goo blog サービス終了のお知らせ 

 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「まんぷく」 と 「あさが来た」 と 「おしん」

2018年12月28日 | 映画の話やTVの話など

わっ! ついに「まんぷく」のあのシーンが出ましたね!

思い起こせば
NHK大阪放送局のスタジオに朝ドラ「まんぷく」の収録を見学に行ったのは10月19日のことでした。

https://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/8393452bdba9caa2618f4b61a84ee420

どこかの留置所のような所で、金網越しに萬平と妻の福子が向かい合い、福子の腕には赤ちゃんが抱かれている。というシーンをモニタで見ました。

で、そのシーンがいつテレビで放映されるのかと楽しみにし、このブログでも何度も書いてきましたが、なかなかそのシーンが出てこなかったのですよね。

それがついに、今日、放映されました。あの10月19日にNHK大阪放送局のスタジオで見たシーンです!

「まんぷく」は、今年は今日で終わり。明日29日の土曜日は「まんぷく前半総集編」が放映され、今日の続きは1月4日だということです。

それにしても、
僕が放送局で見た収録シーンが、今年最後に放送されるとはね~

ちなみに、今放送されているのは福子に「幸」という赤ちゃんが生まれたばかりで、時代は昭和24年ということです。僕も昭和24年生まれですから、ドラマの赤ちゃんである幸ちゃんと僕は同い年ということになりますね。関係ありませんけど(笑)。

ま、そんなことで「まんぷく」の前半は終わりました。次回以降、そろそろチキンラーメンに関する話が出てくるのかなぁ、というところですかね。

ところで、朝ドラと言えば、僕はいま「あさが来た」の再放送にハマっていると書いてきましたが、昨日から「おしん・総集編」がNHKのBSで始まりました。昨日・今日・明日と三日間ですが、昨日が第一話で、今日が第二話、明日は第三話と第四話です。

「あさが来た」は、朝ドラで今世紀(2001年以降)最高視聴率を記録したドラマだということですが、歴代の最高視聴率は「おしん」が断然トップです。

「おしん」は1983年(昭和58年)4月から翌年3月まで1年間放送されたドラマでしたが、そのころ僕はマラソンに熱中し始めていた頃なので、テレビドラマというものをほとんど見ていませんでした。

それが、今年は「半分、青い。」から「まんぷく」へと毎日見て来た時に、折も折、「あさが来た」の再放送が始まってまたそれにハマリ、朝ドラっていいもんだなぁ~と遅まきながら思っていたのですが、今度は昨日から「おしん・総集編」が始まったのですからね。もちろん、録画して見ていますよ。「にわか朝ドラファン」にとって、こんな嬉しいことはありません。

そんなことで、今は「まんぷく」「あさが来た」「おしん総集編」の3つを録画して、見て楽しんでいます。「まんぷく」は昭和24年、「あさが来た」は明治初期、「おしん」は今日見たのは関東大震災があった時なので大正時代。で、この3つを同時進行で見ていると、どれがどの時代なのか頭が混乱してしまいそうになったりします(笑)。

年末の慌ただしい時期ですが、掃除や片づけや何やかやとしたあと、夜にビールを飲みながらその録画を見るのが、いまは一番の楽しみです。

「まんぷく」ではハラハラし、「あさが来た」ではワクワクし、「おしん」では涙を流しと、ドラマを見て胸がざわざわする今年の年末です。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「まんぷく」 と 「大阪東洋ホテル」 の謎

2018年10月05日 | 映画の話やTVの話など

今週から新しいNHKの朝ドラ「まんぷく」が始まりましたね。安藤サクラという女優さんはこれまであまり知らなかったのですが、演技の上手な人だなぁと思いました。愛嬌があり、おおらかで、ひたむきという役柄はピッタリ、という感じですね。

その安藤さん演じる福子は3人姉妹の末っ子で、女学校を卒業した後ホテルで電話交換手として働いているところから始まるのですが、そのホテルが「大阪東洋ホテル」となっていたので、僕は「おぉ、あの大阪東洋ホテル!」と思わず妻に向かって叫んでしまいました。

「大阪東洋ホテル」といえば、地下鉄御堂筋線の梅田駅の次の中津駅で降りてすぐのところにあり、以前は毎月のようにそのホテルの最上階にあるランチバイキングへ行ったものです。大阪市内に住む妻の姉が招待してくれ、毎回3人で行っていたのですが、僕はそこのバイキングが大好きでした。

大好きな理由は二つありました。一つは窓際の席から広いガラス越しに淀川がゆったりと流れる大阪北部の眺望が素晴らしかったこと。そしてもうひとつは、料理と共にワインも自由に飲めることでした(えへへ~)。普通、飲み放題などを頼んだら、ビールでもワインでも好きなだけ飲めますが、ここはそれを頼まなくても、料理が並んでいるところに何本かのワインが瓶ごと氷の中に入っており、それを自分でグラスに入れる、というシステムでした。これが気に入りましたよね~。焼きたてのステーキなどの料理も、もちろんおいしかったので、人気のお店でした。

しかし、いつの時か経営者が代わったのか、ホテル名が代わって「大阪東洋ホテル」という名のホテルは無くなり、そのお気に入りのランチバイキングのレストランも、残念ながら無くなってしまいました。

それ以降、僕たち3人は、義姉が新たに見つけてくれた梅田界隈のいろんなランチバイキングへ今も月に一回程度行っています。

ということで、「まんぷく」で主人公の福子が働く「大阪東洋ホテル」にまつわる話を、今日のブログのテーマとして取り上げてみました。

ところが、ですねぇ。実は困ったことになりました。

せっかくここまで書いて来たのに、念のために「大阪東洋ホテル」と「まんぷく」の関係をネットで調べてみたら、なんとまぁ、これが何の関係もなかったということがわかったのです。これはちょっとねぇ、引っ込みがつかなくなりましたが、強引に話を続けていきます(笑)。

調べてみると、僕らが行っていた「大阪東洋ホテル」は1960年代の後半に建ったそうです。

あの「まんぷく」の時代背景は昭和13年、つまり1938年なんですよね。そんな大昔から、僕らがよく行ったホテルがあったわけはないけれど、しかし昔からそこに「大阪東洋ホテル」というのがあって、建物が老朽化して建て直した、ということは考えられますよね。で、ひょっとしてそうかなぁ、とさらに調べてみたのですが

「福子の働いている大阪東洋ホテルは、劇中の架空のホテルです」
と、ある解説に書かれていました。な~んや、そら。

で、ドラマで映っている「大阪東洋ホテル」の外観は、「武庫川女子大甲子園会館」という建物を撮影している、ということでした。

そして主人公・福子のモデルとなった女性が実際に働いていたのは京都の都ホテルだったそうです。つまり、あのホテルのモデルは京都の都ホテルで、ドラマで外観が撮影されているのは「武庫川女子大甲子園会館」だったということでした。

繰り返しますが「大阪東洋ホテル」とはドラマの上で使用している架空のホテル名、ということなんだそうです。やれやれ

わずか数日間とはいえ、「まんぷく」で、あの懐かしい「大阪東洋ホテル」が舞台となっていたことを喜んでいましたけど、とんだ早とちりでした。

それで、話はドラマのことになりますが、「まんぷく」も面白そうですね。福子の夫となる長谷川博己さんも、何とも優しそうで好感が持てますしね。

ところでこの男性も発明が大好きということで、やがて福子とともにインスタントラーメンを生み出すことになるのですが、発明好きといえば、前回の「半分、青い。」の律も発明とか開発が大好きでしたね~

そこのところは共通していますけど、あの律君は特によかったですね~。もう律が出てこないのかと思うと、ちょっと寂しいですけど。


さて、もうブログの記事としてはこれで終わりですが、「まんぷく」と「大阪東洋ホテル」にちなんで、今、僕たち夫婦が義姉と行っているいくつかの梅田界隈のランチバイキングの店を挙げておきます。

「ちなんで」とは書きましたが、今日の話とは全然関係ありませんので、退屈で退屈で死にそうな人だけ、以下をご覧ください(へへっ。失礼!)。


阪急阪神第一ホテルのマルシェダイニング「ネン」

大丸梅田店にある「馳走三昧(ちそうざんまい)」

ヨドバシ梅田8階にある「中華バイキング」

ルクア大阪にある「プラチナム」

のようなところです。

どうでしょう?

写真を眺めているだけて「まんぷく」になりそうですね。(なりまへんか?)

でもね~

やっぱり「大阪東洋ホテル」が一番よかったです~

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「半分、青い。」 が終わり 「にっぽん縦断 こころ旅」 も・・・

2018年09月29日 | 映画の話やTVの話など

朝ドラの「半分、青い。」も今日で終わってしまいましたね。
あぁ、来週から寂しくなりますわ。

さて最終回はどうなるのか? と今朝は、いつもの倍以上ゾクゾクしながら見ました。先日のブログでも書きましたが、脚本の北川悦吏子さんが雑誌のインタビュー記事で「最後に鈴愛は、ささやかだけど確実な幸せをつかむ。果たしてその『幸せ』はどのようなものなのか。ぜひ最後まで見届けてください」と言われていましたが、鈴愛はそのとおり「確実な幸せ」をつかんだようですね。

次は来週から始まる「まんぷく」を楽しみにしています。

ところで、この朝ドラ。NHKのBSプレミアムでは朝の7時半から放送されているんですね。8時から始まる地上波より30分早く始まるので、もうモミィも家を出た後なので、妻も最近はその時間帯に見るようになり、僕も横で見ていました。そして7時45分に朝ドラが終わると、そこから8時までの15分間、「にっぽん縦断 こころ旅」という番組が流れます。

これがまた、火野正平さんが自転車で日本中を巡る話なので、僕もよく見るのですが、今週の25日から「2018秋の旅」シリーズが始まりました。そのコースを見ますと


 

北海道をスタートして、本州へ南下。青森~岩手~宮城~福島~栃木~茨城~千葉~神奈川~静岡というコースなんだそうです。僕が20歳の時の自転車旅行のコースは往路は大阪から琵琶湖を北上して、日本海側を走って北海道へ入り、北海道を1周したあと、復路は青森からず~っと太平洋側を走って大阪へ向かったので、今回の「にっぽん縦断こころ旅」の秋のコースとほぼ同じです。

「半分、青い。」を見終えて、同じチャンネルですぐに始まるこの番組も、当時を懐かしく思い出しながら、楽しく見始めました。

そして25日に放送されたスタートの地は、北海道の襟裳岬でした。自転車で走りめぐった北海道は、どの地も素晴らしい感動を与えてくれましたが、中でもこの襟裳岬はとても鮮やかな印象が残っています。テレビで火野正平さんが襟裳岬に立つ場面を見て、あの、岬の突端から岩が沖に向かって点々と続く勇壮な風景を思い出しました。


 
襟裳岬です。まだ森進一の「襟裳岬」の歌も存在しなかった頃です。


翌26日は帯広駅が映りました。この駅にも思い出があります。僕が自転車で帯広駅に着いた時、2人のサイクリストと出会いました。そしてそのあと、3人で襟裳岬へ行ったのですが、あの頃の帯広駅は小さかったのですが、テレビで見た駅はとても大きくてモダンな駅でした。へぇ~ 帯広駅もこんなに立派な建物になっていたんだと、テレビを見て驚いたものですが、考えてみれば、あの自転車旅行から50年近く経っています。大きく変わっているのが当たり前ですわね~

そんなことで、この番組の第1回目は襟裳岬。第2回目が帯広。そして27日の第3回目が厚岸というところでした。自転車を漕ぎながら、火野正平さんが、「行けども行けどもまっすぐな道が続きます。さすが北海道だね」とつぶやくシーンがありましたが、僕も自転車で北海道に入った時、地平線まで続いてそうな直線がどこまでも延びて行く道路に驚嘆したものです。北海道以外にこんな長い直線道路はありませんものね。

そして昨日28日ですが、番組に思わぬアクシデントが起きました。

昨日の番組の冒頭で火野正平さんが、「いいお天気です。しかし、昨晩、大きな地震があり、停電でテレビも見れなかったし、食べ物屋さんも休みが多かったり、いろいろ支障があるので、自転車では走れません」と言ったのです。
「そこで、2013年に放送した北海道の旅をお送りすることにします」
ということで、その後、お詫びの画面のあと、2013年に放映された北海道の旅の再放送が始まりました。

 

 
昨日28日午前7時47分のNHKBSプレミアムの画面。

 
北海道で最大震度7の大地震が起きたのが9月6日の午前3時過ぎのことでした。そして、昨日の番組はその9月6日に収録したものが放映されるはずだったのですが、番組冒頭で火野さんから説明があったように、自転車で走るのは難しい状況になったということでした。

う~~ん。残念。

この先、番組はどんな構成になっていくのかな?

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北川悦吏子さん 「半分、青い。」 を語る

2018年09月17日 | 映画の話やTVの話など

お尻から脚にかけての痛みは、努力の甲斐あって(自分で言うか?)、ほとんど出なくなりました。これで、もう、スキーのジャンプスタイルで歩かなくても大丈夫です(笑)。

いろいろとお気遣いや励ましの温かいコメント、そしてメールもいただきました。ありがとうございます。20日の木曜日が診察とリハビリの予約日ですが、その場で「すっかり良くなりました」と伝えることができそうです。あの痛みがこれほど早く消えるとは思っていなかったので、ほんと、メチャうれしいです。ま、油断し過ぎてもいけませんけど。

気分的にも落ち着かなかったせいか、ここ数週間、ブログの更新も途絶えがちになっていましたが、また心機一転、いろんな話題を見つけて、こまめに更新していきたいと思っています。改めて、よろしく~

今日はNHK朝ドラ「半分、青い。」の話題です。これまでも何度かこのドラマに関することを書きましたが、本当にこれまで楽しく見てきました。そのドラマもいよいよ今月で終わり。今週と来週の、あと2週間となりました。

今日から第25週が始まりますね。サブタイトルは「君といたい!」で、そよ風の扇風機を作るために実験を重ねる鈴愛と律の話の展開はどうなるか? というところですが


 
「そよ風扇風機」の開発に熱中する2人。

 

昨日、月刊雑誌「文芸春秋」の最新号をパラパラと見ていたら、
「半分、青い。」は私の人生そのものです  北川悦吏子
という記事がありました。


 



 ~ 挫折したって人生は生きるに値する ~

脚本を書く北川悦吏子さんが、この作品に対する熱い思いを語っているものでしたが、チラッと読むつもりが、読み進めるうちに引き込まれて、じっくりと「熟読」してしまいました。その感想をつづりたいと思います。

北川さんは岐阜県出身だそうです。鈴愛と同じように片耳が聞えないということは知っていましたが、彼女が岐阜県の出身だったとは知りませんでした。普通、ドラマで方言を使う時、脚本家は標準語でセリフを書き、それをその地方の方言の専門家がそれらしく書き換えるというものらしいです。しかし今回のドラマの岐阜弁は、すべて北川さんご本人が書かれたそうです。何しろ岐阜県出身ですものね~

このドラマの鈴愛は何度も挫折します。漫画家になるのかと思えば、やめてしまい、律からプロポーズされても思わず「無理!」と言ってしまい、映画監督をめざす涼次と結婚しても離婚され、また仕事でもあれやこれやと失敗を重ねたりして、挫折まみれの人生ですが、北川さんはこう言います。

「挫折したって人生は生きるに値する。鈴愛はそのことを、手を替え品を替え、私たちに示してくれているんです」と。う~ん。いい言葉ですよね。

北川悦吏子さんと言えば、「愛していると言ってくれ」とか「ロングバケーション」の脚本で有名な方ですが、「半分、青い。」もその2本の作品を感じさせるようなところがあります。

まず、「愛していると言ってくれ」は豊川悦司が主演していましたが、今回も「秋風羽織」の役で登場。独特の服装と、サングラスに長髪というあの恰好は豊川さんが考え出したそうですが、それ以外にも、秋風羽織のセリフや動作などはすべて北川さんと豊川さんの2人があれこれ相談しながら作っていったそうです。お2人はず~っと仲良し友だちだったようですね。

もうひとつの「ロングバケーション」は、キムタクと山口智子が主演でしたが、あのドラマも、2人のお互いの恋心は行ったり来たりで、なかなか恋愛に発展しない、というドラマでした。それが最後に、2人が抱き合って結ばれるわけですが、今回の鈴愛と律も、恋に発展しそうでしない、という微妙な関係が続きます。これって、「ロンバケ」の2人と、似てると言えば似てますよね。ま、最後はどうなるかわかりませんけど。

そしてこのドラマのサブタイトルですが、第1週の「生まれたい!」から、「聞きたい!」とか「抱きしめたい!」とか、全てが「~したい!」というタイトルがついていますよね。先週は「風を知りたい!」だったし、今週は「君といたい!」ですしね~

実は北川さんは「炎症性腸疾患」という難病を抱えておられ、この朝ドラの執筆中も2度の入退院を繰り返されたとのこと。そんな中でドラマを書き続けたということですが、体のことを考えると落ち込んで神経が衰弱しそうになる。そんな時は、書くことによって自分を奮い立たせてきた、という北川さん。

「~したいという欲求こそが人間を突き動かして行くと思うんです。自分もこれまでの人生で追い込まれたとき、心からの渇望が生きる力に繋がりました」

と述べておられます。それが「~したい!」というサブタイトルを生み出したという、まさに傾聴に値する言葉だなぁ、と思いました。


 ~ 驚愕の結末 ~

そんな朝ドラも、来週いっぱいで終わりです。さて、結末はどうなるのか?
気になるところですが、北川さんはこんなことを言っておられます。

最終週のサブタイトルは「幸せになりたい!」で、最後は鈴愛なりのゴールをする。私は最後は大きな決断をしました。皆さんには驚愕するような展開になっていると思います。鈴愛は、ささやかだけど確実な幸せをつかむ。果たして、その「幸せ」はどのようなものなのか。ぜひ、最後まで見届けてください。

北川さんが言う「驚愕するような展開」とは、どういう展開だろ? 
あと2週間。見逃せませんね~

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「半分、青い。」 と消費税 ~どんな関係や~

2018年07月12日 | 映画の話やTVの話など

NHKの朝ドラ「半分、青い。」は、先週から主人公の鈴愛(スズメ)が漫画家志望をやめて次の人生へ踏み出す様子が描かれ、相変わらず笑わせてくれたり泣かせてくれたりと、毎日楽しませてもらっています。

故郷の岐阜には戻らず、東京の100円ショップ「大納言」で働くようになったスズメ。店長の田辺さんというヘンなおじさんも独特の雰囲気で面白いが、近所の運動会シーズンを迎えて店は大忙しの状態になる。そこで数日間だけ臨時に雇われたアルバイトの涼次にスズメは好感を抱く、というところですね。そして昨日は涼次から雨の中で「好きです」と告白されるシーンもありました。

 


  

 

というところで、またスズメの新しい恋が始まりそうな気配だけれど、今はとにかく運動会ということで目が回るほど忙しい状態。ところが、店の中での1シーンで、あれ?と思ったところがあった。それは、スズメがレジで「はい、20個で2千円です」と言ったシーン。これって消費税はついていないの?と疑問に思ったのです。本題とは関係のない場面ですが、ちょっと気になりました。 

ドラマはこの時1999年(平成11年)で、1971年(昭和46年)生まれのスズメは28歳です。消費税が初めて導入されたのは1989年(平成元年)で、僕はその時のことを強烈に覚えています。理由は最後に説明しますが、ともあれスズメが100円ショップで働いていた年には、すでに消費税が実施されて10年が経ち、税率も当初の3%から5%にアップしていた時代です。なのに品物20点で2千円なの? 2,100円のはずだけど。ひょっとしてこの大納言は税込みの100円ショップ? そんなはずはない、と思うんだけどね~ 

ところで、ドラマではスズメが昭和46年生まれということですが、この年に僕たちは結婚しました。そして47年に長男が、48年に次男が生まれました。つまりスズメと長男と次男は1歳ずつ違うんですよね。ですから、このドラマを見ていると、背景に流れてくる曲や登場人物が歌う歌は、うちの息子たちがスズメとほぼ同世代だからこの時はこんな歌が流行ったんだなぁ、なんて懐かしく思うことも結構ありますね。あ、そうそう。この間は涼次がスズメの横でギターを弾きながら「東京ラブストーリー」や「ロングバケーション」を歌っていました。そういえば「ロンバケ」はこのドラマの脚本の北川悦吏子さんの作品でしたね~

ところで「半分、青い。」をネットで検索すると「ネタバレ」というのがズラッと並んでいます。そんな時はあわてて画面を閉じます。この後のストーリーがわかってしまうと、これはもう楽しみが半減しますのでね~。

うちでは夜にモミィが帰ってきたら、食卓に着いたとたんに「ビデオ見るわ」と「半分、青い。」を見ています。それに付き合って僕も見ているので、1日に最低2回は見ます。いや、僕も午後から録画を見る時、必ず前回の分と合わせて2日分見ますので、結局同じものを計3回見ていることになります。それだけ、このドラマは面白いですよね。

それにしても、なんでスズメの店では消費税を取らなかったんだろう?
と、まだしつこく気にしている僕なのです。

その消費税ですが、前述のように平成元年4月から実施されました。税率は3%で、僕もまあそれくらいなら生活に大した影響はないだろう、と思ったのが大間違いでした。

その平成元年の秋か冬くらいに、ランニング仲間の東〇君と走り終えてからビールを飲んでいるうち、東〇君の弟が大工さんで工務店をしているという話になった。そこでほろ酔い気分の僕は、以前から家を建て替えたいと思っていた、と言ったのだった。「うちの弟に言いますわ」「うん、よろしく頼むわ」ということで、ひょんなことから自宅を建て替えることになった。

新しい家が建ったのは翌年、つまり平成2年の夏だった。そして支払いの時、請求書の中に「消費税」として70万円と書かれていたのを見て「ふぎょぎょ!」と驚いた。もちろん事前に言われていたので知らなかったわけではないが、実際にこの金額を見てビックリ仰天したわけです。

去年の4月までに建て替えていたら消費税はなかったのになぁ、なんて未練がましく思ったことを、昨日のことのように覚えています。

たまたま自宅を建て替えるのと、その直前に消費税というものが日本で初めて実施されたのと、時期がかぶってしまったのは、まぁ嘆いても仕方ないことだと今では思っていますけど、消費税といえば、いつもその時のことを思い出すのです。

「半分、青い。」から妙な話に脱線してしまいました。すみません。


★追伸

さっき(午後1時半頃)、今日の「半分、青い」の録画を見たら、涼次がスズメにプロポーズをしました。舞い上がるスズメ。う~ん、これからどうなるんでしょうね~

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンテクリスト伯

2018年06月14日 | 映画の話やTVの話など

うちの妻はTVドラマが大好きで、いろんなドラマを録画して見ています。
春ドラマ(4月~6月期)の中で見ているのは次のようなものです。

「シグナル」
「正義のセ」
「警視庁・捜査一課長」
「未解決の女・警視庁文書捜査官」
「モンテクリスト伯」
「おっさんずラブ」
「ブラックペアン」
「あなたには帰る家がある」(これはモミィも寝る前に見ているらしい)

だいたいこれだけ見ているということです。僕はこの中で一つだけ見ています。それは今日の木曜日に放映される「モンテクリスト伯」です。ドラマはあまり見ないのですが、これは毎週熱心に見ています。むろんNHKの「半分、青い。」も毎日楽しんでいますが、こちらの「モンテクリスト伯」もそれに負けず劣らず面白い。それも今夜がいよいよ最終回! 楽しみですわ~

「モンテクリスト伯」の原作は、むかし「世界文学全集」を読み耽っていた頃、アレクサンドル・デュマのこの小説も読みましたが、ドラマもその小説を現代の日本に置き換えたストーリーですよね。そもそもの設定に少し無理があるのですが、そこはフィクションですからね。それなりの工夫が凝らされており、何よりも「復讐劇」というのがゾクゾクします。昔の「必殺仕事人」なんかも、悪い奴が最後に仕事人に殺されるというストーリーが人気でしたから。

原作の主人公の名前はエドモン・ダンテスです。そしてドラマの主人公はディーン・フジオカが演じる「柴門暖(さいもん・だん)」という名前。これもちょっと面白いですね。

このドラマは、15年前、主人公が3人の男たちによる策略でテロの罪を着せられ、外国に送還されて牢屋に閉じ込められ拷問を受けるが、そこで1人の外国人と知り合い、その流れから脱獄し、死んだその外国人から譲られた巨額の金を元手にして日本に帰って復讐をするという話です。

その間、15年が経ったとはいえ、主人公が日本に戻って姿を表し、自分を陥れた3人の男たちをはじめ、過去にいろんな関わりのある人物と会っても、相手はそれが柴門暖だとはまったく気付かない。

そのことがネットで話題になった。「顔を見てわからないはずがないだろ。不自然だ」という疑問が噴出したのです。それがあまりにも非現実的だという批判を浴びたようです。でもまぁ、誰もが柴門暖は外国の獄中で死んだものと思い込んでいるので、まさかその人物とは思わず、気付かなかったとも言えますよね。

新聞のテレビ欄には、これに関してこんなことも

「遠山の金さん」でも、最後に金さんが奉行として登場しても、お白洲の悪人や町人たちはそれが遊び人の金さんと同一人物だと気付かない。しかし桜吹雪の入れ墨を見せたら、全員がハッと気付く。つまりひと目見ても「そんなはずない」という先入観が邪魔するんでしょ。

という意味のことが、面白おかしく書かれていました。

ま、それはともかくとして、主人公はいろんな手を使って標的となる3人の男らを追い詰めていきます。そのプロセスが見ごたえありますね。きょうの最終回でどういう結末になるのか、ワクワクしているところです。

復讐する話、というのは、映画でもTVドラマでもとにかく面白いですね。
別に誰かに復讐したいと思ってるわけではありませんけど(笑)。

僕がこれまでに見たこの種の映画の中で最も強く印象に残っているのは、学生時代に見た「黒衣の花嫁」というフランス映画です。監督がフランソワ・トリュフォーで、主人公を演じたのがジャンヌ・モローでした。

  

結婚式を終えて教会から出てきた新郎新婦。その新婦の目の前で夫が射殺されるという衝撃のシーンからはじまり、新婦は復讐を誓う。射殺したのは教会の向こう側の建物にいた5人の男たち。彼らは酒に酔った勢いで教会の置物を撃つといういたずらを思いついたが、誤って新郎を撃ってしまったのだった。

彼女は5年をかけて男たちの居場所をつきとめ、1人ずつに接近していき、さまざまな方法で殺害を実行していく…というミステリーです。

「モンテクリスト伯」が終わってしまったら、また「黒衣の花嫁」をレンタルビデオ店で借りて、見てみようと思っています。

さて、7月からスタートする夏ドラマには、ゾクゾクするようなドラマがあるのでしょうか?

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大相撲報道やら松居一代会見やら

2017年12月21日 | 映画の話やTVの話など

テレビというのは想像以上に大きな影響力を持っていますね。「たかがテレビ」と思う人たちでも、そのことは認めないわけにはいかないでしょう。本当にテレビの影響の大きさにはビックリしてしまいます。

テレビ局はそのことをきちんと理解して、ワイドショーと呼ばれる情報番組でも、国民生活に影響のあるようなニュースをなるべくわかりやすく報じるという姿勢を見せるのが社会的役割でしょう。しかし現実はそれとはおよそかけ離れたどうでもいいような内容の話題を長々と報じることも少なくありません。まあ、それも視聴率を上げるため、ということで、製作者側としてもやむを得ない部分はあるとは思いますけど

大相撲の日馬富士事件に関することはもう1ヵ月以上騒ぎ立てているし、最近では松居一代が「離婚しました。やりました!」とガッツポーズをしながらの会見を、民法の全局が何10分も生中継で流していました。このオバハンは最後のほうで母親に電話をし「お母ちゃん」と何度も言い、声を震わせ、泣きながらの「迷演技」までする始末。いったい何のための会見なのか全く意味不明。ただ単に、負け惜しみを隠すため、喜びを装い「勝った~」と自己宣伝するようなくさい芝居を演じているだけだろ。正直な話、胸が悪くなったし、松居一代という人はホントに頭がおかしいんじゃないか?と思ったものです。テレビ局も、なんでこんな会見を生中継したりするんでしょうね。不思議です。

また、それとは別に、テレビの報道の仕方で、ひとつの出来事が事実と反したような印象を視聴者に与えてしまうこともありますね。

テレビが世間に与える影響はとても大きいということは、大相撲の問題を例に挙げればよくわかります。マスコミがどう報じるかによって、白鵬を嫌いになる人が増えてきたり、あるいは貴乃花親方が一番悪い、と言う人が増えてきたり、相撲協会の対応が「適切」とか「遅い」とか、メディアの報じ方ひとつで物事の印象がガラッと変わってしまいますからね~

たとえば「相撲協会のまわし者」などと囁かれているベテラン解説者の杉山邦彦や評議委員会議長の池坊保子、大相撲リポーターの横野レイコなどは、一方的に貴乃花親方の行動を「理事の一員なのに理事会に協力しない」と最初から今も、ず~っと非難し続けています。さらに杉山と池坊は、白鵬が優勝インタビューの時に「万歳三唱」をしたことも「あれは良かった」と言っていました。相撲協会の意向に沿った発言に終始しているのは明白です。これ一つを見ても、テレビに「公平性」を求めるのはまず無理なことだというのがわかります。

それと、テレビ局は週刊誌の不倫ネタをそのまま拝借し、これまた延々とその話を取り上げていました(それにしても不倫ネタが多いです。これこそ、どうでもいい話なのに)。

そして番組の司会者やコメンテーターは、「他人の不幸は我が身の幸せ」とばかり、ワイワイガヤガヤと公共の電波を使って雑談をしたあげく、最後は世間話のノリで、みんなが「ガハハハ~」と笑って次の話題に移るという具合。この出演者たちも他人の不幸や不始末を心から楽しんでいるという感じで、いったいこういう題材に何の意義があるのかと疑いたくなりますね。

スポーツジムでいろんな人と雑談する中でも、「昼にテレビをつけても、ロクな番組をやってないし」という声がほとんどです。まあ、僕もそう思っている一人なんですけどね。

じゃぁ見なければいいじゃないか、と言われそうだけど、中には役立ちそうな情報も結構あるので、やっぱり情報番組はついつい見てしまうんですね。ついつい見ながら、テレビが報じる情報を丸ごと信用することだけは気をつけるようにしています。テレビには間違いや印象操作の情報が充満していますから。

目の前のテレビに向かってブツブツ文句ばかり言いながら、それでも画面から目を離さない、という人は、僕の知っている人の中でもかなりいます(特に男性に多いです)。

そして、言ってみれば僕もそのうちの一人なんですよね。

不本意ながら、こういうつまらない番組も、つい見てしまいます。最近は少し反省して、そんな時間があるのならもっと本を読もうと思っているところですが、やっぱり「惰性」で見てしまいます。惰性にどっぷり浸かっているとボケが早まる、という話もあることですし、まあ気をつけなければと、今テレビをつけながら思っているところです(笑)。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エアフォース・ワンの “謎”

2017年11月06日 | 映画の話やTVの話など

昨日の午前、トランプ米大統領が日本に来た時、NHKテレビでは大統領を乗せた飛行機が空港へ降りてくるところを生中継していました。

空港は羽田かな~?と思っていたけど違った。
米軍の横田基地というところでしたね。

TV中継でアナウンサーが、
「いま、大統領専用機のエアフォース・ワンが見えました」
と伝え、やがて画面では飛行機が着陸し、しばらくしてトランプ大統領とメラニア夫人がタラップから降りてくるところが映し出されていました。

そのあと、昨日・今日の大統領のスケジュールは新聞・テレビ等で詳しく報じられているとおりなので、特にここに書くようなことはありません。

それよりも
僕の目を引いたのは、昨日のテレビ番組欄でした。いろんな番組が紹介されている記事の下の方に、この日に放映される映画が2つ紹介されていたのです。

それはこういうものでした。

 
  

2本の映画のうちのひとつは「エアフォース・ワン」。
エアフォース・ワンというのはむろんこの日トランプ大統領が乗って来た米大統領専用機のことです。この映画は、記事にあるように、大統領が乗ったエアフォース・ワンがテロリストにハイジャックされる話です。同乗していた家族や側近を人質に取られ、大統領役のハリソン・フォードが、ハラハラする展開を繰り返しつつテロリストと戦う、というストーリーでした。僕もこの映画は過去2回ほど見ています。

もうひとつは「ホワイトハウス・ダウン」という映画。これは見ていないのですが、解説によると、謎の武装集団が、ホワイトハウスを見学に来た人たちを人質にして大統領の命を狙う、というストーリーです。あぁ、これもまた米大統領が危機に遭遇するという話です。

よりによってトランプ大統領が初来日したその日に、日本のテレビ局は、米大統領の命が狙われるという映画を2本も放映するんですよねぇ。

なんだろ~?

単なる偶然?

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「わろてんか」と「おはなはん」

2017年10月11日 | 映画の話やTVの話など

NHKの朝ドラ「わろてんか」が今月から始まりました。朝ドラはあまり見ないのですが、吉本興業創業者である吉本せいをモデルにした物語だというので見ています。子どもの頃は吉本の大ファンで、中学生の時には親に内緒で一人で梅田花月まで行ったりした僕としては、やはり見なければならないだろうと思って。

吉本せいはドラマでは「藤岡てん」という名前で出ています。この「てん」というのと「わろてんか」の「てん」をひっかけてあるんでしょうね。

そこで第一回を見て驚いた。主人公のてんの子どもの時代から始まるのだが、その子役が、なんと大河ドラマ「おんな城主・直虎」で、直虎の少女時代である「おとわ」に出ていた女の子だった。  新井美羽(あらいみう) という子だ。

 


     

とても表情が豊かで可愛くて、おっとりしているようで愛嬌もあるという魅力に満ちた子役だった。「直虎」で、この子が成長して柴崎コウになったときは、少し寂しい思いをしたものだった。

で、「わろてんか」を何の予備知識もなく見始めたらその子が出てきたのでびっくり。やはり可愛いだけじゃなく、演技力の評価も高いのでしょうね~。大河と朝ドラに立て続けに出てくるんだから。年齢は11歳。小学5年生でモミィより1歳年下です。

  
   

先週に放映された第1回から第6回までは新井美羽ちゃんが出ていましたが、その第6回の途中から、てんが成長して、本来の主役である葵わかなちゃんが登場しました。子役はすぐに姿を消してしまうのでちょっと残念ですね~

ところで、後にてんの夫となる北村藤吉を松坂桃李が演じています。藤吉とてんが屋根の上に座って楽しく語らい合うシーンがあり、てんは藤吉に恋心を抱くというわけですが、てんは子役の美羽ちゃんなのに、相手の藤吉は大人の松坂桃李というのがちょっと不つり合いでしたが、まあいいか、そんなこと。 

僕自身、最近は心の底から笑うということが少なくなってきた感じがするので、この「わろてんか」を合言葉に、生活の中になるべく笑いを増やしたいものだと自分に言い聞かせたりしています。 

ともあれ、このドラマ、最後まで見続けたいと思います。

冒頭に朝ドラはあまり見ないと書きましたが、考えてみれば、過去のNHKの朝ドラを一番熱心に見たのは大昔に放送された「おはなはん」だけでしたもんね。

「おはなはん」
知ってました?
1966年4月から1年間放送されたドラマで、軍人の夫と死別した主人公のはなが、持ち前の明るさで明治・大正・昭和を生き抜いていく物語。放送当時は一世を風靡した大人気のドラマでした。

その後、1970年代に四国へ自転車旅行に行った時、「おはなはん」の舞台となった愛媛県の大洲市へ寄ったことがあります。最後に、その時の写真を載せます。

「わろてんか」と何の関係もないがな~と、わろうてください。

 

 
 大洲市に入ったところ。1978(昭和53)年の夏でした。

 
 
 おはなはんのゆかりの地、大洲の街並み。
 左側、自転車が置いてあるところに立て札が。

 


  
「明治18年4月2日伊予大洲の街に元気な女の子が生まれた。折から満開の花にちなんでこの子ははなと名付けられた」という文ではじまり、「はなは幼少の頃、このあたりで生活を送った」と書かれていました。 


 
 はなを演じた樫山文枝さん。これで一躍大スターに。
 新井美羽ちゃんも将来の大スターになることを祈ってます。

 

 

 

 

 

 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「男はつらいよ・寅次郎相合い傘」 と 船越英二

2017年07月17日 | 映画の話やTVの話など

いま、またBSテレビで毎週土曜日に「男はつらいよ」のシリーズが放映されています。一昨日の土曜日は、第15作「寅次郎相合い傘」が放映されました。

僕も寅さんファンの一人ですが、2013年から14年にかけても同じTV局で全シリーズが放映されており、当時のブログにも寅さんのことを書いています。

その時、僕がもし全48本の寅さんシリーズの中で一番好きな映画はどれ?と尋ねられたら、浅岡ルリ子が出ていた15作目の「寅次郎相合い傘」を挙げる、と書きました。

浅丘ルリ子演じる旅回りのキャバレー歌手・リリーがとてもいいんですよね~。

リリーは第11作「寅次郎忘れな草」で初登場し、「相合い傘」の後も第25作「寅次郎ハイビスカスの花」、そしてシリーズ最後となった48作目の「寅次郎紅の花」も、寅さんの相手役だった。このシリーズに4本も出演したのはリリーだけですね。

中でも「寅次郎相合い傘」はシリーズでの最高傑作だったと思います。


  

で、一昨日の土曜日、その「寅次郎相合い傘」が放送されました。

もちろん僕も見ました。もう何度も見ているんですけど、やっぱり見てしまうんですね。

中でもクライマックスはこういうシーン ↓

それまで女性にフラれ続けていた寅さんだけど、リリーは寅さんのことを本当に好きになる。それを察知した妹のさくらが、リリーに、
「リリーさんがお兄ちゃんのお嫁さんになってくれたらどんなに素敵だろうなぁって。ま、冗談だけど」
と言う。するとリリーは真剣な顔になり、
「いいわよ、私みたいな女でよかったら」
と答えるのだった。さくらは目を丸くして驚き、大喜びする。

寅さんの「結婚」が手に届く瞬間だった。
そしてそれに続く名場面…

そこへ寅さんが帰ってくる。
さくらは寅さんに飛びつくようにして、

「リリーさんがね、お兄ちゃんと結婚してもいいって言ってくれたのよ!」
と伝える。リリーは奥の部屋で、真剣にそのやりとりを見ている。

しかし

「オレと?」と、ここからの寅さんのリアクションは、まあ寅さんらしいと言えば言えるが、素直に喜ばない。
「えっ? えっ?」と戸惑いながらも、すぐに目が覚めたような顔になり、
「あ、あんな気性の強いしっかりした女が、俺みてえなバカとくっついて、幸せになれるわけがねえだろ!」
と言い放つのである。

そしてリリーのほうを見て「こっちへ来いよ」と呼び、
「お前、冗談なんだろ?」
と、少し戸惑いながらも、リリーに問い詰める。

リリーはそんな寅さんの顔をしばらくじっと見つめながら、フッと笑い、
「そう…、冗談よ。冗談に決まってるじゃない」
と言うのだった。

あぁ~。映画館でこのシーンを見た時、寅さんって本当にバカだ、これじゃ誰とも一緒になれないのは当たり前じゃんと、思ったことを覚えています。後にも先にもこれほどのチャンスは巡ってこなかった。それを照れてしまい、まぜっかえしてしまい、せっかくの話を壊してしまうのでした。

そのシーンを再現します。


 
さくらが「リリーさんがお兄ちゃんのお嫁さんになってくれたら」と。


 
「いいわよ。私みたいな女でよかったら」とリリー。


 
そこへ寅さんが帰ってくる。
「リリーさんが結婚してくれるって」とさくらが興奮。


 
しかし寅さんは照れ臭いのか、
リリーに「おまえ、冗談なんだろ」と。


 
一瞬、リリーの顔がこわばる。
このシーンは見ていてハラハラ。


 
次の瞬間、
「そう、冗談よ。冗談に決まってるじゃない」

あぁ、万事休す。でした。

 

そういう映画だったのですが。
寅さん、ほんと、絶好のチャンスを逃してしまったなぁ。

さて、この映画の前半も、なかなか面白いのです。

映画の始まりは青森。そこで寅さんは、冴えない中年男と知り合います。寅さんは彼を「パパさん」と呼んで一緒に旅を続けます。パパさんはどうやら一流企業に勤めるエリート社員で、資産家のようでしたが、会社や家庭でしっくりいかず、グズグズしながら昔好きだった女性を訪ねて、はるばる東京からやって来たのでした。なんだか頼りなく優柔不断な性格のパパさんは、寅さんの奔放な生き方に惹かれています。そして2人は北海道に渡り、函館のラーメン屋の屋台で、寅さんは、なんと2年前に恋をしたことのあるリリーと再会し、パパさんを含め3人で気ままな道中を楽しむ、というところから物語が展開して行きます。

そこから、後半は、前述のような寅さんとリリーとの話になるのですが、東京へ帰った後もパパさんは柴又の「とらや」にやってきたりして、この映画を盛り上げる重要な役柄を演じていました。

そのパパさんを演じていたのが故・船越英二でした。あの気の弱くて人のよさそうなパパさんは船越英二だからこそ、あれだけの味が出せたのだと思います。

言うまでもありませんが、船越英二は、船越英一郎の父親です。

そして息子・船越英一郎は、ご存知のように、今や松居一代というヒアリより恐ろしいと言われている女の夫です。(実際にワイドショーで『松居一代とヒアリのどちらが怖いか』というアンケート調査を行い、6~7割の人が『松居一代』と答えたそうです。ホンマでっせ)。さらにこのヒアリより恐ろしい女は、英一郎が住むマンションの前に、紙袋に入れた船越英二らの位牌などを捨てて行った、ということです。う~む。よう、そんなことするなぁ。バチ当たるで。

折も折、そんな騒動の真っ最中の時期に「男はつらいよ・寅次郎相合い傘」が放映され、船越英二が登場するとはね~。つい先日のこのブログで、お父さんの船越英二は「男はつらいよ」でも名脇役を演じた、と書いたばかりでもありましたので、今日もまたこの話に触れることとなった次第です。

最後に、話はまた変わりますが、「相合い傘」は昭和50年に公開されたので、今から42年前になります。浅丘ルリ子は今、僕も見ていますが「やすらぎの郷」という倉本聰の連続ドラマに出演しています。最近はその顔が目に焼き付いてしまっているので、この「相合い傘」を久しぶりに見て、あまりにも浅丘ルリ子が若いので、ビックリしました。まぁ、42年も経っているのだから当たり前の話ですけどね。

ということで、今日はこれで終わります。

ちなみに本日のブログに登場していただいた人物は

寅さん
リリー
船越英二
船越英一郎
松居一代
現在の浅丘ルリ子
そして 
特別出演 → ヒアリ

の皆さんでした。
チャンチャン。

 

 

 

「寅次郎相合い傘」の1シーンです。
2分ほどですけど、よろしければご覧ください。

函館のラーメン屋で、寅さんとリリーが再会するところです。
真ん中にパパさん(船越英二)がいます。


 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やすらぎの郷(さと)

2017年04月07日 | 映画の話やTVの話など

僕たちの世代の者にとっては信じられないような豪華な配役陣によるTVドラマが今週月曜日から始まった。

題名は「やすらぎの郷(さと)」(テレビ朝日)。あの倉本聰の脚本である。放送時間は毎週月曜~金曜のお昼の12時半から12時50分まで。新聞によると、倉本聰が自らの企画を提案した全130話の力作だそうである。

それにしても、お昼の20分間の連続ドラマというのはこれまで僕など全く縁がなかった時間帯ではあったのだが…

僕はそういうドラマが月曜日から始まっていたのは知らなかった。妻が第3話から録画をしており「面白いよ」と勧めてくれたので、一昨日(水曜)の夜、その第3話を初めて見た。主人公でシナリオライターの石坂浩二が、友人の近藤正臣に、テレビ世界に貢献した者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」に入ることを伝えるシーンで、物語が本題に入ってきたところのようだった。

その「やすらぎの郷」という老人ホームがドラマの舞台となる。

ここはテレビに功績のあった者だけが入れる老人ホームで、なんと無料である。世間にその存在はほとんど知られておらず、誰が入居しているかも秘密にされているが、テレビで活躍した有名人たちも多く入居しているという噂だった。

昨日見た第4話では、石坂がいよいよそのホームへ行き、草刈民代と名高達男の理事長夫妻に出迎えられ、コンシェルジュの常盤貴子から施設の説明を受けるシーンが中心だった。

その老人ホームは、風光明媚な海辺にあり、超高級リゾートホテルのような建物で、想像を絶するほど豪華な施設だった。ライブラリー、プレイルーム、サロン、食堂、バー(ここだけは有料、ただし格安)などに加え、スポーツジム、エステルーム、24時間入れる温泉もついており、入院のできる病院施設もあって、介護士、看護師はもちろんのこと、医師も常駐している。さらに、海を見下ろすコテージがあり、石坂浩二もその1軒を与えられることになっている。

まるで、夢のような施設である。
「やすらぎの郷」というより、ユートピア→「理想郷」ですね。

この施設の贅沢さに、へぇぇぇぇ~~~と驚いたのに、次に、そこの入居者が紹介されたときには、これはもう、ビックリ仰天するほかなかった。

浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫。

どの女性も、僕たちの世代にとっては憧れの女優・歌手であった。よくこれだけの顔ぶれが揃ったものである。もう相当お年を召されているようだけど、彼女たちの若くて美しい頃のモノクロ写真もドラマの中でチラッと出てくる。その度に「おっ!」と身を乗り出す。こんなドラマ、これまで見たことがない。

昨日の第4話では、この女優さんたちの出演は、入居者の紹介という形の「顔見世」だけに終わったけれど、今後は、こうした「入居者の先輩」たちが、恋話に花を咲かせたり、自らの魅力を競い合ったりして、そんな中、石坂浩二は様々な騒動に巻き込まれていく、というストーリー展開なんだそうである。

今日は金曜日なので、第5話の日である。テレビの録画は1週間先までできるので、さっき、来週金曜日の第10話までの録画をセットした。

ところで、主人公の石坂浩二と、入居者の1人として出演している浅丘ルリ子が実生活で元夫婦だったことは知る人ぞ知る…である。お2人は離婚してから16年間一度も会っていなかったそうだが、このドラマでは、2人がホームで、20年ぶりに再会して抱き合うシーンがあるという。収録後、浅丘ルリ子は「いろんな思いを込めて抱き合わせていただきました」と満面の笑みを浮かべたそうである。これも倉本聰だからこそ書けた脚本なのだろう。


「やすらぎの郷」を第1弾として、これから、この時間枠にシルバー世代向けのドラマが放送されるということである。楽しみが、ひとつ増えた。

 

 

   
   きのうの第4話。主人公がホームで説明を聞く。

 

 
  老人ホームは海を見下ろすゴージャスな場所に(テレビ画面より)。
  ここに、テレビに貢献した人は無料で入居できるという設定です。
  ありえない設定だからこそドラマとして面白い、とも言えますね。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真田幸村最期の地(再掲)

2016年12月20日 | 映画の話やTVの話など

「真田丸」。
終わってしまいました。
やはり、寂しいですね~
日曜日の楽しみが、ひとつ減りました。

先月初旬に、幸村が戦死した安居神社のことを書きました。

ドラマが終わってしまったので、これを機に、
その時のブログを一部修正して、再掲載します。

   

 

安居神社と向かい合わせに一心寺があります。
去年亡くなった母のお骨を納めたお寺ですが、
ここには、徳川方の本田忠朝の墓があったり、
(忠朝は、藤岡弘演ずる本田忠勝の次男です)

幸村に追い詰められた家康を守ったと言われる
「霧降(きりふり)の松」というのがあります。

 
 一心寺にある霧降(きりふり)の松(資料写真)
 霧を吹いて家康の窮地を救ったという伝説の松です。 

…というわけで、
一心寺も
真田丸ゆかりのお寺なんですよね。

 

安居神社から国道25号線を挟んでその一心寺があります。

そして、安居神社です。 

 

大坂夏の陣で真田幸村が戦死したのが安居神社境内といわれています。

慶長20年(1615年)の5月7日、幸村は徳川軍との激戦を繰り広げ、
兵の数が圧倒的に多い相手方に、さすがの幸村も力尽き、
この神社の境内で休んでいた時に敵の武将に討ち取られた、
…と伝えられています。

(ドラマでは自害になっていましたが)

幸村もこの時すでに50歳近い年齢で、
屈強な体力も、落ちてきていたのかもしれません。


 

先の写真から見て左側にあるこの細い道が参道で、
そこを歩いて行くと右手に階段があって、
上がったところに神社があります。


 
正面から神社を見たところです。
ドラマの最後のシーンでも、
こういう場所に、幸村と佐助がいましたね。


 
  正面から右の方に、幸村の像が小さく見えています。


 
 そこへ行く前に、この立て札が立っています。


   

幸村は、前日、藤井寺の道明寺で伊達政宗の兵と戦った後、
この日、ここで松平忠直の軍と戦って、ついに力尽きた…
…というようなことが、説明文に書かれています。


 

さて、お目当ての像の所へ行きます。

真田幸村の像と、その横に「真田幸村戦死跡之碑」があります。

それぞれアップしてみますと…


   


 

…ということでした。
 

繰り返しになりますが、幸村は亡くなる前日に、
わが町藤井寺の道明寺から、この天王寺に戻って来ました。

ウォーキングが好きな僕は、藤井寺から天王寺までよく歩きます。
その道すがら、志紀長吉神社という所があるのですが、ここは、
幸村が道明寺から退却する途中、軍旗や刀剣を奉納し、
戦勝を祈願した神社であると伝えられています。

以下の写真は約半月前の10月24日に撮影したものです。

 
 
 大通りにこんな標識が…。以前はなかったのに。
 大河ドラマの影響というのは大きいですね~


 
  ここが志紀長吉神社です


   
   「真田幸村公軍旗奉納の宮」というのぼり旗が、
    あちらこちらに、たくさん並んでいました。

 

さて、来年1月8日から始まる新大河ドラマは
「おんな城主 直虎」というドラマだそうです。
主演は柴咲コウとのことですが、
先日、新聞等で、直虎は実は男だった…
という学者の検証記事が載っていました。
何か、出鼻をくじかれたような感じですね。

新ドラマは、ちょっと前途多難かも…。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「真田丸」も明日が最終回

2016年12月17日 | 映画の話やTVの話など

NHK大河ドラマ「真田丸」も、いよいよ明日で最終回である。
このドラマ、2年も前から楽しみにしていた。
ワクワクしながら見るはずだったけど、
なんだか、家康にやられっぱなしで最終回に入る感じだ。

幸村は「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」
と呼ばれたほどの猛将のはずだったが、

堺雅人の幸村は、そういう「つわもの」のイメージは薄い。
どちらかと言えば、知略で勝負するタイプのように見える。
昔の「新選組」の山南敬助の役は、理性に訴える隊士で、
堺雅人にはピッタリの役柄だったけどねぇ。

そして真田丸を築いて徳川方をやっつけるシーンもわずかで、
あっという間に真田丸は取り壊されてしまう。
これでは「真田丸」というタイトルが泣く。

前回は、わが町藤井寺の「道明寺の合戦」が描かれていたが、
これも、後藤又兵衛が獅子奮迅の戦いをするのかと思ったら、
いとも簡単に戦死する。これって、あっけなさ過ぎませんか。
道明寺の合戦自体も、チョコッとだけしか出てこなかった。

もう少し劇的に描いてもらいたかった…と見ながら思った。

去年4月のブログ 「大坂夏の陣 後藤又兵衛の碑」

ちなみに、藤井寺市観光ボランティアの会のページです。

そして、明日は最終回だから、幸村が天王寺へ引き返して、

家康の首を狙って突進し、家康に「もはやこれまで」と観念させ、
自害まで覚悟させるほど追い詰めるが、それもあと一歩で失敗。
疲れた体を休めているところを、敵方に討ち取られる…
というシーンで終わり、ということなのだろう。

「見ていてストレスがたまる」と言う人も多いそうだ。
視聴率も、前々回はベスト20にも入らなかった。
「逃げるは恥だが役に立つ」の方がず~っと面白い
…と、ドラマ好きの妻も言っている。

まあ、冒頭に書いたように、家康にやられっぱなしでだからね~
幸村にとっていいところが、ほとんどない。
(史実だから仕方ない…と言われたらそれまでですけど)

しかし、
いつも幸村の作戦に反対する大蔵卿局(茶々の乳母)というのが、
あんなに軍議に口を出すか?
…と首をかしげたくなるほど出しゃばる。

これは、見るからに不自然だ。

と、まあ、ああだこうだと言っているうちに、
明日の最終回を迎えることになった。

せめて、少しは胸のすくシーンのあることを期待する。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR・留萌~増毛間が廃線に

2016年12月05日 | 映画の話やTVの話など

昨日のセレッソ大阪と岡山との1昇格プレーオフ。
後半7分にコーナーキックから取った1点を守り抜き、
セレッソ大阪が3年ぶりに1に返り咲きを果たした。

長男は長居のスタジアムへ足を運んでいた。
僕はいつものようにテレビ観戦である。

試合直前、長男にメールを送ると、
「今は試合前、ビールを飲んでいます。
 雨は少しきつくなってきました」
という返信が来たので、僕も、
テレビの前でビールを飲み始めた。
(何のこっちゃ?)
…そのビールが結局、勝利の美酒となりました(笑)。


さて、話はコロッと変わりますが…

北海道の日本海沿岸を走るJR留萌(るもい)線の、
留萌~増毛(ましけ)間が、昨日を最後に廃線となった。

増毛駅で鉄道ファンたちが最終列車にライトを振っているシーンを、
今朝のテレビのニュースで見られた方も多かっただろうと思う。
そして、この増毛駅は、高倉健さんの映画「駅」の舞台だったことも、
しきりに報じられていたので、これもご存知の方も多かっただろう。

去年の11月、高倉健さんが亡くなられたときのブログ 

http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/139d8e99fb8473641bc8dd891558a8dd

ここで、
健さんの映画では「駅」が一番好きだった…と書いた。

健さん扮する警察官の英次は、雄冬というところが実家である。
お正月などに帰省する時は、札幌から増毛まで列車で移動し、
増毛港から連絡船に乗って雄冬に戻る。
海が荒れていると欠航となり、戻れない。

ある時、増毛まで戻ったが、海が荒れて船が出ないので、
英次は仕方なく増毛の居酒屋に立ち寄って時間をつぶす。
その居酒屋を女手一つで切り盛りしていたのが、
倍賞千恵子扮する桐子だった。

ここから桐子との付き合いが始まり、
2人は留萌へ行き、映画を見たあと、結ばれる。

前回のブログでも書いたけれど、
居酒屋のカウンターで2人きり、無言で肩を寄せ合い、
紅白歌合戦を黙々と見続けるシーンは、何度見てもいい。
(テレビから流れてくる八代亜紀の「舟歌」がまた最高!)


  
  

そんな物語だから、増毛とか留萌とかの地名を聞くと、
いやが上にもこの映画のことを思ってしまうのである。
手元にDVDがあるので、近いうち、また見てみたい。
もう、これまで、10回近く見ている映画ですけど…。


 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和田アキ子「紅白」落選 あの鐘を鳴らすのはどなた?

2016年11月28日 | 映画の話やTVの話など

今日もまた芸能ネタですけど。

紅白歌合戦の出演者が発表されたとき、
最も騒がれたのが和田アキ子の落選だった。
過去39回出場し、今年が40回の記念すべき紅白…
であったはずが、どういうわけか落選してしまった。
これがマスコミを大いに騒がすことになったのである。

和田アキ子といえば、昭和44年の僕の自転車旅行のとき、
北海道・襟裳岬に向かって「黄金道路」を走っている途中、
前も見えないほど、ものすごい雨に遭ったことがある。
びしょ濡れになり、たまらず道端にあった小屋に入った。
目の前の豪雨を眺めながら、携帯ラジオを聴いたら、
当時、まだデビュー間もない19歳だった和田アキ子の
「どしゃぶりの雨の中で」という歌が流れてきた…。

和田アキ子とは、それ以来のおつき合い(?)である。
(実に…今から47年も前の話です)

その時の様子を書いたブログです。
記事の最後の方に、その話が出てきます。
http://d.hatena.ne.jp/domani07/20070811

さて、その和田アキ子がなぜ落選したのか、と話題になっている。

僕は和田アキ子がそれほど歌がうまいとは思わないし、ヒット曲も少ない。
歌よりも、存在感というか、ムードメーカーとしての人気が高いのだろう。
むしろ、過去39回も出場してきたことのほうが驚きであると言ってもいい。

しかし、それだけの過去を持っていることは事実であり、
紅白歌合戦の歴史に残る歌手であることは疑う余地がない。
本人が卒業宣言したわけでもなく、今回も意欲満々だったろう。

それが落選とは…
「新旧交代」の一環ということだったんでしょうか。

その報を受けた和田アキ子のコメントが報じられているが、
総体的に当たりさわりのないおとなしいコメントであった。
しかし内心は「こんちくしょうめ!」と思っているだろう。
ああいう感じのお方ですからね。

ところで、
日曜のお昼に「アッコにおまかせ」という番組がある。
時事ニュースの話題などを織り込んだ生放送の番組だ。
家にいる時は、お昼ご飯を食べながらこの番組を見ることが多い。

昨日の日曜日はず~っと雨だったこともあり、家にいたので、
「この番組で和田アキ子は、どんなことを言うのだろう?」
…と興味津々でテレビをつけたのだった。

しかし、なんとまぁ…
女子駅伝の中継のため「アッコにおまかせ」はお休み。

なんだ、それは?
…と、気が抜けてしまった。

仕方なく、NHK総合の「のど自慢」に変えた。
秋田県大仙市というところからの生中継だった。
地元の老若男女の皆さんが自慢ののどを披露する。
そのなかで、鐘が乱打された出演者は8人だった。
8人のうちの1人が、今週のチャンピオンになる。

そしてそのチャンピオンに選ばれたのが…
「あの鐘を鳴らすのはあなた」を歌った男性だった。

この歌、言うまでもなく和田アキ子のヒット曲で、
紅白でも何度もこれを歌っているのは周知の通りだ。

僕が聴いていた限りでは、他にも上手な人がかなりいた。
「あの鐘…」が決して抜きん出ていたわけではない。

この「のど自慢」は誰が審査しているのだろうか?
鐘ふたつとか、乱打とか…ねぇ。一緒に見ていたモミィは、
「あの鐘を鳴らしてるおっちゃんと違うん?」と言うけど。
まさかねぇ…。審査員は別の人やろ。

ちなみに、この「のど自慢」のチーフ・プロデューサーは、
今年の紅白歌合戦のチーフ・プロデューサでもあるそうだ。
…ということは、和田アキ子を落選させた一人なのだろうか。

今回の、このタイミングでの「のど自慢」で、
和田アキ子の歌を歌った人をチャンピオンにしたというのは、
NHKが和田アキ子を紅白から消してしまったことに対しての、
せめてもの「供養」だったのかも知れない…な~んて思ったり。

そんなことを思いながら過ごした、昨日の雨の日曜日でした。

 

昨日のその歌のシーンです ↓

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする