穴にハマったアリスたち
生きていればきっと楽しいことがいっぱいあるさ!という信念の証明のためのページ
ぴちぴちピッチを大応援中。第三期をぜひ!




今年も1年お世話になりました。
更新頻度も下がっている中、見に来てくださってる方々、ありがとうございます。
来年もどうぞ宜しくお願いします。

以下、「スマイル」さんの以前の記事を改修。

■ディケイドプリキュア! 第5話「スマイルの世界」、第6話「あなたと私の物語」

これまでのディケイドプリキュアは!



 「…というわけで、相手の『バラライカ』に対抗してこちらは『サンバ』で行きましょう」
 「…確かに貴女の方が強いかもしれない」
 「私たちは完璧じゃないから」
 「だから、プリキュアはふたりなの!」
 「たとえ一つの時代が終わっても、命は受け継がれ、そして広がっていく」
 「…私?通りすがりのプリキュアよ、覚えておきなさい!」

 第1話「プリキュア大戦」
 第2話、第3話「プリキュア5の世界」「夢のその先へ」
 第4話「SplashStarの世界(前編)」
 第5話、第6話「スマイルの世界」「あなたと私の物語」
 第7話、第8話「GoGo!の世界」「あなたに会いに行くよ」
 第9話、第10話「MaxHeartの世界」「無限の光 永遠の闇」
 第11話、第12話「スイートの世界」「新たなる運命の扉」
 第13話、第14話「フレッシュの世界」「You make me Happy?」
 第15話、第16話「ハートキャッチの世界」「せめて、そうすれば」
 第17話、第18話「ふたりの世界」「旅の始まり」
 第19話、第20話「鏡の世界の闇プリキュア」「歩くプリキュア図鑑」
 第21話、第22話「銀水晶の世界」「後悔はしない」
 第23話、第24話「見参双子姫」「それが宇宙の授けた光の答え」
 第25話、第26話「謎生物の世界」「プリキュアの資格」
 第27話、第28話(最終回)「世界の破壊者」
 劇場版「ディケイドプリキュア! 完結編」

『世界の破壊者・ディケイド』
『多くの世界を巡り、その瞳は何を見る…』

…。
……。
………。



ばひゅん!



ばひゅんばひゅん!



ばひゅんばひゅん!



スマイルさん:
 「未来を導く5つの光!」
 「輝け!スマイルプリキュア!」

近くて遠いどこかの世界で、今日も戦う5人の娘さんたち。
彼女達の名は「スマイルプリキュア」。
キュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティ。

対する悪役は、バッドエンド王国。
悪いおおかみさんを始めとした敵幹部と、プリキュアさんたちは果敢に戦います。
それはもう、ごつごつと。

新しい世界に降り立ったディケイド姉が見たのは、今まさに戦うそんなスマイルさんの姿でした。



プリキュアさん達は戦う。悪い相手をやっつけて、ハッピーエンドを迎えるために。
だけどそれは何を意味するのか。
旅を続けるディケイド姉は知っている。戦っているスマイルさん達も知っている。
敵を倒し、ハッピーエンドになるとき。
それはこの「スマイルプリキュア」というメルヘンが終わりを迎える時。



がこん。

また一つ、終わりに向かって針が進む。
いつかは終わるメルヘン。所詮は作り物でしかない世界。
辛い思いをして、得られるのは「終わり」だけ。
ぶっちゃけ丸損です。
果たして必死に戦う意味なんてあるのか。

ジョーカーさん:
 「いいんですよ、このままずっと終わらなければ」
 「皆さんを応援してくれる方たちも、もっと活躍を観たいと、喜んでくれますよ」



ただひたすらに辛い辛いこの戦い。
でも終わらなくて良いのなら…。
決定的に勝つことも負けることもなく、ただただ緩い日常パートと、予定調和の消化バトルを繰り返していれば良いのなら…。

ジョーカーさんの言葉に、星空さんの心も軋みをあげる。
うん、それでもいいんじゃない?
みんなずっと一緒。ブラウン管の前のお子様も大喜び。保護者様も下手に新シリーズが始まるとお金かかっちゃいますし。
メルヘンなんて存在しない。「プリキュア」なんて架空の創作物。
それならば、必死になって戦う必要なんて…。

ディケイド姉:
 「意味なら、あるよ」

番組は終わる。間違いなく。
だけど私たちは「スマイルプリキュア」を知っている。
顔面痛打されながら頑張った、星空さん達の事を。

ディケイド姉:
 「私は『スマイルプリキュア』が好き。『プリキュア』の皆が好き」
 「『プリキュア』に憧れて、この世界に来ることができた。旅をすることができた」



1年間、ずっと見てきたんです。
問題点とか失敗したこととかもあるかもしれない。目標を達成できなかったところもあるかもしれない。
だけど、一緒に過ごしたこの時間は、何よりの宝物なんです。

ディケイド姉:
 「だから、大好きなこの物語は」
 「私の手で、終わらせる」

いきなりやってきて支離滅裂です。
星空さんもぽかん。ジョーカーさんも唖然。
こんな台本、聞いてない。

ジョーカーさん:
 「何なんですか、あなたは…!」
ディケイド姉:
 「…私?通りすがりのプリキュアよ、覚えておきなさい!」
 
がしゃこん!

 『PreCu Ride... 』
 『Cure Decade!!』

そう、今やプリキュアさんが通りすがる時代。
「プリキュア」なんて架空の創作物?何を言ってるんでしょうか。
ここにいるじゃないですか。私たちが、プリキュアだ。

言い切るディケイド姉の姿に、星空さんも正気を取り戻す。
あたしたちを見て楽しんでくれた人がいるのなら。あたしたちの後を継ぎ、先に進んで行けた人がいるのなら。
それなら、あたしたちの戦いは、虚構なんかじゃなかった。



ジョーカーさん:
 「終わらせないで、ずっと同じことをしていた方がいいでしょう!」
 「次の『プリキュア』を始めて、間違っていたらどうするんですか!」

どうもこうもありません。
正しいから選ぶんじゃない。私たちが選んだ道こそが正しい。
それくらいの信念無くして、厳しい現実世界を歩いて行けません。
現実はメルヘンとは違うんです。
あとは気合いだ。仲間たちと一緒に、とにかく叫べ。

ディケイド姉:
 『PreCu Ride... 』

がしゃこん!


 
 『Cure Windy!!』

まぁだからって、限度ってものはありますけれど。
ええ、美翔さんは間違ってなかったですよね。
ただちょっと売り上げと人気が下がっただけで。



でもいいんです。
失敗もあるかもしれない。間違ってるかもしれない。
それでも自分たちは歩いて行ける。みんな一緒に。
みんなの優しさがあるから、前に進んでいける。
それが私たちのウルトラハッピーなんだから。


(左画像)
映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち 特装版 【Blu-ray】

(右画像)
小説 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち (角川つばさ文庫)

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まとめようとしたつもりがまとまらなかったけれど、まとまったことにしよう。

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遅れに遅れましたが、黄色いまとめ回の感想。

■スマイルプリキュア! 第41話「私がマンガ家!?やよいがえがく将来の夢!!」

今日も今日とて黄瀬さんは、せっせと学校でイラストを描いておられました。
一応、休み時間は絵を描かず、ボーーーっと過ごしてた美翔さんと違い、大変にアクティブです。
黄瀬さんは割と、友達とずっと一緒にいなくても平気なタイプな気がする。プリキュアさんには珍しい。

とはいえ教室でそんなもの書いてたら目立っても当然のこと。
あれよあれよと祭り上げられ、漫画コンテストに参加することになってしまいました。
冷静になってみれば、黄瀬さんが漫画を描いてたことは全くないのですが、本人もまんざらではないようなので、気にすまい。

そんな黄瀬さんが題材に選んだのは「ミラクルピース」。
曰く、幼少時代からお付き合いのある妄想ヒロイン様だそうで。
お子様の頃からの憧れを形にするとか、なかなかに素敵です。



とはいえ現実は冷酷で。
描いても描いても漫画は完成しない。そもそもこれ、面白いのか?
沸いた疑念は膨らむばかり。周囲の期待も高まるばかり。



やがてどうしようもなくなった黄瀬さん、漫画原稿を破棄する奇行に。
だけどちょうどその時、バッドエンドの赤鬼さんがやってきた。
黄瀬さん単独という絶望的な戦闘が始まる…。

言うまでもなく、貧弱な黄瀬さん。
案の定、即座に劣勢に立たされました。
勝てるビジョンがまるで沸かない。



漫画の敵さん:
 「所詮お前はそこの泣き虫に作られた存在」
 「強いミラクルピースなんて存在しないんだ」

赤鬼さん:
 「こんな漫画と現実は違うんだオニ」
 「何がミラクルピースオニ。くだらないオニ」
 「所詮、弱虫のお前の中の幻オニ」

確かに「ミラクルピース」は幻想です。
誰よりも黄瀬さん自身がそのことはよく分かってる。
だって黄瀬さんが生み出したんだから。



黄瀬さん:
 「…ミラクルピースは幻なんかじゃない」
 「あなたの言うとおり、私は泣き虫で、一人じゃ何もできないと思った」
 「だから強いヒロインに憧れて、ミラクルピースを作りだしたんだって」

黄瀬さんが「ミラクルピース」に勇気づけられたこともまた事実。
架空だろうと妄想だろうと、救われたのだから、それは確かに存在しているはず。
例え他の人にとっては意味がないように見えても。

そしてもしもここで勇気をなくし、敵を相手に退いたなら。
自分の中の「ミラクルピース」を自ら否定することになります。
「現実なんてこんなもの」だと。それだけは絶対に嫌だ。



黄瀬さん:
 「ミラクルピースは私の中にちゃんといる」
 「私の中にほんの少しだけある強い心が、ミラクルピースなの…!」

自分の中のメルヘンの存在を証明するため、黄瀬さんは立ち向かう。
心の中にしかないメルヘンなのだけど、それは確かに存在していて、現実に立ち向かう勇気そのもの。
「作りだした」んじゃない。それは最初からずっと黄瀬さんの中にあった。
メルヘンは存在しない幻じゃない。私たちこそがメルヘンだ。

ミラクルピースが実在するから戦えるのではなく、戦うからミラクルピースの存在を示せる。
ミラクルさんからしてみれば、自分の存在意義は黄瀬さん如何にかかっています。
メルヘンに救われると同時に、救われた自分が戦う事が、メルヘンを救うことになってる。

序盤のメイン回での「愛を伝える」もそうですが、黄瀬さんが折れないことそれ自体が、受け取ったものの存在証明。
元来臆病なのは事実でしょうから、なかなかに過酷な話です。
自分の行動のせいで自分の好きな何かを否定してしまう。それが嫌なら戦うしかない。

「NS」を観て感じたこと(映画感想3周目)とほぼ同じ。
振り返ってみれば「NS」の内容は、かなり「スマイル」さんに通じてます。
時期の関係もあるので、計算してそうしたというよりも、「プリキュア」シリーズのテーマを踏まえつつ今やりたいことを実現したら結果的に一致した…なのかなとも思いますが…。
それだけ制作者様的にも大事なテーマなのかなと思う。

自分たちが熱意をこめて制作することで、「プリキュア」さんは存在できる。
「プリキュア」さんを観て大喜びしてくれるお子様がいることで、「プリキュア」さんは存在できる。
一時期「スマイル」さんは大友向けだと言われたこともありましたけど、デザイン云々ではなく、扱ってるテーマは確かにそうかもしれない。


(左画像)
スマイルプリキュア DXガールズフィギュア ~キュアピース&キュアマーチ 全2種セット

(右画像)
スマイルプリキュア! キュアピースクッションカバー


【今週の黄】



一般論として、自作漫画がオリジナル魔法少女ものだと、多少ひかれるものかと思われます。
ましてその漫画のごっこ遊び的ものを中学生のクラスメイトが始めるのは、ちょっと感覚として違うものを感じます。
ただ、この世界と私らの世界では事情が違うんですよね。かの世界には、プリキュアさんが実在している。

察するに警察官やアイドルと同様、「実在する特殊な職業」扱いのはず。
それなら心理的ハードルはかなり低い…ですよね。
あとは黄瀬さんの人徳のなせる技と思おう。

で、プリキュアさんが実在してることを思うと、同様の漫画は他にもありそうですね。
おそらくあの世界の漫画ジャンルには「プリキュア」が、「医者」とか「軍人」だとかと同じ感覚であるはず。
したがって、「アイドル名探偵」とか「女子高生実業家」みたいな感覚で、「プリキュア名探偵」とか「プリキュア実業家」みたいな漫画もあるに違いない。
その数々のオリキュア群を読んでみたい。プリキュアさんたちと一緒に。

【来年のプリキュアさん】

教えてもらいました。

プリくじ(アニメイトさん特設ページ)

プリキュアストア専用アイテムを取り扱ってくださるそうです。
今シリーズのアニメイト様のポジティブさは何なんでしょうか。
来年度も宜しくお願いしたいです。

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【ハッピーなクリスマス】



メリークリスマス。
今年もこの季節がやってきました。
ハッピーさんも先輩方の伝統の味を、無事に引き継いでおられました。一安心。

…とりあえず結婚して良かったことの一つは、ケーキの消費速度が2倍になったことですね。
例年、美味しくいただくのが大変でした。
この子ら、自分たちが4人とか5人チームなもんだから、その配分でケーキを用意するんだもの。。

【メリークリスマス】

今年のプリキュアさんのテーマが「メルヘン」なせいか、ちょっと例年よりもしんみりした気持ちでクリスマスを迎えました。

毎年この時期になるとリア充ネタとか出てくると思うんですよ。一人で過ごすとか、そういうの。
ただこう言っては何ですが、「恋人と共に過ごすクリスマス」は、決して普通じゃないんですよね。
今現在も、寒い中、働いておられる方が無数にいる。

私的にはクリスマスというと、むしろ仕事をして、コーヒーでも飲みつつ寒空を見上げながら「メリークリスマス」と一人つぶやくような、そんなのに格好よさを感じる中二さんなのですが、まぁ実際、そういう過ごし方も普通にある。
別にクリスマスにも働いている方を侮辱する意図は毛頭ないのですけど、なんというか(ネタに対して無粋なのは承知の上で)「リア充」ネタは、そういう人らの存在が抜けてるのかなと。
当たり前のモデルケースとして想定されている構図は、決して当たり前ではないことに、若い頃は気がつかなかったな、とか、そんなことを思ってみたり。

今この時も、星空さん達はクリスマスイベントに駆り出されたりして、きっと大変なんですよね。
でもそれもこれも、クリスマスを楽しみにしてる人たちのため。
子供の頃は、そういった人たちの存在をろくに意識もしなかったけれど、大きくなった今は楽しみを提供する側。
某氏に教えてもらった「サンタなんていないと言っている内は子供だ。サンタは自分なんだと知ったとき、人は大人になる」の言葉を、この時期になると噛みしめます。
私も星空さん達のごとく、立派な大人になりたいものです。

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【今週のプリキュアさん】

[大塚監督のTwiiterから引用]
大塚隆史_φ(・_´・‏@takaswy1981

毎年クリスマスに思い出すのは、サンタさんにもらったプレゼント。朝起きたら綺麗な包みがあって、死ぬほどわくわくした。興奮した。それと同じで?昔自分が「アニメを見て感じたわくわく」を、スマイルプリキュアには全力で放り込んでる。これをあの時の自分が見たら、きっと楽しいだろうと想像して。
[引用終]


劇場版のインタビューでも「自分が映画館に連れて行ってもらった時のドキドキを伝えたい」とおっしゃられてた。
「スマイル」さんの根底にある「メルヘンから受け取ったものを誰かに返す」は、大塚監督の思いそのものなんだろうな。

で、Twitterからもう一つ。

[くどまゆのTwiiterから引用]
工藤真由 ‏@kudo_mayu

みーなさーーーん!!!メリークリスマスイブー☆⌒☆⌒☆⌒ヾ(*>ω

(公式ブログ:大人まんがまつり♡

くどまゆさんは年の最後まで大変にアグレッシブです。

■スマイルプリキュア! 第44話「笑顔のひみつ!みゆきと本当のウルトラハッピー!!」

年末の忙しない今日この頃。ふと星空さんは思いました。
私にとってのウルトラハッピーって何だろう。
四六時中「ウルトラハッピー」言いすぎて、ついにゲシュタルト崩壊おこした。



ちょうど出会った小さな女の子が持っていた鏡を見て。
星空さんは思い出します。
自分が小さかった頃。お友達がおらず、スマイルにもなれなかったあの頃のことを。



幼少のみぎりの星空さんは、臆病で人見知りな可愛い娘さんでした。
人前でコスプレして肉弾戦するとか、完全なる別世界の人。
あんなことが平気で出来る人の神経を疑いたい。

それを心配したお祖母ちゃんはハイカラな手鏡をくれました。
鏡を持った星空さん、とある大きな木の下で、不思議な女の子と出会いました。
名前は美翔舞。やっぱりお友達のいない寂しい子です。それから5年後、絶望的に寂しい物語が始まる…。



ところが不思議なことに、その子のことは他の誰も知りません。
お祖母ちゃんも、他の女の子達も。
SplashStarなんてなかったんだよ。そんなものは存在しないんだよ。

だけどその子のおかげで、引っ込み思案な星空さんもお外に出るようになりました。
毎日木の下で楽しく遊び、星空さんも徐々に快活に。
そしてとある日のこと。
謎のお友達からの「笑って」の一言を胸に、近所の子に語りかけたところ、仲良くなることができました。
以来、その子の姿はどこにも見えない。

星空さん:
 「あの子はひょっとして鏡の妖精さんだったのかなって…」

そんなことを語りながら思い出しながら。
たまたま先ほどの女の子に再会したところに、悪いオオカミさんが襲ってきた。
いつも以上に恐ろしい形相で。



星空さん:
 「あなたはいったい何なの、どうしてそんなに…」

星空さんには理解できない。どうしてバッドエンドさん達はこうも敵対するのか。
和解論も出てはいますが、今のところ彼らの行動原理が不明なので、このままではちょっと厳しそう。
プリキュアさん達が相手側に歩み寄った事は、実のところないのですし。
(例えば「スイート」さんのノイズ様に対しても、「孤独が哀しいことは分かる。私たちも経験したから」と受け入れたのであって、「確かにあなたの考えも大事だ」と未知の概念を受け入れたのではない)

彼女にとってのハッピーは、第1話によれば「頑張れること」。
そして今話、改めてこうおっしゃった。



星空さん:
 「いつも誰かの優しさがあったから」
 「臆病なあたしも、自分の一歩を踏み出すことができた」
 「きっとみんなもそう」

劇中では明確に語られていませんが、一つ疑問が残る。
鏡のお友達に励まされて第一歩を踏み出した星空さん。
その後ちゃんと本当にお友達はできたのか。

というのも、以前の秘密基地の回にて、小学校時代の星空さんの「大事な場所」が紹介された際に、当然いるであろう「お友達」の存在が言及されていません。
また第1話の初登校の際に、「現実はメルヘンのようにはいかない」と大変に寂しいことをおっしゃっています。
もしもスマイルを信条にこれまで楽しく過ごしてきたのなら、逆にメルヘンを信じていそうなのに。
実際、「鏡の一件から友だちができるようになった」とは言いつつも、妙に歯切れが悪いです。

それらを踏まえると、なんだかんだあって、やっぱり上手くお友達は作れなかったんじゃないかなと思います。
そんな星空さんが出会ったお友達が、今のプリキュア仲間たち。
表面には出しませんが、星空さんにとって今の「みんなと一緒にいてウルトラハッピー」な時間は、数年越しの願いが叶ったものなのかもしれない。
何せお友達や大事な人がいなければ、頑張ることすらできない。
「守る存在がいてくれて、守るために戦える」ことの素晴らしさ。



星空さん:
 「皆の優しさがどんな時でもあたしを励ましてくれる」
 「前に進む勇気をくれる」
 「あたしをウルトラハッピーにしてくれる」
 
そしてこれも言及されていませんが、本日出会った小さな女の子に、おそらくご自分の姿を重ねておられたと思います。
自分が小さい時、鏡の妖精なるメルヘンに自分は救われた。
今度は自分が、プリキュアなるメルヘンとして、小さな子供を救う。



星空さん:
 「みんなの優しさは壊させない」
 「それだけは絶対に…あたしが…!」

多分、あの子の中には「誰も正体を知らない不思議なヒーローが助けてくれた」思い出が、夢とも現実ともつかないまま残ったはず。
星空さんにはそのつもりは全くなかったでしょうけれど、おそらくあの子の人生に、結構大事なインパクトを与えたでしょう。
メルヘンに救われた娘さんが、今度はメルヘンを与える側になっていく。

あえて劇中で語らない部分が非常に多い、濃密な回だったように思います。
歴代の中でも、ちょっと異色な、星空さんらしいお話だった。


(左画像)
スマイルプリキュア! DXガールズフィギュア ~キュアハッピー&キュアピース~ キュアハッピー 単品

(右画像)
スマイルプリキュア! ボーカルアルバム1

映画プリキュアオールスターズDX Blu-ray DXBOX (完全初回生産限定)


【今週の星1】

星空さんの過去イベントには、劇場版と若干の違いが。何故なのか考えてみよう。

仮説として、今回語られた1件は、ニコさんと出会った後の話。
根拠としては星空さんがそれなりに絵本を描けるようになっていること。
ニコさんの影響でスマイルの大切さを知りはしたものの、結局引っ越してしまった事で元の引っ込み思案に。
引っ越しのごたごたや、幼児の哀しさでニコさんとのことは忘却してしまったけど、「スマイルは大事」の教えのみは心に残り、ああいう形で具現したんだ。

…そして同時刻、忘れられたニコさんの孤独な戦いは闇を生んでた。

【今週の星2】

予告の段階で「赤毛のアン」との関連を言われてたので、少しだけ。

グリーンゲイブルズに来る前、孤独だったアンは、ガラスに映る自分の影に「ケイティ・モーリス」と名付け、架空のお友達を作り上げていました。
以前に「ケイティ」について記事書きましたが、当時した予想の半分正解ということで14夢原いただきました。わぁい。

ちなみに「赤毛のアン」の凄いところは、時代を先取りして「キャラ属性」の概念を導入してたところだと思う。
私がハンドルネームに貰ってる「ルビーギリス」は、「Ruby」(派手、明るい)+「Gillis」(華やかな、儚い)の名前のとおり、ビジュアル最重視の一点突破型の娘さんです。一言でいえば黄色。
ハンドルに貰った理由は、この子のおかげで「赤毛のアン」がコメディだと気づけたから。視野が広がった気がする。
他にもアンドリュース姓(真面目で現実派)、スローン姓(愚か者)等、名前だけでキャラクターの動きが決定されてるので、その辺を意識しながら読むと、新しい発見があると思います。

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黄瀬さんのまとめ回の感想を書けてないままですが、近い内にちゃんとしたい。

■スマイルプリキュア! 第43話「れいかの道!私、留学します!!」

青木さんがイギリス留学のメンバーに選ばれました。
秘密図書館があるとはいえ、さすがに正規プリキュアメンバーからは抜けざるを得ません。
思えば歴代のプリキュア娘は、かなりの高確率で留学やら仕事やらで脱退しようとします。
ハイスペックな娘さんが揃ってるので必然ではありますが、その一方で箸にも棒にも引っかからない娘さん達も多数。
プリキュア内格差は結構深い。



星空さん:
 「どういうこと…?」

思わず星空さんの言葉にも影が含まれる。
え…。一緒にプリキュアやるんじゃなかったの…?
1年生の時に申し込んでいたんです、と返す青木さんも歯切れが悪い。

それでも星空さん、すぐに気持ちを切り替えました。
大好きなお友達の進路は応援したいものです。
恐怖に震えつつも、絞り出すように声を出す。

星空さん:
 「きっとなんとかなるよ」

なんともならないと思います。
青木さんの絶大なる戦闘力と知性は、残りの4人を足しても足りません。
この瞬間、スマイルチームの敗北が決定した。短い間でしたがお世話になりました。

もちろん青木さんも悩みます。
私の道とは何なのか。
海外留学して自分を伸ばし周囲の期待にも応えることか。
それともコスプレして衆人環視で羞恥プレイに励み、終わりなき戦いに身を投じることか。
「道」と一言で言っても様々あるとお爺さんが諭しますが、青木さんにはまだ理解できない。



悶々と悩んでいると、ジョーカーさんがやってきました。
未変身状態のバックをとったのだから、そのまま打撃すれば勝てそうなものです。
が、そんなことしようとしたら、不思議偶然でむしろ敗北するのは目に見えています。ジョーカーさん、計算高い。



手に弓を持ちながらスマイルパクトを身構え。格好いい。
弓矢という強力な武器を持ってるのに、そっちではなく玩具を取り出すあたり、よく訓練されてます。
まぁ速攻で矢を射かけても、それはそれで超格好いいですけれど。



ジョーカーさんにより空間転移。そして改めて、パクトを装着。つくづくよく訓練されてます。
なおさりげなく弓矢は元の空間に置き去りにされました。
なんだかんだで警戒してたんですね。ジョーカーさん、計算高い。



ジョーカーさん:
 「留学決定おめでとうございます」
 「私すごく嬉しいんです」
 「何もしてないのにプリキュアが一人減ってくれるなんて」



ジョーカーさん:
 「プリキュアをやめる貴方が何故戦っているんです?」
 「おや?では留学を取りやめると?」
 「留学しないと言うことは、あなた皆さんの期待を裏切るのでしょう?」
 「そんな酷いこと、とても素敵ですねぇ」

事実そのままの正論で、しかも本音。
これが一番胸をえぐる。
しかもジョーカーさんとしては、「留学する/しない」のどちらに転んでも損はない。
そしてとどのつまり、そこが問題の本質に絡んでる。
どっちを選んでも不正解。どっちを選んでも正解。だから迷う。正しい道を選びたいと考える限り。



思わず変身も解けた。これにて任期満了。円満卒業。
過酷なるプリキュア業から卒業できた、記念すべき一人目の誕生です。
そしてしつこく拘りますが、弓矢をこの空間に持ち込ませなかったのが利いてます。
「では青木れいかとして貴方を倒します」とか言われて矢を装填されたら、結構厄介。
(極めてありえる第三の選択肢ですし、ジョーカーさん的には気づかれるとまずい)

そこに仲間たちも呼びこまれてきた。



サニーさん:
 「なんで変身してへんねん!」

最初につっこむのがそこか。
スマイルさん達は意外としっかりと訓練を積んでたのかもしれない。
敵が出たら、すぐに変身。体が覚えるまで反復練習しよう。

だけど青木さんは動けない。
ビューティさん抜きではスマイルさんに勝ち目はありませんが、そうも言ってられない。
青木さんを送り出すため、懸命に戦いますが…



星空さんも思わず吐露。やっぱりビューティさんに留学なんてして欲しくない。
いやこのままじゃ勝てないからとかそういうことではなくて。
青木さんがいないと、とても寂しいのです。

スマイルが信条の星空さんの涙を見て。
青木さんもご自分の心境を自覚されました。
私だって皆と離れ離れは嫌だ!



実際のところ、どっちが正しい選択なのかは何とも言えません。
不思議図書館がある以上、地理的な制約は無視できるのだから、留学しつつプリキュア続行は可能といえば可能です。
常にポータブル本棚を持ち歩こう。
また遠くに行くといったところで、たかがイギリス、たかが1年です。
これから先の長い長い人生を思えば、ここでの別れは、むしろより深く濃い友情につながります。

客観的にはどうとでもいえる。
そしてこれと同じように、「留学しないことがいかに正しいか」も簡単かつ客観的に示せます。



結局のところ、どちらが正しいか分からないのであれば、自分で覚悟を決めて道を選ぶしかない。
何らかの客観的な理由づけで「正しい」を選ぶということは、考えようによっては思考の放棄と同じ。
まずは自分の主観です。(どの「客観的理由」を選ぶかを主観的に決めるという面も含めて)
様々な道があり、どれが正しいとも間違ってるとも言えないのなら。
そもそも「道」を選ぶのではなく、自分の通った「道」こそが「道」だと信じる。

あえて付け加えると、道に迷っていたのは青木さんだけではないと思う。
「かくあるべき」と一つの道に拘っていたのは、実は星空さん達も同じ。
双方が妙な拘りを持っていたせいで、事態は悪化していた。



ジョーカーさん:
 「周囲の期待に応えて留学すべきでしょう?」
ビューティさん:
 「それはあなたの考え。私の答えじゃない」

メルヘンはいずれ終わる。
が、どのように終わるかは自分で選べるし、自らの意思で終わらせるもの。
仮に流されるままに留学の道を選んでいても、「プリキュア」という一つのメルヘンが終わり、新しい次のメルヘンに没入するだけ。
自分で選ぶことは責任を伴うし、切り捨てたことに対する後悔や痛みもある。
でも青木さんはついに「提示された正しい道を選べばよい」というメルヘンからの卒業を選択された。



ビューティさん:
 「プリキュア・ビューティ・ブリザードアロー…!」

現実には当然いくつもの道がある。
ですが、自分が選んだ道が正しい。正しいから選ぶのではなく、他ならぬ私が選んだ道なのだから正しい。
分身したジョーカーさんを射抜くのが真髄すぎて痺れます。
本物を選んで射抜くんじゃない。私が射抜いたそれが本物だ。
まさしく信念の究極の姿。

残る最後は星空さん。
予告を見る限り、かつての友だちは非実在存在に見えてなりません。
「赤毛のアン」でいうところのケイティ・モーリス。

他の4人と違い、星空さんは最初から悟りを開いてた感(「メルヘンと現実は違う」)があるので、展開がとても気になります。


(左画像)
スマイルプリキュア! DXガールズフィギュア~キュアハッピー/キュアビューティ~ キュアビューティ単品

(右画像)
スマイルプリキュア! ボーカルアルバム1
(本日の挿入歌も収録)


「道」ワードに関連して思ったのですが、もしも「5」チームだったら見送る展開になりそうです。
相性ばっちりだけどバラバラ。
夢を叶えるために努力を続けると、いずれは物理的・位置的・直接的には離れ離れになる。
だけど私たちは一人じゃない。て流れで。
留学した水無月先輩が、最終決戦で助けに現れる展開とか、すごい熱そう。

【今週の青】

青木さんがエントリーしてたのは全国規模の留学生だそうで。
案外、雪城先輩あたりともカチあったのかもしれない。
ていうかそのメンバーで新生プリキュアを結成しても良かったんじゃないですかね。

【今週の青2】



かつての水無月先輩を連想するアロー技。
なんとなく、スマイルさんはかつての先輩方が序盤早々で辿りついていた境地に、1年かけて到着する、そんな話に思えます。
OPカットで紹介されていた「未来」が、ようやく現実になった。

【今週の鳥】



日向さん:
 「絶好調発売中なり~!」

『予想をはるかに上回るたくさんのご応募ありがとうございました!』(マーベラス様告知サイト)

美翔さん大人気!
多分、10組分くらいしか用意してなかったんだと思いますが、予想を上回ったのは良いことです。
少しは美翔さんのご飯も豊かになったかしら。

…ところで日向さんって口癖こそ「絶好調なり」ですが、他の言葉の語尾に「なり」をつけることはなかったはず。
(「絶不調なり」くらい?)
同人誌だとかでの立ち振る舞いが、フィードバックされてきたような。日向さんの地味なファンサービス。

【蛇足】

ジョーカーさんの使った論法はテクニックとして重要ですね。
どちらが正しいとも言い切れない選択肢を提示し、相手の反論を封じ込めるやり方。
例えば「残業するのが正しいか」「それとも定時退社が正しいか」。

『残業を選んでくれてありがとう。
 どうぞご自分の仕事に邁進してください。ご同僚も皆さん応援しています。
 貴方が好き勝手に残業するおかげで、残業代がかさんで皆苦労してるのですが、仕方がないですよね』

『おや定時退社するのですか?
 仕事を放り出し、周囲の期待を踏みにじり、自分の我儘を通すのですね。
 それはそれは随分とご立派なことで。私、感動しましたよ。そんな薄情なことができるなんて』

そして「残業はするが残業代はなし」を選ばせるやり方ですね。
実際には他にもたくさん選択肢はあるのに、そこを隠して誘導する。
(ジョーカーさんも「留学してもプリキュアを続ける」選択肢を除外してる)

また、前者と後者では視点が違っている上に矛盾してる部分もある。
ですがどちらも正論ではあるので、意識してないとトリックを見抜くのは困難。
提示された選択肢のみに目をやって反論しようとすると、客観的な正論の名の元に悪役にされかねない。

ですのでこんな時は惑わされず、爽やかに「はい。残業(あるいは帰宅)します。何故なら私がそうしたいと思ってるからです」と即答できるようになりたいものです。

【追記】

今回の話で「赤毛のアン」を連想された方が多かったそうで、ちょっとコメント。

第1巻「赤毛のアン」のラストで、「マリラを置いてレドモント大学に行くか」「華々しい道を捨ててマリラの元にいるか」の選択が出てきます。
この時アンが選んだのは「マリラの元に残る」。
状況的には今回の青木さんと同方向です。

ただこの話には続きがある。
第2巻「アンの青春」ではグリーンゲイブルズに残って村の教師になったアンですが、その後の第3巻「アンの愛情」では、やっぱりレドモント大学に進学します。
マリラはレイチェル・リンドおばさんと同居。第1巻では想像しないような展開に。

今回のプリキュアさんもそうですが、「残ることを選んだから正解」ではないのは、個人的には強調したいです。
状況はいつだって変わるし、変えていい。
「その選択しか方法がないのではない」点こそが、大事なんだと思うのです。
プリキュアやりながら学生生活してもいいじゃない。ケリがついたら留学してもいいじゃない。
新しい敵が出てきたら、また改めてプリキュアになってもいい。

選択はいつだって一つじゃない。曲がり角の先には、まだ見ぬ世界が広がってるんです。

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先週の感想が書けてないですが、ひとまず今週分。

■スマイルプリキュア! 第42話「守りぬけ!なおと家族のたいせつな絆!!」

緑川さん家に第7子が生まれることになりました。
近頃では珍しい大家族です。
プリキュアさんの弟妹数の平均を、たった一人で上げまくっておられる。



これだけ沢山弟妹がいると、長姉にはかなりの負担がありそうなもの。
でも緑川さんは溌剌と頑張っておられます。
たまにプリキュア仲間の間では幼く見えるは、その反動もあるかと思われますが、可愛い範囲です。
これが弟妹ではなく姉が6人だった日には、酷く歪んだ性格になりそう…。
今一瞬「レモネ」とかいう単語が脳裏に浮かびましたが、すぐに忘れよう。

さてお留守番を任された緑川さん。
いつものように張り切りますが、ふと目を離したときに、弟妹ふたりが外に出てしまいました。
しかもマジョリーナさんの人質になってしまいました。



魔女さん:
 「今日こそ倒してやるだわさ、キュアマー…」

歴代のプリキュアさんたちならば、この時点で殴りかかり、人質作戦がいかに愚かであるか、相手を教育するところでした。
プリキュアさんに会話なんて通用しないのです。
だけど賢明なる魔女さんは、ちゃんとその対策もされていた。



緑川さん:
 「………」

弟妹の前で変身…。
今まではお友達と一緒にわいわいきゃーきゃーやってたので感覚麻痺してましたが、家族の前であのコスプレとか。
思わず動きが止まってしまう。大ピンチ。

だけど弟妹思いの緑川さん。
即座に恥を振りきりました。迷っていても、先に進めない。
ならば宜しい。見たくば見せようこのコスプレ姿。弟よ妹よ、姉の雄姿を目に焼き付けるがいい。



この瞬間、姉・緑川なおは、伝説の戦士・プリキュアとしてクラスチェンジされました。

緑川さんが変身初回で悩んでいた「家族はいつかバラバラになる」問題。
これは避けようがないし、避ければいいってものでもない。
子供はやがて大人になり、社会に出て、自分たちの家庭や人生を歩んでいく。

特に緑川さんは長姉です。
年齢順で言えば、最初に「家族をバラバラにする」のは、他ならぬ緑川さん自身。
「いつかはバラバラになる」なんて受け身な発想ではなく、「自分が最初にバラバラにする」くらいの覚悟を要求されます。

緑川さんのまとめ回としては、ここは不可避のはず。
とはいえ女子中学生様の緑川さん、就職や一人暮らしさせるわけにはいかないだろうから、どう描写するのかと思ってたら…。
なるほど、家族の目の前で「変身」か。確かにヒロイン様の「変身」には、大人への成長の意味合いもあるし納得。

一度その道を踏みだしたら、もう以前のメルヘンには戻れない。
だけど家族を守るために、緑川さん改めキュアマーチさんは戦う。
そしてその姿を見て、二女と長男も立ち上がる。



以前は絶望していた彼と彼女が、今度は立ち向かったのは美しすぎる展開。
ここでマーチさんが敗北し、二女さんが新プリキュアとして戦い始めても、受け入れてしまいそうなくらい。

確かにプリキュアになったことで、緑川さんは家族からちょっと離れてしまった。
恥ずかしいコスプレも見られたし。
でもそのおかげで、家族もまた、次のステージに進めた。
それによって、今度は緑川さん自身も励まされる。
メルヘンと現実の相互フィードバック。



マーチさん:
 「プリキュア・マーチシュート・インパクト…!」

謎の新技を繰り出し獅子奮迅。
だけど魔女さんも奮戦。
結果、流れ弾が弟妹の方に。

その危機を救ったのは、麗しきプリキュア仲間たちでした。



ここはちょっと特筆したい。
緑川さん単体では、この危機は乗り越えられなかった。
もしも1年前に同じ状況に陥っていたら、(仮にその時に現在と同等のマーチ能力を保有していても)守り切れていません。
プリキュア(仕事)を始めたことで、緑川さんは家族と離れ、バラバラになった。
だけどプリキュア(仕事)を始めたことで知り合った人たちの存在で、家族を守れている。

星空さん視点でいえば、1年前の彼女にとっては、緑川弟妹はその辺でうずくまってる絶望男女でしかありません。
ジャングルの動物やアリとおんなじ。メルヘンだの大事な家族だの言われても、ちょっとリアクションに困る。
う、うん。あたしもテントウムシ好きだよ…?

でも今の星空さんにとっては違う。
緑川さんの大事なメルヘン(家族)は、星空さんにとっても大切なメルヘンになった。
そこから更に広がる相互フィードバック。美しすぎる。まさしく現実もかくあって欲しいと思う。



その後。第7子も無事に生まれました。
懸念された正体バレは「夢を見てた」として処理されました。
真実は風の彼方ですが、個人的には弟妹たちの優しさで、本当は覚えているけれど伏せたんだと思いたい。
事情はよく分からんが、バレるの嫌がってたみたいだし。実姉のコスプレとか、なかなかえげつないし。
こうして弟妹たちも、一つ大人になりました。


(左画像)
スマイルプリキュア DXガールズフィギュア ~キュアピース&キュアマーチ 全2種セット

(右画像)
スマイルプリキュア! キュアマーチクッションカバー


「7人弟妹」「毒りんご」と来たので、「白雪姫」と関係があるんだろうかとか、あれじゃあ他の4人もお伽噺モチーフがあったのかとか悩んだけど、終わってみれば全然関係なかった…のかな。
強いて考えれば、森で7人の小人と楽しく暮らしていた白雪姫は、外界の影響で外に世界に行くようになるのだから、そんなに外れてはいない…かもしれない。

【今週の星】

この世界ではプリキュアさんの存在は認知されていると思われます。
問題は数や名前。スマイルチームが5人で、「キュアマーチ」はその一人と認識されてるんでしょうか。
私らも、消防官や警察官の存在は認識してても、個人名やメンバー数までは意識しないものなぁ…。

もしもマーチさんが5人のメンバーの一人として認識されてるとしたら。
常識的な推察力があれば、マーチさんが出現した時期と、その頃から出来た友だちの存在などから、「たまに家に遊びに来るお姉さんたち」もプリキュアだろうと予想できるはず。
あの顔面に座布団ぶつけられて悶絶してるお姉さんも、コスプレして戦ったりしてるかもしれないのです…!
もう星空さんのことを、普通の目では見られない。

【今週の緑】



マジョリーナさんがこの子に目をつけたのは、彼女がこっそりと外に出る前。
何が一体魔女さんの興味を引いたんだろう…。
「男の子よりも女の子の方が御しやすい」「末っ子は幼すぎて会話が成立しなさそう」「上の妹は迂闊に刺激すると新プリキュアになりかねない」とかそんなあたりでしょうか。
魔女さんはああ見えて、意外と思考を巡らせてる。

【今週の緑2】

家族を失ったと思った時の緑川さんの心境は、後の語りによれば「怖かった」。
これはとてもリアルだと思う。
「哀しい」や「辛い」ではなく「怖い」。
「お化けが怖い」とは根本から異なる足元から崩れていくような「怖い」。
この怖さはなかなか表現できない。

【今週の緑3】

末っ子の名前は「ゆい(結?)」さんだそうです。
台無しなことを書きますが、大家族の末っ子が「結」なのは、無駄に生々しいです。
「子供はこれで最後」的意味合いが、どうしても出ます…。(「トメ(留)」さんとか「マツ(末)」さんと同様)

「人との絆を結ぶように」というのは、テーマ的にぴったりだとは思いますけれど。

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