穴にハマったアリスたち

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(第26話)わんだふるぷりきゅあ!「暑すぎてヤバい!」感想

2024年07月29日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第26話)わんだふるぷりきゅあ!「暑すぎてヤバい!」感想

過去20年の歴史の中で、これほどまでに視聴者とシンクロしたサブタイはなかったかもしれない…。
20年後には「当時は暑かったんだよ」と笑い話になっていることを願う。「たかがあの程度で暑がってたんだよ…」にならないことを切に祈る。

敵の攻撃とか何とかではなく、ごく普通の自然現象というのが恐ろしい話ですが、そんな中、犬飼さんらは呑気にお散歩をされていました。2点気になった。

【犬とお散歩】
今や「暑い最中にペットを散歩に連れ出すな」は常識。しかしながら犬飼さんはお散歩されていました。
普通にありえない行動ですが、冒頭でこんなやり取りをしている。

犬飼さん:
「こむぎ、平気?暑くない?」
こむぎ:
「全然平気ワン!」
犬飼さん:
「でもまだ朝なのに暑すぎるよ…」
(中略)
こむぎ:
「もっともっとお散歩するワ~ン!」

犬飼さんはこむぎに確認しています。そして「全然平気」「もっとお散歩」と返ってきた。
したがって「熱中症の犬を引きずって散歩」とか「アスファルトで肉球が焼け爛れながら散歩」ではない。
彼女もちゃんと気にして安全確認を取っている。

また時間帯も「朝」です。
劇中が光り輝いているので昼近くにも見えますが、朝。
猫屋敷さんらが買い物に向かっていることから、合流した時点では8時~9時だと思われますので、冒頭は7時前後ぐらいでしょうか。
先の安全確認や「こむぎは人型になれる」こととも合わせると、そこまで滅茶苦茶なことはしていない…のかな。

ただし犬飼さんの判断は結果的に誤りです。
そもそも犬がどうこう以前に、彼女も熱中症になりかけている。肩出し、危険。帽子も被ろう。

ギャグ描写に真面目にツッコむのも野暮ではあるのですが、あえて踏み込むと犬飼さんが判断をミスったのは、こむぎが「平気だ」と言ったせいです。
現実であれば「ペットは言葉を話せないので、熱中症に気づかず危険」なのが、「なまじ言葉を話せるせいで判断を誤った」。

鏡石の逸話の「言葉を話せるようになったその先で、諍いが起きた」と通じるものがあるようにも思えます。
あの逸話(ひいては、わんぷり全体)がどのように着地するのかにもよりますが、今回のエピソードはこじつけられそうな気はする。

【子供とお散歩】
今回のエピソードは、お子様への注意喚起も兼ねてたように思う。というかそっちが本命じゃなかろうか。
ウサギを飼ってるご家庭は少ないのだから、本当に伝えたかったのは「暑すぎてやばいよ。子供も」だと思う。

前述の「本人が平気だと言ってもヤバイ」は子供相手だと頻繁に直面します。
子供の自主性は大事とはいえ、「外で遊びたいと言ったので遊びました。平気だと言ってました。熱中症で倒れました」では話にならない。

無駄に飛躍するなら「女の子だって暴れたい」にも関連する。
暴れたいのは分かるとしても、過度に危ないことはさせられないわけで、自主性と束縛の間で悩ましい。
「危ないからダメ」でも「リスク無視でどんどんやろう」でもなく、「外ではなく室内でお散歩」のように、できる安全処置は取るのが大事でお子様本人もそこは理解しよう…みたいなことにも繋がるかなと。

【それはそれとして】
以上、個人的には納得いくし、楽しい回でした。

…それは良いとして、犬飼さんが相変わらず謎です。

上記の通り、彼女の行動はそこまで変ではない。非難するのも気の毒だと思う。が、誤ったのも事実で良いところがありません。

動物の知識についても、海外の原書を呼んでる兎山くんに対し、ひらがな表紙の本をお勧めされる有様です。
あれ下手したら「舐めてんのか」と険悪になりかねない。何せ散歩中に避難してきた経緯もあるので、暗に「飼い主失格だよ」と言われたようにも取れてしまう。

戦闘でもバリアは役にたたんわ、手を滑らせて脱落するわで、露骨に戦力外です。
状況に上手く対応している猫組とはえらい違い。猫屋敷さん達、キラリンペンギンさんを鹵獲した時にはいなかったのに。捕まえたアニマルの特徴をちゃんと勉強してたんですね…。

あまりにも役に立ってないので、さすがに何か仕掛けは欲しい。

鏡石の逸話とオオカミさん等から、目指す方向性は何となくは見えるものの、それにどう犬飼さんらが乗ってくるのかが分かりません。
定番の「夢に向かって頑張る」に制約がある(何せ犬なので)からか、彼女たちの物語は始まってすぐに完結してしまってる。

敵の目的も不明なので、犬飼さん達は良くも悪くも部外者です。「敵」の存在を認識すらしておらず、「戦い」ではなく「迷い動物の保護」の意識のはず。
「〇〇を集められると××が復活して世界が滅ぶ!」みたいな筋立ては脳裏にないので、日常を繰り返すだけ。

わんぷりの特徴としてこのまま最後まで行くのか、途中でフェーズが変わるのか、はたまたどんでん返し的なトリックがあるのか。
現状は分かりませんが、犬飼さんの奇妙な振る舞いには、やっぱり何らかの仕掛けはあって欲しいなぁ…。
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(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

2024年07月27日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

夏休みです。宿題です。賢明なるわんぷりさんは、夏休み突入早々にお勉強会を行い、自由課題にまで着手なされました。
犬や猫を抱えてるから、早めにやらないと終わらない。

自由課題のテーマはウミガメ。よし、悟くんを呼ぼう!そして水着に着替えよう!

…端的にいって、こんなムーブされたら勘違いするなという方が酷では。

犬飼さんも動物に詳しい方です。いや「詳しい」とは明言されてなかった気もしますが、動物好きの方です。
調べようと思えば本でもネットでも幾らでも調べられる。そもそもそれが自由課題の狙いですし。

しかしながら犬飼さん、即座に兎山くんを呼びだした。そして目の前で脱衣し、水着を見せつけた。何を…考えてるんだ…。

これはもう私の好みに基づく勝手な願望なのですが、「犬飼さんは兎山くんのことが好き」説を言い張りたい。
というか、そうとでも考えないと言動や描写の説明がつかない。

・「同じクラスになれたらいいね」や、山登り・海水浴に誘う等々、アニメ的鈍感&天然設定を横に置くなら、意中の男子にアタックしているようにしか見えない

・彼女自身も動物が好きで詳しいと思われるのに、しきりに兎山くんに頼っている。

・内心が不自然なまでに描写されていない。

・今回の目的はウミガメの観察なのに、クライマックスの産卵では雑談にかまけている。本命は別なのでは?

・こむぎの悩みだった「犬だから置いて行かれる」の先、「人化しても置いて行かれる(デートならお留守番)」はテーマ的に意味がありそう?

・「あなたの声を聞かせて」は告白待ちともとれる。ガルガルとの戦闘がそうであるように、積極的に自分から距離を詰めて「聞かせて?」をぶち込むのが犬飼さんの恋愛戦術なのかもしれない。

上記は「根拠」というより「そのままだと不自然だから何かあるのでは」といった感じなのですが、とにもかくにも何かは期待したい。

歴代のプリキュア娘は割とアグレッシブです。
速攻で告白にまで暴走した花咲さんを筆頭に、仲間内で作戦立てて臨んだ宇佐美さんとか。どちらも身内に裏切られてますけど。

下手に口をはさむと超絶地雷が炸裂する美墨さんとか。オトナプリキュアのせいでセンシティブになった日向さんとか。
回答保留の桃園さんとか。観劇者騒然の夢原さんの接吻とか。
イノセントな愛乃さんとか、玉砕を知りつつも覚悟を決めた輝木さんとか。はるはるは…軽々しく恋愛に紐づけるのは躊躇われるな。

振り返ってみると錚々たる経歴なので、犬飼さんも気合の一撃を決めて欲しい。

【蛇足】
ふと思ったことを書いてみる。

フレンディさんは現状、戦闘で役割がない。
動物の特性を指摘して作戦立案指揮をする知性担当で良さそうなのに、その役は兎山くんが担ってる。
兎山くんに役割を持たせるために、割を食っている…とも見えるのですが、逆に「フレンディに知性担当をさせられないので、兎山くんがいる」なのかもしれない。

プリキュアの原点は「女の子だって暴れたい」です。「女の子は大人しい。男の子は手がかかる」の偏見へのカウンターで、女の子だって『いい子』ばかりではなく、外で跳ね回って遊ぶのが好き。
このキャッチコピーの制約で、「大人しい」知性担当の女子プリキュアを作れないのかもしれない。

もちろん今までも、大人しい性格の知性派や防御担当の後衛プリキュアはいますが、わんぷりさんは戦闘を抑制している。
派手な戦闘+知性担当ならまだしも、戦闘が控えめ+知性担当のコンボだとマズいのかもしれない。いかにも「大人しくて優しい女の子が、動物さんを助けている」みたいに見えかねない。

フレンディは一応は主役ではなく脇役プリキュアですが、設定上そうなってるだけで、従来なら主人公のポジションです。
さすがにこのまま役割なしで終わるとは思いたくないので、何か仕掛けを仕込まれてると期待したいです。
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(第24話)わんだふるぷりきゅあ!「不思議すぎるたまご」感想

2024年07月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第24話)わんだふるぷりきゅあ!「不思議すぎるたまご」感想

ニコ様のたまごが沸いて出てきました。角が生えてる。勝手に人の部屋に移動してくる。不思議というよりはた迷惑な。

物語的には言ってしまえばそれだけで、とくには大きな動きはなし。
いやニコ様が出現したこと自体が大きな動きなのですけど、犬飼さんらの目的や行動は特には変わらない。
今までどおりに遭遇したガルガルを救済していくだけ。

総数がはっきりしていたキラリンアニマルと違い、ニコ様は何がどうなれば孵化するのかはっきりしません。物語としての動きが止まってしまった感。

前回、兎山くんはおっしゃった。今の関係性を続けたい。告白を急がず、今の生活を楽しもう。
「明日喧嘩するとしても、今日仲良くしないのは悲しい」にも通じる発想です。
これを作劇にも反映するのなら、しばらくは大きな動きのない日常回みたいなのが続くのかも。

鏡石の逸話をなぞるのであれば、言葉を話せるようになって、動物たちが集まってくるフェーズがある。
ガルガルから救済していく過程は、これに似ているといえば似ている。ゴリラさん、喋らないけど。

後に破綻する展開が来る(もしくはその危険に直面する)とは思うので、気持ちが急くのも本音ですが、今は目の前のこの時間を楽しむのが良いんだろうな。

【追記】
ニコ様のたまごが来たとはいえ、玩具が増えたわけでもないので、いまいち変化した感がないのかも。
即座に生まれてお世話を要求したアイちゃんを見習おう。
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(第23話)わんだふるぷりきゅあ!「願い事はワォ〜〜〜〜〜ン」感想

2024年07月14日 | ハグプリ最終回考察
■(第23話)わんだふるぷりきゅあ!「願い事はワォ〜〜〜〜〜ン」感想

キラリンアニマルさんが全員集まりました。おめでたい。
謎のオオカミも徐々に姿が見えてきて、次回からは大きくステージが変わりそう。
「鏡石へのお願い」を七夕に引っ掛けたりと、相変わらず構成が丁寧です。

それはいいとして、その割に犬飼さんが気がかりです。
冒頭からして大失態ですよ。こむぎさんが折角重要そうな夢を見て問いかけてるのに、「お祭りのことだね」と流して終わりです。いや犬飼さん視点では、重要度を察しろという方が無茶なんですが。

今作の「主役」はこむぎで、犬飼さんは補佐担当です。
ただ、なまじ主人公ポジションに見えるだけに、どうにもここまでの扱いに疑問がわく。

①お友達がいっぱい
犬飼さんは学校の人気者です。人気者なのだけど、こむぎさんと一緒にお散歩してれば満足の子なので、いまいち他の子との交流が目立たない。

今回、烏丸さんのお家が登場しましたが、犬飼さんはノーコメント。
兎山くんはここがご自宅と知らなかった(普通、同級生女子の住所を把握はしていない)。
じゃあ犬飼さんは知ってたんだろうか?

また、犬飼さんは烏丸さんのことを何て呼んでるんだろう?
以前の話を未確認で申し訳ないのですが、烏丸・蟹江・大隈さんらは名字しか公開されていませんから、呼んだとしても名字です。
猫屋敷さんと兎山くんのことは下の名前で呼んでいるので、微妙に距離を感じる。

尤も、逆で考えた方がいいのかもしれない。
クラスメイトと距離があるのではなく、兎山くんとの距離が近い。
気付くんだ兎山くん。犬飼さんはあなたのことを特別扱いしている…!

猫屋敷さんについては、引っ越したばかりで不安だろうからと、意図して普段と違う距離の詰め方をしたとかかしら。

②動物大好き
実際アニマルタウンの動物情報に詳しいので看板に偽りはない。
とはいえ如何せん兎山くんが解説役をしてくれてるので微妙に脇に回ってる。遠吠えの説明も、犬飼さんも本来できたはず。
兎山くんがしている動物説明が基本的で簡単なこと(子供番組の宿命)なもあって、それ犬飼さんがやればよいのでは?と気まずい感じ。

ただ、これも考え方が逆で「兎山くんの役割を意図的に作ってる」が正なのかもしれない。
犬飼さん的には兎山くんに一緒にいて欲しいので、説明役を任せている。
うんうん悟くんは頼りになるなぁと、にこにこ笑顔で顔を立ててる感じ。
実際、遠吠えの説明の時、すんごく優しい顔で兎山くんに振り向いています。

…上記ふたつを合わせると、犬飼さんって兎山くんと既に付き合ってる認識だったりしないかしら。鈍感で天然と言われるより、個人的には納得感ある。

テーマらしき「言葉と伝えること」にも重なっています。
告白しなくても想いは伝わる。あるいは、告白しないと自分の認識は伝わらない。

③戦闘
さして役に立っていません。
というか猫組が優秀すぎる。特にニャミーさん。毎回確実にヘルプキラリンアニマルして販促にも貢献。犬組とのこの差はなんだ。
実質2チーム体制なこともあって、あまりに露骨に差が開いてる。

これについては次回から戦闘環境が変わるはずで、そこで何か動くのかも。

【オオカミと絶滅】
キラリンアニマルを連想させる亡くなった動物を祀った像。
絶滅したオオカミと遠吠え。

個人的予想としては、死後の世界的な展開にはならないかなと。
死んでも存在が続くとなると、色々と厄介な問題が出てくる。
(ドキプリ映画やオアシスさん等、前例がないわけではない)

絶滅についても、そのまんまの動物愛護の方向ではなく、「明日喧嘩(絶滅)するとしても今日なかよくしない理由にはならない」関連と予想してみる。
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(第22話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるご~!」感想

2024年07月06日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第22話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるご~!」感想

かつてこれほどまでに情報量のないサブタイトルがあっただろうか…。

さっぱり分からぬそれは、ドッグスポーツで使う掛け声でした。
こむぎさんと犬飼さん、果敢にスポーツに挑戦し、楽しく汗を流し。
最初は指示を理解せぬこむぎさんでしたが、独自の掛け声でばっちりのコンビネーションを発揮し、対ガルガルにも役立てられました。

それはよいのですが、微妙に何かがややこしいな。

当たり前の事実として、こむぎさんは人語を解します。
アジリティよりも遥かに高難度の中等教育に励んでいらっしゃる。
では最初の体たらくはなんだったのか。

①実は指示を的確に理解していたが、ゲストお姉さんにバレないようにアホの子の演技をした。
②日常的に「わんだふる」以外の言葉をまともに理解していない。

①であって欲しいとは思うものの、それだと犬飼さんがアホの子になってしまう。
じゃあ②か。どうやって学校生活を乗り切ってるんだ。

クソ真面目に解釈するなら、こむぎさんは人語を耳で聞いて意味を翻訳して理解しているのではなく、概念として魂的なところで理解しているんでしょう。大福とのやり取りがそうだったように。

その理屈だと、最初に上手くいかなかったのは、犬飼さんが適切なイメージを抱けていなかったからで説明できる。
「とりあえずこの掛け声を言えばよい」で発したので、上手く翻訳置換されず、概念が伝わらなかった。
つまり言葉そのものが大事なのではなく、伝えたい何かがあることが大事なのだ、という流れ。

すんごい適当に書き進めてたのに、何となくそれっぽく着地した気がする。

【猫組】
睡眠攻撃を取得しました。基本的に接近してハグすれば勝ちのわんぷりバトルにおいては必殺。
キラリンキツネさんで有利な状況を作り、キラリンパンダさんで眠らせて、がっしりとハグ。恐るべきコンボ。

ニャミーさんの戦闘スタイルが今後どうなるのか疑念もありましたが、殴るまでもなく制圧できるようになったので、いい感じに有耶無耶になっていきそう。
まぁさすがに便利すぎるので、パンダさんの出番はこれが最後な気もしますが。


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「episode26:荒れる海」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年7月号)感想

2024年07月03日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode26:荒れる海」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年7月号)感想


なかよし 2024年7月号 [2024年6月3日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

るきあさん、セイレーンと交戦…!黒砂君を巡って!

るきあさん:
「彼はわたしの!!」
「変身っ」
「ピンクパールボイス!!」

セイレーン:
「このマーメイド、彼女きどりだわ」
「コドモのくせにナマイキなっ」
「セイレーンコーラス!!」

何の戦いなんだろう、これ。
とりあえず「彼女きどりだわ」はけだし名言。
実際、まだ正式に「彼女」ではないんだっけか。
この子らの距離感はよくわかんない。

マーメイドとセイレーン。一斉にお歌の構えに入り、先手を取ったのはセイレーン。
歌合戦は基本的にイニシアチブ勝負…なのですが、セイレーンのお歌はあっさりと無効化されました。
ヒトデさんが耳栓さんになってくれたからです。ヒトデさん自身がどうやってお歌に耐えたのかはわからない。

るきあさん:
「ふっふっふっ」
「あんたたちかくごしなさい」

バキリ、ボキリ。
拳を鳴らし、るきあさんが死の宣告をなさる。
お歌を唄うのに何故拳で威嚇するのかはわかりません。わからないことだらけだ。。

るきあさん:
「彼女ヅラじゃなくて」
「わたしは彼女なのっ」
「ぴちぴちボイスで怒りの横どり禁止ライブだよっ!!」

そうか、彼女さんだったのか。先ほどの謎が一つ解けた。
そして怒りに任せて熱唱されました。

セイレーン:
「い~や~!!」
「心がおだやかになってきちゃう」

恐ろしいことに、この怒りに満ち満ちたお歌の追加効果は「心が穏やかになる」のようです。
どういう歌い方をしたらそんな怪奇現象を引き起こされるのか、本当にわからない。

こうしてセイレーンを一掃し、目覚めた黒砂君と、壊れたヨットで例によって例の如くいちゃつかれました。

るきあさん:
(わたしの気持ちを見ぬくように)
(マーメイドのわたしのことも見ぬいてほしいな…なんてね♡)

そういえば、まだマーメイドのことは秘密のままでした。黒砂君が人間かどうか、まだ確証を持てていなかったのか。
彼の視点では、今はどんな状況なんだろう…?
あれだけ色んなことに巻き込まれてるのに、るきあさんのことはただの人間だと認識してるんだろうか。早く真相を教えてあげて欲しい…。
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(第21話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆとユキのスクールライフ」感想

2024年06月29日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第21話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆとユキのスクールライフ」感想

ユキさんが転入なされた。そしてクラスメイトの人望をかっさらった。人はネコに支配されている。

圧倒的なスペックで旋風を巻き起こすも、彼女が興味があるのは猫屋敷さんだけ。
見かねた犬飼さんが刺繍の交換を申し出てみたところ、横にいた猫屋敷さんが激しく集中し、会話すら届かない状態に。
だけれど犬組は動じない。集中力すごいねー(にこにこ)。まぁ普段から会話が通じない生き物と接しまくっています。とっくに慣れた。

この反応に、ユキさんは猫屋敷さんの過去を語りだす。本人不在のままで。
猫屋敷さん、自分が熱中してる横で、勝手に過去話されたと知ったらどんな顔をなさるんだろう…?

ユキさんによれば、猫屋敷さんには前の学校で仲睦まじい友人がいたそうです。
だけれど彼女のペットにプレゼントを作ろうと思い立ち、凄まじき集中力を発揮した結果フルシカトしてしまい、絶縁状態になったらしい。本末転倒。

これを聞いた犬組の回答。明日喧嘩するとしても、今日仲良くしない理由にはならない。

とても前向きで素敵な思想だと思う。

絶対に喧嘩しない。でもない。
無視するのは良くなかったね。でもない。
嫌うなんて酷いね。でもない。

喧嘩はする。だけど「今」は否定されない。

大袈裟に言うなら「人はいずれ死ぬ」問題と同じです。どうせ死ぬのに人生に意味はあるのか?

言葉を話せるようになったことで諍いが起きたとの鏡石の伝承や、ED曲で歌われる「喧嘩」等々にも繋がります。
これまでのプリキュアシリーズの思想にも沿っている。

分かるようで分からなかった、わんぷりさんのテーマは、どうもこれっぽい?

【駆け抜ける犬たち】
キラリンキツネさんが大活躍なさってた。こういう本編と直接の関係はないが、絵的に激しい愉快なノリは大好き。

ただ、猫組やこむぎさんが大活躍なさってるので、犬飼さんの立場がなかなかに厳しいです。今回なんて、おいでおいでまで取られました。もういてもいなくても変わらないんじゃないかな。寝てたし。

実際には刺繍の交換を提案する等、大事な役回りをしてはいます。犬飼さんがいなかったら、今回の話は成立していない。
何せ脳が犬の犬と、基本的に自分たちの世界で完結している猫です。

とはいえ、目立ちにくい立ち位置なのも確かで。この4人だと突出した特徴がなく、固有の夢のようなのもはっきりしない。

ついでにいえば、犬飼さんの周囲にいるのは、従妹(こむぎ)を含む転校生3人です。見ようによってはクラスメイトから孤立してる。

犬飼さんは元々学校中の人気者のようですし、今回も演劇部の方を交えて昼食をとっていますから、「ああ厄介な転校生の世話をしてるんだな」と思われてそう。
こむぎさんは犬的生き物としてクラスで立ち位置を確立していそうですが、猫組も早く自立してくれないと、犬飼さんの立場が微妙な感じになりかねない。
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(第20話)わんだふるぷりきゅあ!「二人ならこわくない」感想

2024年06月22日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第20話)わんだふるぷりきゅあ!「二人ならこわくない」感想

ニャミーさんが正式に合流してくださりました。
きっかけとなったのは、猫屋敷さんに出会う前の孤独な思い出。
猫屋敷さんの存在にとても救われた。だから怯えているガルガルにも手を伸ばそう。

「殴るのは可哀そうだから」ではなく、「自分もあの辛さを知っているから」なのはとても説得力がある。
というか前者だとだいぶ嘘くさい。

ただあまりにも綺麗に自己解決してしまったので、ちょっと難癖をつけたくはなる。
何せ一分の隙もなく自己完結です。これでは犬組の立場がない。

特に今回の敵は、何やら化けられるキラリンキツネさんです。
せっかくなら偽リリアンとか偽ニャミーとか見たかった。そしてニャミーさんにボコられて欲しかった。きしゃー!

偽者を通じて自己対話…は定番なのであってもおかしくはないけれど、実際のところ今回の展開とはそぐわないとは思う。
ユキは「ガルガルに自分を重ねた」とはちょっと違うように見える。偽物との自己対話だと、かつての自分を救うみたいな文脈が入ってしまい、何か違いそう。

なので、こうしろああしろはないのですけど、何というかこう綺麗に完結されてしまって、もどかしい感じがする。まさに難癖。

次回はユキさんが転入なさるようで。わざとらしいまでに用意されていた空席三つが、これで綺麗に埋まりました。新学年早々、何考えて無人の机並べてたんでしょうね…。

すっかり影の薄い犬組は、今後どうするんだろう?
犬飼さん達は、放っておいたら仲良くお散歩してるだけで1話が終わってしまいます。
具体的な夢もない。あるにはあるけど動物好きの域を出ない。
相方が犬なのでイベントにかなりの制約が出る。何をやっても反応が大体同じになる。
キャラクターの物語は解決してしまっている。

言い換えると、わんぷりさんは高速で物語を進め切ってるのかもしれない。
「丁寧に描写されている」と思ってましたが、普段なら後半でやるような話まで詰め込んでいるのが実態なのかもしれない。
今回の話も、従来ならうやむやで加入して、後半の個人回で心境を描写するような構成になりそう。

キラリンアニマルの数は明示されていて、もう間もなく物語が大きく変わるはず。
生き急ぐがごとくに詰め込んでるのは、後半でやる何かのためなのかも。
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(第19話)わんだふるぷりきゅあ!「キュアリリアン、誕生!」感想

2024年06月09日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第19話)わんだふるぷりきゅあ!「キュアリリアン、誕生!」感想

とうとう猫屋敷さんがプリキュアになってしまいました。
人の話を聞かずに危険に首を突っ込むこと数え切れず。
ついにこの日が来てしまった。

変身のきっかけは、縮小化したユキさんを守るため。
展開が丁寧すぎて不気味なほどです。

・縮小化なら、露骨に痛めつけなくても大ピンチだと視覚的に分かる。
・犬組を分かりやすく蚊帳の外に。「ダメージで動けない」等だと露骨に無能くさくなりかねない。
・ニャミー姿のまま、猫(出会った頃の子猫)のサイズにして目線を調整。

おまけにハムスターとの対比も効いています。

怯えて地中を逃げ回るハムスターを、謎の黒幕さんは鼓舞して戦いに駆り立てた。
戦え…!戦うのだ…!雄たけびをあげて牙を突き立てろ…!
ハムスター相手にこんなこと言わなきゃいけない黒幕さんが気の毒すぎる。

一方ユキさんは、怯える猫屋敷さんを庇い、我が身を削って戦った。
たとえ嫌われようと、私がまゆを守る…!
果たしてそれが良いことなのかは難しいのですが、自分が前線に出て血と泥を被った。

結果。ハムスターは敵を縮小化して痛めつける、なかなかに醜悪な真似をなさった。
猫屋敷さんは決意をもって変身し、怖さを抱きかかえた。

リリアンさんの変身バンクは、てっきり「誰だこいつ」的な詐欺を拝めると思っていたのですが、物凄く自然に決めていらっしゃいました。
変身に至るまでの説得力が素晴らしい。
この状況でわたわたされたら、むしろそっちの方が変だ。

話題の決め台詞「こわくない、こわくない」も、「ガルガルに語りかける」「自分を鼓舞する」だけでなく、「ユキを安心させる」意味もありそう。
ユキさんもかなりの怖がり。まゆが傷つくのが耐えられない。
だから優しく力強く呼びかける。私は大丈夫。だからこわくない、こわくない。

ただ、戦闘スタイルはニャミーさんとかなりの乖離がある。
ひたすら回避に専念し、隙を突いて接近して即死ハグを叩き込む戦い方は、見ている方としては危なっかしくて仕方がない。
変身して終わりではなく、まだまだ課題が続きそう。

【女の子だって暴れたい】
公式サイトによれば、猫屋敷さんはネコ動画の配信者だそうです。意外……に感じたのだけど、落ち着いて考えてみれば自然かもしれない。

彼女はネガティブに引きこもっているタイプではなく、インドア系の製作者です。
作ったものをどんどん人にプレゼントしているそうなので、ああ見えて交流範囲もそれなりにあるらしい。
空気読めずに、重い物を贈って引かれたりはしてるかもしれませんが。

それなら動画配信は確かにやっててもおかしくなさそう。
自分の顔出しとかは断固避けそうですけど、それはそれは愛情たっぷりのユキさん動画をアップされているに違いない。

ちょっと意表を突かれたので余計な深読みをするなら、「女の子だって暴れたい」の再定義(もしくは拡張)を図ってるのかも。

公式サイドではしばしば「プリキュア」を「仕事(女性の社会進出)」に喩えています。
ただこの話をすると、「じゃあ専業主婦は守られてるだけのダメな存在なのか」がどうしてもよぎってしまう。

「女の子だって暴れたい」⇒「女の子だって外を駆け回って暴れたい」の意味で行くなら、猫屋敷さんは「暴れたい」ではない。
今までにも大人しいプリキュアや、怖がりな子もいましたが、猫屋敷さんのそれは群を抜いている。
ですが、針仕事には怯まず、他の人に作品を贈ったり、実家の経営に寄与したりしている。危険な現場にもつい首を突っ込む。その意味では「暴れたい」。部屋に引きこもって、猫を吸ってるだけではない。

猫屋敷さんはむしろ仕事(対外的に金銭利益が発生する意味での)をしているので、「主婦」に喩えるのは齟齬はあるのですけれど、「大人しい」「暴れたい」の解釈の幅が広がりそうな気がしています。
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(第18話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆの気持ち、ユキの気持ち」感想

2024年06月02日 | わんだふるぷりきゅあ!
通算1000回。くどまゆ患者としては「永遠のともだち」が採用されたのが大変に嬉しいです。

■(第18話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆの気持ち、ユキの気持ち」感想

ユキさんは怒り続けていました。もう犬に近づくんじゃない。シャー!!

猫屋敷さんとしては転校後に一番にできた友人と距離を置くのは、どうにも居心地が悪い。
そもそも友人を作るのが得意な性質でもない。
ここをシャットアウトされたら、かなりきつい。

こんな不安定な気持ちの時は、猫を吸おう。吸えないけど。冷静になって気づく、己の奇行。
ユキ的には気にしていないようですけれど、もう昔の関係には戻れない。
なんてことだ。猫屋敷さんの情緒が内外から壊れていく。

そしてそんな中、いつものように現れるガルガル。
ユキさんは放置なされた。大丈夫。遠くにいる。
そして立ち上がった。近づいてきた。何やってんだ犬どもは…!

ユキ:
「家から絶対に出ちゃダメ」

そう言い残して、ユキさんはガルガルの迎撃へ。
猫屋敷さんもすぐに身支度して外へ。
話を、聞け…!

今回のガルガルはハムスター。ネコたるニャミーさんによる一方的な蹂躙が始まりましたが、駆けつけた犬どもに邪魔されて、ガルガルは逃走。
ニャミーさんの顔がますます険しくなる。

そんな帰り道。躊躇なく外出した猫屋敷さんを見て、さしものニャミーさんも口調がきつくなる。もう、犬に、近づくな…!
が、猫屋敷さんも激高なされた。そんなの勝手に決めないで!

何か猫屋敷さんが深刻にメンタルの危機なのですが、遂に来週はリリアンさんが登場なされるようです。
着地点が、さっぱり見えない。

【犬と猫】
暴力自主規制の犬組と、従来通りに戦う猫。

ニャミーさんとしては犬組にご不満のようですが、楽しそうに笑っていること自体はこれまでのプリキュアも同じです。
世界滅亡の危機だったり、王国が全滅したりしていても、彼女たちは日常を謳歌していた。
「自分たちの日常を守る」がスタート地点であり、御大層な「宇宙から来た巨大な悪」等々は、あくまで個人の悩みのメタファー。
だから日常生活を楽しむ。

殴らない件についても、必要がないならそうしないのもおかしくない。
特に今回のハムスターは、地中を小型化して逃げ回っていたので、仮にぶん殴るスタイルだったとしても、同じ結果になっていそう。

最後に取り逃がしたのは失点ではありますが、攻撃を止めるような展開自体は今までにもあった。
(例えばトロプリ映画で、ブロマリの攻撃に割って入るラメール等)

犬組が極端に平和ボケして甘いわけではない。かといってニャミーさんがバーサーカー過ぎるのでもない。
ここに猫屋敷さんまで加わるので、何がどうなるのやら。

【女の子だって暴れたい】
ユキさんのことを母親に喩えられていた。
彼女の言動は、子供を危険から遠ざける親の姿が重なります。
過剰に保護して、頭ごなしに行動を制限する。

ただ実際問題として、危ないものは危ない。
「女の子だって暴れたい」と言ったところで、不用心に川遊びさせたり、刃物や火を使わせるわけにはいきません。

猫屋敷さんは繰り返し繰り返し、警告を無視するわ、話は聞かないわで、見ていて大変に危なっかしい。
今回もすぐに外に飛び出るし、そのくせ現場に到着できる力もないので、知らないところで巻き込まれかねない。
現にハムスターは逃走してる。プリキュアが居ないところで、ばったり鉢合わせもありえた。

何せユキさんが「まゆがくれたチャームで変身できた」と胸熱エピソードを語っていても、「鏡石も関係するんじゃないかな。いろはちゃんが言ってた」だものな。
あまりにも人の話を聞かなさすぎる。今!犬の話は!していない!

したがって、ニャミーさんの一方的な言い方も理解はできる。外に出るんじゃない!何度言ったら分かるのか。

現実の問題として考えると、「下手に禁止してこっそりやられるより、親の適切な監視のもとで遊ばせる」が一つの解かと思います。
猫屋敷さんはどうせ話を聞かないのだから、もういっそプリキュアにした方が安心です。

まぁ実際にそういう展開なのかはさておき、わざわざ「親」を重ねたのだから、この辺りの問題は意識してるんじゃなかろうか。

「女の子だって暴れたい」の再表現は一応過去にも扱っていて、はぐプリのえみるのギター問題はそれだったと思ってます。
女の子がギターをやってもよい。が、見知らぬ大人とこっそりイベント参加とかされたら、家族は当然止める。
残念ながら上手く描写されてたとは言いづらい(ポリコレの側面ばかりで受け取られた)ので、今回の猫屋敷さんの着地の仕方に期待しています。
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