3月末のライブの前に、今週末にもライブがあるらしい。
出演者はシスターシェシェ役でお馴染みの土屋さんオンリー。
でもCri☆siSの曲を唄うと公言されてるので、行ってみようかと思う。
【Cri☆siS Final Live ~また会う日まで~】
日時:2011年03月26日(土)開場17:30/開演18:30
場所:吉祥寺スターパインズカフェ
チケット:3,000円
出演:Cri☆siS (「ぴっち」出演声優+激務なOLさんによるバンド)
公式ブログ
【Live!starlight!001】
日時:2011年02月20日(日)開場17:30/開演18:00
場所:L@N Akasaka
チケット:4,000円
出演:オリヒメヨゾラ、ながさきの&彩川みく、大野まりな、加瀬愛奈、金子未佳、加乃みるく、民安ともえ、土屋実紀、なかせひな、水霧けいと
詳細
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第9話「盗まれた曲」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第10話「過去の面影」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第11話「願いの指輪」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第12話「すれ違う心」
正直なところ、これほどまでに「ぴっち」を推してる私でさえも、第1期第1クールは辛いものがあります。
スタッフ様の「この番組はどうすればいいんだ」という思考錯誤と迷いは面白いし、破綻した「何か」は興味深い。
ですが、それだけではやっぱり長続きはしない。
よく「ぴっち」の魅力として「カオス」が挙げられますが、それだけでは事実の半分しか伝えていないように思う。
確かに「カオス」です。意味が分かりません。辻褄だって取れてません。
そこかしこに「ちょっと待て」と言いたくなる不可解な描写も目立ちます。
だけど「単にダメなアニメ」とは一線を画する何かがある。
例えば12話で言えば、「燃える民家を見て現場に急行→力及ばず全焼→焼け果てた家を見て『大事にならなくて良かったな』と満足気な人魚姫」「海中を紙の便箋を咥えて泳ぐイルカ。もちろん手紙は普通に読める」等々。
どうでもいいところまで丁寧に破綻している様子に、「まぁぴっちだししょうがない」と穏やかな気持ちが湧いてきます。
そして破綻しているのにそこを欠点ではなく、愛に感じられる最大の理由は「馬鹿を知りつつ真面目に貫く」その信条だと思う。
「ぴっち」のテーマは「人魚さんの恋」と「歌」。
この二つはどれだけカオスになろうとブレませんでした。
恋に関しては後述するとして、まず「歌」。
「歌で戦う」なんて字面は綺麗だけど、いざやってみたら狂った絵面にしかなりません。それでもそれを最後までやり遂げた。
無茶を承知で何度も何度も繰り返す内に、ギャグから一回りしてシリアスに、更に一回りしてギャグに…と目まぐるしく動く。
そして気がつけば、ガチでお唄に涙するようになってくるのです。
そんなわけで、第9話・第10話では新曲登場。いよいよ本格的にお唄が乱舞します。
「ぴっち」における「新曲登場」とは、「新必殺技取得」とか「追加兵装ゲット」と同義です。
したがって当然、こういう絵になる。
●Ever Blue (リンク先:YouTube)
『私を助けて 星の導きを胸に抱きしめて』
『帰りたいなんて 誰にも言わないけれど』
『大好きな人がいて 大好きな場所がある』
『それは天国よりも綺麗な海』
笑顔で熱唱する水色。もう唄わないでと泣く幼女。無言でバックダンスする桃と緑。
命乞いする幼女に構わずお唄は続く。やがて、後ろの二人も一歩前に出てコーラスに参加。
照りつける夕日の中、孤島での残虐行為はいつまでも続く…。
地獄絵図。もうその一言しかない。
●Star Jewel (リンク先:YouTube)
敵の用意した対マーメイド用の騒音兵器により、るちあさん達は窮地に立たされる。
だけどそんなことでリナ姐さんは心折れるわけにはいかない。
彼女は滅ぼされた北大西洋のプリンセス。自分を逃がすために犠牲になった国民のためにも、負けるわけにはいかない。
『流れ星に願いをかけた 七つの光見つけ出して』
『生まれ変わる朝が来るなら 同じ命をまた生きたい』
『大事なものに気付いたら季節が廻った』
『緑の雨に包まれて唄い続ける Song for You』
頼みの綱のラジカセが爆砕された時、敵さんの運命は決まりました。絶叫が、とてもとても悲しく響く…。
どちらのシーンも何かが決定的に間違っています。
だけど困ったことに、お唄はどっちも良いんです。
水色も緑も、ああ見えてシリアスな過去を背負ってる。(何せどっちも国を滅ぼされてる)
歌詞の端々にその辺の使命感や悲壮感が現れ、その上で水色と緑のキャラクター性も加味されてる。
良いお唄なんです、本当に。だけど、何かが間違ってるんです、決定的に。
それでも力任せに何度も繰り返すうちに、やがて視聴者も悟ります。
このアニメはこういうものだ。
そして気がつけば、お唄の素晴らしさに酔いしれるようになるのです。
一方、こういう訳の分からないものを延々作ってる内に、スタッフ様も何かを悟ったんでしょう。
迷いがなくなったかのように、この辺りの話から急激に「ぴっち」の「ぴっち」たる部分が確立してきます。
第11話は初期としては最もよくできた回。万が一「ぴっち」未視聴で、今から見ようという方がおられたなら、この辺から見るのがお勧めです。
力説してる内に何が書きたかったのかよく分からなくなった。まぁ「ぴっち」だし。
あと弊ブログの記事の癖は、間違いなく「ぴっち」の影響だと思う。
このアニメのおかげで、世の中の楽しみ方が大きく変わりました。
もうツッコミどころを探さずにはいられない。
出演者はシスターシェシェ役でお馴染みの土屋さんオンリー。
でもCri☆siSの曲を唄うと公言されてるので、行ってみようかと思う。
【Cri☆siS Final Live ~また会う日まで~】
日時:2011年03月26日(土)開場17:30/開演18:30
場所:吉祥寺スターパインズカフェ
チケット:3,000円
出演:Cri☆siS (「ぴっち」出演声優+激務なOLさんによるバンド)
公式ブログ
【Live!starlight!001】
日時:2011年02月20日(日)開場17:30/開演18:00
場所:L@N Akasaka
チケット:4,000円
出演:オリヒメヨゾラ、ながさきの&彩川みく、大野まりな、加瀬愛奈、金子未佳、加乃みるく、民安ともえ、土屋実紀、なかせひな、水霧けいと
詳細
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第9話「盗まれた曲」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第10話「過去の面影」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第11話「願いの指輪」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第12話「すれ違う心」
正直なところ、これほどまでに「ぴっち」を推してる私でさえも、第1期第1クールは辛いものがあります。
スタッフ様の「この番組はどうすればいいんだ」という思考錯誤と迷いは面白いし、破綻した「何か」は興味深い。
ですが、それだけではやっぱり長続きはしない。
よく「ぴっち」の魅力として「カオス」が挙げられますが、それだけでは事実の半分しか伝えていないように思う。
確かに「カオス」です。意味が分かりません。辻褄だって取れてません。
そこかしこに「ちょっと待て」と言いたくなる不可解な描写も目立ちます。
だけど「単にダメなアニメ」とは一線を画する何かがある。
例えば12話で言えば、「燃える民家を見て現場に急行→力及ばず全焼→焼け果てた家を見て『大事にならなくて良かったな』と満足気な人魚姫」「海中を紙の便箋を咥えて泳ぐイルカ。もちろん手紙は普通に読める」等々。
どうでもいいところまで丁寧に破綻している様子に、「まぁぴっちだししょうがない」と穏やかな気持ちが湧いてきます。
そして破綻しているのにそこを欠点ではなく、愛に感じられる最大の理由は「馬鹿を知りつつ真面目に貫く」その信条だと思う。
「ぴっち」のテーマは「人魚さんの恋」と「歌」。
この二つはどれだけカオスになろうとブレませんでした。
恋に関しては後述するとして、まず「歌」。
「歌で戦う」なんて字面は綺麗だけど、いざやってみたら狂った絵面にしかなりません。それでもそれを最後までやり遂げた。
無茶を承知で何度も何度も繰り返す内に、ギャグから一回りしてシリアスに、更に一回りしてギャグに…と目まぐるしく動く。
そして気がつけば、ガチでお唄に涙するようになってくるのです。
そんなわけで、第9話・第10話では新曲登場。いよいよ本格的にお唄が乱舞します。
「ぴっち」における「新曲登場」とは、「新必殺技取得」とか「追加兵装ゲット」と同義です。
したがって当然、こういう絵になる。
●Ever Blue (リンク先:YouTube)
『私を助けて 星の導きを胸に抱きしめて』
『帰りたいなんて 誰にも言わないけれど』
『大好きな人がいて 大好きな場所がある』
『それは天国よりも綺麗な海』
笑顔で熱唱する水色。もう唄わないでと泣く幼女。無言でバックダンスする桃と緑。
命乞いする幼女に構わずお唄は続く。やがて、後ろの二人も一歩前に出てコーラスに参加。
照りつける夕日の中、孤島での残虐行為はいつまでも続く…。
地獄絵図。もうその一言しかない。
●Star Jewel (リンク先:YouTube)
敵の用意した対マーメイド用の騒音兵器により、るちあさん達は窮地に立たされる。
だけどそんなことでリナ姐さんは心折れるわけにはいかない。
彼女は滅ぼされた北大西洋のプリンセス。自分を逃がすために犠牲になった国民のためにも、負けるわけにはいかない。
『流れ星に願いをかけた 七つの光見つけ出して』
『生まれ変わる朝が来るなら 同じ命をまた生きたい』
『大事なものに気付いたら季節が廻った』
『緑の雨に包まれて唄い続ける Song for You』
頼みの綱のラジカセが爆砕された時、敵さんの運命は決まりました。絶叫が、とてもとても悲しく響く…。
どちらのシーンも何かが決定的に間違っています。
だけど困ったことに、お唄はどっちも良いんです。
水色も緑も、ああ見えてシリアスな過去を背負ってる。(何せどっちも国を滅ぼされてる)
歌詞の端々にその辺の使命感や悲壮感が現れ、その上で水色と緑のキャラクター性も加味されてる。
良いお唄なんです、本当に。だけど、何かが間違ってるんです、決定的に。
それでも力任せに何度も繰り返すうちに、やがて視聴者も悟ります。
このアニメはこういうものだ。
そして気がつけば、お唄の素晴らしさに酔いしれるようになるのです。
一方、こういう訳の分からないものを延々作ってる内に、スタッフ様も何かを悟ったんでしょう。
迷いがなくなったかのように、この辺りの話から急激に「ぴっち」の「ぴっち」たる部分が確立してきます。
第11話は初期としては最もよくできた回。万が一「ぴっち」未視聴で、今から見ようという方がおられたなら、この辺から見るのがお勧めです。
(左画像) マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.2 [DVD] (右画像) マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.3 [DVD] |
力説してる内に何が書きたかったのかよく分からなくなった。まぁ「ぴっち」だし。
あと弊ブログの記事の癖は、間違いなく「ぴっち」の影響だと思う。
このアニメのおかげで、世の中の楽しみ方が大きく変わりました。
もうツッコミどころを探さずにはいられない。