僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

おおさかべん

2014年09月14日 | 日常のいろいろなこと


小学1年生の時からずっと大阪に住んでいるので、日常会話では大阪弁以外は話したことがない。時々東京弁というか標準語でしゃべる人と話すと、そのテンポの良さ、歯切れの良さに感心する。話し方だけでなく話す内容までが、何だか高尚なことのような気がしてくるから不思議である。東京へ行くと、チョー高齢のおばあさんも小さな子どもも標準語でしゃべっている(当たり前だ)。それを耳にする度に、あぁ、粋だなぁ…なんて思ったり。


若い頃は標準語に憧れ、大阪弁がイヤだった時期もあった。その頃、友人の結婚式の司会を頼まれることが多かったが、その時は大阪弁は使わず、憧れの標準語で司会をしたものである。思えばキザなことだった。今は大阪弁が大好きだけど、まだ大阪弁の良さや面白さがわからなかったんだなぁ、その当時は。


大阪弁といえば、「大阪のおばちゃん」たちの会話も面白い。たとえばスポーツクラブのコスパで…。大きなマットがあり、みんなそこでストレッチをするのだが、僕が両脚を広げてペタンと座り、前屈しておでこをマットにつけたりしていると、隣で数人のおばちゃんがしゃがみ込んでおしゃべりをしている。ヒマな僕の耳は、そのおしゃべりを聞くともなく聞いている。


「ほんまにもう、うちのダンナはどうしようもないで。ず~っと家にいて、テレビばっかり見てブツブツ言うて、用事は何ひとつせえへん。こっちは朝・昼・晩の三食ぜんぶ作らなあかんし。どないかしてほしいわ」
「うちんとこもそうやで。ダンナと2人だけで家にいたら窒息死してしまうわ。せやからここ(コスパ)に来てるんよ。ここでしゃべって、ス~っとするねん」
「ダンナさんと、家でしゃべらへんの?」
「しゃべらん。しゃべったら腹立つことばっかり言うし余計ストレスたまるわ」
…というような調子で、たいていは仕事を退職して家にこもっているご主人の悪口を言うのが最も盛り上がる話題みたいだ。


このあいだは、こんな話題も出ていた。
「毎日のおかず、今日は何にしようかと思うたら悩むわぁ」
「わたしもそうやねん。献立のパターンって、なんか、決まってしまうやろ」
「うちらはな、思いつかへん時はもう冷凍のギョーザでええわ、と思うねん」
「あ、そやそや。冷凍のギョーザなぁ。あれは便利やなぁ。おいしいし」
「特に味の素のギョーザは、水も油も使わんと作れるから、ええよ」
「ほんまやね。あんな便利なもんが200円もせえへんねんから、ええわなぁ」
「もう手作りのギョーザなんか作ってられへんで。時間もったいないだけや」
…と賑やかに大阪弁が飛び交う。


その日、コスパの帰りにスーパーに寄った僕は、他の買い物のついでに冷凍食品コーナーへ行き「味の素の冷凍ギョーザ」を1個、カゴに入れたのだった。
えへへ~。


ところで、最近読んだ本の中で、東京のある女子高生が、大阪の電車はすべて大阪弁で車内放送がされる…と思い込んでいた、という話が載っていた。


まさかねぇ。ま、もしそうだとしたら…
こんなふうになるってことでしょうか?

      ↓


次は新大阪、新大阪でおます~~。
新幹線に乗りはるお客さんは、
この駅で降りとくなはれ~~。


こういう車内放送も、ちょっと聞いてみたい気もしますが。

 

 

 

 


 

コメント (2)
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