昨日(4日)関西国際空港が開港20年を迎えたというニュースに、「もうあれから20年か…?」と、時の流れの速さに改めてびっくりした。「十年ひと昔」というから、これはふた昔も前のことである。年を取るにつれ、時の経つのは、本当に速くなってゆくものですね。
このごろ物忘れが激しくなっている僕だけど、関空が開港した1994年9月のことは、よ~く覚えている。(まぁ、古いことほどよく覚えているものですが…)。その頃、学生だった長男の友だちが北京に留学していたので、一度その友だちに会いに行こうということになり、妻と長男を伴い、3人で北京へ行った。それが開港してすぐの9月のことだった。そして僕は、翌10月にも、ヨーロッパ4ヵ国への研修旅行へ行った。
そんなことで、関空が開港すると同時に、続けて2度、ここから海外に飛び立った思い出が今も克明に胸に刻み込まれている。それから15年間、ほぼ毎年、関空から(主にヨーロッパ方面へ)妻と2人で、あるいは妻の姉も一緒に3人で、海外旅行に出かけたものだった。
その海外旅行も、5年前のアルゼンチン旅行を最後に、一度も出かけていない。これって…だいたい、仕事を定年退職してから夫婦で海外旅行を楽しむ、というのが普通でしょ。それが僕たちの場合はまるっきり逆なのである。4年前からモミィがわが家で暮らし始めたので、2人がかりで子育てに追われ、海外旅行どころではなくなったことがその理由ですけれども…。(まぁ、言い方を変えると、何でも行けるときに行く、やれるときにやる…ということでもありますが)
当時、モミィは4歳の幼稚園児で、幼かった。いま小学3年生になり、来月には9歳の誕生日を迎えようとしているが、最近、こんなことを言うようになった。「ねぇねぇ、いつ外国に連れて行ってくれる? わたしはハワイがいいな~」
まだ開港して10年ぐらいしか経っていないだろと思っていた関空が、もう20年を迎えたのである。20年…。自分たちもそれだけ年を取ったわけで、あの頃の覇気や好奇心や元気は、どんどん減退している。
今でも海外へ行く体力と気力が、残っているのだろうか…?
それも小学生を連れての旅行だ。メチャしんどいやろ~なぁ。