昨日(というか一昨日の夜中というか)までのATPマスターズ1000「ムチュア・マドリレーニャ・マスターズ・マドリッド」、追える試合はちょこちょこ追ってました。とは言えネット上で見られるフリーのストリーミングだと映像が粗いんですが、まぁそこはそれライブスコアだけよりは雰囲気も出るってもので。
大会中はいつものようにフェデラーの試合メインで追ってましたが、ソダリング、ブレイクとすんなり退けてQFはロディック。前回対戦でもフルセットに持ち込まれていましたが、今回もでした。
第1セットは終盤までもつれて7-5、第2セットのタイブレイクも3-0で先行したのにひっくり返されていたので一瞬どうなるかと思いましたが、ファイナルセットは意外と6-1とワンサイド。それにしてもロディックは今年ここまで、去年に比べてとても状態がいいように見えます。簡単にストレートで勝てる相手ではなくなってきましたね。
でもそれもまだトップギアに入りきらないフェデラーだからなのか? とも思ったりしたわけですが(笑)、SFはマレーではなくデルポが上がってきて、「だったら決勝まで行けるかも」とか思っちゃいました。だって最近全然マレーに勝てる気がしないんだもん(笑)。昨年の全米OPはあんなに圧倒的だったのに、あれ以来負けっぱなし。すっかり苦手の相手になってしまいました。
で、そのマレーを下したデルポには案の定ストレート勝ちしたフェデラー。それで迎えた昨日のファイナルだったわけです。
それにしてもまさかまさかのまさかだったナダルvsフェデラーですよ。
フェデラーにとっては相手がナダル、サーフェスはクレイ、場所は相手のホーム=完全アウェイのスペインというトリプルパンチ。普通に負けると思ってました。しかも1セット取れるかどうかと。それが終わってみれば、6-4・6-4でフェデラーのストレート勝ち。しかもサービスブレイクを一度も許さずに! ひえー。ロジャーごめんなさい。
ナダルはSFのジョコビッチ戦で、全豪OPのベルダスコ戦もかくやと思われるほどの4時間超え(!)の死闘を繰り広げていたらしく、疲労も溜まっていたのかなぁという気はしないでもないです。いつもの、どこに打っても返って来る雰囲気が薄かったように思えたので。
ただそれも、フェデラーの状態が最近になく良かったが故の見え方でもあるのかもしれません。こないだ弟分(というか弟子というか)バブリンカにまさかの敗戦を喫していたりもしていたので、浮上のきっかけがいつ見つかるのか全然わからなかったし。
でもフェデラー自身、ここのところクレイで自分の調子が上がってきているようにも感じていたらしいので、「勝負は時の運」じゃないけど今回ちょうどいい時にナダルに勝てる条件が揃ったということなのかも。フィジカルもメンタルもコートも(マドリッドのコートはわりと速いらしいですね)。
それにしても、ハイライトにもありましたが第1セット第9ゲーム、30-30からのフェデラーのバック側一辺倒の攻め、しつこかった(笑)。そして最後の1球がまたえげつなかった。ああこれがフェデラーですよ、ってなdown the line。
だけど第2セットの第10ゲーム15-15、このラリーもハイライトに入ってますが、フェデラーのバックボレーを拾って逆に抜いたナダル。あのポイントはもしかしたらもしかする、ナダルらしさの見える1本だったと思います。思いっきり拳握ってたし、万一ここをブレイクバックされるようなことになったらフェデラー、タイブレイクに行っても最終的にはファイナルセットに入ってひっくり返されるんちゃうかと思いました。
だからそれが結局デュースまで行って正直どうなることかと思ったのですが、最後は見事なサービスエース。
この勝利でやっと今年の初タイトルとなったフェデラーですが(Title Droughtとか言われてたしなー)、ナダルに勝ったのは実に一昨年のウィンブルドン以来。去年は1度も勝ってないんですよねー。それがまさか、3セットマッチとはいえクレイで勝てるとは……。Stats見ると面白いのが、フェデラーのセカンドサービスからのポイント率が意外に高かったです。だからブレイクされなかったのかもしれないけど。
この勝利で、フェデラーは全豪のショックからいよいよ完璧に立ち直ったと見て良いでしょうか。ていうかいい加減立ち直ってくれてないとって感じではありますけど(笑)
しかし、きたる肝心のローランギャロス、この敗戦があるからこそナダルがまた燃えまくるのではないかと。そのナダルとまた対戦できるように、というか悲願の全仏初タイトルを獲得できるように、フェデラーも是非この調子で行ってもらいたいと思います。
大会中はいつものようにフェデラーの試合メインで追ってましたが、ソダリング、ブレイクとすんなり退けてQFはロディック。前回対戦でもフルセットに持ち込まれていましたが、今回もでした。
第1セットは終盤までもつれて7-5、第2セットのタイブレイクも3-0で先行したのにひっくり返されていたので一瞬どうなるかと思いましたが、ファイナルセットは意外と6-1とワンサイド。それにしてもロディックは今年ここまで、去年に比べてとても状態がいいように見えます。簡単にストレートで勝てる相手ではなくなってきましたね。
でもそれもまだトップギアに入りきらないフェデラーだからなのか? とも思ったりしたわけですが(笑)、SFはマレーではなくデルポが上がってきて、「だったら決勝まで行けるかも」とか思っちゃいました。だって最近全然マレーに勝てる気がしないんだもん(笑)。昨年の全米OPはあんなに圧倒的だったのに、あれ以来負けっぱなし。すっかり苦手の相手になってしまいました。
で、そのマレーを下したデルポには案の定ストレート勝ちしたフェデラー。それで迎えた昨日のファイナルだったわけです。
それにしてもまさかまさかのまさかだったナダルvsフェデラーですよ。
フェデラーにとっては相手がナダル、サーフェスはクレイ、場所は相手のホーム=完全アウェイのスペインというトリプルパンチ。普通に負けると思ってました。しかも1セット取れるかどうかと。それが終わってみれば、6-4・6-4でフェデラーのストレート勝ち。しかもサービスブレイクを一度も許さずに! ひえー。ロジャーごめんなさい。
ナダルはSFのジョコビッチ戦で、全豪OPのベルダスコ戦もかくやと思われるほどの4時間超え(!)の死闘を繰り広げていたらしく、疲労も溜まっていたのかなぁという気はしないでもないです。いつもの、どこに打っても返って来る雰囲気が薄かったように思えたので。
ただそれも、フェデラーの状態が最近になく良かったが故の見え方でもあるのかもしれません。こないだ弟分(というか弟子というか)バブリンカにまさかの敗戦を喫していたりもしていたので、浮上のきっかけがいつ見つかるのか全然わからなかったし。
でもフェデラー自身、ここのところクレイで自分の調子が上がってきているようにも感じていたらしいので、「勝負は時の運」じゃないけど今回ちょうどいい時にナダルに勝てる条件が揃ったということなのかも。フィジカルもメンタルもコートも(マドリッドのコートはわりと速いらしいですね)。
それにしても、ハイライトにもありましたが第1セット第9ゲーム、30-30からのフェデラーのバック側一辺倒の攻め、しつこかった(笑)。そして最後の1球がまたえげつなかった。ああこれがフェデラーですよ、ってなdown the line。
だけど第2セットの第10ゲーム15-15、このラリーもハイライトに入ってますが、フェデラーのバックボレーを拾って逆に抜いたナダル。あのポイントはもしかしたらもしかする、ナダルらしさの見える1本だったと思います。思いっきり拳握ってたし、万一ここをブレイクバックされるようなことになったらフェデラー、タイブレイクに行っても最終的にはファイナルセットに入ってひっくり返されるんちゃうかと思いました。
だからそれが結局デュースまで行って正直どうなることかと思ったのですが、最後は見事なサービスエース。
この勝利でやっと今年の初タイトルとなったフェデラーですが(Title Droughtとか言われてたしなー)、ナダルに勝ったのは実に一昨年のウィンブルドン以来。去年は1度も勝ってないんですよねー。それがまさか、3セットマッチとはいえクレイで勝てるとは……。Stats見ると面白いのが、フェデラーのセカンドサービスからのポイント率が意外に高かったです。だからブレイクされなかったのかもしれないけど。
この勝利で、フェデラーは全豪のショックからいよいよ完璧に立ち直ったと見て良いでしょうか。ていうかいい加減立ち直ってくれてないとって感じではありますけど(笑)
しかし、きたる肝心のローランギャロス、この敗戦があるからこそナダルがまた燃えまくるのではないかと。そのナダルとまた対戦できるように、というか悲願の全仏初タイトルを獲得できるように、フェデラーも是非この調子で行ってもらいたいと思います。