おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

太助灯篭【香川県丸亀市】

2015年09月24日 22時16分54秒 | 市区町村指定有形文化財
 丸亀港のシンボルであった太助灯篭。おさかな’ぶろぐでは、何回か紹介してはいるのですが、再度書いてみます。太助灯篭は、丸亀市指定有形文化財でもあります。金毘羅詣での参拝客は、この太助灯篭を目印に丸亀港に入港してきました。


【太助灯篭|2015年9月23日|Lumix DMC-GX1】

 今も残っている船着き場「新堀湛甫(しんぼりたんぽ)」に、江戸在住の講中が浄財を出し合って天保9(0838)年に完成させました。寄進者の中で、最高額の80両を寄付した「塩原太助」の名にちなんで「太助灯篭」と呼ばれるようになったそうです。


【太助灯篭|2015年9月23日|Lumix DMC-GX1】


【太助灯篭|2015年9月23日|Lumix DMC-GX1】


【太助灯篭|2015年9月23日|Lumix DMC-GX1】

 灯篭の側面には寄進者や世話人ら1357人の名前が刻まれています。風化が進み読むのに困難な場所もありますが、しっかりとその名は刻まれています。


【太助灯篭|2015年9月23日|Lumix DMC-GX1】


【太助灯篭|2015年9月23日|Lumix DMC-GX1】

 灯篭の横には、明治天皇上陸の碑が建っていました。


【明治天皇上陸の碑|2015年9月23日|Lumix DMC-GX1】

 今は、この太助灯篭を目指して、丸亀に上陸してくることはないですが、丸亀に来られた際には是非とも足を運んでほしいですね。JR丸亀駅からは、徒歩5分くらいです。

夫婦倉【香川県丸亀市・本島】

2015年09月03日 21時59分20秒 | 市区町村指定有形文化財
 丸亀市沖合の島「本島」の生ノ浜に建っている倉です。二連式になっていることから『夫婦倉』と呼ばれています。江戸末期(嘉永5(1852)年)に建てられた、薪廻船業の新屋の土蔵です。昭和61(1986)年に丸亀市指定有形文化財となっています。


【夫婦倉|2015年8月29日撮影|Canon EOS 50D】

 二連式の土蔵はとても珍しい形態であり、また塩飽地域の廻船の繁栄を伺うことの出来る貴重な建物ということが、文化財指定に繋がっています。


【夫婦倉|2015年8月29日撮影|Canon EOS 50D】


【夫婦倉|2015年8月29日撮影|Canon EOS 50D】


【夫婦倉|2015年8月29日撮影|Canon EOS 50D】

 港からは少し距離があるので、レンタサイクルにて向かう方が良いと思います。