僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

やすらぎの郷(さと)

2017年04月07日 | 映画の話やTVの話など

僕たちの世代の者にとっては信じられないような豪華な配役陣によるTVドラマが今週月曜日から始まった。

題名は「やすらぎの郷(さと)」(テレビ朝日)。あの倉本聰の脚本である。放送時間は毎週月曜~金曜のお昼の12時半から12時50分まで。新聞によると、倉本聰が自らの企画を提案した全130話の力作だそうである。

それにしても、お昼の20分間の連続ドラマというのはこれまで僕など全く縁がなかった時間帯ではあったのだが…

僕はそういうドラマが月曜日から始まっていたのは知らなかった。妻が第3話から録画をしており「面白いよ」と勧めてくれたので、一昨日(水曜)の夜、その第3話を初めて見た。主人公でシナリオライターの石坂浩二が、友人の近藤正臣に、テレビ世界に貢献した者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」に入ることを伝えるシーンで、物語が本題に入ってきたところのようだった。

その「やすらぎの郷」という老人ホームがドラマの舞台となる。

ここはテレビに功績のあった者だけが入れる老人ホームで、なんと無料である。世間にその存在はほとんど知られておらず、誰が入居しているかも秘密にされているが、テレビで活躍した有名人たちも多く入居しているという噂だった。

昨日見た第4話では、石坂がいよいよそのホームへ行き、草刈民代と名高達男の理事長夫妻に出迎えられ、コンシェルジュの常盤貴子から施設の説明を受けるシーンが中心だった。

その老人ホームは、風光明媚な海辺にあり、超高級リゾートホテルのような建物で、想像を絶するほど豪華な施設だった。ライブラリー、プレイルーム、サロン、食堂、バー(ここだけは有料、ただし格安)などに加え、スポーツジム、エステルーム、24時間入れる温泉もついており、入院のできる病院施設もあって、介護士、看護師はもちろんのこと、医師も常駐している。さらに、海を見下ろすコテージがあり、石坂浩二もその1軒を与えられることになっている。

まるで、夢のような施設である。
「やすらぎの郷」というより、ユートピア→「理想郷」ですね。

この施設の贅沢さに、へぇぇぇぇ~~~と驚いたのに、次に、そこの入居者が紹介されたときには、これはもう、ビックリ仰天するほかなかった。

浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫。

どの女性も、僕たちの世代にとっては憧れの女優・歌手であった。よくこれだけの顔ぶれが揃ったものである。もう相当お年を召されているようだけど、彼女たちの若くて美しい頃のモノクロ写真もドラマの中でチラッと出てくる。その度に「おっ!」と身を乗り出す。こんなドラマ、これまで見たことがない。

昨日の第4話では、この女優さんたちの出演は、入居者の紹介という形の「顔見世」だけに終わったけれど、今後は、こうした「入居者の先輩」たちが、恋話に花を咲かせたり、自らの魅力を競い合ったりして、そんな中、石坂浩二は様々な騒動に巻き込まれていく、というストーリー展開なんだそうである。

今日は金曜日なので、第5話の日である。テレビの録画は1週間先までできるので、さっき、来週金曜日の第10話までの録画をセットした。

ところで、主人公の石坂浩二と、入居者の1人として出演している浅丘ルリ子が実生活で元夫婦だったことは知る人ぞ知る…である。お2人は離婚してから16年間一度も会っていなかったそうだが、このドラマでは、2人がホームで、20年ぶりに再会して抱き合うシーンがあるという。収録後、浅丘ルリ子は「いろんな思いを込めて抱き合わせていただきました」と満面の笑みを浮かべたそうである。これも倉本聰だからこそ書けた脚本なのだろう。


「やすらぎの郷」を第1弾として、これから、この時間枠にシルバー世代向けのドラマが放送されるということである。楽しみが、ひとつ増えた。

 

 

   
   きのうの第4話。主人公がホームで説明を聞く。

 

 
  老人ホームは海を見下ろすゴージャスな場所に(テレビ画面より)。
  ここに、テレビに貢献した人は無料で入居できるという設定です。
  ありえない設定だからこそドラマとして面白い、とも言えますね。

 

 

 

 

 

 

 

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