老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

どうなる?「11.11反原発1000000人大占拠」

2012-11-04 07:20:00 | 民主主義・人権
毎週金曜日の官邸前デモを主催している「首都圏反原発連合」が呼びかけている11月11日の「反原発100万人の大占拠」が今ピンチに陥っています。

現在の計画では、午後1時に日比谷公園西側の霞門周辺に集合、そこから首相官邸前、国会議事堂周辺に向かい、永田町・霞が関一帯を大占拠しようということになっています。既に広く呼びかけられていて、青森市、仙台市、福島市、福井市から参加のためのバス・ツアーも予定されているようです。

http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1275
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1705

ところが、東京都が8月に手続き規則を変更、日比谷公園のデモ出発場所としての使用を不許可にしました。さらに主催者が東京地裁に使用許可を求めた申し立ても11月2日に却下され、結果、当初の形での開催ができなくなる可能性が出てきました。

11月3日の東京新聞によれば、主催者が記者会見で「都の使用不許可を知らしめるため、日比谷公園がダメならデモは中止する」と強調したとのことで、その場合、毎週金曜日の抗議活動のような形になるということです。

東京新聞でも高千穂大学の五野井郁夫准教授の「日比谷公園は戦後民主主義の象徴。都が使用を認めないのは、民主主義の否定だ」という批判を紹介していますが、毎年憲法記念日にここに集い、ここから出発するデモに参加してきた者として、東京都の今回の措置には強い違和感を覚えます。

何より、フリージャーナリスト田中龍作氏が指摘するように、これは『憲法21条で保障された集会、結社、および言論の自由の侵害に』あたると思われます。

http://tanakaryusaku.jp/2012/11/0005499

ひょっとして「憲法破棄」を公言する石原元都知事の置き土産?などと勘ぐりたくもなりますが、このような動きを私達は見過ごすことはできません。当事者としての強い意識をもって、推移を見守りたいと思います。

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子

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2 コメント

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言論の不自由 (谷本 昌)
2012-11-05 02:57:08
 規制緩和、規制緩和と盛んに言われているが、言論の自由は、戦前回帰か。

 言論不自由の時代が来そうな予感。
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みんなで日比谷公園に行ってみよう (笹井明子)
2012-11-05 16:15:55
谷本昌さま

コメントありがとうございます。
おっしゃるように、「言論不自由の時代」に向かっているようで、寒々しい気持ちにさせられますが、それを跳ね除けられるかどうかは、私達の行動に掛かっているようにも思います。

志村建世さんのブログに示唆に富んだ提案がありました。私も11日には日比谷公園に行ってみようと思います。(以下、最後の部分を引用します。)
↓ ↓
>小熊英二氏は、著書の「社会を変えるには」の中で、「『デモをすると何かが変りますか』と問われたら、『デモのできる世の中が出来ます』と答える」と書いている。日本をデモのできない国にしたい人たちが権力に近づこうと動き出している今、デモのできる日本を守ることは大切だと私は思っている。11日の日曜日、みんなで日比谷公園へ行ってみよう。

http://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=4607354
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