JAZZを聴きながら ふたたび

再開の期を逃しておりましたが、酔っぱらい親父は未だJAZZを聴きながら生き長らえております。

同伴、アフター??ちゃうちゃう

2016年09月29日 | p-r

  秋霖の 音の畳の 翳とあり  [長谷川素逝]

秋の長雨、これが『秋霖』ってやつですか?
我が家なざぁ翳どころか季節に似合った『さるまたけ』(古い!)でも生えてくるんじゃないかと心配しております。
まぁいざとなれば松本零士よろしく、「ラーメンにでも入れて、茸好きと豪語する輩に喰わせてやろうか」なんて思っとりますが(笑)

まぁまぁ、茸は好きな奴に喰わせておいて、
「ママ、今週のお休みは月曜?それとも火曜?」
私ゃ、夏だろうが秋だろうが、梅雨だろうが秋霖だろうが、お酒があれば幸せなわけで
「バブが来るってんなら、いつでもお開けしますのことよ」(ウソつけ!)
「よぅ~~し、しからば火曜日は呑むぞ!」(「火曜日も」の間違え?)
てんで、
「火曜日行くから、あちきのためにお開けになって」(笑)
「エエよ・・・・だけど、たまにはうちで飲む前にどっかで一杯やっつけてみる?」

「これは世に言う『同伴』?」
って、相手が○ークママじゃねぇ・・・・・・・
「いやいや、とんでもございません。そりゃもう嬉しゅうて嬉しゅうて涙が・・・誰か目薬持ってきて(笑)」

まぁこれが高級クラブの色っぽいお姉様との同伴でもあれば、フレンチかイタリアンか、はたまた高級料亭か、てなところでしょうが、相手は○ークママだし(しつこい!)私ゃ庶民だし
「リーズナブルな『おじさんの店』(店名ではありません)でエエか」

秋刀魚刺に鶏の唐揚げ、おでんをつまみに、隣の先輩(どっかのおじさん)とお話ししながら、ビール一本、浦霞をもっきりで3杯?4杯?
まっすでに同伴のイメージはかき消されましたが

「ほんじゃま、ウイスキーに切り替えようか」
バー○ークで飲み直して・・・・・

「よう~~し、歌いにいこう!」
「寿司じゃ無くて歌?これって?アフター?????」

今度は焼酎あおりながら、またまたお隣の先輩(一軒目とは違うおじさんね)を巻き込んでのカラオケ大会であります。
あはは、
「こりゃどう見ても『アフター』じゃねぇやね。」

「ところでママ、今日はお店を開けたことになるんかい?」

まっ私は楽しかったからエエでしょう。(笑)

さて、今日の一枚は、ほんと久しぶりですねぇソニー・ロリンズです。
もちろん、以前紹介済みの一枚ですが、何故にこれにしたか?
以前この盤を紹介したのは、旧友S君とMA君、三人で飲み歩いたお話しの時でした。
あの時も、鯨の店で飲み食いし、バーへ行き、最後はスナックで歌いまくるという、なんとなく今日のお話に似た一晩だったような・・・・・
まさに歳は取ってもやってるこたぁいっしょ進歩のかけらも無い、変わったのは、白髪の数と飲む量という・・・「なんだかなぁ」ってヤツですか?

しかも、この盤、ある意味プレスティッジ黄昏の一枚とも言える代物でありまして、まさに今の私みたいなもんですかね。

過去の栄光的発想にも似た「TOUR DE FORCE」と「SONNY ROLLINS PLAYS FOR BIRD」の2枚をもとに、未発表を加えて再販した、つまりこの後ファンタジーに買収されるまでのプレスティッジ黄昏の時代を、昔の2枚で逃げよう的感じが今の私にも重なる気がすると、そんなとこでしょうか。

いずれにせよ、50年代のロリンズは他の追随を許さない勢いがあります。
若さが全面に出ているようなサックスは、そりゃ魅力ありますよ。
「トレーン神様仏様」みたいなことを言う私でも、この頃のロリンズを聴くと唸ってしまうのでありました。

SONNY BOY / SONNY ROLLINS
1956年10月5日[4], 12月7日[1-3,5]録音
SONNY ROLLINS(ts) KENNY DORHAM(tp)[4] KENNY DREW[1-3,5], WADE LEGGE[4](p) GEORGE MORROW(b) MAX ROACH(ds)

1.EE-AH
2.B.QUICK
3.B.SWIFT
4.THE HOUSE I LIVE IN
5.SONNY BOY

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頑張ったねおめごちゃん

2016年09月25日 | j-l

暑さ寒さも彼岸まで
と言いながら、今日は久々の晴れ間に喜んこんでいたら、まぁ暑いこと暑いこと・・・
へぇへぇ気温は夏のそれじゃ無いんですがね、暑いのは暑い、この気温を暑いと感じること自体秋だと言うことなのかも知れません。

彼岸と言えば墓参りでありますが、雨模様だったり私の仕事が少々忙しかったりと父の墓参りが延び延びとなり、結局は彼岸明けの今日になってしまいました。
まぁ彼岸に間に合ったということで父も許してくれると勝手に思っておりますよ。


墓の敷地内にある(放射線量)モニタリングポストの値は
0.14μSV/h  これは市内でもけっこう高い数値です。

さても、今日はちょっとだけ重たいお話しでございまして・・・・・

我がログにも時折出演いただくSAちゃんが、先週伯母さんになりましてね。つまり、妹さんに赤ちゃんが生まれたと・・・・
帝王切開ではあったものの生まれた直後は元気な産声を上げ、家族みんなが大喜び
こりゃまぁお目出たい話であります。
ところが、
生まれて二日目、左心房左心室、右心房右心室、何処であったかは聞いていませんけど、その一室の機能が停止するという事態が起きましてね、2時間あまり離れた大きな病院へ緊急搬送、緊急手術とあいなりました。

「バブさん、そんなわけでバイト休みますけど・・・・」
「なんのなんの、んなこたぁ何とでもなるから、ともかくおめごちゃんが助かることを祈っとるよ。」

明けて昨日連絡が入りまして
「どうだった?おめごちゃんは?」
「はい、なんとか手術は成功して、一ヶ月くらいはこちらの病院に、その後は地元の病院でも対応できるだろうって・・・」
「エガッタエガッタ、とりあえずはエガッタ、伯母さんでも疲れたろうけど、妹さんもお婿さんも、お父さんお母さんも大変だったろうから、励ましてやってよ・・・・まぁまぁエガッタ」

生まれて直ぐにそんな手術を耐え抜いたおめごちゃんに、こっちまで涙が出そうになりました。

こんな時ですよねぇ・・・命の尊さというか、素晴らしさというか
我が息子、娘は、そりゃまぁこの父の子ですから、出来が良かろうはずもありませんが、それでも大病もせずに今元気に生きている、それってどれほど素晴らしい事か・・・・
震災のあの時も感じたことではありますが、そんなことを心より思うのであります。

「もう、何をどうすりゃ良いんだか分からなくて、疲れました。」
「いやいや、一番頑張ったのはおめごちゃん本人だし、母である妹さんだと思うよ、しっかり支えててあげな・・・おっと、旦那のことも忘れずにね、ともかく、おめごちゃんは生まれて直ぐにそんだけの事を耐えたんだから、とんでもなく丈夫な強い子になるよきっと。」

一つの命とは、どれほどの尊さを持って生まれるものか・・・・
簡単に人の命を奪ったりすることが、いかに罪深きことか・・・・
「戦争にテロ??????お・ま・えはアホか!」
ありきたりですが、そう叫びたい気分です。

てなことで『料理当番、本日の一品』ですが、
母が、ポン酢の宣伝かなんかを見て、
「美味そうだなぁ」
てなことを申しましたんで
「ほんとに鶏肉食うんだろうねぇ?」

手羽のさっぱり煮です。

 

それに私はタコ刺しで一杯、それ以外は『板わさ』ならぬ『板ショウガ』を喰わせました。(我が家ではかまぼこをショウガで食べる習慣があります。)

お弁当は、枝豆ご飯です。

さて、今日の一枚は、サド・ジョーンズです。
いわゆる「デトロイト野郎どものジャムセッション」てなアルバムですけど、一杯飲んだ後、部屋で聴いているのにじつに良く合った一枚だと、思いながら聴いています。
ともかく、難しくなくてイイ(笑)
個々が平均以上で超絶以下のアドリブを気軽にやってるみたいなところがほろ酔いの私には心地良いのであります。
その心は、サドメル楽団にも通じるものがあったりして・・・・
久しぶりに聴きましたが、私は好きなアルバムです。

MOTOR CITY SCENE / THAD JONES
1959年10月24,31日録音
THAD JONES(cor,flh) BILLY MITCHELL(ts) AL GREY (tb) TOMMY FLANAGAN(p) PAUL CHAMBERS(b) ELVIN JONES(ds)

1.LET'S PLAY ONE
2.MINOR ON TOP
3.LIKE OLD TIMES
4.NO REFILL

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「?????」なBGM

2016年09月19日 | s-u

三連休最終日『敬老の日』はみなさんいかがお過ごしでしょうか?
私はもちろん連休などございませんし、日本列島に近づく台風も、秋雨前線が時折落としてくる雨にも秋の憂鬱を感じております。
とはいえ、今日は夕刻まで仕事はお休み、今はウエスの「FULL HOUSE」なんぞをBGMに、PCに向かっているという次第です。

BGMといえば、
ジャズを流すラーメン屋も、斉藤和義にはまっている何処ぞのバーも(笑)違和感は無くなってきましたが、Mさんのお店で流れるBGMにちょっとばかりもの申したく・・・・
まぁねぇ、コンビニのBGMに深く耳を澄ます方はそうそういらっしゃいませんでしょうから、どうでもイイっちゃどうでもイイんですけどね。

みなさんあまりご存じないかもしれませんけど、Mさんのお店は全店共通のBGMが、本部から一括して流れるシステムになっておりましてね。各店舗で選ぶことは出来ません。
まっいわゆる著作権の関係で、各店舗が勝手にやってはいろいろ問題もあるだろうし、いらぬ金もかかるだろうという趣旨と、店内案内を一度に流せるというメリットもある、そういう事でしょうから合理的ではありますがね。

流れる曲は、歌ものはありません。今時あるのかは分かりませんが、昔私が放送部で使っていたような「BGM全集」的音楽が繰り返し流れます。もちろん時々内容は変わるんですけどね。
ジャンルも多種多様、カーペンターズにビートルズ、クラシックの名曲にジャズのスタンダードもあります(むろんジャズ演奏ではありませんが)。

長く聴いていて苦痛を感じるのは、クリスマスとかお正月みたいな、いわゆる世の中がイベント気分になる時期のもの。

 ♪ ツン ツクツクツク ツン プア~~・・・♪(何だか分かりますかねぇ?笑)

と、正月らしさは分かるんですよ、でもね、これを繰り返し長時間聴いているのは、正直辛いものがあります。

おっと、話を戻しましょう。
最近流れるBGMで違和感?いや、ちょっとビックリ?しているのが

 ♪ ジャジャジャー ジャジャッジャジャー ジャジャジャー ジャジャー ・・・・♪(こりゃ、さっきより分かりづらいですよね。)

ディープ・パープルの「SMOKE ON THE WATER」です。

レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、グランド・ファンク・レイルロードといった大物ロックスター達が突然続々と日本マネーの力でやって来始めた1971年、翌年、1972年の夏に彼らもやって来ました。

当初、日本でだけ発売する予定であった「LIVE IN JAPAN」は、出来がイイってんで世界リリースされ(日本以外ではアルバム名は違ったはずです・・たしか?)、むろん日本じゃ大ヒット
このアルバムを抱いて寝てたんじゃないかってくらい好きだったのが、友人A夫でありました。
まぁ飽きるほど彼の家で聴かされましたっけ・・・・
って、思い出話はどうでもいいんだった(笑)

ともかく、その中でも最も印象的だった「SMOKE ON THE WATER」が、コンビニのBGMって・・・・・・・

私はちょっとだけ「?????」なんであります。

お近くの七の付くコンビニに買い物に行かれた際は、ぜひご自分の耳でお確かめ下さい(って、そこまで長居しないか・・・いや、立ち読みでもしているときに)
「?????」を感じるか感じないかは、あなた次第です。(笑)

てなことで『料理当番、本日の一品』です。

たしか先週も秋刀魚でしたっけ?
まぁまぁ母も喜んで食べる数少ない魚ですので、よろしいでしょう。
秋刀魚の蒲焼き風です。

こちらは、すでに購入していたのに卵をいただきましてね。ほんじゃまと作った巾着です。

お弁当のメインは、見えにくいですがミルフィーユカツです。

『料理当番、本日の一品』のおまけです。先週平日に一日お休みがあったので、その日に作ったチキンソテー茄子トマトソースとでも言っときましょうか。

さて、今日の一枚は、サヒブ・シハブです。
二度目の紹介ですが、アルバム名とジャケを変えてみました。(笑)

まぁ何が凄いってニール・ペデルセンでしょ、この時17歳ですよ。まったく世の中にはこういう輩が居るから凡人は困るのであります。
ライブ録音でその若造は、あがるどころか、失敗もしやしない、
「かわいげねぇーーー!」
てなもんでさぁね(笑)

それとね、この演奏ピアノレスなんですが、何て言うかなぁそれに対する物足りなさは全く感じない気がします。

つまり、「モンマルトル」では、こんな演奏が日々行われていたのかという、うらやましさと妬みを感じるアルバムなのでありました。

CONVERSATIONS / SAHIB SHIHAB
1963年10月3日録音
SAHIB SHIHAB(as,bs,ss,fl) ALLAN BOTSCHINSKY(fgh) OLE MOLIN(g) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) ALEX RIEL(ds) BJARNE ROSTVOLD(snare drums)

1.4070 BLUES
2.BILLY BOY
3.NOT YET
4.CONVERSATIONS PART-1
5.CONVERSATIONS PART-2
6.CONVERSATIONS PART-3
7.CHARADE
8.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME

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月々に月見る月は・・・

2016年09月15日 | m-o

月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月

今夜は『中秋の名月』、『望月夜』、『三五の月』って、なんでもいいんですが『十五夜』お月見の日でありますね。
天気予報によれば、この辺りで観られるかは微妙な感じです。

ところで『中秋の名月』に限らず『月』で思い浮かべる歌って多くありません?

♪ 十五夜お月さん 御機嫌さん・・・♪
♪ 雨降りお月さん 雲の蔭・・・♪
は、もとより
ユーミンの『月夜のロケット花火』、陽水の『水無月の夜』『月が笑う』なんてぇのも懐かしい、題名には入りませんが拓郎の『旅の宿』でも月は重要ですよねぇ、
先日ちょっと話題に上げたザ・ピーナッツの『月影のナポリ』なんてぇのもありました(私は森山加代子のイメージが強いのですが)、もちろん菅原都々子の『月がとっても青いから』も、東海林太郎の『名月赤城山』・・・

「って、どんどん古くなってくじゃん!?」(笑)

♪ 遠く遠く海へと下る 忍ぶ川のほとりを歩き
  果ての街にたどり着くころ 空の色が悲しく見える ・・・・・♪

桑田佳祐の『月』、まさにこれは私の「カラオケ十八番」であります。

もちろんジャズにもありますよ。
『HOW HIGH THE MOON』『MOONLIGHT BECOMES YOU』『THE MOON』『VELVET MOON』『FLY ME TO THE MOON』『FULL MOON AND EMPTY ARMS』『NO MOON AT ALL』『OLD DEVIL MOON』『IT'S ONLY A PAPER MOON』『SONNY MOON FOR TWO』『MOONLIGHT IN VERMONT』『POLKA DOTS AND MOONBEAMS』『OH , YOU CRAZY MOON』『MOON AND CYPRESS』『MOON RAYS』『BLUE MOON』『MOONLIGHT IN VERMONT』・・・・
そうそう『MOON RIVER』や『MOONLIGHT SERENADE』も忘れちゃイカンかな?
ともかくキリが無い

「月光には何か不思議な魔力でもあると云うの?」
「伽噺じゃあるまいし。月は太陽の光を反射しているだけさ。だからね、太陽の光は動物や植物に命を与えてくれるけれども、月の光は一度死んだ光だから、生き物には何も与えちゃあくれないのさ」
「それじゃあ無意味じゃない」
「意味があればいいってもんじゃない。生きるってことは衰えて行くってことだろ。つまり死体に近づくってことさ。だから太陽の光を浴びた動物は、精一杯に幸せな顔をして、力一杯に死んで行く速度を早めているんだ。だから私達は、月に反射した、死んだ光を体中に浴びて、少しだけ生きるのを止めるのさ。月光の中でだけ、生き物は生命の呪縛から逃れることが出来るんだ」

京極夏彦の『魍魎の匣』にこんなやり取りがありましたねぇ
さすが売れっ子小説家でありますが
月光に生命の呪縛から逃れる力が有るか無いかは分かりませんけど、太陽の光とは間違いなく違う力を私たちに与えてくれているようには思います。

今宵私は『中秋の名月』に何を得、何を悟るのか?

「馬鹿!撃つ奴があるか。拳銃は最後の武器だ。我々は忍者部隊だ!!」

って、それは『忍者部隊月光』!(また古いねぇ・・・笑)

さて、今日の一枚は、『月』関係で、ウエス・モンゴメリーのこの名盤を選んでみました。(むろん、過去紹介済みです。)

私はとても好きな一枚ですが、この「POLKA DOTS AND MOONBEAMS」は、ちとボケーッとしているところがあるようにも思うんですよねぇ
ということは選択ミスか?
まぁまぁ、他の曲でその分を埋め合わせるには十分でありますので、ご容赦下さい。

THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR OF WES MONTGOMERY
1960年1月23,28日録音
WES MONTGOMERY(g) TOMMY FLANAGAN(p) PERCY HEATH(b) ALBERT HEATH(ds)

1.AIREGIN
2.D-NATURAL BLUES
3.POLKA DOTS AND MOONBEAMS
4.FOUR ON SIX
5.WEST COAST BLUES
6.IN YOUR OWN SWEET WAY
7.MISTER WALKER
8.GONE WITH THE WIND

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秋の酒

2016年09月13日 | d-f

秋雨前線がもたらした雨が朝から降り続け、気温も一段階低くなりました。あとは天高き秋の空を期待するばかりであります。

そんな秋の夜長を癒やしてくれるのは、やはり酒ですかね

「いよいよ酒が美味い季節だねぇ」

まぁまぁ、「アンタの場合、年中『美味い季節』だろ」と言われりぁ、もちろん反論はござんせんよ。

  白玉の歯にしみとおる秋の夜の
     酒は静かに呑むべかりけり

牧水じゃありませんが、秋の酒は、秋の味覚を楽しみながらパッと騒ぐ宴会もよろしいですけど、静かに独り酒てぇのが合うように思いますねぇ
そして、不思議と独り酒でも酒量が進むんですなぁ
「アンタはいつでも進む」
だから、そうじゃなくてあくまで一般論ね、一般論としてそうは思い・ま・せん・か?と

ちょっとした肴をつまみながら、手酌で酒を流し込みますてぇと
「クゥ~~うめぇ」
って感じじゃ無いんですよ、秋の酒は
ス~~っと喉を通っていくというか、己の心を相手に静かに呑む酒がジワジワと旨味を増すとでも申しましょうかね
牧水とまではいかなくとも、ちょっとした歌人や詩人になったりして・・・

「秋の酒ってぇのは、そういうもんよ。」

と、
・・・・・分かったようなことを言っとりますが、私はやはり凡人なんでしょうな、歌人にも詩人にもなれず、量が進めば「行く末を静かに考え・・・」なんてぇこたぁ何処の空(秋の空?)
「秋もへったくれもあるもんかい」
てんで、ただ呑むに徹して終わるんであります。

  どす黒い腹にしみとおる秋の夜の
       酒は春夏冬と変わりなし

お粗末。

さて、今日の一枚は、超久々のマイルスです。

根っからのマイルスファンとは言い難い私ですから、このアムステルダムでの録音盤を是が非でも欲しいと思ったことはありません。
というか、探すにも「見かけたことが無かった」つまり、聴いたこともほとんど無かった一枚です。

それが時代は進みCD化され、「今回は、たいへんお買い求め安くなっとります。」てなテレビショップ感覚で買えるようになると、一応は手にしてみようみたいな感じで手元にあるアルバムです。
(というか、私はネットでダウンロードしたんで、所有盤というのは、ちとはばかられるのですが)

1957年暮れのヨーロッパ、マイルスと聞けば、当然のごとく『ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD 死刑台のエレベーター』と、こうなるわけですが
かの録音が、12月4,5日録音、今日のアルバムが同年月8日、つまり三日後の同一メンバーによるセッションというわけです。

ということは、『死刑台のエレベーター』的、緊張感のあるマイルスに期待してしまいます。
が、しかぁ~し、
その流れでこのアルバムを聴くと完全に期待を裏切られる感は歪めません。
それは、モノラルだから、録音状況が、てな事では無く、普通(?)だからです。普通のジャズ演奏です。
「それの何処が悪いんじゃ~~い!」
と、ツッコまれますと困るんですけど
「同時期なら、キャノンボール、コルトレーン、ガーランド、ポルチェン、フィリージョーの方がエエんちゃう」
と、そう思うのはしごく当然だと・・・
まぁまぁまぁまぁ、素直に『死刑台のエレベーター』でのマイルスが、それだけ素晴らしいという裏返しだと思って、私の言い分も聞いてくださいな。

なんかイヤミですけど、マイルスだからハードルが上がるだけで、普通のジャズとしてはけして悪くない演奏だとは思います。

AMSTERDAM CONCERT / MILES DAVIS
1957年12月8日録音
MILES DAVIS(tp) BARNEY WILEN(ts) RENE URTREGER(p) PIERRE MICHELOT(b) KENNY CLARKE(ds)

1.WOODY'N YOU
2.BAGS' GROOVE
3.WHAT'S NEW ?
4.BUT NOT FOR ME
5.A NIGHT IN TUNISIA
6.FOUR
7.WALKIN'
8.WELL YOU NEEDN'T
9.'ROUND ABOUT MIDNIGHT
10.LADY BIRD

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