24日(火)の新聞夕刊1面は、京都府八幡市で小学生の列に車が突っ込んで児童が怪我をしたというニュースがトップに出ていた。何がどうなって車が突っ込んだのか、にわかには理解できないような事故だったが…
その記事のすぐ下に「半沢」視聴率45.5% という見出しの記事が載っていた。新聞1面にTVドラマの視聴率が載るのはきわめて異例である。ビデオリサーチによると、関西地区でオンライン調査が始まった1980年以降の民放ドラマの中で最高記録なのだそうだ。そして瞬間最高視聴率は午後10時17分の50.4%だったという。この時間はラストシーンで、半沢が頭取に出向を言い渡される場面だった。最後のシーンでさらに視聴率がアップするというのは、それまで見ていなかったのに最後だけ見る人もかなりいるということなのだろうか。…たぶん、そうなんでしょうね。
ちなみに関西地区では、これまで最も視聴率が高かったのは「家政婦のミタ」ではなく、「男女7人秋物語・最終回」(87年)の41.6%で、続いて「渡る世間は鬼ばかりスペシャル」(94年)の41.0%だと書かれていた。「家政婦のミタ・最終回」は36.4%で、このあたりは、関西と関東との好みの相違なのだろうか?
さてテレビのワイドショーでも、TBS以外の局も「半沢」の話題で賑わっていた。放送が終わったとたん、待ってましたとばかり他局でいっせいに取り上げていた。その中で、「へぇ~、ちっとも知らなかったわん」という興味深い話がひとつあったので、それをご紹介したく、今日もまたしつこく、半沢秀樹…じゃない、半沢直樹のことに触れます。ま、ほんのちょっとだけですけど。
TVに出てくる俳優やタレントについては僕はほとんど無知なので、いつも妻に「これ、何という人?」などと聞いていますが、その妻も「知らなかったわ」という「半沢直樹」に登場した俳優さん3人の話です。すでに知っておられる方も多いと思いますが、僕にとってはびっくりだったのでここに記しておきます。
まず、福山啓次郎の役を演じた山田純大という俳優さん。福山というのは、東京中央銀行融資部に属する「切れ者」と言われる次長で、大和田常務と繋がっている。伊勢志摩ホテルに関する金融庁の検査が近づいてきたとき、半沢を担当からひきずり下ろして福山に交代させようという上層部の思惑を受けて、銀行内での「模擬検査」を行う場面がある。そこでこの福山が常にタブレット型パソコンをのぞきながら、データばかり振り回し、半沢を攻め立てる(それが実に真に迫っていやらしく、演技とは思えないほど)。しかし最後に半沢に猛反撃されてガックリする…という役柄。このネチネチ男の福山を演じたのが、杉良太郎の息子…と聞いてびっくりしたのである。
次に、最後に半沢を裏切ろうとした同期の近藤の妻の役で出ていた人、山崎直子(あの女性宇宙飛行士と同姓同名)という女優さんは、山崎務の娘さんだという。へぇぇぇ~、あの「怪優」と呼ばれた山崎務のねぇ。
それと、もう一人びっくりしたのが、伊勢志摩ホテルの湯浅社長役を演じた駿河太郎という若い人。これが笑福亭鶴瓶の息子なんだそうだ。じぇじぇじぇ~。ご承知のように鶴瓶はこのドラマでは半沢の父親役で出ており、大和田が担当する銀行からの融資を受けさせてもらえず、降りしきる雨の中を何度も土下座し、あげくに首吊り自殺をするシーンが、半沢の回想の形で何度も出てきた。その鶴瓶の息子が伊勢志摩ホテルの若き社長を演じていたとは、知らなんだ~。
福山啓次郎→山田純大
(杉良太郎の息子)
近藤の妻→山崎直子
(山崎務の娘)
湯浅社長→駿河太郎
(笑福亭鶴瓶の息子)
「半沢」には熱中したものの、僕はテレビドラマについてはウトいほうだ。妻はモミィを寝かせてからいろいろと見ているようで、たとえば井川遥が義理の息子と深い関係になる「ガラスの家」の話なども妻から聞く。ストーリーを聞いていると面白い。これからはドラマも、もう少し見てみようかなと思う。
ところで「半沢」のあとの日曜劇場はキムタクだということを、コメントをくださった方から教えてもらっていたが、昨日、「安堂ロイド」という新ドラマの宣伝を見て、あ、これなのか~と思った。でも安堂ロイドって、人の名前なの?「アンドロイド」にかけたの? 何だかタイトルを聞いただけでつまらなそうだ。妻は「ロンバケ」のころからのキムタクファンだが、最近のキムタクのドラマは懲りすぎて面白くない…と言っていた。今回はどうなんだろ。「安堂ロイド」より「安藤なつ」(「アンドーナッツ」にひっかけた)のほうが美味しそうだし、いっそ「安藤美姫」にしたら、さらに視聴率も上がるのでは…
…な~んて、しょうむないことを書きながら迎える9月26日の朝です。
9月26日。…耳鳴りが発症した日です。今日でちょうど6年が経ちました。
ここのところまた耳鳴りがうるさくなって心身の不安定が続いています。それに連動してか不整脈も出やすくなり、ある時には「半沢」を見ていて全身に力が入り、興奮のあまり心拍が乱れて気分が悪くなる…ということもありました。最終回が終わったのは寂しいですが、反面、ホッとしていることも事実です(笑)。