セロトニン症候群

　大きな地震が起きる前に、動物たちが異常行動を起こす原因が「セロトニン症候群」だと突き止められたようです。地震が発生する前に地殻変動が起こるのですが、その際に地表から大量に陽イオンが放出されます。大気中に増えた陽イオンが人間を含めた動物たちに大きなストレスを与えて異常行動へと駆り立てるのです。それが「セロトニン症候群」で、陽イオンの影響で血中に増加したセロトニンで、落ち着きを失い興奮し、じっとしていれなくなるそうです。その影響が強く現れるのが「げっ歯類」なのです。だから地震の前にネズミの大移動が発生するのです。
　イオンの大量発生は、地震の８日前という観測データもあるようで、動物の異常行動を確認した一週間後が要注意ということのようですね。
　地殻変動などを中心とした地震予知の研究にも違った視点からの研究も必要なんじゃないんだろうかって感じました。まっ、これは普段自分が携わってる仕事にも言えることで、袋小路に入った時に、俯瞰してみて別方向から攻めるってこともありなんですよね。もっとも、そういう時は自分を見失ってるから、余裕がないんですよね～(^^;;