僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

棟包みが破れてる?

2014年01月16日 | 日常のいろいろなこと

あれは去年の夏頃だった。作業服を着た男が「リフォーム会社のものですが」とわが家を訪ねてきた。応対に出た妻が話を聞くと…


「このご近所の家の屋根の工事をしていた者です。その時、お宅の屋根が見えたのですが、棟包み(むねづつみ)が破れていますね。今のうちに改修しなければ雨漏りなどが起きますよ」と言い、「もし、よろしければ、今すぐにでも修理はできますので、やりましょうか?」


…そんな話だった。しかし、僕と親しい友人の弟であるT松さんが工務店をしており、その人に建ててもらった家なので、全てのことはそこへ相談している。だから妻は、他業者がリフォームに関して何を言ってきても、すべて断り、とりあえずT松さんに電話をすることにしている。だから「棟包みが破れています」と言われても、「うちは専属の工務店がありますので結構です」と妻が断った…というのが去年の夏のことである。


ところで、棟包みとは何か? 調べると「屋根の頂部のことを棟といい、頂部を覆う金物などのことを、棟包みという。場合によっては、芯になる木材もふくめて棟包みと呼ばれる」とあった。要するに屋根のてっぺんの部分であり、その一部分が破れてきているのでやがて雨漏りがするようになるだろう…というのが、訪ねてきたリフォーム業者の説明だった。


うちの次男が近くの建設会社で「家づくりアドバイザー」という仕事をしているので、わが家に遊びに来た時、「棟包みが破れてますって言われたけど…」と言ったら、「あ、気ぃつけなあかんで。そういう詐欺もあるからね」ということだった。でも実際にそこが破れていたら直す必要はあるね、とも言った。


そのまましばらく放置していたが、ある時、T松さんから電話があったので、妻がついでに「棟包み」の話をしたら、「じゃ、また確認に行きます」との返事。「お願いね。急ぎませんからいつでもいいですよ」と妻。


そして今週13日にT松さんが来てくれた。屋根専門の職人さんを連れ、大きな重機もやってきた。屋根の職人さんが重機に乗って空中からわが家のてっぺんを注視したあと、降りてきて、T松さんに何事かを言った。妻が「どうでした?」と言うと、T松さんは、いつものようにボソボソとした口調で、「何も異常はありませんでした」そう言って帰って行ったのである。


やはりあの男は、次男が言っていたように、詐欺だったのだろうか。


いきなりやってきて、屋根のてっぺんが破れてますとか、雨漏りがしますよとか何とか言って、家のものを心配させ、「じゃぁお願いします」と頼んだら、業者は屋根に上がってどんな作業をしているのか、こちらからは何も見えない。「はい、修理が終わりました。これでもう雨漏りは大丈夫です。ではお代金〇万円頂戴します」と言われるままにお金を払う…ということになるのだろう。どうも、当節は油断もスキもない。あちこちで何とか詐欺…というのが横行しているけれど、こんな詐欺もあるようなので、皆さん、十分に注意してくださ~い。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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