直島の港から、バスに乗って本村地区の『家プロジェクト』の見学に行きました。
◆『角屋』
プロジェクト着手 1997年7月、完成1998年3月
修復監修:山本忠司
『角屋』は家プロジェクトの第1弾として整備されました。建物は約200年前のもので、ここ本村地区でも大きな家の一つでした。外部は焼板に漆喰塗り。屋根は本瓦葺きです。

内部の写真ですが、暗くてよくわからないですが、液晶カウンターが水を張った床の中に設置されています。
宮島達夫氏の作品です。液晶カウンターの点滅パターンは町の住人がそれぞれ設定したそうです。
暗い空間の中で、無機質に点滅する液晶がどこか幻想的な空間を作りだしています。
あっ、歩く時には気をつけて下さいよ。水の中に足を突っ込んでしまう方がいるそうです。

◆南寺
プロジェクト着手 1998年7月、完成1999年3月
設計:安藤忠雄
ここ本村地区には、極楽寺や八幡神社など、直島の歴史的、文化的な中心地となっています。
この「南寺」は新たに建てられた建物ですが、もともとここに実在してたお寺です。その精神の拠り所としてのコンセプトで建てられています。内部は、ジェームス・タレルの作品となっており、その大きさに合わせて安藤忠雄氏が建物を設計したそうです。

建物への進入口

進入口から裏のアプローチへと出て、奥の玄関へと向かいます。
なにか、静寂感のあふれるアプローチとなっています。

建物内部は、一寸先も見えない暗闇です。
案内人の声を頼りに壁を伝いながら、内部のベンチへと案内されます。それから暗闇を見つめること10~15分。。。静寂な空間の中、ぼんやりと壁面に光が見えてきます。その光はあくまでもそこに壁があることを思わせるだけで、見えるわけではありません。人間本来の持つ感覚のみで、その光に向かって歩きます。かなり遠くに見えてた光は、以外と近い。。。不思議な空間でした。まさしく人間の精神に訴えかけてくる作品ですね。帰りの出口もやはりぼんやりとみえる光に向かって進みます。出口で自然の溢れる光を目にしたときの感動も素晴らしいものでした。
次回へ続く
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◆『角屋』
プロジェクト着手 1997年7月、完成1998年3月
修復監修:山本忠司
『角屋』は家プロジェクトの第1弾として整備されました。建物は約200年前のもので、ここ本村地区でも大きな家の一つでした。外部は焼板に漆喰塗り。屋根は本瓦葺きです。

内部の写真ですが、暗くてよくわからないですが、液晶カウンターが水を張った床の中に設置されています。
宮島達夫氏の作品です。液晶カウンターの点滅パターンは町の住人がそれぞれ設定したそうです。
暗い空間の中で、無機質に点滅する液晶がどこか幻想的な空間を作りだしています。
あっ、歩く時には気をつけて下さいよ。水の中に足を突っ込んでしまう方がいるそうです。

◆南寺
プロジェクト着手 1998年7月、完成1999年3月
設計:安藤忠雄
ここ本村地区には、極楽寺や八幡神社など、直島の歴史的、文化的な中心地となっています。
この「南寺」は新たに建てられた建物ですが、もともとここに実在してたお寺です。その精神の拠り所としてのコンセプトで建てられています。内部は、ジェームス・タレルの作品となっており、その大きさに合わせて安藤忠雄氏が建物を設計したそうです。

建物への進入口

進入口から裏のアプローチへと出て、奥の玄関へと向かいます。
なにか、静寂感のあふれるアプローチとなっています。

建物内部は、一寸先も見えない暗闇です。
案内人の声を頼りに壁を伝いながら、内部のベンチへと案内されます。それから暗闇を見つめること10~15分。。。静寂な空間の中、ぼんやりと壁面に光が見えてきます。その光はあくまでもそこに壁があることを思わせるだけで、見えるわけではありません。人間本来の持つ感覚のみで、その光に向かって歩きます。かなり遠くに見えてた光は、以外と近い。。。不思議な空間でした。まさしく人間の精神に訴えかけてくる作品ですね。帰りの出口もやはりぼんやりとみえる光に向かって進みます。出口で自然の溢れる光を目にしたときの感動も素晴らしいものでした。
次回へ続く
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ただ、読んでいて私も同じ体験をしてみたくなりました。
直島のアートは、人間の感覚にうったえてくるタイプのものが多いですから、楽しいですよ。
是非直島にいらしてください(^^)v
建物は大きく二つに分けられると思います。
1.日本の建物に多い、柱と屋根による建物(木の文化)
2.石やレンガで作られた、壁と屋根の建物(石・土の文化)
基本的な構造体としては古代からなんら変わっていません。技術の革新によって昔では不可能だった形のものが今では作ることができます。でも基本の構成は同じです。
美しい建物は、装飾を除いてフレームだけにしても美しいです。バランスなのですね。幅に対して、奥行きや高さ、これらが調和しないといくら高価な材料を使って仕上ても陳腐なものにしかなりません。建物を芸術作品としてとらえるのもあながち間違ってはいないと思います。ただ、建物の場合は、機能性も追及しなければならないから難しいところもあります。
南寺、お寺っぽくないつくりがいいですね。お寺の中に入ってみたいな。
本当日本の建築は見ればみるほど
味が出るというか・・・
お寺の建物への進入口が気に入りました。
こんな見学たのしそうだぁー!
宮島達夫氏のカウンタ作品、とても興味があります。
以前どこかの美術館で見たんですが、かなり印象に残ってますよ。
暗闇の中の作品みてみたいなあ。
あの異空間は是非体験してみないと。。。。。是非直島へ(^^)v
日本の建物は、心に訴えかけてくるものが多いです。
多神教(八百万の神)を潜在的に信仰してるからなのかな~。
是非是非、直島へ(^^)v
ほんと楽しめます。