老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

映画「妖怪の孫」

2023-06-05 15:49:08 | 自民党政治
4月末に友人と誘い合って映画「 妖怪の孫」 を観ました。 

中途半端に要領が良くて、中身が何も無い空っぽな人が権力を握ると、恐ろしい事になるのですね。自分達に都合の良い法案を通し、数字を捻じ曲げ、大事な事を隠し、 あった事をなかった事にしようとする。そのために一人の公務員が生命を断った。

更に、国債をファンドにして日銀を私的な銀行の様に扱い、総裁を自分の意に沿った人間に変えて、何とかバズーカと言われる様な無茶な株価操作をさせた。

安保法案、集団的自衛権、その他の危険極まりない法律を次々と通し、いつでも国民の首を絞められる手段を、権力の側が持ってしまった。

共謀罪も、特定秘密法も、一度日本が戦争に巻き込まれたら、これらの法律が力を発揮して、 その場に居ただけや思わず口にした事で事情聴取の対象になり、「少しお話を聞かせてください」と言われ何処ぞに連れて行かれるー

そんな事があっただけで 住んでいる地域ではヒソヒソブツブツ噂が囁かれ、ネットでは、スパイは取り締まれ!この国難に何をしたのだ!とヒステリックになった国民が一丸となって、ネットに晒され、拡散され、自宅を破壊しようと襲いかかるー
というのは私の妄想でしょうか。

「妖怪の孫」と言われた人もそこまで情報や権力をコントロールして国民の意思力を奪い、唯々諾々と従わせる事を企んでいたのでしょうか。

というより10年先、15年先の事は何も考えていない彼が考えていたのは、改憲を実行し祖父を超える事。そのために私達国民の命や生活を手段や道具にされてはたまったものではありません。

更に彼が亡くなっても、その影響力は妖怪の様に衰える事なく、私達の周囲に漂っているのです。
 曰く、1人が声を挙げても仕方がない
 曰く、政治家なんて誰がなっても同じ
 曰く、自民党以外だれに任せていいのか分からない

ほら、ほら、G7サミットが成功の内に終わったと、岸田政権の支持率上がっているそうですよ。TVが毎日取り上げ、議長国、議長国と持ち上げ、 物分りの良い国民が、岸田さんも大変ねぇ〜と。

いや、いや、大変なのは、卵を始め諸物価が値上がりして、卵かけご飯を2個の卵を混ぜて3人で分けている私達の生活でしょ。鳥インフルエンザの影響もあるかも知れないけれど、防衛費に多大な予算をかけて、余ったコロナ対策費やその他の余った予算を防衛費に回すなら、物価高騰対策費にでも回すとか、消費税を物価が落ち着くまで0%にするとか、方法は幾らでもある筈。

それもせずに防衛力強化、原発再稼働や新しい原発を新設するとか、そんな事をやろうとしている岸田政権の支持率が上がっているなんて、やはり私達は妖怪に騙されているのかも知れません。

妖怪は孫のあの人だけではなかったのです。私達が 「仕方がない」「何をやっても変わらない」と 諦めため息を付きながらスマホの画面ばかりを見ている間に、令和の妖怪がそこら辺を歩き回っているのかも知れない、そう思わせられた映画でした。

「護憲+コラム」より
パンドラ

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