僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「美しい隣人」 の結末は ?

2011年03月06日 | 映画の話やTVの話など

NHK大河ドラマ 「江 ~姫たちの戦国~」 には失望した。
信長が実は光秀を自分の後継者と考えていた…という真情を吐露するシーンは、
朝日新聞TV欄 「キュー」 の執筆者である島崎今日子さんもあきれていたが、
いくらドラマといえ、歴史をメチャメチャに歪めてしまうのは、どうかと思う。

江の人物像を中心に、脚本が史実からあまりにもはみ出し過ぎているのでは?
3姉妹の絡みも、江だけが際立ち、 「そんなはずないやろ」 というシーンが多い。

放送が始まった頃には、今年こそ12月まで楽しめるぞ~と思っていたけれど、
見ていても、不満が先立ち、ドラマに感情移入できるところがほとんどない。
岸谷五郎も、のそっとして、大柄で頑丈そうな体躯が秀吉のイメージと合わない。
昔の 「国盗り物語」 の火野正平や、「利家とまつ」 の香川照之は良かったけどね。

そんなことで、早くも離脱した今年の大河ドラマである。

いま、最も楽しみなドラマといえば、「美しい隣人」だ。

火曜の夜10時からのドラマで、それはもう、こわ~い、こわ~いお話である。
第1話からすでに8話を経て、あと2話を残すのみとなった。
明後日の火曜日が第9話、いよいよ最終章へと差し掛かる。 ドキがムネムネする。

仲間由紀恵の、あの無機質な表情と独特なしゃべり方。
これが何ともいえぬ恐怖感を盛りたてる。
謎の女…という役柄が、これほどぴったりハマるとはね~。

「幸せな家庭の妻で健気な母親」 であり、そしてあまり世間ズレしていない檀れいが、
仲間由紀恵が隣に引っ越してきた時から、得体の知れない 「異変」 に翻弄される。

むろん、筋書きも面白いが、2人の女優の競演が、何よりの魅力だ。

先週は、仲間由紀恵が檀れいの子どもを連れ去るシーンで終わった。
「私が本当のお母さんよ…」 と、じっとその子を見据える目が、冷たくて、怖い。

そういえば…
檀れいはNHKのドラマ 「八日目の蝉」 で、赤ん坊を誘拐する役を演じた。

僕はあれからこの人のファンになったのだが、今度は自分の子どもが誘拐される役だ。
なんとなく、因縁めいていて、興味深い。

あと2回で終わるのは寂しいが、果たして、どんな結末が待っているのか…
いろいろ想像していたら、ふと、20年くらい前に見た映画を思い出した。

それは、「ゆりかごを揺らす手」 という映画だった。
ミステリアスで衝撃的で、最後までハラハラしながら見た映画だった。
主演は、レベッカ・デモーネイとアナベラ・シオナという2人の女優である。

ある男性産科医師が、妊娠中の女性 (アナベラ) の診察時にワイセツ行為をする。
アナベラは警察に訴え、それがマスコミに知れることになり、産科医師は自殺する。
産科医師の妻 (レベッカ) はショックで身ごもっていた子を流産する。
また、生命の危機から子宮を除去摘出されるなど、何もかも失ってしまう。

一方、アナベラは無事に男の赤ちゃんを出産して、幸せな日々が戻って来た。
半年後、その家庭へ、ベビーシッターとしてやって来たのがレベッカだった。
レベッカの目的は、自分を不幸に陥れたアナベラの家庭に復讐することだった。
そして、それからアナベラの周辺で次々と不快な出来事が起こっていく…。

アナベラが檀れいの役で、レベッカが仲間由紀恵の役に当てはまる。

映画は、アナベラの家庭を計算どおり崩壊寸前まで追い詰めたレベッカだったが、
最後に子どもに襲いかかったとき、間一髪でアナベラから逆襲を受けて転倒死する。

映画のほうは、そういうことだったけれど、
さて 「美しい隣人」 の結末はどうなるのか…? 
変なオチで片付けられると、がっかりしちゃいますけどね。
まさか、そんなことはないと思いますけど。 
最終回は、3月15日です。 お楽しみ~。

あ、最後にもうひとつ。
「美しい隣人」 の主題歌を東方神起が歌っていますが、
これがまた、しびれるほどの素敵な歌ですね。

 

 

 

 

コメント (4)
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