僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

電話で医師の診察を受けたこと

2020年04月23日 | 心と体と健康と

ハイ。昨日の続きです。

午前9時15分ちょうどに病院の「電話診療専用ダイヤル」に電話したのですが、ツーツーツーと鳴るだけで話し中。二度・三度、四度・五度とかけても話し中が続いた。その後も同様で、何度かに一度は呼び出し音が鳴ったので「よっしゃ、つながった!」と思ったら、「混み合っておりますので、のちほどおかけください」という音声が流れるだけ。循環器内科の電話の受付は9時15分から45分までの30分間しかないので、時計が9時半を過ぎた頃からあせり始めた。

そこで、専用ダイヤルではなく、病院の代表番号へかけると、2度話し中だったけれど、3度目に「はい、松原徳洲会病院です」と電話がつながった。

「あの~、先ほどから専用ダイヤルにかけているのですが全然つながりません。循環器内科を受診している者ですが、どうしたらいいですか?」と尋ねると、
「あ、そうですか。ではそちらへおつなぎいたします」と言ってくれた。
あぁ、よかった。

そこで電話に出てきた女性に、
「24日に予約をしている〇〇と申しますが、電話診療をお願いできますか」
と言うと、
「承知しました。先生はどなたですか?」と聞かれたので、
「〇〇先生です」と僕。
「はい。ではカルテ番号から言っていただけますか?」
というわけで、電話でのやりとりが始まった。

カルテ番号とは、診察券に書いてある8ケタの数字です。
それで僕に関する情報がすべてわかるんでしょうね。
その次に薬に関することです。

いつもは院内薬局で薬を受け取るけれど、今回は当然、院外処方となる。
「ご希望の薬局の、名称からお願いします」
僕はあらかじめ調べていた馴染みの薬局の名前、住所、そして電話番号とFAX番号を相手に伝えた。医師が出す薬の処方箋を、病院から直接に薬局へFAXで送ってくれることになっているそうだ。

伝え終わると、
「はい。ありがとうございました。このあと先生の診療がありますので、それが終わってから2時間後ぐらいには、薬局へ行ってもらっていいです」

えっ、もうさっそく今から診療ができるんだ。一度電話を切って、また後刻、あるいは後日に医師から電話があるのかな、とも思っていたけれど、この電話のままで診察が始まるのは、よかった、よかった。

「では、お電話を先生につなぎますので」
そして何度か呼び出し音が繰り返されたあと、「はい、おはようございます」と、担当医のK先生が電話に出てこられた。むろん電話で話すなど初めてのことだが、やはり同じ声だった(当たり前やろ。別人が出てきてどうすんねん)。

「具合はどうですか?」と先生。
「えぇ、まぁ特に変わったことはありません」と僕。
「安定しているようですか?」
「そうですね、まぁ安定しています」
「では、お薬はいつものとおりでいいですか?」
「はい、まぁいつものとおりで結構です」
どこまでも「まぁ」から始めて、オウム返しに答える僕。
「じゃぁ、次の予約日ですが」と先生が続ける。
「7月3日の金曜日ということでどうでしょう?」
「ええ、結構です。よろしくお願いします」
僕は手元のメモに7と3を走り書きした。
「予約票は今お持ちのものをそのまま使いますから、日付を7月3日に書き換えておいてください。では、お大事に」との先生の言葉に、
「ありがとうございました」とお礼を言って電話を切った。

以上が電話診療の一部始終でした。

わずか1分程度でしたが、僕にとっては電車に乗って病院に足を運ばなくて済んだし、長い時間病院内で待たなくても済んだ。薬ももらえる。もう十分過ぎるほどの価値があったと思います。

それから約2時間後、電話の女性に言われたように、なじみの薬局へ出向いて薬を受け取りに行きました。

薬局の受付に座っていた男性に、
「〇〇ですが、徳洲会病院からFAXがあったと思います。薬をもらいに来ました」と言ったら、その男性は「原本を出してください」と言った。「原本って何の原本?」と僕は聞き返した。すると「処方箋の原本です」と言われたので、あ、そうか、僕の説明不足だったか、と思いながら「電話で診察を受けたのです。だから処方箋の原本はありません」と言うと「え、電話で診察? 少々お待ちください」と奥へ入って行った。

薬局にはかなりのお客が座っており、薬をもらうのを待っていた。僕は隅の方に座って少し待っていたら名前を呼ばれ、薬剤師さんから「この薬でお間違いないですか?」と、何種類かの薬を提示され、それで間違いなかったのでお金を支払ってその薬局を出ました。僕はあとからやって来て、それまで待っていた人たちの誰よりも早く薬をもらえた、というわけです。

それにしても、電話で診察を受けたなんて、生まれて初めてです。

この歳になって「生まれて初めて」という経験をすることなど滅多にないのですが、新型コロナの影響を受けて、世界中のあらゆる立場の人たちが、さまざまな形で「生まれて初めての経験」をしているはずなので、まあ「電話診療を経験したぁ~」などと叫んでも、ほんの小さな経験かも知れません。

以上ですけど、
たった1分間の電話診療の話を、昨日・今日の2日間にわたって長々と書いてしまいました。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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