
精霊を抱っこして逃げるのが役目。基本的には防御技と支援技のみで、前線で殴り合いはしない。
見た目も「年下の華奢な少年」ではなく、「体格の良い年上の青年」だとテーマは強調されると思う。

そう思うと、ぼくプリの面々が高校生で、体格的にも女子中学生より「戦闘向け」なのは、期待できる要素なのかもしれない。
文字通りにダンスで戦う(アラモード以上に格闘はしない)のであれば、肉弾戦をしないのが(中学生女子より向いているはずの)男子高校生というのは特徴的です。
格闘をするにしても、演者の方には失礼かもしれませんが、アニメよりは控えめな表現に当然なるでしょう。まさかステージ上でビルを爆破したりはすまい。

よって「最も非力なプリキュアが男子プリキュア≒男の子だってお姫様になれる」が、意外と成り立つのかもしれない。
多分それもあるので、本家プリキュアに戦闘力では負ける描写を望んでしまうのかも(前々回の記事のラストを参照)。

「女の子だって暴れたい」およびその対となる「男の子だって守られたい」に、ぼくプリは反しているのか合致しているのか。
意外と判断は難しいのかもしれない。
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(第19話)ひろがるスカイ!プリキュア「 あげはとツバサ、カラフルにアゲてこ!」感想

2023年06月11日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第19話)ひろがるスカイ!プリキュア「 あげはとツバサ、カラフルにアゲてこ!」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第19話より)

ラストシーン(画像)の軽やかさがとても印象的。
前回も感じましたが、ソラさんが随分と柔らかくなってるのが良いです。「みんなでやっている」だけでなく、ソラさんは本当に楽しそう。
あげはさんも気楽にあくびをしてるし、ツバサくんは何か苦戦してますけどそれも良し。
ほんの少し前まで、ここにはましろさんしかいなかったことを思うと、変化が胸に染みます。

居候しているあげはさんが、家事諸々を頑張っちゃうのは自然な流れ。ソラさんもそうだったように。
だけどそこは流石の「大人」。無理が発覚した時の切り替えが違う。

疲労で寝落ちした。それを見つかった。
そこで無理に頑張るのでも卑下するのでもなく、素直に「じゃあ頼ろうかな」と切り替える。

寝落ち。エルちゃんの手形のいたずら。バタフライバリアの限界。追加玩具の使い方が分からない。挙句には必殺技。

いずれも本来の「理想」とは違い、予定にもなかった事柄です。が、起きたら素早く切り替える。そして「実はこっちの方が良かった」にまで昇華する。

必殺技の火の鳥がプニ鳥になった時も、内心では「ヤベ、どうすんのコレ」と焦ったと思うんですよ。
でも一瞬の後には「これで踏みつぶそう」に切り替える。むしろこっちの方が私達らしいと前向きに。

現実でもめちゃくちゃ大事な要素なんですよね。
理想的な条件が揃い、理想的な展開で、理想的な結果になることなんてほぼない。そこに拘ると病んでしまう。
これは我慢や妥協とも違う。上手く切り替えて「こっちの方が良かった」と、より良い「理想」に自然に導く。

エルちゃんがいたずらをした。元々の予定にはなかったんだから、これは困った事態なのですけど、切り替えて絵に組み込む。
いざ切り替えてみれば、赤ちゃんの手形を使った方がずっと素晴らしかった。我慢でも妥協でもなく、軽やかにより良い未来に至っています。

あげはさんは今までも、言動にどこか幼さや未熟さが垣間見えていたのですけど、ご本人もそれを分かってて、気づいたら軌道修正できる方として描かれていたのか。
こういう人が最年長としてチームにいると、年下組は救われます。繰り返し書いてますが、ソラさんが自然に軽やかになってる。成り行き上リーダーっぽい立ち位置にいるソラさん、本来は妹分や後輩キャラでこそ活きると思うんですよね…。
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「ぼくプリ」から思うプリキュアの原点その3:変身願望

2023年06月06日 | Dancing☆Starプリキュア(ぼくプリ)
「Dancing☆Starプリキュア(ぼくプリ)」から整理した「私は何をもって『プリキュア』と認識しているのか」の第3弾。

「プリキュア」の特徴として、第1弾「玩具を売ろう」、第2弾「世代交代」を挙げてきました。
では同じくこれらに該当する「仮面ライダー」さんや「戦隊ヒーロー」さんとは何が違うのか。

特徴的なところの一つは「変身がパワードスーツではない」点だと思います。

例えば仮面ライダーファイズの中身が、乾巧でなくてもそれほど問題にはならない。普通にある。
ですが、キュアドリームの中身が夢原のぞみでなかったら大問題です。

仮面ライダーのオールスターズで過去ライダーが出てきても、中身が誰なのかはボカされています。
キュアドリームは夢原のぞみだ。夢原のぞみ以外が変身しているとは、誰も思わない。

変身後の姿は変身前の人物と不可分であり、ライダー等ではしばしば見る「幻影キュアドリームを呼び出す」のようなこともされていません。

※幾つか例外はあります。以下、その例。
・アンラブリー:ファントムがキュアラブリーを模して変身している
・キュアフローラ:先代と当代では変身者が別
・キュアアース:ヒープリ本編に登場しているのはオリジナルの複製。どこまでがコピーか不明だが、元の変身者は風鈴アスミではない

あくまで大原則は変身前と変身後は同一人物。
一方で、変身前と変身後で大きく姿が変わります。特に髪が。

 
(「キラキラ☆プリキュアアラモード」第7話より)

「プリキュア」パロディの多くや、大先輩の「セーラームーン」や「どれみ」等は、変身前後で髪はそれほど変わりません。
キャラクターの同一性・識別性を考えれば当然の配慮です。

ですが「プリキュア」さんは爆発的に毛量が増えたり、髪色が変わったり、人によっては成長したりすらする。

 
(「HUGっと!プリキュア」第20話より)

・強化スーツではない
・本来の自分から大きく「育つ」

一言でいえば「変身願望」を体現してくれる。
心の力や真の力。あるいは大人になった自分の先取り。
そういったニュアンスが強く出る。

これは「メイク」「ファッション」などにも通じる話で、「ひみつのアッコちゃん」の時代から言われている要素です。
みんな変身願望をこっそり持っている。服を変えることで変わる自分もある。だからプリキュアさんの変身に沸き立つ。
パワードスーツが欲しいんじゃない。変身したいんだ。普段の素の自分なら決してしないであろう格好をし、勇気を貰って前に進みたいんだ。

 
(「ハートキャッチプリキュア!」第43話より)

※もうしばらくシリーズが続けば「大人になる」以外に、「若かりし頃の全盛期のエネルギーを取り戻す」方向の演出も増えてくるのかも。過去作でいえばキュアフラワー。また、メイクには若返り方向の変身願望の意味もある。

※例外はある。元祖である美墨なぎさ/キュアブラックは大きくは変化しない。

さて、では「ぼくプリ」はというと、この要素はかなり薄く見えます。
確かに一般では珍しい髪色や長髪ではあるんですが、見慣れているプリキュアさん達の爆発的な変化と比べると控えめに感じる。
衣装についても、特別感があまりない。街中で見かけたら二度見するかもしれませんが、まぁ「いそう」な範囲に思えます。
だから「プリキュア」っぽく見えない。

ただこのポイントは、実写には不利すぎます。あまりにも変身然とした格好は、現実世界では厳しい。
アニメなら映えるデザインも、現実世界では物理法則の壁がありますし、アクションの邪魔にもなる。今までにもキャラクターショーはやっていますから乗り越えられはするのかもしれませんが、生身の顔出し&激しく動くとなると難しそう。

そこをクリアしても、早着替えの問題も出てくる。実際、どうやって変身するんだろう?
多分、露出度を上げる形の変身(他作品で恐縮ですが、スターライツのような)の方が、特別感と着替え易さを両立できたんだと思いますが、どちらかといえば逆の方向性です。

裏を返すと変身シーンを上手く演出してくれれば、一気に「プリキュア」らしさが増すように思えます。
変身前としっかりと落差をつけつつ、いつ着替えた!?と驚くような間隙を縫った変身とか、その手があったのか…と感動するような手法とか。

変身シーンは「プリキュア」の見せ場の一つですから、何某かはあるはず。せっかくならやっぱり楽しみたいので期待しています。

以上、「何をもってプリキュアと認識しているのか(ひいてはプリキュアの原点)」を3つ挙げてみた。

・玩具を売る
・世代交代
・変身願望

この3つを満たすのは、ほぼほぼプリキュアに絞られてくるんじゃなかろうか。
性別やバトルは、実は必須要件ではなかったのかもしれない。

現段階では私は「ぼくプリ」にはネガティブな感情の方が強いのですが、いざ見た後に、

(1) 好意的な感想+上記3つが登場した
→やっぱり「プリキュア」のコアはこの3つが関わっている

(2) 好意的な感想+上記3つが登場しない
→何を好意的に感じたかを整理できれば、「プリキュア」を「プリキュア」たらしめる要素が分かる

(3) 否定的な感想+上記3つが登場しない
→やっぱり「プリキュア」のコアはこの3つが関わっている

(4) 否定的な感想+上記3つが登場した
→何を否定的に感じたかを整理できれば、「プリキュア」を「プリキュア」たらしめる要素が分かる

このように「プリキュア」を再認識できるはず。
(逆は必ずしも真ではないので、上記4つはあくまで「可能性が高まる」でしかないですが)

私が抱いた3点が絶対の真とは思いませんし、人によって重視するポイントは違うとは思います。
ただ、自分なりに事前に整理しておけば「公式が言ってるんだから正しい。とにかく挑戦が大事」や「男だからダメ。考えるまでもない」のような肯定・批判よりは、公式様のおっしゃる「破壊と創造」「挑戦」に応えられるんじゃないかと思ってみます。
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(第18話)ひろがるスカイ!プリキュア「アゲアゲ!最強の保育士キュアバタフライ!!」感想

2023年06月04日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第18話)ひろがるスカイ!プリキュア「アゲアゲ!最強の保育士キュアバタフライ!!」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第18話より)

ここに至るまでは長かったけど、至ってしまえば早かった。
それもそのはず「プリキュア」なんて、なろうと思えばなれるものだ。

劇中人物のあげはさんの視点でいえば、ましろさん達の変身を見ています。設定でいえばましろさんもスカイランドの血を引いていますから、「特別」に見えなくもないですが、あげはさんはそういう思考はしないはず。必要ならばなる。なってみせる。

我々の視点で見ても、今やプリキュアは選ばれし伝説の存在ではありません。
あげはさんが変身することに異論なんてない。変身するべくして、変身した。

10周年の頃に問題になった「私たちはプリキュアになれるのか」も、今はもう「なって当然」「なった後に何を成すか」のように思えます。

「ひろプリは新社会人を意識している」説に則るなら、守られていた学生時代が終わり、守る側に回った描写とも。
新成人のあげはさんにぴったりの立ち位置です。

「保育士実習」は「就職」ではありませんが、イメージとしては近い。
あげはさんからすれば(我々からしても)、「プリキュア」は「就職」と変わらないぐらい軽いことです。あるいは「就職」は「プリキュア」と変わらないぐらい重いことだ。

そのあげはさんが、さっくりと当然の如く変身したのはとても爽快です。確かに、地に伏して落涙しながら「私にも力があれば…!(ぴかー!)」みたいなのは違和感ある。変身できて当然であると同時に、変身できねばならない。

他シリーズでいえば、ローラの変身を思い出します。必要だから変身した。それだけのこと。

強いて踏み込むと、ではなぜ今まで変身しなかったのか。
ストーリー的には「思いつかなかった」のだと思います。危機的状況で「あ、そうか」と気づくことはある。

立ち位置的には「時期が来たので子供から社会人になった」とか。
彼女は「外野」だと自覚していましたし、安全圏で守られている意識はあったはず。
描写はされていないものの、内心では覚悟を決めるプロセスがあったのかもしれない。私たちが就職にあたって考えたような感じで。
このあたり、先に戦っているソラさん達が年下なのでややこしいですけど。

そういえばソラさんに余裕が出てきたのが喜ばしいです。今回の彼女は随分とはっちゃけていらっしゃる。
やっぱり最年長者が余裕で構えていると、年下組は安心できます。
ソラさんは成り行き上リーダーっぽい立場にいますけど、本来なら年下キャラなんですよね。多分。えみるとかと似たポジション。

だからこそ、あげはさんは多少の無理をしてでも「当然」の顔で変身しなければいけなかったのかもしれない。
内心では心臓ばっくんばっくんだったのかも。

あと気になるところをあえて挙げるのなら、園児への回答は回答になっていないような気がする。
「割り込みをされると大切な人が困る。だから殴る」が成立してしまいます。
対ランボーグは、建前上は「浄化」なのでどうにか言い分がたつにせよ、バッタモンダーは現状を見るに撃破するしかなさそうなわけで。
今後に何か関係あるのかしら。
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「ぼくプリ」から思うプリキュアの原点その2:世代交代

2023年06月03日 | Dancing☆Starプリキュア(ぼくプリ)
「Dancing☆Starプリキュア(ぼくプリ)」を受けて整理した「私は何をもって『プリキュア』と認識しているのか」の第2弾。
※第1弾「玩具を売ろう」はこちら

前回は「玩具を売るのが至上命題な点が、他の番組と異なる」と書きました。
ですが大先輩にあたる「セーラームーン」を初め、他にも玩具を売る番組は数多あります。
では「プリキュア」は何が違うのかといえば、ひとつには「世代交代」です。
(特徴の話であって、優劣の話ではないです。他の番組を貶すつもりはなく、優位性を主張する意図もありません)

「プリキュア」最大の転機の一つは、美墨なぎさ・雪城ほのかを降板し、新たに「SplashStar」を始めたことだと思います。
当時の評価としては散々で売り上げは激減、嘘か本当かシリーズ終了の噂まで出たほどです。

実際、その次の「プリキュア5」は2年続投です。新しいシリーズに切り替えるのには勇気がいった。
それでもそこを乗り越えて、今では当たり前のように1年で交代し、昨今では「次はないかもしれない」の声はあまり聞かなくなりました。
今や「プリキュア」は普通名詞であり、美墨なぎさ・雪城ほのかを指す固有名詞ではなくなっています。

この構成は番組のコンセプトにも反映されていると(私は勝手に)思っています。
特に15周年以前までに顕著だった「未来は破綻している」「必ず終わりが来る」の思想は、1年で終了する彼女たちの状況とマッチしていて納得感を高めていました。

プリキュアさんが謳う「永遠」も、金属的な絶対不変の永遠ではなく、種を生んでまた育っていく植物の永遠。
ちょうど今公開されている「GoGo」は正に好例で、永久保存のエターナルに対し、ローズガーデンは命の継承を重視しています。
これらは「1年で終わって、次に託す」番組構成と非常に嚙み合っている。

10周年のハピネスチャージや15周年のハグプリ等々は、代替わりするシリーズでなければ成立していません。
オールスターズのような直接的な連携はもちろんのこと、テーマの面でも脈々と連なる「プリキュア」としての連続感がある。
だから「プリキュア」だと感じる。

では「ぼくプリ」はというと、現時点では何も見えません。

発表があった当初、「まぁミュージカルだし、完全パラレルであって欲しい」と思いました。
巷の感想を見ても「パラレル扱いにして、抵抗のあるファンにも配慮されている」のような声をちらほら見ます。

ただ改めて考えてみると、むしろ逆に「パラレルではない」方が受け入れられるように思えてきました。

例えばを挙げると、

・子供の頃にテレビで見たキュアドリームの活躍に憧れていた少年が、妖精を守るために変身(歴代「プリキュア」はフィクション扱い。私らと同じ目線)

・ニュースでキュアラブリーの活躍を聞き、自分もこの街を守るぞと奮起(プリキュアと同世界設定)

・大ピンチ時に、回想シーン的に歴代プリキュアの雄姿が流れ「俺たちはひとりじゃない…!」と立ち上がる(デパプリ的演出)

(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第29話より)

こんな感じで、何らかの形でプリキュアと関わって欲しい。
もちろんここまで直接的でなく、テーマの根底が通じ合ってるとかでも良い。とにかく「プリキュアの血脈だ」「これは第21シリーズだ」と思えるような演出をされた方が、受け入れやすいです。私としては。

これを書いている6月3日時点では、二次元と三次元の1枚絵ぐらいしか情報がなく、特段に繋がりを云々するだけのものが公開されていません。
「パラレルであってくれ」の声も大きいし、理解もできるのですけれど、私としてはしっかりと地続きであって欲しいなと思います。
まぁそうはいっても、「歴代プリキュアと共闘」とか「アニメ本編に客演」とかはちょっと勘弁してほしいなとも思うので、色々と複雑ですけれど。

最後に、個人的に見たいのはこういうの。

『プリキュアに憧れているダンス部員たちが、ふとした偶然で妖精を保護した。
よし、俺たちで守るぞ!あの憧れのプリキュアたちのように!
そしてステージ衣装を改造し、キュア●●を自称しながら、追手を敵に回して大立ち回り。

生身なれど奮闘し、遂には妖精を守り切った…のだが、最後の最後にハプニングで絶体絶命に。
それでも諦めない!と奮戦していたところに、「よく頑張ったね」と声が。
憧れのプリキュアが影からそっと最後の一押しをしてくれ、窮地を脱し、めでたしめでたし。

やっぱりプリキュアは凄いな!俺たちも負けないぞ!で幕』

2時間枠(?)でやるオリジナル劇としては一つの着地点だと思うのだけど、どうだろう。

長々と書きましたけど、要はリスペクトが欲しいのかも。
「今までのプリキュアは多様性がなくて古い。これが新時代のプリキュア!」のように扱われては欲しくない。
これまでを継承している姿勢が大事かなと思う。
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「SP番外編:モテるってどういうこと!?」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2023年7月号)感想

2023年06月02日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「SP番外編:モテるってどういうこと!?」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2023年7月号)感想


なかよし 2023年7月号 [2023年6月2日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

6月13日に第3巻発売!

ということで今月は短編。るきあさんがモテすぎる問題。
あと波音さんや、泣いているるちあさんが可愛すぎる。

言われてみれば確かに、るきあさんはやたらにモテます。出てくる男どもが悉く吸い寄せられていく。

では、るちあさんはといえば、言われてみれば確かにおモテになっていなかった。
というより沙羅が強すぎた。世界が滅びかけるほどに。

道を歩けばナンパされてた気がするし、ミスコンでも奮闘されていましたが、るちあさん的にはノーカウントなんでしょう。
リヒトさんも眼中になかったらしい。モテの水準が高すぎる。

そもそも、るちあさんは海斗くんしか眼中になかったのが問題です。あれを見たら、他の男は生半可な覚悟では近づこうとも思えない。
るきあさんはその辺の御覚悟が足りていない。もっとこう、全力で「黒砂くーん♡」とか言いながら飛びつけばいいんだ。不気味。
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