僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

ノーベル文学賞と村上春樹

2016年10月14日 | ニュース・時事

昨日の午後8時。BSフジで「プライムニュース」が始まった。
始まったとたん、スウェーデンからの生中継が画面に映り、
女性がノーベル文学賞を発表するところだった。
スウェーデン語だから何を言っているのかわからない。
しかし、「ボブ・ディラン」という言葉だけはわかった。
テレビ局のスタジオでは「おおっ」という声が上がった。

…ということで、今年のノーベル文学賞は、
アメリカの有名歌手に授与されることになった。

一方で、候補として注目されていた村上春樹さんは残念だった。
もっとも、これも毎年恒例の行事みたいに、この時期になると、
書店では「めざせノーベル賞」と、村上作品が山積みされたり、
昨日の発表の日は、「ハルキスト」らが集まって発表を見守り、
ダメだとわかるとため息をついたりする…
というのが、毎回報道されている。

「あぁ、今年もとれなかったですね~」
という、ファンの落胆の声が聞えてくるのだ。

しかし…
村上さんはこれについて「毎年騒がれて迷惑ですね」と言っている。
ノーベル賞は「脳減る賞だ」な~んて書いているくらいです。

僕もこのブログで、毎年この時期、村上春樹のことを書いている。
思えば5年前、村上さんはノーベル賞最有力候補と注目を浴びた。
しかし受賞はならず。

その翌年は、「今年こそ」と言われ、
その次は「3度目の正直か」と騒がれ、
去年は「4度目の正直?」なんて言わちゃって…

そして5回目の今年も、例によって大騒ぎである。
もう少し、そっとしておいてあげることはできないのか。

そもそも村上さんは、芥川賞も直木賞も受賞していない。
賞など獲らなくても、村上作品は不滅である。

僕も村上作品は大好きで、ノーベル賞を獲ればそりゃ嬉しいけど、
「今年もダメだったぁ~」と言っても、それほどの残念感はない。

村上作品が自分の本棚にあれば、それで十分である。

ところで…

いつもこの時期になると書くことだけど、
村上さんと僕とは、とても共通点が多い。

村上さんは僕より3日だけ早く生まれた同い年で、
生まれた場所が、村上さんも僕も同じ京都市内で、
兄弟姉妹が全くいない一人っ子…というのも同じ。

血液型がA型で、これもまた同じ。
村上さんは「私は山羊座・A型の呪われた血だ」
な~んてことを、どこかで書かれていましたけど…。

村上さんは早稲田大学在学中に学生結婚をし、
僕も同じく学生の時に結婚した。

まあ、僕が妻と知り合ったのはむろん早稲田大学ではないが、
大阪の真田山付近にあるワセダ速記学校というところだった。
この「ワセダ」という名前だけは一緒なんですよね~(笑)
(ちなみに真田山は大河ドラマ「真田丸」の舞台です)

また、村上さんも僕も、趣味のひとつにジョギングがあるが、
村上さんが初の海外マラソンを走ったのが、34歳の時だった。
僕も、初めて海外のマラソンを走ったのが、34歳の時だった。

という具合に、僕と村上さんは共通点がとても多いのですが、
「文学的才能」だけが全く共通していないのが残念です(泣)

僕の場合は、最近、物忘れやうっかりミスがとても多くなり、
これまでしたことのないような間違い・勘違いも増えてきました。

この調子で行けば、僕の方が「脳減る賞」ですわ。

最後に…。今、これを書きながらふと思いついたのですが、
「ノルウェーの森」がもし「スウェーデンの森」だったら、
村上さんは、もうとっくにノーベル賞を獲っていたかも…。

…なんちゃって。

すみません、つまらないこと言って。

 

 

 

コメント (4)
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