老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「こども食堂」を知って

2016-06-26 21:08:58 | 社会問題
「こども食堂」のお話と現状、とてもよく理解できました。「かわさきフードバンク」の新聞記事でも同様ですが、見かけではわからない貧困がじわじわ増えていて、母子家庭や非正規社員の増加で子供達に負担がかかっているのが現状のようです。

私が小・中学生の頃は兄のお下がりが多く、サイズが合わなかったり靴下のゴムが伸びていたりしても我慢して登校しました。しかし、私よりもひどい格好をした同級生も2~3人はいた時代です。親は衣食住の「食」を優先していたとは思いますが、意外にも母は食事に無頓着で、進駐軍でコックをしていた父のほうが栄養に気をつかってくれた記憶があります。

一方、今の親は「衣住」を優先し、他人の目を気にして暮らしているように思います。子供の食事には無頓着でも親子で万単位のスマホ代に給料を当てる時代ですね。ほとんどの親が自分から「食事を援助して」とは言い出さないし、放っておいても子供はカップラーメンやスナック菓子で小腹を満たしてゲーム機に熱中しているから、まぁ、いいか・・・と。中には友達の家でいつも食事をさせてもらい、知らん顔の親さえいます。

そんな中から、必死に働き子育てをしていても生活費が足りず本当に援助が必要な家庭を探してサポートするのは大変な活動だと思います。単純に子供へ「食べにおいで!」と声をかけても、子供は親・家庭への帰属意識が強いですから、まず親を説得・教育すべく当該家庭へ通うのは根気のいる活動で、本当に頭が下がります。

米国などではキリスト協会が寄付金をもとに衣食を振舞うようです。しかし、それ以前に政府が経済・社会の底辺層を切り捨てない政策を進めるべきでは、と。

少なくとも子供たちが満腹で幸せな気持ちになれば非行犯罪が減り、学習意欲や勤労意欲が高まり、日本の将来にとってプラスになるはず。安倍政権や自民党には、そう考える政治家がいないのが情けないです。

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
猫家五六助

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