現在の彦根城天守の完成は慶長12年(1607)だと考えられています。構造的には通し柱を設けず、各層ごとに積み上げた3重3階建てとなっています。外観は切妻破風・入母屋破風・唐破風を複雑に組み合わせ、2・3階には花頭窓、3階には高欄付の廻縁が設けられ、かなり外観意匠を意識したものとなっています。昭和32年に行われた解体修理の際に建築材料を調査した結果、もともと5階4重の天守を移築したものであることが判明しています。文献等によると大津城の天守を移築したものではないかと考えられています。
個人的には正面からじゃなく少し斜め横くらいから見た姿が美しいと思っています。
個人的には正面からじゃなく少し斜め横くらいから見た姿が美しいと思っています。