僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

御堂筋ウォーク 芭蕉終焉の地

2016年10月18日 | ウォーク・自転車

通天閣の下をくぐり抜けて、まっすぐ歩くと日本橋筋に出ます。
「でんでんタウン」と言われるように、電気店が並んでいます。
時間的に、人の数は少なかったですが…

 

「テレビゲーム館」には、
すでに開店を待つ人たちの行列が出来ていました。

 

そして日本橋筋から左折し、
さらに右折をすると千日前道具屋筋商店街に入ります。

  

ここは食品のサンプルや調理道具、
暖簾(のれん)など業務用の道具を扱う商店街です。

そこを抜けると、道が広くなって、なんばグランド花月の前に。

 

お客さんたちが入口に集まって記念写真を撮っていました。
玄関口に本日の出演者の名札がかかっており、そこには
中田カウス・ボタン、月亭八方、モンスターエンジン
中川家…などの名前が並んでいました。
僕はこの中では中川家が一番好きですけどね~

思えば子どもの頃、両親に連れられて、
よく「うめだ花月」や「なんば花月」へ行きました。
(今の「なんばグランド花月」の前身です)

中学生になったある日曜日に、父母が仕事に出ていたので、
一人で内緒で、うめだ花月へ行ったこともありました。
漫才や落語の好きな子どもだったんですね~
で、今もその影響が残っています(笑)

さて、そのまま歩くと道頓堀へ出ます。

  

 

 


道頓堀を右に曲がり、戎(えびす)橋をわたると心斎橋筋に出ます。

 

 
…と、まあ、ミナミの繁華街を歩いて、
心斎橋まで来た後、人が多くなってきたので、
すぐ横にある御堂筋に出て、梅田をめざしました。

 


御堂筋は、大阪の梅田から難波までの南北を貫く幹線道路ですが、

「御堂筋」という名称は、東西両本願寺別院の南御堂・北御堂が
この道路沿いに建っていることから名付けられたということです

その南御堂(東本願寺難波別院)のあたりに、
かつて花屋仁左衛門という人の屋敷があって、
ここが芭蕉の終焉の地となったということです。

資料によると、1694年(元禄7年)9月、
大阪に滞在していた芭蕉は、体調を崩し、
10月が近くなると、容態が悪化しはじめ、
10月12日、花屋仁左衛門という人の屋敷で、
51歳の生涯を終えたということです。

 僕が芭蕉のファンであることは、このブログの題名が
「僕のほそ道」であることで、おわかりかと思いますが、
このブログを始めた9年前に、芭蕉終焉地のことを書きました。

その当時に、芭蕉の碑の写真も撮ったので、
今回はそこへ寄り道はせず、スルーしました。

9年前の写真をもう一度、ここに掲載しておきます。

芭蕉の碑は、御堂筋の車線の分離帯に建っているので、
渋滞している車の間を縫って走って碑のところへ行き、
車の中からジロジロ見られる中、しゃがみこんで写真を撮りました。

それが、この写真です。
「此附近 芭蕉翁 終焉ノ地」とありますね。

 


次に、僕はカメラを手にしたまま信号を渡り、
南御堂の境内に入って行きました。
ここには、芭蕉の句碑があるのです。

 

  

本堂の南側にこじんまりとした庭園があり、
そこに、芭蕉の最後の句となった
「旅に病で ゆめは枯野をかけまはる ばせを」
の大きな句碑が建っていました。

一般には「…枯野をかけめぐる」と伝えられていますが、
ここの句碑には「…枯野をかけまはる」
と刻まれています。

 

 

句碑の手前にある立て札には、こう書かれていました。


芭蕉句碑

旅に病で ゆめは枯野をかけまはる ばせを

この句は芭蕉の臨終の句の一つで、この大阪の地で吟ぜら
れたものである。
芭蕉は元禄七年(1694)秋 伊賀から門人達に迎えられて
大阪に着いたが 滞在中に病気になり 養生のかいもなく
10
月12日この南御堂前で花を商う花屋仁左衛門の屋敷で
51歳を
一期として旅の生涯を閉じた。
この句碑は後世 天保の俳人達によって建てられたものである。
当南御堂では 芭蕉を偲んで毎年芭蕉忌勤修され法要の
盛大に句会が催されている。


南御堂

難波別院

…ということです。

今回は、その南御堂も横目で見ながら通り過ぎ、
御堂筋を北へ北へとテクテク。無事に梅田にたどり着きました。

 

 
このあと、梅田にある太融寺というお寺に行きました。
ここには、淀殿(茶々)のお墓があるということでした。
これまた大河ドラマ「真田丸」と関係の深い話です。

それは次回ということで…。次回ばかりで、すみませんね~

 

 


 

 

 

 

 

コメント (2)
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