僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 ダイヤモンド・ヘッドの謎

2008年01月18日 | 旅行

    シェラトンホテルの プールサイドから見た ダイヤモンド・ヘッド

 

ホノルルへ着いた日は、寝不足やトラブルで疲れ切り、体調が悪かった。
しかし、幸いというか不思議というか、2日目には元気な身体に戻っていた。
寒がりな僕の身体に、ここの暖かい気候がうまく合ったのかもしれない。

そこで、この日の午前中はダイヤモンド・ヘッドに登ろうということになった。
5年前、妻と2人で来たときにも、そこへ登った。
山頂からの眺めは、それはもう…素晴らしいの一言に尽きた。
ハワイが初めての義姉にもそれを見せてあげたいので、3人で登ることにした。

ルックJTBからもらう『‘OLI‘OLI カード』を持ってさえいれば、街の中を走る『‘OLI‘OLI トロリーバス』に自由に乗り降りができる。僕たちはホテルのビュッフェで朝食をとった後、そのトロリーバスに乗って、ダイヤモンド・ヘッドの登山口まで行った。




                      登山口からダイヤモンド・ヘッドを望む


登山口にインフォメーションセンターがあって、1人1ドルを払う。
ここは洲自然記念公園になっているので、入園料がいるのだ。
5年前に来たときには、この辺で懐中電灯なんかを売っている業者たちがいたが、今日はその姿は見えなかった。

なぜ懐中電灯かというと、登山コースの最後のほうにトンネルや螺旋階段があって、そこが真っ暗だから懐中電灯が必要だった。そのことを事前にガイドブックで読んでいたので、そのとき僕たちは、自分たちで懐中電灯を用意して行った。

でも、今回は持って行かなかった。ネットで調べると、その後、トンネルに電灯が設置されたので懐中電灯はいらなくなった、ということである。だから、懐中電灯を売る業者も「失業」したのだろうか? 

 

        
              登山口にある モニュメント



美しい緑の景色に囲まれて、ゆっくりと歩いて行く。
最初はごくゆるい登り…というよりほとんど平坦といっていい道だ。
しかも舗装されているので、とても歩きやすい。
おまけに、あまり暑くもなく、絶好のハイキング日和となった。
「来てよかった…」と、この旅行で初めて思った瞬間でもあった。

 


                      向こう正面にダイヤモンド・ヘッドの頂上が見える


そして、だんだんと道幅が狭くなり、坂道も険しくなり始める。
降りて来る人たちと道を譲り合いながら、目が合うとニコッと笑顔を交し合う。
よ~く観察してみると、ニコッとするのはたいてい日本人以外の人たちだ。
日本人といえば、むつ~っとした表情のまま、すれ違う人が多い。
特に若い新婚カップルの女のほうが、その傾向が強い(みたいに思う)。
新婚の男のほうは笑顔も見せているが、女はほとんどブスッとしている。
(街角やエレベーターなんかでもそうだ。なぜか女のほうが不機嫌な顔なのだ)
まあ、そんなことはどうでもいいんだけど…。

 




                 道幅が だんだん 狭くなる  

 

途中、小さな展望台があり、そこで休憩している人も多い。

山頂が近づいてくると、目の前にコンクリートの階段が現れる。
まず一つ目の階段。かなりの急勾配である。
手元のパンフレットによると、76段あるそうだ。
これを上りきると、最初のトンネルに入る。
ゼイゼイ…
「休憩しましょか?」
と、トンネルの中で立ち止まり、息を整える。
5年前はここからが真っ暗で懐中電灯が必要だったのだけれど、今回は随所に電灯がついているので危なくない。

トンネルのあとは、また階段がある。
今度は99段。これもまた、急な勾配だ。





     2つめの階段。 
     急な勾配を見上げて、「げぇっ…」 とみんながのけぞってしまう場所である。


この階段も、よっこらよっこらと、手すりを持ちながら上がっていく。
するとまたトンネルになって、そこで再び立ち止まり、息を整える。

そのあとトンネルは突き当たりとなり、右側の螺旋状の階段を上がる。
ここも前回は真っ暗だったが、今は薄明るいので足もとは安全だ。




          螺旋階段を上から見下ろしたところ

螺旋階段を上がりきると、身体を縮めないと出られないような狭い出口がある。そして、その出口を這いつくばるようにしてくぐり抜けると、外へ出る。

「おお~っ!」
と、思わず唸りたくなるような美しい海の風景が視界に広がる。

そして、最後の階段を上がって行くのだ。

 

 

この階段を上がりきったところが、ダイヤモンド・ヘッドの頂上の展望台だ。

所要時間は登山口から30分程度だったろうか。

真っ青な海とワイキキの街並みが広がる絶景中の絶景である。





  ダイヤモンド・ヘッドは、かつては (今も?)   軍事用の重要な要塞であり、
  この展望台も、パンフレットには 「観察所」 と表記されています。
  ご覧のとおり、ここは オアフ島の沿岸防衛に、理想的な場所なのです。

 


    このダイヤモンド・ヘッドをワイキキ側から見るとこうなります。
    山のてっぺんに、展望台があります。


360度のパノラマを満喫した後、同じ道を下って登山口に戻った。

…ということで、ダイヤモンド・ヘッド・ハイキングの話は、これでおしまいです。

                          ~ The End ~


  ………………………………………………………………………………


な~んだ、たったそれだけのことかぁ…
…ってことになりますよね。
じゃぁ、今日のタイトルの ダイヤモンド・ヘッドの謎」 て何なのだ?
何が「謎」なのか? それを明らかにしなければならない。

そうです。
この話にオチをつけなければ、ここまで我慢強く読んでくださった皆さんに申し訳ありませんから、その「謎」に関する話で締めくくります。


登山口まで戻り、トロリーバスが来るのを待つ間に…
僕たちは、その「謎」を発見したのである。

トイレのそばに、小さな休憩所があった。
そして、そこに、こんな貼り紙がされていたのである。

         

 

写真の右端にある休憩所へ近づいて行くと…。

そこに、この貼り紙が…。
まあ、読んでみてください。
あ、英語のほうじゃなくて、日本語のほうですよ。


 


 ここの、日本語で書かれている文章の一部分ですが…
 な~んだか、ちょっと、妙ちきりんでしょ。
 これが…僕らが発見した 「ダイヤモンド・ヘッドの謎」 なのです。

 すみません。 バカみたいな話で…。

 

 

コメント (4)
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