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 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 大阪府知事選とマスコミ

2008年01月31日 | ニュース・時事

もう4日前になるが、27日の日曜日、大阪の街は大いに沸いた。

ひとつは、その日が府知事選の投開票日だったこと。
しかしまあ、最近はまだ開票もしていないのに、出口調査とかなんとかで、びっくりするほど早い時期に当選確実の字幕がテレビに出るんですね~。

投票の締め切り時間は午後8時だったが、8時過ぎには橋下弁護士の当選確実が、早くもテレビで伝えられた。投票所で受付業務をしていた僕の友人の自治体職員は、8時になるとすぐに票の入った箱を、開票場所である市民体育館へ車で運んで行ったのだが、その車の中で橋下弁護士の当確を知ったという。
「おれは何のためにこれを運んで行くねん?」
友人は、拍子抜けもいいところだ…と苦笑していた。

まだ一票も開票していない段階で、マスコによって当確が伝えられ、テレビでは橋下陣営のバンザイ風景が映し出されている中、開票の担当職員たちはそのバンザイを見てから開票作業に入る…という、なんとも奇怪な話が、今ではごく当たり前のことになりつつある。
最近の選挙速報は、ずっとこんな具合なのですね~。

迅速かつ正確な開票のため、全力を挙げて作業に入る自治体職員たちも、先にバンザイが放映されると、やる気も低下し、張り合いもなかろう。

結果は橋下弁護士の圧勝に終わったが、やはりテレビの威力はすごい。若者層の票の多くが橋下氏へ流れたのは、どう考えてもテレビの影響だ。ウチの地域の選挙管理委員会の職員が、「投票場に今回ほど若い人が沢山来たのは初めて」と言っていたし、期日前投票(以前は不在者投票と言っていた)では、14日の成人の日に晴れ着を着て、選管事務局へ投票に来た新成人の姿があまりにも多かったのでびっくりした、とも言っていた。

若い人たちの投票率が、とても高かったわけである。
おなじみのタレント弁護士に一票を…ということだったのだろう。

マスコミ、特にテレビと言うのは、本当に大きな影響を持っている。

たとえば、ハンドボールだってそうだ。
ついこの間までマスコミは見向きもしなかった。
それが、「中東の笛」事件で、再試合が日本と韓国の間で行われるとなると、とたんにテレビ・新聞は大騒ぎし、その影響で、切符は売り切れるわ、BSテレビの中継はあるわ、ラジオ実況中継はあるわ、結果が一般新聞の一面に載ったりするわで、一躍花形スポーツへ浮上した。普段から、いろんなスポーツを公平に取り上げないから、こんな偏った過熱現象が起こる。これをきっかけに、ハンドボールが注目され続ければいいが、一息ついた頃にはもう知らん顔するのがマスコミの常である。この悪癖は、いつまで経ってもなおりそうにない。

さて、その27日は、大阪女子マラソンが開催された日でもあった。

そのことについてはまた明日、投稿します。

 

 

 

 

コメント (3)
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