いまだに手に入らないマスクと同様、消毒用アルコールもなかなか手に入りません。ですが、ひとつ興味深い話が出てきました。高知県の菊水酒造というところが、アルコール77度のお酒を今日から販売する、ということです。これで新型コロナの消毒ができるとのこと。どういうことかと言うと…
新型コロナウィルスはアルコールに弱いので、それで手指を消毒すると、とても効果的だと言われています。で、以前、僕はこのブログで「それなら僕は毎日ビールやチューハイで体内を消毒しているから大丈夫」と書いたことがありました。もちろんジョークですけどね。
新型コロナウィルスの消毒ができるアルコールは、度数が70パーセント以上でなければ効果がないという。でも飲料としてのアルコールに、そんな度数の高いお酒はありませんよね
だから、お酒でウィルスを撃退するというのはあり得なかった。
ところが、
なんと今回、その高知の酒造会社でアルコール77%というお酒が発売され、それが消毒用に使えるということなんですね。その会社の社長さんが「消毒用のアルコールが品切れで皆さんお困りなので、これを使っていただけたらと発売することにしました」とコメントされていました。さすが、お酒どころの高知です。
ただ、これは「消毒用」ではなく、あくまでも「お酒」として発売されます。なぜかというと、新たに「消毒用」として販売するためには、厚生労働省だったか、経済産業省だったか、とにかく新たに国の許可が必要で、申請から許可まで長い期間がかかるので、今の事態に間に合わない。だからお酒として売り出したら今すぐに販売できる、ということなのでした。
だから手指の消毒用なんだけど、あくまでも「お酒」なんですよね。
それにしても、
こんなアルコール度70%以上のお酒って、聞いたことありません。
いちおうお酒なんだから、飲もうと思えば飲めるんでしょうね。
で、今日のお昼の情報番組「ひるおび」でこの話題を取り上げていました。
司会の恵さんが、この77%のお酒を紹介したあと、
「これで消毒はできるし、水で割ってお酒として飲んでもいいですよね」
と言ったのです。
あ、やっぱりお酒なので、飲めるんですね。でもね~
アルコール度77%だから、メチャきついお酒ですわ。
まぁ、かなり薄めて飲めばモンダイはないんでしょうけど。
すると、横にいた矢代弁護士さんが、こう言ったのです。
「でも、貴重な消毒用ですから、飲むのはもったいないですね~」
??????
そのやりとりを見ていた僕は…
矢代弁護士さんの話を聞きながら、逆にこう思いました。
貴重なお酒だから、飲みたいわ~。
手指の消毒に使うなんて、もったいないもん。
ってね(矢代弁護士さんと真逆です)。
ちなみに、この商品は、価格は1本1200円(税別)だそうです。
商品名は「アルコール77」
ネットを見ると、すでに問い合わせが殺到しているようです。
でも僕は買いません。
買ったら、結局、全部飲んでしまいそうですもんね。