穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第10話「過去の面影」

2006年06月29日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

【追記:2022年2月】
この回の感想を書き直しました。
出来ればそちらを読んでいただけるとありがたいです。
「Star Jewel」vsエリル(第10話):マーメイドメロディーぴちぴちピッチ感想
【追記:終わり】


夏の風物詩「Voice in the Live」の公式ブログが更新。

どんな歌を歌うんだろう?って思われてると思うんですけど、懐かしいアレとかお馴染みのアレとかえーーーっていうアレとか歌います。お楽しみがなくなっちゃうとアレなんで詳しくは書けませんが、要は皆さんが良く知ってる曲をいっぱい(たぶん皆が思ってるよりいっぱい…)歌います

それは「ぴっち」曲に期待しろということですか?小躍りしながら待っていよう。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第10話「過去の面影」

レギュラー人魚3人のうち、最も粗雑で不幸な扱いを受け続ける、緑の姐さんことリナさん。

例:Aパート終了時アイキャッチ=るちあ
  Bパート開始時アイキャッチ=波音

リナさん完全無視。姐さん…(つ∀`)

そんなリナさんがモデルにスカウト。コンテストに出ることになりました。
前にも書きましたが、リナさんを初め、この人魚どもはやたらめったらナンパやスカウトの対象にされまくります。
基本スペックが尋常でなく高いらしい。

しかし、リナさんをスカウトした彼は、なにやら様子が妙。
そのことを問いただすと、先日、自分のモデル兼恋人だった彼女に逃げられ傷心、その傷を引きずってるとのこと。
過去にこだわり前に進めない彼を、自分の姿に重ねたリナさんはモデルを通じて彼に色々と助言。

…まぁ、リナさんの負ってる「過去の傷」は故郷を滅ぼされ一族郎党壊滅した過去です。
たかが失恋ごときとは桁が違う気がしますが、その辺は気にしてはダメです。
だってそれを気にしだすと、同じ傷を負ってるはずなのに毎日をのほほんと過ごしてる波音さんの立場がなくなっちゃうから。

各自の思惑を乗せて始まるコンテスト。
と、そこに敵幹部・エリルさんの襲撃。
今まで「耳をふさぐ」「ノイズを流して歌をかき消す」など叡智の限りをつくした戦術を取ってきた彼女の今日の戦略:『人魚の嫌う音楽を流し、歌わせない』

が、そんな弱小幹部の必死の抵抗を嘲笑うかのように、リナさんの新曲が降臨。

【Star Jewel】
 リナさんの専用曲。
 ただし、リナさんが単独戦闘することは少なく、たまに波音さんとデュエットしても採用されるのは波音さんの「Ever Blue」の方。
 おかげで、3人のソロ曲の中では一番影が薄い気がする…。

 歌詞の中で有名なのは、以下の一節。
 
 リナさん:
  「緑の雨につつまれて、唄い続ける song for you♪」

 それは放射能か何かだ。
 不用意に包まれたリナ姐さんの身が危ぶまれます。
 (ちなみに、偶然か狙ったか、別アニメのサブタイで同じフレーズが使われたこともある)

 個人的には結構この曲は好きなので、今現在、目覚まし代わりに使ってます。
 好きな理由は「10話の、るちあさんverが格好良かったから」ですけれど。
 姐さん…(つ∀`)

リナさん :『流れ星に願いをかけた~♪』
波音さん :『七つの光、見つけ出して♪』
るちあさん:『離れ離れになったJewely Star♪』
三人   :『運命という絆を信じてる♪』

ずがむ。粉砕される、エリルさんの妨害装置。

ぴちぴちボイス、ついに物理破壊の領域に到達。
エリルさんの必死の抵抗手段を容赦なく踏みにじり、素敵なボイスは彼女を直撃。
哀れエリルさん、成す術もなく敗退。

なお、このときの戦闘の舞台となったのコンテスト会場のど真ん中。
もちろん、周囲には大量に無関係のお客さんがいます。
人魚達の激戦を目にした民間人の反応は…

客:
 「こんなショウが用意されていたんだー」「かわいー♪」

何ということもなく受け入れ。この世界は人魚の皆さんに果てしなく優しくできてる。

さて、めでたくコンテストも終わり、恋人に振られて傷心中だった彼も前に進むことを決意。
そんなわけで、手始めにリナさんに告白してみました。
けれど結果は見事な玉砕。

波音さん:
 「…というわけで、また乗り越えなくてはいけない過去を背負ったというわけですな」

振り出しに戻る。身も蓋もない落ちがついて終了。


ポニーキャニオン マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.3(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.3

(右画像)
浅野まゆみ(リナ)/マーメイドメロディーぴちぴちピッチ Star Jewel
浅野まゆみ(リナ)/マーメイドメロディー(3)リナ STAR JEWEL

期せずして、画像が姐さん特集になってしまった。笑顔が物凄く哀愁を誘います。姐さん…(つ∀`)

それはさておき、「Voice in the Live」。

あんまり内容予想とかすると、当たっても外れても楽しみが半減しそうですが、それでもあえて推測すると…。
「ぴっち」曲を代表する「Legend of Mermaids」「KODOU」はほぼ確実。
参加者の専用曲「オーロラの風に乗って」「花と蝶のセレナーデ」も普通に考えればあるはず。
メンバーが一人足りませんが、BBSソングもまぁ、期待していい範疇。
で、それ以外のサプライズ曲となると…?

…まぁ、選択肢は無闇やたらに広いので、何が来てもいいように片端から聴きまくっておこう。
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第9話「盗まれた曲(メロディー)」

2006年06月28日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

先日「アキハバラ@DEEP」なる深夜ドラマでの一幕。

 オタク狩りを行っている一団が、自分らの邪魔をするオタク集団を捕まえるために罠を作成。
 その罠の撒き餌に使われたのは…一枚のセル画。

 オタクA:
  「あれは、『ぴっち』のるちあの幻のセル画!?」

なんだその超ピンポイントな罠は。
ちなみに放送局は「ぴっち」とは別の局。
ものすごい大盤振る舞いです。さすが「ぴっち」は愛されてる。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第9話「盗まれた曲(メロディー)」

人魚さんたちのソロ曲シリーズの皮切り。

愛しの太郎ちゃんこと海月先生が学校を休んだと聞き、弁当持参で波音さんたちはお見舞いに。
が、辿りついた海月邸には倒れ付す太郎ちゃんの姿が。
なんでも、コンクール用に作曲したばかりの楽譜を何者かに奪われてしまったようです。

半狂乱になりつつ、懸命に看護を始める波音さんに、太郎ちゃんは思い出を告白。

海月先生:
 「実はあの曲は自分の心の中にいるある人に捧げる曲なんです」
 「…人間じゃなくて、マーメイドなんです」
 「インド洋で僕は見たんだ…」

おめでとう、波音さん。
愛しの太郎ちゃんもマーメイドフェチだと判明しました。
これで下半身が魚であることがデメリットからメリットに早変わり。

まぁ、「ぴっち」世界の男どもはことごとくマーメイド至上主義者ばかりですけれど。エラ呼吸もできない女に価値はねぇ。
あとぶっちゃけ、太郎ちゃんの思い出のマーメイドは、インド洋のマーメイドプリンセスです。
奇人の戯言にしか聞こえない太郎ちゃんの話ですが、密かに超重要伏線だったりする。

さて、奪われた楽譜を取り戻すべく躍起になる波音さんは、突如、とんでもなく魅惑的な旋律を耳に。
誘われるまま音源に近づきますが、それは敵幹部・ユーリさんの罠でした。
海月先生の製作した曲に「マーメイドが好む旋律」が含まれることに気づいた彼女が、彼の元から楽譜を奪っていったのでした。

その音色に誘われ、波音さんは虚脱状態。
後から現れたるちあさんたちも、同じくあっさりと罠にかかります。
危険は認識しつつも、曲の魅力の前に完全に骨抜き状態。

つうか、呪歌の本家本元の人魚を一瞬で悩殺する曲を作り上げる男・太郎ちゃん。
ただの人間のくせに半端ではないです。
彼がその気になれば、七つの海を制覇するのも夢ではない。

絶体絶命の波音さんですが、太郎ちゃんへの想いは強し。
見事に曲の魔力を打ち破ると、勇ましく変身。
水色パールボイス!

波音さん:
 「太郎ちゃんの大切な曲を盗むなんて卑怯な真似は絶対許せない!
  恋する乙女の底力、思い知らせてあげるから!」
ユーリさん:
 「…勝手なことを!」

なお、ユーリさんは自分が曲を盗んだ相手の名前が「太郎」ということを知りません。
もちろん、「恋する乙女」云々も、波音さんと太郎ちゃんの関係を知らないので意味が分かりません。
当然、何がどう「卑怯」なのかも不明。そりゃユーリさん的には「勝手なことを」としか言えんわな。

完全に自分世界だけで話を進める波音さんですが、やる気は十分。

波音さん:
 『それは Ever Blue 輝く♪』

専用曲「Ever Blue」炸裂。

【Ever Blue】
 「エバブー」の愛称でお馴染みの波音さんのソロ曲……なのだけど、リナさんとデュエットすることがやたら多い曲。
 波音回はもちろんのこと、るちあさん抜きの戦闘シーンで使われること多数。
 専用バンクが用意されていたり、他のソロ曲と比べ、群を抜いて使用回数が多かったりとやたらに愛されてる。

 視聴者からの人気も高い曲ですが、冷静に聴くと「恋する自分に酔ってたい」というとてもとても波音さんらしい曲。

 波音さん:
  「愛すべき人がいて、愛すべき場所がある♪
   煌く青さ ピュアな気持ちで守るためにー♪」

 あと個人的な話ですが、会社に入った頃、目覚まし代わりにこの曲の着メロを使ってました。
 おかげでこの曲を聴くと、なんともいえない落ち着かない気分に。

ちなみに今回のキャプチャ画像はこの時の激戦の模様。
手前の緑髪の娘・ユーリさんに向かって波音さんが猛攻撃。後ろの二人は踊り担当。
これが「ぴっち」の誇る緊迫の戦闘シーンです。何か文句でも?

何はともあれ新曲パワーもあり、見事にユーリさんは撃破。
奪われた楽譜自体は戻らなかったものの、再作曲はうまくいき、太郎ちゃんは見事に復帰。
太郎ちゃんがマーメイドフリークと知り、波音さんも人魚姿で接触開始したところで以下、次号。


ポニーキャニオン マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.3(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.3

(右画像)
寺門仁美(波音)/EVER BLUE
寺門仁美(波音)/マーメイドメロディー(2)波音 EVER BLUE

なお、「アキハバラ@DEEP」内で使われた「幻のセル画」とやらは、DVDボックス第1巻のジャケット。
「るちあが二倍でボリューム倍!」として愛されてたやつです。
(実物を見たことがない人には何のことか分からないと思いますが)
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シムーン 第13話「理(ことわり)」

2006年06月27日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
公式ページにて人気投票開催中。
それに伴って各キャラのプロフィールも一新。
「シムーン」はこの手のお遊びが好きというか、公式関連の充実振りが素晴らしいです。


・シムーン 第13話「理(ことわり)」

前回、カイムさんとアルティさんでパルを組んだものの、結果は見事に失敗。

 [公式の人気投票ページより抜粋]
 カイム:趣味 ネイルアート
 アルティ:趣味 バードウォッチング

  カイムさんの趣味は前にパライエッタさんを口説く時に使ったやつか。
  アルティさんのバードウォッチングはなんというか…。
  この娘のことだから、違う何かをウォッチしてるような気がしてならないです…。

ここにきて初めて、「気持ちの通じ合ってない者同士が組むとシムーンは飛ばない」事実が発覚、テンペスト隊一同、驚愕します。
つうか、そんな大事なことに今の今まで気が付かなかったのもすごいですが…。
歴代パルは痴話喧嘩なり破局なりしたことはなかったんだろうか。

そんないざこざはあったものの、基本的にテンペスト隊の皆さんは暇。思い思いに時間を潰して過ごします。

 ユン:趣味 読書
  良かったね、ユン、ちゃんとプロフィール用意してもらえて…。
  これで「公式にプロフィールがない」「オープニングに出てない」、
  「死亡フラグが立ちまくってる」と言われ続けた過去ともおさらば。

一方、アーエルさんはモリナスさんから最後にして究極のリマージョン・翠玉のリマージョンの情報を入手。

 モリナス:趣味 プラモデル作り、ドライブ
  とりあえず、人気投票に一票放り込んでみた。

モリナスさん:
 「確か、ネヴィリルとアムリ…」
アーエルさん:
 「ネヴィリルとアムリアは…したんだ翠玉のリマージョン」
ワポーリフさん:
 「……」
アーエルさん:
 「分かった。成功しなかったんだ」

口ごもるワポーリフさんやモリナスさんの様子を見て、一人合点するアーエルさん。
って、それはやばい流れのような…。
なんだかアーエルさんが地雷を踏む予感がひしひしと。

期待を裏切らず、アーエルさんはそのままの勢いで食事を楽しむ一同の前に闖入。
ちなみにこの食事の準備、マミーナさんやロードレアモンさんが行った模様。
すっかりメイドさんが板についてます。

 ロードレアモン:趣味 星占い
 マミーナ:趣味 料理、家事全般

  さすがは「テンペスト隊で嫁にしたい娘No.1」と各方面で大人気のマミマミ。
  まぁ、消去法で選んでも選択式で選んでもこの娘しか選べなさそうなあたり、
  テンペスト隊の人材不足を物語っててアレですが…。

アーエルさん:
 「ネヴィリル、私とやろう、翠玉のリマージョン!」
ネヴィリルさん:
 「!?」
アーエルさん:
 「分かってる。アムリアとは失敗したんでしょ♪」

その結果、アムリアさんは他界されました。
愛しの人の死因を容赦なく掘り起こすアーエルさんに一同絶句。
しかし、当のアーエルさんは何が悪いのか全く分からず。

 アーエル:趣味 風琴を聞くこと、武器の手入れ。(どっちもなんか落ち着くよねぇ。)
  風琴を聞くことと武器の手入れを「どっちも落ち着く」と同列に扱う恐ろしい女。
  この娘の唯我独尊、空気の読まなさ加減は只者ではない。

アーエルさんの言動、初めは「失敗しただけでそれが死因とまでは知らなかった」からかと思ったのですが…。
後々のアーエルさんの台詞を聞くに、彼女はそれを知った上でこの発言を行ってるような気がします。
なんて恐ろしい娘。  

あまりにどうしようもない展開に、たまりかねてフロエさんが介入。
空気を読めないアーエルさんを倉庫に連れ出すと、彼女を問い詰めます。

 フロエ:趣味 ケーキバイキング~。
  …君がバイキングするのはケーキではない何かだと思うのですが。

フロエさん:
 「あなた、ネヴィリルが好きなの!?」
アーエルさん:
 「ネヴィリルは欲しいよ。
  ネヴィリルとなら、きっと誰よりも高く飛べる」

アーエルさんの場合、「ネヴィリルさんが必要」というより単に優秀なパートナーが欲しいだけ。
ぶっちゃけ、「自分が二人いればそれがベスト」と思ってそうな気がします。
しかし、あまりといえばあまりのアーエルさんに、フロエさんお冠。何を思ったかいきなり接吻。

アーエルさん:
 「これから戦闘があるわけでもないのに変」
フロエさん:
 「そう思わなくなるのが本当の好きなの!
  ネヴィリルはアムリアが好きだったの!」
アーエルさん:
 「それとリマージョンとどんな関係があるの?」
フロエさん:
 「好きなほうが色々といいの!」

強烈な百合推進発言。
フロエさん、何が言いたいのか分からない上、事態を悪化させただけのような気がするのですが…。
案の定、全く意味を理解できなかったアーエルさんは、特に反省することもなく暢気に艦橋で日向ぼっこ。

と、そこにリモネさん登場。

 リモネ:趣味 お絵かき、、、、。
  リモネさんの嘘つき。本当は「お菓子を食いまくること」のくせに。

アーエルさん:
 「リモネはドミヌーラ好き?」
リモネさん:
 「ふえ?わかんない」
アーエルさん:
 「好きだとシムーンに乗らないときもキスしたくなるらしい。
  好きな方がいろいろいいらしいよ」

子供に変なことを受け売りで教えないでください。

ところ変わって作戦室。
ドミヌーラさんが先週見つけた敵の空中要塞への攻撃を主張しますが、本国の許可が降りず。
どうも本国では色々とごたごたが起こっており、それどころではない模様。

ドミヌーラさん:
 「目先のことにとらわれて大局が見えていない…!」

そりゃお前だ。

 ドミヌーラ:趣味 エステサロン巡り、温泉、スパ
  どこのOLだ。

いらいらしながら司令室を後にするドミヌーラさんですが、ふと目をやると前に愛しのリモネさんが。
リモネさん、なにやら邪悪な笑みを浮かべると、先ほどアーエルさんから聞いたことを早速試してみました。
やおら顔を近づけるといきなりキス。降って沸いた素敵タイムにドミヌーラさん超大喜び。

リモネさん:
 「どう思った?好き…って思った?」

嗚呼、リモネさんが悪い娘に…。
今まで拒絶しまくってたドミヌーラさんにこの戯れぶり。
このままでは彼女まで悪女になってしまう…。

不穏な空気のまま夜も更けて。
トラウマ再発、ショックのあまり再度引きこもったネヴィリルさんの部屋。そこにいきなり降ってくるアーエルさん。
どうやら船外から壁伝いに忍び込んだようです。

 ネヴィリル:趣味 口紅のコレクション
  あの特徴的な唇は伏線だったのか…。

驚き慄くネヴィリルさん(当然の反応だ)は硬直。
その隙に一気に間合いを詰めると、アーエルさん、問答無用で接吻。
嗚呼、フロエ病が蔓延してる…。


翌日。
ドミヌーラさんの命の元、アーエル-ネヴィリルペアで偵察に行くことに。
冒頭で判明したとおり仲違いした二人ではシムーンは飛ばないはず。
…ですが、予想に反してシムーンは順調に飛行。

アーエルさん:
 「やっぱりだ、あんたはやっぱり私を求めてるんだ!」
ネヴィリルさん:
 「私が…アーエルを求めてる…?
  そうじゃない…私は………アーエルが、怖い」

ネヴィリルさんの絶望の嘆きが響いたところで終了。

…まぁなんというか。
「本当は必要としてるんだけど、気持ちの整理がついてない」というより、アーエルさんの暴力的なアプローチに流されてるだけのような…。
力づくで相手を押し倒し、自分の意のままに利用する娘・アーエル。つくづく恐ろしいアニメです。


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最後にパライエッタさん。

 パライエッタ:趣味 音楽(ジャズ、ボサノバ)(でも隠れて演歌)
  テンペスト隊きっての苦労人。
  「周囲が非常識人の群れだと、常識人が一番損する」ことを身をもって証明中。
  何か、趣味にまで不幸と苦労の色が見え隠れしてる…。
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第7話「人魚の嫉妬」、第8話「凍った気持ち」

2006年06月27日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

近々、イタリアにて「ぴちぴちピッチ」の放送開始。
台湾、ドイツと続いて着実に海外進出中です。
この調子で進めば、七つの海を制覇する日も遠くないはず…!


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第7話「人魚(マーメイド)の嫉妬(ジェラシー)」

海斗くんが年上の女性にまとわりつかれて、るちあさんがやきもきするお話。
普通、その構成の話ならラストに「実は親戚」オチがつくような気もしますが、そこは「ぴっち」。
件の女性はガチで海斗くんにコナかけてました。

ちなみにその女性はどう若く見ても20代前半から後半、対する海斗くんやるちあさんは中学2年生です。
さすがは少女漫画。中学生は完全に大人扱いかよ。
なんつうか、定番ネタのはずなのに明後日の方向にしかいけないのは、「ぴっち」の宿命です。

その他、敵の手により盗み出された宝石を奪還…したものの人間の手に返すことなく海中に投棄など、問題映像盛りだくさん。
当時の製作陣は方向性で大混乱してたんじゃなかろうか。
一応、「まともな話にしよう」という努力の跡が見える分、なんだかとてもやるせない気分になります…。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第8話「凍った気持ち」

作画が大崩壊を起こし、各方面で話題になった回。
そして、よりにもよってそんなときに「美形のライバルサーファー」な新キャラ登場。
見ていて目を覆わんばかり。

さて、近々行われるサーフィン大会に参加する海斗くん。
何気に彼は前回大会の覇者です。
少女漫画のヒーロー役なんて完全無欠がお約束。

が、別地区のチャンピオン(前述の新キャラ)の遠征やらでプレッシャーがかかりまくり。
挙句、その新キャラの彼がるちあさんを口説いてる場面を見て心を乱される始末。
心身ともに最悪のコンディション。

…ちなみにるちあさんは、歩く犬が棒に当たるよりも高確率でナンパされまくります。
まぁ、見るからに頭弱そう&無駄に胸の福よかな女子中学生が、真夜中だろうと真冬だろうと袖なし上着にミニスカで繁華街を闊歩してれば、むしろ襲われないだけマシだわな。

それはさておき、愛しの海斗くんに差し入れの弁当を持参するため、るちあさんも大張り切り。

るちあさん:
 「まずはブイヤーベースでしょ、それから…」

弁当にブイヤーベースを選択する中学2年生。
常識のなさに驚くべきなのか、いつの間にか取得している料理技能に驚くべきなのかよく分かりません。
(ちなみにるちあさんの料理技能は「アイスクリームを作る過程で、おこげを作ることができる」レベルです。超絶技能)

かくして始まるサーフィン大会。
しかし、力尽きた作画は復活できず。
後に『適当な波』として超作画の代名詞になる、全く動きのない波の描写が披露されます。

るちあさん:
 「今の波、ちょっとおかしかったね」

!?
るちあさん、動画にケチつけやがった。
さすがは視聴者の心を的確に代弁する双方向性アニメ「ぴちぴちピッチ」。

さて今回の敵はマリアさん。
登場時のガイトさんとのやりとりが、完全に前回の使いまわしなあたりが泣けてきます。
パッチワークは「ぴっち」のお家芸ですよ。

そんなこんなで、サーフィン大会中の海の底にて、マリアさんと交戦開始。
マリアさんも特技の冷凍光線で攻撃を行ってきます。
海中で冷気なんて放出しても周囲の水が凍りつくだけだろ、とも思いますが気にしてはいけません。
だって「ぴっち」世界では独自の物理法則が働いているのですから。
(例:この世界には「水圧」が存在しない)

で、例によって例のごとく、るちあさんたちもお歌で反撃。
今まであまり触れてきませんでしたが、必殺のライブ攻撃を放つ前に、るちあさんが前口上を述べるのが通例になっています。
基本的に「何が言いたいんだこの娘は」的なものばかりですが…。

るちあさん:
 「今日の観客は大好きな海のお魚さんたち♪
  ぴちぴちボイスでライブスタート!」

このシーン、どこをどう見ても魚なんていません。
るちあさん、とうとう幻覚まで見るように…。
無邪気な彼女の瞳に何が映ってるのか、とてもとても心配です。

暗澹たる気持ちになる視聴者をよそに、今回も無事にマリアさんの撃退に成功。
そりゃまぁ、ライブアタックは相手の攻撃を完全無効にし、相手には回避不能の必殺ダメージです。
ぶっちゃけ歌さえ歌えれば負ける要素がない。

肝心のサーフィン大会も無事に海斗くんが連覇。
勝因が、「他の参加者がたまたまマリアさんの攻撃に巻き込まれて失敗したから」というのがなんとも言えない気分になりますが…。
お話として成立してない気がしますが、それを言い出すと「ぴっち」の話の大半が否定されるような気がするので気にしない。


ポニーキャニオン マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.3(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.3

(右画像)
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1

しかし、海外進出はいいとして肝心のお歌は大丈夫なんでしょうか。
日本での本放送時には、海の向こうでも「curesd song」の愛称で親しまれてたようなので、そんなに心配することもなさそうですが…。
嗚呼、「ぴちぴちボイス」は国境を越える。
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次は立体あやとりに挑戦できたらイイナ!

2006年06月26日 | アニメ・日曜朝 感想その他
・おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~ 第13話「気づいてくれたらイイナ!」

『魔法で夢を叶えても幸せにはなれない』

それは一から九までいい加減な「マイメロ」の根底を支えるテーマにして最後の良心。
結局のところ、クロミさんの繰り出す悪夢魔法は「猿の手」系統。
「マイメロはダークだ」と言われるようになった要因の一つでもありますが、ここのところ、その辺がいい加減になってきてるような…。


そんな悪夢魔法の今回の被害者はクラスメイトの男子・関山くん。
それまで地味な存在だったのに、「実は折り紙が得意」ということがメディアによって暴露。
一躍クラスの人気者に。

 ちなみに折り紙ですが、カブトムシやクワガタ、カニ等々、結構理不尽なものまで製作可能。
 三次元を表現できるようになると、製作の幅が一気に広がります。
 折っている自分が気持ち悪くなるくらいに。

さて、女子学生からちやほやされる折り紙少年ですが、そちら方面にはあまり興味なさげ。
しかし、桜塚さんが駆け寄った瞬間、頬を赤らめ硬直。
関山くんの脳裏に蘇る、泣いている女園児に折り紙をあげた幼少時の記憶。

夢野さん:
 「関山くん、美紀を見て赤くなった♪」

超反応しすぎだ、歌ちゃん。

つうか、関山くんが園児のころから桜塚さんのことを好きだったのだとしたら、彼女の竹馬の友・夢野さんがそのことを知らないはずがなし。
少なくとも、十年に渡って気が付かなかったことに、こんな一瞬で気づくのは不自然です。
さすが歌ちゃん、脳構造が人様と違う……などと感動してたのですが…。

幸せに浸る関山くんですが、そこに悪夢の象徴・バク族が飛来。空気を読めないバコさんが折り紙の才能を披露してみました。
ちなみにバコさん、ウィーヴの事業計画書には「期待の新キャラ」的紹介をされてます。
その割には出番が1クール終了間際とはどういうことだ。

女子一同:
 「かわいー♪」

嗚呼、関山くん。なんというか、折り紙技能というより、本体の性能で負けた気がする。
せっかく注目の的だったのに、あっさりとバコさんに立場を奪われてしまいました。
行き場のない怒りに、彼は屋上にて愚痴りまくり。

クロミさん:
 「その夢、叶えてあげるよ」

けれどこの学校の屋上は悪夢の押し売り多発現場。
不用意に夢を持ってしまった彼は、無残にも被弾。
たちまち悪夢が具現し、クラスメイトを観客にしたバコさんとの「折り紙対決」の開始。

クラスメイト:
 「またかよ」

もはやこの異常事態に完全に慣れきってるクラスメイトがやるせない。

順調に進むかに見えた折り紙勝負ですが急激に事態は泥沼化。
バコさんの放つ折り紙戦闘機編隊が、関山くんの海洋戦艦を沈めたあたりからパニック開始。

藤崎さん:
 「悪夢魔法が暴走し始めた!」

暴走させたのは当事者の関山くんではなく、バコさんだけどな。

夢野さん:
 「マイメロ、お願い何とかして!」

例によって完全他力本願娘・夢野さん、ここにきてようやく行動開始。
つうか、本当にどうしようもない事態に陥るまで完全放置する彼女が恐ろしいです。
しかも今回は、むしろ積極的に悪夢に加担してるような気すらする。

マイメロ:
 「うん、分かった」
 「助けてね、カードさん」

下請けの下請け。
そんなんで事態が収拾できると考えるほうがそもそも間違いだ。
案の定、呼び出されたお助けキャラは何の役にも立たず。

じゃあここは一発、関山くんの想い人疑惑の桜塚さんに色仕掛けてもらおう。
最後の手段に出てみますが、それすらもあっさり無効。
つくづく役に立たないレギュラー陣。

 どうでもいいですが、このとき桜塚さんの読み上げたポエム、そのまま解釈すると「オッケー」の意になると思うのですが…。
 後の桜塚さんの台詞からしても、それなりに脈はあった模様。

とどまるところを知らない関山くんの暴走ですが、一人の少女の出現によって事態は沈静化。

関山くん:
 「あのときのことを忘れちまったのかよ!」
碓井さん:
 「…忘れてないよ」

巨大な紙飛行機に乗って碓井さん登場。
関山くんの思い出の少女は碓井さんだったのです。
…なるほど、夢野さんが関山くんのことを知らなかったのは伏線だったのか。やってくれるぜウィーヴ。

碓井さん:
 「…ずっと、関山くんのこと見てたのよ」

フラッシュバックする本日放送回のシーン。
おお、確かに、ちゃんと碓井さんが出てる。
背景キャラ好きとしては、なんとも嬉しい演出です。

 1.超高速で席を移動するデコ娘こと山田さん(?)
 2.碓井さんの隣で、すげー冷淡な顔してる加藤さん、超かわいい
 3.クロミさんの魔法にも、マイメロの魔法にもかかってないのに巨大紙飛行機を操る不思議少女・碓井さん

なんか気になることだらけですが。
あ、3つ目のやつは、「魔法の対象が関山くんではなく周囲の空間だった」なら問題なしか。
実際、魔法にかからないはずのバコさんまで折り紙操ってるし。

何はともあれ、憧れの碓井さんと思いが通じ、悪夢は終焉。

関山くん:
 「ありがとう!君のおかげだよ!」

…そして関山くんから湧き出る黒音符。
って、黒!?
黒音符は破滅への足音。それは「本質的な願いが叶っていない」ことを表します。

可能性その1:
 碓井さんは元々関山くんのことを「ずっと見ていた」(本人談)のだから、悪夢魔法とは無関係。
 よって、「魔法で願いを叶えた」わけではないのでペナルティは発生せず。
 これだと昨年のサンタのときと同じく、例外的な円満解決パターン。

可能性のその2:
 「ずっと見ていた」という碓井さんの発言。
 では、そのときに流れた回想シーンをちょっと確認してみましょう。

 カット数:4、そのうち関山くんのことを「見ていた」数:2。

 おい、何気にあんまり見てないぞ、碓井さん。
 しかも他のクラスメイトと全く同じタイミングで行動しています。
 悪夢魔法のきっかけとなった「バコさんがちやほやされてる」シーンでは、実際バコさんの方を見てるし、他のクラスメイトと比して格段に関山くんに注目してるわけでもありません。

 まぁ、番組に出てないところで注目してたのかもしれませんが、あれだけ「いいシーン」っぽく出してきた回想シーンがこれでは深読みの一つもしたくなります。
 そんなわけで結論。
 「碓井さんは便宜上ああいう態度を取っただけで、実際は関山くんにそんなに気があったわけではない」
 これなら黒音符というのも理解できます。
 きっと彼女が懐からだした「思い出の鶴」は、影で高速で折り上げたんだよ。

果てしなく欝になる結論が出て今回のお話は終了。

なお、ラストシーンは赤ん坊のバコさんがさりげなく口を開いたところ。
今回の諸悪の根源がこの娘だったことや、あの無邪気な笑顔が擬態にしか見えないこと、今回の話の導入が「空から降ってくる前回のラスボス」ということを鑑みると、今作の黒幕はこの娘のような…。
つくづく欝なお話だ。


ついでに今日の夢野さん:
 1.鼻歌歌ちゃん
  お風呂上りにちょっとハミング。
  …あのとき一節は何の曲?
  分かりそうで分からなくてとても気持ち悪い。

 2.仕事?そんなのやる気ないよ?
  自分が巻き込まれない限り、基本的に悪夢をスルーする歌ちゃん。
  まぁ、「マイメロ」は「歌ちゃんがメインにならない方が楽しい」という酷いジンクスがあるので、それもよしですが。
  つくづく汚れ役がお似合いな娘さんだこと。

 3.巨大化した関山くんとの戦闘を見上げる歌ちゃん
  何気にものすごい顔してる。
  やっぱりこの娘は面白い顔をしてなんぼですよ。
  この調子で来週も頑張れ。
  
 4.次回予告
  歌ちゃんが壊れた。
  これはついに対女子用テンプテーション回なんでしょうか。
  超期待して待ってみよう。


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個人的な折り紙の思い出:
 保育園児に連鶴を折ってあげたところ、満面の笑みで鶴の両翼を掴むと…ぶちぃ!
 園児の手により離れ離れになる連鶴改め、単なる裂けた鶴二匹。
 あのときの邪悪で素敵な笑みは一生忘れない気がする。 
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ぶっちゃけはっちゃけ最後の踊り場

2006年06月25日 | アニメ・日曜朝 感想その他
・ふたりはプリキュア Splash Star 第20話「雨に唄えばドロドロン!」

サブタイトルに名前が入る…それは「プリキュア」世界では死刑宣告と同義。
加えて、今回は7個アイテムを揃えると次のステージが始まる構成。
あらゆる要素が死を暗示する不吉な空気の中、現在交戦中の敵幹部・ドロドロンさんの最後の檜舞台、ついに開幕。


しかし、追い詰められてることはドロドロンさん自身も重々承知。
ラストバトルに臨むに当たって気合十分、『雨降ってると強くなる』という唐突な特性も吐露し、自信満々です。
つうか、そんな能力があるんだったら、彼は出番をあと一ヶ月遅らせるべきでした。
せっかくこれから梅雨時だというのに。
ホームグラウンドが訪れた時には、既に退場にリーチがかかってるとは。

何はともあれいつものようにプリキュアさんたちの追尾開始。
ちなみに、憎きプリキュアさんは、ドロドロンさんの同僚の霧生さんたちと仲良く談笑中。
華やかにおしゃべりする女子中学生4人。それを土中から伺う、後のない野郎。なんというか、人生の明暗を見た気がする。

そんなやるせない雰囲気が漂う中、とうとうラストバトル開始。

日向さん&美翔さん:
 「デュアルスピリチュアルパワー!」

『雨が降れば強くなる』、その言葉に嘘はなく、1対2の不利な状況を物ともせず、ドロドロンさんはプリキュアさんを圧倒。
そして何より、今回は戦闘にウザイナーを連れてきていません。
ウザイナーさえいなければ、謎アイテムを奪われることもなし。これは死のジンクス突破なるかも!

ドロドロンさん:
 「フヌオー!」

元気溌剌、パワー全開。
土の力が解放され、周囲の木々は枯れ果て死の世界に。
やってることは何気に初代幹部のカレハーンさんと同レベルですが、なんとなくドロドロンさんの方が強そうです。応用利きそうだし。

が、周囲の惨状にプリキュアさんたちは激怒。
理不尽にパワーアップすると、猛然と反撃開始。
その攻撃を前に、ドロドロンさん、ついには耐えかねて禁断の扉を開いてしまいました。

ドロドロンさん:
 「ウザイナー!」

嗚呼、ウザイナーを喚んでしまった…。
それさえしなければ…。
あのまま一人で闘ってさえいれば、次週まで生き延びれたかもしれないのに…。

視聴者の嘆きの声を無視し、「待ってました」とばかりに無常にも放たれるプリキュアさんの主砲。
なんとか直撃こそ避けたものの、哀れドロドロンさんは他界。
あんなに躍動感溢れていた肉体も、只の砂と化して崩れ落ちました。

日向さん:
 「戻ったんだね、土に」

文字通りの意味でな。

かくしてプリキュアさんたちは「土の泉」を奪還。
「土の泉」というか、それは只の泥沼だろうとも思いますが、これで「木」「火」と3つ目。
「7つの泉のうち6つまで奪われる」という崖っぷちからスタートしたプリキュアさんたちですが、とうとうここまで辿りつきました。

…ですが、ドロドロンさんが退場した今、次の相手は恐怖の霧生さんペア。
単純な戦闘能力で負けてる上、相手はこっちの正体やウィークポイントを完全把握。
ぶっちゃけ、授業中に背後から狙撃されるだけで軽く話が終わります。

かつてない危機的状況にプリキュアさんたちはどう立ち向かうのか。
来週以降、どういう構成で話を進めるつもりなのか、とてもとても楽しみです。
個人的には、真正面からガスガス激戦を繰り広げるのに期待。


ふたりはプリキュア スプラッシュスタープリキュアDX 全4種(左画像)
ふたりはプリキュア スプラッシュスタープリキュアDX 全4種

(右画像)
ふたりはプリキュアSplashStarマスコット 10入

その他、プリキュア関連アイテム、および、同、オークション
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ところで、ドロドロンさんが「土の力」を解放し、木々を壊滅させたシーン。
あの現場には日向さんの妹さんも居たはずですが、あの娘はこの怪奇現象を前に一体何を思ったんでしょう。
「SplashStar」の敵役さんは、民間人の前で不用意に力を使いすぎです。

…まぁ、同じく同席していた霧生さんが、気を利かして手刀の一撃でも見舞って気絶させてくれてたのかもしれませんが。


【追記】
今回の霧生さん青、中の人がいつもと違ったそうな。
なるほど、通りでなんか口調や声質が違うと思ったわけだ。
てっきり「敵としての立場を認識した心境の変化」故かと思い込んでました。
コメント (4)
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「嵐の前の静けさ」……これぞ宇宙が授けた光の答え

2006年06月24日 | アニメ・土曜朝 感想その他
・ふしぎ星のふたご姫 Gyu! 第13話「天使とケンカ☆ピュピュの家出」

来週7月1日(土)は新番組が目白押し。

 7:00-7:30 出ましたっ!パワパフガールズZ
 9:00-9:30 おとぎ銃士 赤ずきん

土曜日がどんどん駄目になっていく…。
特に「赤ずきん」にびっくりです。その時間は東宝の特撮枠だったのに。
超星神シリーズ、ヒロイン物に破れる。

しかも製作元はそれぞれ東映アニメーションとマッドハウス。
敵は「プリキュア」と「CCさくら」か。
それは勝てる気がしません。大ピンチだ「ふたご姫」。


同業他社の大流入に晒されてる「ふたご姫」ですが、今日はファインさんのお付の天使・ピュピュのお話。
ということはファインさんメインですね。
良かったね、ファイン。

ブライトくん:
 「今、学園では悪性の風邪が流行ってるんだ」
ファインさん:
 「そうなんだ。じゃあ、私たちも病気の皆のお世話をしよう!」

看病話かよ…。
「看病」といえばレインさんのホームグラウンド。
どうしてファインさんは、こうも見事に地雷原に踏み込むんでしょう。

相変わらずアウェイで戦う彼女ですが、やられっぱなしではありません。
お見舞い用のお花を貰ってこようと、学園内の秘密の花園へ。
目当ての庭師さんはいませんでしたが、医者志望のシェイドくんと遭遇。

シェイドくん:
 「そういうことなら、病気に効くハーブをあげよう」

医学というより植物学を極めつつあるシェイドくんからハーブをゲット。
ちょっと気になる男の子の優秀な言動に、ファインさんも大喜び。
普段が薄幸なだけに、彼女の幸せそうなはにかみ笑顔が心に染みます。

ファインさん:
 「えへへ、すごいでしょ」

レインさんたちにもシェイドくんのことを自慢しまくり。なんて微笑ましい。

しかし、順調に進むかに見えた今回も、空気を読めない天使の介入により全てが台無しに。
いつぞやと同じく余計な手を出して、看病用の料理をダメにしてしまいました。
おまけにせっかくのハーブも床にぶちまけ大惨事。

ファインさん:
 「…ピュピュがやったの?」

嗚呼、いつも温厚なファインさんが!
腹の底から響く暗い声に思わずときめき。
やっぱりファインさんはこういうネガティブな表情が似合うと思うよ。

ファインさん:
 「せっかくシェイドがくれたハーブだったのに…!」

ファインさんもお年頃。当初の目的、病人の看病とかぶっちゃけどうでもいいです。
大事なのはシェイドくんから貰ったハーブ。それを台無しにした天使なんて許せない!
逆鱗に触れた天使は屋外追放の刑に処せられました。


一方そのころ、シェイドくんの植物園。

トーマくん:
 「この学園に、心もあったかハーブなど必要ない…!」

理不尽な言いがかりをつけられ、悪の副会長の襲撃を喰らっていました。

その惨状を、たまたま外出してたふたごたちが目撃。
荒らされた植物園の燦々たる有様を見て、ふたごたちも大ショック。
ここで「天使の仕業だ!」とか誤認したらあらぬ方向に進んで愉快なことになりそうですが、さすがにそれは無し。残念。

なにはともあれ、壊された温室や鉢をなんとかしないと、せっかくのハーブや草木が枯れてしまいます。
早速、いつものように変身能力で解決しようとしますが、頼みの綱は不発。
どうもファインさんと天使が喧嘩したままなのが問題のようです。

レインさん:
 「ここはピュピュに謝って力を貸してもらおう」

そんなんだから、あの天使どもはつけ上がるんだ。

ファインさん:
 「…いいよ。私、自分の力でなんとかするから」

さすがファインさん。
それでこそ一国の王女です。納得できないことに下げる頭などないのです。
折しの雨に打たれながらも植物の救出に励むその姿のなんと気高いことか。

レインさん:
 「…私たちはピュピュを探しましょ」

さすがレインさん。
それでこそ一国の王女です。あくまでご自分は汚れたくないとおっしゃる。
戦友が泥にまみれる様子を睥睨するその姿のなんと気高いことか。

結局、その場に居合わせたキュキュとプーモも揃ってレインさんと一緒にピュピュ探しへ。
取り残され、一人で作業に励むファインさん。
…ファインさん…人望ねぇ…。

しかし探し回っても天使は見つからず。
諦めて植物園に戻ってみると、そこには倒れ付したファインさんの姿が。
雨に打たれ続けたのが祟って、学園内に蔓延する風邪を発症したようです。なんだか不幸がネギしょってる。

キェメロットさん:
 「いかに丈夫なファインさまでもこのような冷たい雨に打たれ続けては…」
 「その上、今、この学園に風邪がうようよ」

そこまで条件をつけないと「風邪でぶっ倒れる」ことを納得してもらえないファインさんがちょっと哀れ。
まぁ、頑丈さだけが取り柄の娘ですから。

病に伏せる彼女ですが、唐突に喧嘩したピュピュの本心を悟り仲直り。
なんだか問題の本質は何も改善されてないような気もしますが…。
うやむやのまま、再度の襲撃をしかけてきたトーマくんの使い魔も撃退して一件落着。

肝心の、荒らされてた花園も結局は魔法の力で完全に元通り。植物達も大復活。
命ってなんだろう…。
ふと、そんなことを思いながら、今日のお話は終了。


次回はリオーネさんも交えてホラー話。
いつもよりお目々が大きめで可愛らしい感じです。
来週の新番組攻勢に勝てるのか著しく不安ですが、頑張れ「ふたご姫」。


ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!プリンセスドール BOX(左画像)
ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!プリンセスドール BOX

(右画像)
ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu! ルンルンおきがえファイン

その他、ふたご姫 関連アイテム、および、同、オークション
ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu! ルンルンおきがえファイン

冒頭で書いた新番組の「赤ずきん」。
なんでも「赤ずきんが狼や白雪姫とチーム組んで、ヘンゼルとグレーテルをボコ殴りにする話」の模様。
もし原典そのまんまでやるんだとしたら、すごく面白そう。第1話くらいは見てみよう。
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第6話「愛の灯火」

2006年06月23日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第6話「愛の灯火」

三連続で「ぴっち」の感想。
正直、需要完全無視で始めたつもりだったんですが、何気に「プリキュア」の感想記事よりアクセスが多かったり。
タカラトミーさまはこの事実を真摯に受け止め、粛々と第三期の製作に入って欲しいものです。

つうか、それでいいのか「プリキュア」。

ところで「プリキュア」も「ぴっち」も、「ヒロインが変身し」「敵幹部が順繰りに襲ってくる」同じ構成のお話。
が、「ぴっち」の特徴として、「主人公は敵の正体を知っている」が「敵は主人公の正体を知らない」。
「プリキュア」の完全逆パターン。

なにせ「ぴっち」の敵幹部はるちあさん達の名前すら知りません。(いつも「ピンク真珠のマーメイド」のように呼称してる)
別に隠してるわけでもないのに…。
第6話では、そんな絶望的なディスアドバンテージを抱えながら戦う敵幹部・DLの最後のメンバーが登場です。

・マリア
      ,--‐-、 
      ((ルルル))
     E|| ゜ ー゜,||ヨ
     ⊂Y_v、)つ 
      川( ...ヽ 
      川ノ,,j,,ム 

冷気を操るお姉さん。
登場時は「最後の切り札」「他とは一味違う冷酷な女幹部」な立場のキャラだったのに、哀れ、一瞬で零落。
気が付けば、「愉快で暢気な可愛いお姉さん」として視聴者からは認識されるように。

微妙に役得というか、スタッフから愛されてるらしく、
パワーアップ話や「世にも珍しい、マメプリの肉弾攻撃に敗れる」等の輝かしい戦跡を持ってる。

…というか、紹介文を書いておいてなんですが、彼女のカラーリングは「黄色」です。
もうその一言で全部説明できる気がする。
そして、例によって、私はこの娘がDLの中では一番好き。

なお、キャプチャ画像の右の娘がマリアさん。
そして彼女がしなだれかかってるのが、敵組織の親玉・ガイトさん。
趣味はバラ風呂。そしてワインとガウン。
かわいい女幹部をはべらせて、毎日、優雅な生活です。超絶カッコイイですね。
…名前が「海斗(かいと)」くんに似てますが、気づかない振りをしてあげてください。


さて、今回は、海斗くんとるちあさんが初めてのキス。
まだ6話目だというのに。さすが少女漫画。展開が早い。
(プロットの段階ではキスどころか一線を越える予定だったそうですが。さすが少女漫画)

ですが、るちあさんには大不評。

(件のシーン。二人きりで海辺の空き家で雨宿りしながら)
海斗くん:
 「…実はさっき、お前が一瞬、前に言ってた歌声の娘に見えたんだ」
るちあさん:
 (それってもしかして、私が海斗の初恋のマーメイドだって気づいたってこと?)
海斗くん:
 「でも勘違いだ。お前があの娘と同一人物のはずないよな…」
るちあさん:
 (海斗のちゃー鈍感!)
るちあさん:
 「ばっかみたい!海斗ったら恋を全然分かってない!
  そんな忘れられない歌声の娘なんて、幻を追いかけてるだけじゃん!
  大体、そんな女の子、本当にいるわけないじゃん!
  なのに、その子のことをいつまでも思ってるなんて、絶対変だ…うむぅ!

キスで相手を黙らせる男・海斗。

まだ中学生だと言うのに。さすが少女漫画。ろくでもありません。
まぁ、むしろ、そのまま押し倒したら、それではそれで中学生らしいとも思いますが。
(この場面、訳あってるちあさんは半裸です。普通、襲う)

この強引な行為に、るちあさんは大激怒。
しかし、彼女がキレるのは一見当然のようですが…。
実際には、るちあさんのとってる行動の方が理不尽で酷い。

海斗くんは小さいころに命を救われたマーメイドのことがずっと好き。
しかし最近、ちょっと気になる女の子・るちあさんが登場。
「そこはかとなくあのマーメイドに似てる(同一人物なのだから当然)、でも偶然だよな」
揺れる海斗くんの想い。

『似てるんだし、るちあでいいや』 → 単なる代替行為の上、想い出のマーメイドまで侮辱することに…
『やっぱりマーメイド』 → 人魚なんているわけないし…それに、るちあのことも好きだし…

そんな混乱振りを知ってか知らずか、るちあさんは人魚姿でも誘惑しまくり。
「人魚は人間の姿を取ることができる」という前提知識すら持たない海斗くんにとって、まさに苦渋の日々。
しかも、るちあさんは人間時と人魚時で言動不一致。

人魚るちあ:
 「私を探して…」

人間るちあ:
 「マーメイドなんているわけがない!私を見て!」

一体、どうしろというのか。

そもそも、るちあさんの本性は人魚。
第1話の時点で、人魚姿でなら相思相愛です。
それにも関わらず、仮初の人間姿で恋愛を成立させようとするから話がややこしくなる。

「そりゃあやっぱり、下半身が魚だと、いろいろと味気ないからだろ」

そんな思わず納得しそうになる理由付けも、「変身後のアイドル姿はバラしても構わない」という設定が判明し、即座に崩壊。
下半身が必要ならその姿でいいじゃないか。
るちあさんの考えることは謎過ぎる。

逆に、人間姿で恋愛を成立させたいのなら、マーメイド姿を披露する意味がありません。
姿を見せなければ、海斗くんも「人魚なんてやっぱり幻」で納得してくれただろうに。
まぁ、人魚が好きだという海斗くんに人間姿だけで勝負かけるのが不安な乙女心は分からんでもないですが…。
るちあさんの壮絶な自爆のせいで、話が混乱しまくり。


我侭人魚の理不尽極まりない言動に振り回される海斗くんですが、それでもやっぱりるちあさんのことも好き。
色々と錯乱しながらも、二人は仲直りして第6話も終了。
全91話のうち、6話目にして事実上の相思相愛。そりゃネタが尽きて妙な方向に行くわけだ…。


【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2(左画像)
【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2

(右画像)
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1

なお、上記のやりとりの中のるちあさんの台詞。

るちあさん:
 (海斗のちゃー鈍感!)

 ち ゃ ー 鈍 感 

「ぴっち」の名台詞の一つです。
るちあさんの中の人は、声優初挑戦ということもあり、もの凄く愛嬌のある声をなさってるのですが、その代表例。
他に、「ひのい」「のーし、ひっくわよー!」等々。これらを知ってれば、今日から貴方も「ぴっち」通。
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第5話「冷たいキス」

2006年06月22日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第5話「冷たいキス」

第5話の脚本担当は、アニメ業界のアラン・スミシーと噂される高橋ナツコさん。
よそのアニメでは割と忌み嫌われている方ですが、「ぴっち」においては大絶賛。
「今日の脚本は電波で意味が分からなかった」「どうせ高橋ナツコだろ」「やっぱりそうか。いい仕事だった」(全て褒め言葉)
ちなみに、直近だと「ふたご姫Gyu!」のカロリのラブラブ話の回を担当した人です。
「ぴっち」は、毎回あんなのが続くと思えば、概ね間違ってない。

で、第5話の内容。

るちあさんたちは、水族館に拉致られたピンクイルカのももちゃんを眺めに行くことに。
この回から唐突に「マーメイドは海の生き物とテレパスで会話できる」という設定が追加されます。
行きあたりばったり。

水族館を楽しく見て回るるちあさんたち。
海洋生物の人魚たちにとって、水族館なんて牢獄以外の何者でもないはずですが、そんなことは意に介さず。
きっと、捕獲された海のお友達もSOSを発信し続けてるはずなのに完全無視。

そんな虚構に満ちた楽しい一時を過ごす一行ですが、件のピンクイルカは敵幹部・イズールさんの罠でした。
イルカの悲しい鳴き声でマーメイドのみなさんをおびき寄せるおつもりです。
(ちなみに、敵はるちあ達の居場所・正体を把握できておらず、おびき寄せるしか打てる策がない)

罠の舞台はイルカショーのためのステージつき室内プール。
人気のイルカを見ようと、観客もいっぱい集まっています。
この状況でるちあさんたちの取った行動。

るちあさん:
 「やっぱりあなたの仕業だったのね」
波音さん:
 「私たちが相手よ」
リナさん:
 「覚悟するんだな」

言うや否や、水上に飛び出るマーメイドご一行。ざばぁん。

観客:
 「!?」「人魚さんだ!!」

るちあさん:
 「ピンクパールボイス!」

無関係の民間人(しかも大観衆)の前に人魚姿をさらし、あまつさえ堂々と変身。
無茶といえばあまりに無茶。
この怪奇現象に、観客の反応は…

観客:
 「アイドルのコンサートだったのか!」

一瞬で順応。

るちあさん:
 「ぴちぴちボイスで酔わせてあげる♪」

そして始まる阿鼻叫喚のライブ攻撃。
水面下では激痛にもがき苦しむイズールさん。そんなこととは露知らず、暢気に歓声を送る観客。
何かがすごく理不尽なまま、無事に敵は撃退。

…余談ですが、これに味をしめたるちあさんたちは、この後、地元密着型・マーメイドのアイドルとして世間に認知。
おかげで「生活費を稼ぐために、変身してライブを開く」など、ろくでもない仕事に駆け回ることに。
ここまで、適当に変身能力を駆使するヒロインも珍しい気がする。


ラストシーンはそんなるちあさんがさらなる奇怪な行動。
水族館を闊歩していた海斗くんが水槽の中を見ると、そこにるちあさんが。
お前、何、展示物になってやがる。

るちあさん:
 (私を探して…)

テレパスだか瞳だかでそう告げると、ガラス越しに海斗くんとキス。

…「水族館の水槽の中にいる人魚と、ガラス壁越しにキス」。

果たしてそれをロマンチックと言っていいものかどうか、かなり判断に迷いますが、一応、「ぴっち」でまともに絵になる数少ないシーン。
というか、多分、原作者様は、この場面が描きたくて「ぴっち」を描き始めてる。
そして、即座にネタが切れて苦しんでる。


とりあえず、第5話は見ていて「嗚呼、しょせん『ぴっち』だな」としみじみ思えてとてもいい話でした。
早くも力尽きたか、目玉のライブシーンはバンクシーン化。
やっぱり「ぴっち」はそうでないと。


【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2(左画像)
【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2

(右画像)
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1

ちなみに、第5話の攻撃ソングは、るちあさんの専用曲「恋はなんだろう」。

るちあさん:
 『聞いて♪ 胸の♪ 弾けて飛び散るなんだろう?』
イズールさん:
 「ぐは!!ぁうが!!」

弾けちゃダメなものが弾けまくり。笑顔でトンボの羽をむしる幼女を見る気分です。
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第3話「ゆれる想い」、第4話「孤独な王女」

2006年06月22日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

先日、某深夜アニメで放送事故が発生。
なんて羨ましい。
きっとあちこちで賛辞と歓喜の嵐に違いない。

…と思ったら、激怒して罵詈雑言が飛び交ってるそうな。
そんな馬鹿な。
放送事故といったら、一番の面白イベントだというのに。

理不尽な反応に首をかしげながら、頓挫していた「ぴっち」の感想を続けて2話分。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第3話「ゆれる想い」

リナさん初登場。
そして、リナさんと海斗くんのことで、るちあさんが勘違いしておぎおぎする話。
もっとも、視聴者からしたらあからさまに誤解なのが分かってるだけに、なんとも言えない気分になりますが…。

・洞院リナ(とういん りな)
      ,-‐‐-、
.     川ルルルリ        
.     川 ゜ ヮ゜ノ    
     l⊂Y_,、)つ†  
     川 | ( ヽ    
     | l | | l、_ム

 北大西洋のマーメイドプリンセス(緑)
 専用曲:「Star Jewel」「Piece of Love」

 3人目のマーメイドプリンセス。レギュラーのマメプリはこれで打ち止め。

 当初はとっつきにくい孤高のキャラとして登場。
 まぁ、お国を滅ぼされてるので無理もありません。
 (むしろ、同じ境遇なのに能天気にしてる波音さんの方が異常)

 作中では「男女ともに人気がある」設定の彼女ですが、視聴者からは絶不人気。
 あからさまに若くてぴちぴちな、るちあさんたちばかりがもてはやされ、アニメ誌でも「るちあと波音の表紙」(リナはガン無視)のような身も蓋もない扱い。
 挙句、肝心の専用曲も微妙に粗雑な扱いを受ける始末。

 おかげで「ぴっち」ファンの間では「姐さん…(つ∀`)」が流行り文句に。
 …ちなみにリナさんはマメプリの中では最年少。
 皆、それを知っていながら、呼称はあくまで「姐さん」。可哀想な姐さん…(つ∀`)


その他、今回からは海月先生が正式登場。数少ない人間キャラです。

・海月太郎(みつき たろう)
波音さんの想い人。
「マーメイドを悩殺する」という不思議体質の持ち主で、水色と橙色の二人を瞬殺。
羨ましいことこの上ない。

るちあさんたちの通う中学校で音楽教師として勤務。
一応、本職はピアニストで世界的に有名…だけれど、奇怪な行動ばかりとる変な人。

 1.三度の飯よりマーメイドが好き
 2.教え子に「僕は昔、マーメイドと恋に落ちたんだ」と真顔で語る
 3.実は「ぴっち」世界で起こった騒乱の諸悪の根源
 4.マーメイドの姿を見かけたと見るや、海に着衣のままで飛び込みすさまじい速度で泳いで追い回す
 5.高名なピアニストのはずなのに、いつもいつも同じ曲しか弾かない

特に5は、演奏する曲が絶望的に単調で単純な繰り返しが続くため、
「太郎ちゃんのあの曲」として視聴者からは心底嫌われる羽目に。
しかし、それでも彼は今日も同じ曲を弾き続けるのです。昔の恋人・マーメイドのあの娘をおびき寄せるために。


あと、一応、紹介するとゲストキャラとしてジェニファー・ヒューストンさんが登場。
「世界的歌手」設定で、るちあさんも大ファン。
何の伏線もないゲストキャラですが、彼女の歌う挿入歌が「ぴっち」でCD化されてない数少ない曲なため、稀に話題に上ったり上らなかったり。

…とりあえず、第3話はコミックス版を下敷きにした話なのですが、内容はもにょもにょ。
「何とかまともな話をやろう」として定番ネタを織り込んで見たものの、見事にコケた感じです。
まったく、無駄な足掻きをしてからに。こんなダメな設定だらけの「ぴっち」でまともな話が作れるわけがないじゃないか。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第4話「孤独な王女(プリンセス)」

るちあさんがタカラ様より支給された大事なマイク型玩具・e-pitchを打撃武器として使う話。
「歌うよりマイクで殴ったほうが早いだろ」
そんな突っ込みにもばっちり対応。さすが「ぴっち」。

あと回想シーンのみですが、みんなの憧れ・魅惑のノエルお嬢さんが初登場。

・ノエル
      ,-ー-.、     
     ((Mヽ)))  
    从゜ ヮ゜ハ  
    (⊂vr+jつ†    
    (リリ, l__!、)))
  (リ〈.i UU`i〉リ  

 北極海のマーメイドプリンセス(藍色)
 専用曲:なし

 極海姉妹の片割れ。
 カラーは藍色…ということで、変身台詞は「藍色パールボイス!」。
 意味がわからない。
 
 専用曲はない。酷い。 
 初登場、第4話。ただし、いきなり封印されるので、まともに出番が貰えるのは実に50話以降。酷い。
 ろくに出番はないが、出たら出たで真っ先に敵にやられる。酷い。
 漫画版作者曰く『集合絵でいつも存在を忘れる』。酷い。
 さらにファン曰く『藍色って時点で完全に負組だよな』。酷い。

 ぱっと見た感じ清楚なお嬢様キャラでマメプリ最後の良心…だったはずなのに。


つうか、次に姿を見るのはいつだろう…。

そんな不安をよそに、3人目の敵幹部も登場。

・ユーリ
.       ,mmm 
      .((ハヽ、))
.      ノリ ゜ ヮ゜ノリ    
     ((.⊂l大iつ 
     ((リリ./ 入ヽ   
     ((リリ.l;;;;;;;;;;;i 

 敵幹部「ダークラヴァーズ」(通称DL)の一人。

 おしゃまなお嬢様口調のゴスロリ幼女で、メインキャラの中では最年少。
 謎パワーを持つピアノの演奏と、サイコキネシスが特技。趣味はコスプレ。
 ついでに瞳孔がものすごく卑猥で、瞳のアップのシーンでは「モザイクをかけろ」の声が多数。

 後に、マメプリ側のマスコット・ヒッポと悲恋を展開。
 色ボケしてるマメプリさんたちを尻目に、
 「敵キャラ」「最年少」にも関わらず、最も盛り上がることに。

 ちなみにノエルさんの捕獲したのはこの娘。役立たずのDLの、唯一の勝ち星です。


この回で、前回から続いたリナさんと海斗くんに関する誤解も無事に氷解。

(物陰から二人の様子を観察しながら)
るちあさん:
 「もしかして私ったら誤解していたみたい。
  これってスイートでハニーな恋人同士の甘い雰囲気じゃない!」

このときの海斗くんとリナさんは、死んだ両親のことまで持ち出して口汚く罵ってる最中。
最初からそんなノリなのですが…。どこをどう見れば「恋人同士」と誤解できる余地があるのか。
いくら魚脳とはいえ、ここまで見せられないと状況を把握できない、るちあさんの認知能力が心配です。

ところで3、4話の時点ではまだバンクシーンが多用されてないのですね。
なんかライブシーンから「どうにもならない何かを何とかしよう」という必死さが伝わってきます。
嗚呼、これが力尽きて諦めるのはいつからなのか。先を知ってるだけに、とてもとても楽しみです。


【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2(左画像)
【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2

(右画像)
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>

なお、冒頭で書いた放送事故を起こした深夜アニメ。
視聴者の反応を見ると「改めて再放送しろ」と抗議文をテレビ局に送る人が結構いるみたいですね。
ちなみに「ぴっち」が一部のテレビ局で放送事故を起こしたときには、後日、正式版が再放送されました。
もっとも、「うちの放送局では事故が起こらなかった」「こっちでは放送事故版を再放送しろ」と抗議の声が上がりましたが。
DVDには正式版しか収録されてないのがとても残念です。
コメント
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