8月27日(月)に阿倍野から住吉大社周辺をウオーキングをして、その翌28日から、右のお尻に痛みを感じ、普通に歩くことが苦しい状態になった、ということを前々回のブログに書きました。きょうはその話の続きです。痛みがいよいよ激しくなったのです。
「少し前かがみになって歩いたら痛みはなく、胸を張って歩くと痛い、という感じ。困ったもんです」とその時に書きました。しばらくは、断続的にそういう状態が続いたのですが、ある時は、痛いのを我慢して歩くと、しばらくすると普通に歩けたりしたものだから、ま、少し日が経てば治るだろう、と楽観していました。スポーツクラブにも行って軽い運動はしていました。ところが…
痛みが出てから約10日後、先週の金曜日(9月7日)のこと。午前中はそれほどでもなかったのが、昼食後にソファで横になってウトウトとし、目覚めて立ち上がろうとしたとたん、右のお尻に激痛が走り、慌てて左足だけで踏ん張って立ち上がりました。そして右足を一歩前に出すとまた激痛。つまり右足に体重がかかると「いててて」となり、再びしゃがみ込む始末。痛みが出て以来、こんなひどい痛みは初めてでした。というか、これまで生きてきた中でも経験したことのない激しい痛みでした。それから、用心しながら立ち上がり、ぐっと前かがみになって歩いたらなんとか歩けました。しかしそんな姿勢でウロウロするのも、なんだかねぇ。
これがもっと悪化したら本当に歩けなくなるのではないかと、怖がりで心配性の僕は本当にそう思ったりもしました。
これはもう病院に行くしかない、と、翌土曜日、これまで何度か行っているS病院へ行きました。幸い駅から病院の送迎バスが出ているので、自転車で駅まで行き(自転車は痛みを感じずに乗れるのです)、そこから病院の専用バスに「よっこらしょ」と乗り込みました。
病院の玄関前でバスから降り、受付窓口までは普通なら数10秒で行けるのですが、そこへ歩いて行くだけでも一苦労。前かがみになり、痛くない左足をぐいと出し、次に痛い右のほうを軽く出して、またすぐに左足を出して、なるべく右足に体重がかからないようなヘンな歩き方で受付まで行きました。まぁ整形外科の専門病院なので、僕のような歩き方をしたり、松葉杖をついていたりする人も何人かはおられましたけどね。
順番を待っている間、妻も心配して病院へ来てくれました。大体こういうところには1人で来るんですが、さすがに今回は妻も心配だったんだと思います。
診察室で医師に状態を説明し、レントゲン室へ。そのレントゲンも、機械の前に立ち「はい、背筋と腰を伸ばしてください」と技師さんに言われても、そのポーズを取ると「いててて」となるので、なかなかまっすぐに立てずに、技師さんに助けられながらの撮影でした。やれやれ…
再び診察室に呼ばれ、レントゲン検査の結果の説明を受けました。
実は3年前にも、「腰が痛い、足が突っ張る」というタイトルのブログを書いています。この時は今回とは反対の左のお尻から脚の裏にかけて痛んだので、ここの病院で診てもらいました。その時は今回ほどきつい痛みではなく、普通に歩いて少し痛い、という程度でしたが、診断名は、
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
というものでした。要は加齢などにより、腰の脊柱の骨と骨の間のすき間が狭くなっているとうものです。それによって、腰及び下半身にいろんな支障が生じるということでした。ただその時は「それほど重いものではありません」と言われたので、一安心でした。
で、今回の診断名は
変形性脊椎(せきつい)症
というものだそうです。実際には脊柱管狭窄症と似たようなものなんだそうです。しかし今回は、医師から、それがそのままお尻の激痛の直接原因なのかどうかはわからない、とも言われました。
言われてみれば、今回の場合、長距離ウオーキングをした翌日から、当初は少し軽い目でしたが、この症状が出たので、それが原因なのかな~と思うんですよね。医師も「歩き方が痛みに少し影響しているのでは?」と言っていました。ふ~む。歩き方ねぇ。ヘンな歩き方をしたのだろうか? その辺を検証しなければならないんですが、何となくわかる気がします。
そして、医師から「2週間ほど、痛み止めの薬を飲んで、リハビリをすることで様子を見ましょう」と言われて診察は終わりました。診察室から出て、次にベッドが20ぐらい並べてある広いスペースのリハビリ部へ行きました。ここへも過去2、3回来て、部位は違いますが、理学療法士さんから何通りかの運動やストレッチの指導を受けたことがあります。今回も理学療法士さんは、僕のお尻や太ももや腰などを抑えたり軽くひねったりし、また、いろんなポーズを取るように言って、「これは痛いですか? これはどうですか?」など、痛む部分をいろんな角度から分析し、足組みストレッチや仰向けになってのお尻上げ(これは痛くて上げられない)、あるいは四つん這いになって背中を丸めてお腹をへこませる運動などを、次回までに毎日するように、との指導を受けました。それで、約半日かかった病院をあとにした、というわけです。
それが今から4日前の土曜日でした。本当はその後数日間は外出は控え、家でゆっくり運動療法とストレッチをしながら、無理をせず、なるべく患部に負担をかけないようにして回復を待ちたかったのですが…
実は月曜日に、何があっても絶対に行かなければならないところがあったので、その時には何とかして少しでも歩けるようになりたい、という強い思いがありました。そこで翌日の日曜日には、リハビリ療法はむろんですが、前かがみにならなくても右のお尻が痛まないような歩き方はないものか、と、それこそ人に見られると笑われそうないろんな歩き方を家の中で試してみました。なにせ普通の歩き方だと、痛くて10mも歩けないのですからね~ まさに悪戦苦闘でした。
で、どうだったの? ということですが、あまり長時間パソコンの前に座り続けるのも腰に良くないそうなので、今日はこの辺で終わります。続きはまた明日書くつもりですが、気を持たせるのもナンなので結論だけ言うと、必死の努力が実ったのか、何とか目的地に行き着くことができました。
それにしても、
先日「半分、青い。」の中のセリフで「生きとるのも大変やなぁ。次から次へといろいろある」というのを取り上げましたが、本当に次から次へと大変ですわ。
「人生、山あり谷あり」(良いこともあれば悪いこともある)という言葉がありますが、こう次から次へといろんなことが起きると、「山あり谷あり」ではなく…
「人生、谷あり溝あり」ですわ。
つまり、沈み放しっ、ていうわけですね。…トホホ。