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 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

いろんなところにガタが出てくるとどうなる?

2021年12月08日 | 映画の話やTVの話など

NHK大河ドラマ「青天を衝け」も大詰めを迎えてきた。そして前回(5日)の放送では、日清戦争に勝利した頃の日本の政界や財界の様子が描かれていた。

そのドラマの最後のほうで、主人公の渋沢栄一が伊藤博文と話す場面があった。
伊藤博文はこれからの日本の躍進を熱い口調で語るのだけど、渋沢はそれに応じず自分の体力の衰えを漏らす、というシーンだった。それが妙に印象に残ったのです。

渋沢は伊藤博文の熱弁を耳にしながら、ソファにもたれて、
「いろんなところにガタが出てくる」
「もう、すっかり年寄りだ」
と気弱なことを口にする。
「なんの。まだ気張ってもらわんといかん」
と伊藤は渋沢を懸命に励ます。
そんなシーンでした。

「いろんなところにガタが出てくる」と言った「ガタ」という言葉。
久しぶりに聞く言葉です。
そういえば、僕も最近「ガタ」を感じることが多くなりました。
耳鳴りと不整脈は以前からの「ガタ」ですが、このごろは腰痛を感じたり、左手の5本の指がこわばってギュッと曲げると痛みを感じたり、胸のあたりが時々キュンと痛くなったり、左腕を上げると肩が痛んだり、椅子から立ち上がろうとしたら膝が痛かったり。まぁ、いずれも大した症状ではないんですが、それこそ渋沢栄一がドラマの中で「いろんなところにガタが出てくる」と言ったのと同じですわ。

ま、「ガタ」で終わればいいけど「ガタガタ」にはならないように。

ということで、「青天を衝け」の前回放送分では、渋沢栄一のこのセリフが強く印象に残ってしまったわけです。

ところで、
「もうすっかり年寄りだ」と言った渋沢栄一はこの時何歳だったのか? 
と広辞苑で調べてみたのですが、1840年生まれでした。天保の時代ですね。そして前回放送分の渋沢と伊藤博文との会話が交わされたのが日清戦争直後なので、1895年。ということは、つまりこの時、渋沢栄一は55歳だったということになります。

55歳といえば、今ではバリバリの現役ですが、明治時代だったらもう高齢者の部類に属していたのでしょうね。だから「もうすっかり年寄りだ」と言っても不思議ではなかったわけです。

しかし、驚いたことにこの渋沢さま。なんと91歳まで生きておられた!
広辞苑に「1840年~1931年(昭和6年)」と載っています。

「いろんなところにガタが出てくる」と言ってからあと、36年も生き延びられたのだから、すご~い。

結局「ガタ」ぐらいは大したこっちゃない、
ということですかね。




 そのシーンです(わが家のテレビ画面から)

 

 

 

 

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「おかえりモネ」 を見て思うこと

2021年05月27日 | 映画の話やTVの話など

今週から関西テレビで「古畑任三郎」の再放送が始まったので、毎日録画して見ています。ただ、今回の再放送は第3シリーズで、もうかなり「晩年」の作品です。う~ん、ちょっと残念かなぁ。僕は第1シリーズと第2シリーズが大好きなんですよね。それに比べると第3シリーズは少しマンネリ化して、ストーリーもひねり過ぎかな、という感じがしなくもないんですよね。

でもまぁ、そうは言ってもやはり面白い。久しぶりに見る古畑任三郎のおかげでテレビを楽しむ時間が増えました。欲を言えばこのあと、第1シリーズか第2シリーズの再放送もしてほしいと思います。特に第2シリーズの1回目、明石家さんまが弁護士役で出た「しゃべりすぎた男」はメチャ面白かったので、ぜひ放送してほしいですね~

 ………………………………………………………………………………

ドラマといえば、NHKの新しい連ドラ「おかえりモネ」が始まりましたね。
ヒロインの清原果耶(かや)さんは僕の好きな女優さんです。

     

一昨年9月20日のブログで、連ドラの「なつぞら」が終わったことについて書いたのですが、主人公の広瀬すずの妹役に出ていたのが清原果耶で、そこで彼女のことを書いています。ちなみに、この「なつぞら」に出ていた吉沢亮クンが現在の大河ドラマの主人公・渋沢栄一を演じ、同じ「なつそら」の清原果耶が今の朝ドラのヒロインというのはね~。おもしろい巡り合わせです。

清原果耶は何年か前のドラマ「朝が来た」で「ふゆ」という女中さん役をしていて、僕はその時初めて彼女の存在を知りました。うちのモミィとわずか3~4歳しか違わない若い女優さんですが、何か引き付けられるものがあったんですよね。それに大阪府の出身だし。その果耶ちゃんがいよいよ朝ドラのヒロインとして登場した。これをきっかけに大いに飛躍してほしいものです。

「おかえりモネ」というタイトルは、ヒロインの名前が百音(ももね)で、みんなからモネちゃんと呼ばれているところから来ています。「睡蓮」の絵で有名なフランスの画家のモネじゃありませんよ(わかってるわ!)。

実はモミィの幼稚園時代からの仲良しだった近所の女の子が「ももね」という名前で、小学生時代は毎日一緒に学校へ行っていました。なので「ももねちゃん」と言うと、ついその子を連想してしまいます。

さらに、今は高校生となったモミィはさっそく何人かの親しい友人ができて、わが家に呼んだりしているんですが、先日、遊びに来た友だちの名前を聞くと、
「こもも」ちゃんという名前でした。「ももね」ちゃんも可愛いし「こもも」という名前も可愛いですね~。山口百恵の「ももえ」ちゃんもいいけどね。

さて、その「おかえりモネ」とはどんな話なのかと言うと、知っている方も沢山おられると思いますが「ウィキペディア」の文章をそのまま引用すると、

宮城・気仙沼湾沖の島に生まれ育ち登米で青春を過ごしたヒロインが、天気予報を通じて人々の役に立ちたいと気象予報士を目指して上京し、やがて故郷の島へ戻り予報士としての能力を活かして地域に貢献する姿を描く。

というものです。

今、ドラマは主人公のモネが生まれ故郷の気仙沼市の島から登米に移り住み、そこの森林組合に就職して人生の目標を模索する、というところです。

で、ここに出てくる宮城県の「登米」というところですが

「登米」という地名を見て「あっ」と思ったのです。一時期、親しくしていた知り合いの人が登米の出身だと聞いていたからです。その話を聞いたのはかなり前のことで、今は音信は途絶えていますが、「登米」と聞いて久しぶりに、懐かしくそのことを思い出しました。

まぁ、そういうことで、
「おかえりモネ」を見ていると、
いろんなことが頭の中を巡るのです。

 

 

 

 

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田村正和さん死去 ~さよなら古畑任三郎~

2021年05月20日 | 映画の話やTVの話など

有名人の訃報が毎日のように入ってきますが、田村正和さんが亡くなられたという昨日のニュースにはかなりのショックを受けました。

僕の記憶の中では、テレビドラマで初めて田村さんを見たのは「ニューヨーク恋物語」というドラマでした。相手役が岸本加世子さんで、ドラマの終盤に2人が抱き合ったシーンをよく覚えています。岸本さんがポロポロと大粒の涙を流していたのが印象的でした。

このドラマも素敵でしたが、主題歌が井上陽水の「 リバーサイドホテル」という歌で、僕はこの歌が大好きだったので、カラオケでよく歌いました。テンポがいいので、どこへ行っても、どんなメンバーと行っても、カラオケとなると必ず歌ったのがこの「リバーサイドホテル」と、細川たかしの「北酒場」です。
(なんで「北酒場」が出てくるねん!)

♪ だれも知らない夜明けが明けたとき~
♪ キタァの~ 酒場通りには~ 長い~髪の女が似合う~

(あぁ。もう1年以上カラオケに行っていないなぁ)

「ニューヨーク恋物語」のあとは、ドラマ自体をあまり見ていないので田村さんの出演作もよく知らないのですが、しかし、あの「古畑任三郎」に限っては第一回目を見たとたん、ハマってしまいました。中森明菜が出ていましたね。

それ以来、全編見ていますし、すべてビデオに撮って何度も繰り返し見たのですが、古い型のビデオテープなので処分してしまいました。今から思えばもったいないことをしましたわ。DVDにダビングすることもできたのに、当時はそんなことも知らなかったので残念です。

さて、この「古畑任三郎」については、2年前の1月のこのブログにも書きました。記事のタイトルは、「平成の30年間で最も好きだったドラマは」というもので、その中で、僕自身の平成ドラマのランキングは

1位「古畑任三郎」
2位「ロングバケーション」
3、4がなくて、
5位に「半沢直樹」

という順位をつけました。
やはり僕にとっては、平成時代で最高に面白かったドラマは「古畑任三郎」でしたね。

ところで、このブログを始めたのは2007年の12月だったんですが、それ以前にも短い期間でしたが別のブログをやっていて、そこのプロフィール欄には、今のような自分の顔写真ではなく、これを出していました。

     

つまり、古畑任三郎のシルエットです 笑。

当時の「ブログ友だち」だった “たまごさん” という北海道にお住いの女性の方が僕のために送ってくださったもので、それを僕の「プロフィール写真」として載せていました。

その「自己紹介欄」には次のようなことを書きました。

性別 男性
都道府県 大阪府
職業は探偵です。もつれた謎を解きます。
もつれた問題でお悩みの方はご相談ください。  
というのはウソです。普通の勤め人です(笑)。
この「似顔絵」は、たまごさんからいただきました。

完全に「古畑任三郎かぶれ」していますよね。
それほど大好きだったわけで。
こんなに面白くて見せ場の多いドラマって、
今後はもう出て来ないんじゃないかと思います。
また、ほかの役者さんだったらここまで人気は出なかったでしょうしね。

そんなことで、
田村正和さんのご冥福を心からお祈りいたします。
「古畑任三郎」を、どうもありがとうございました。

 

 

 

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「お父さんはお人好し」 と 「おちょやん」

2021年05月05日 | 映画の話やTVの話など

いまNHKの朝ドラ「おちょやん」は、主人公の千代がラジオドラマに出演して人気者になりつつある、というところですね。

で、そのラジオドラマは「お父さんはお人好し」という題名です。もう、このラジオドラマを知っている人はこの世の中にほんの一握りしかいないんじゃないか、と思うほど古い時代のことですが、僕は子供の頃に実際にその番組を聴いていた一人です。つまり、それだけ古い人間なわけで(笑)。ちなみに妻は「知らない。聞いたことがない」と言っています。

調べて見ると、このラジオドラマは、1954年(昭和29年)から1965年(昭和40年)まで放送されたそうです。僕の年齢で言えば5歳から16歳までの間ですが、聞いていたのはたぶん小学生くらいの時で、まだ家にはテレビがなかった頃。うちの両親がいつもラジオをかけていたので、アパート暮らしの狭い部屋の中ではどこにいてもその放送が聞えてきたというわけです。

当時のラジオドラマで覚えているのは、この「お父さんはお人好し」と「赤銅鈴之助」のふたつです。「赤胴鈴之助」は漫画で好きだったのでラジオも楽しみだったけれど、「お父さんはお人好し」は子供の僕にしてみればそれほど楽しんで聞いていたわけではなかった。でもラジオからそれが流れてくるとイヤでも耳に入って来るので、いつのまにか記憶の中に刻み込まれていたのですね。

ただ、ドラマの主人公である「お父さん」の役が当時の人気漫才師・花菱アチャコ だったので、その分、少しは関心があったようにも思います。

   
 当時の花菱アチャコは大阪では絶大なる人気者でした。
 「おちょやん」では「花車当郎(あたろう)」として出ています。

 得意のギャグは「めちゃくちゃでござりまするがな」でしたね~

しかしねぇ。
「おちょやん」を見ていて、すっかり忘れていた「お父さんはお人好し」が出てきた時は、ホントに驚きました。

「おちょやん」は、僕が住んでいる大阪の南河内出身の女優さんの話ですが、そのモデルとなった浪速千栄子さんは東映の時代劇に出ていたのでよく知っています。特に内田吐夢監督、中村錦之助主演の「宮本武蔵」五部作では、お杉婆さんの役で、武蔵を息子の仇(かたき)と思い込んで執拗に追い回す役をしていたのが強く印象に残っています。

その浪速千栄子さんが「お父さんはお人好し」のお母さん役で出ていたとは、今の今まで知らなかった。アチャコと嫁さんのやりとりはラジオからさんざん聞こえてきていたのですが、あの嫁さん声が浪速千栄子さんだったとはね~。と、今週の「おちょやん」を見ながらちょっとした感慨に浸っています。

こんな歳になって「お父さんはお人好し」と巡り合うなんて。
夢の中に埋もれていた遠い記憶が、沸々とよみがえりました。


★ 去年の12月のブログをご参考までに 

 「おちょやんと河内弁」

 

 

 

 

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4年ぶり2度目の不倫とか 行き過ぎたコミュニケーションとか

2021年01月11日 | 映画の話やTVの話など

このごろのテレビのワイドショーや週刊誌、スポーツ紙というのは不倫報道が多いですね。まぁ以前からけっこうありましたけど、最近ますます多い。これは不倫が多くなったというよりも、マスコミ側の執拗な「追跡」がどんどんエスカレートしてきたということでしょうか。

また今年はいきなり歌舞伎役者・中村芝翫(かつての橋之助)の不倫も報じられました。その見出しが、
「中村芝翫 4年ぶり2度目の不倫」
というものでした。

いやぁ…
スポーツなどでは「4年ぶり2度目の優勝!」とか表現するけれど、不倫行為を「4年ぶり2度目の不倫」なんて言うんですかね~。まるで不倫をした人に「よくやった!」と拍手を送っているようで、思わず笑ってしまいました。

数か月前には元衆院議員の宮崎謙介氏が、これまた2度目の不倫が発覚し、本人は「このたびはご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございません」と謝罪していました。そのときの言いわけというか、説明の内容は、
「女性を励まそうという気持ちがあって、軽率にも女性が指定したホテルに行ってしまい、行き過ぎたコミュニケーションがありました」
ということでした。ハイ。

さてこの「行き過ぎたコミュニケーション」という表現ですが、さすが元国会議員でいらっしゃる。遠回しに、外来語などを使って話の核心をはぐらかすという「議会用語」を連想させる巧みな言い回しでございましたな。
それにしても、「行き過ぎたコミュニケーション」って、
いったい、どんなコミュニケーションやねん。

今はもう、芸能人が不倫報道をされると、当人はこれ以上ない神妙な表情で、
「ファンの皆さまや関係者の皆さま方に、ご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心からお詫び申し上げます」
と言って数10秒間、頭を下げるのが「お約束」になっていますよね。

昔、不倫が原因で離婚した松方弘樹が、会見で、
「男は同時に二人の女性を愛せるんですよ」
と言ったのを覚えています。
それでもバッシングを受けたりはしていなかったと思います。

今はもう、芸能人が不倫すると、マスコミやネットから袋叩きにされるので、どうしても神妙な表情をつくって謝罪したり、宮崎氏のように苦し紛れの表現を使ったりして世間に詫びなければなりません。(でもまず奥さんに詫びる言葉を口にしなければならないのにね~)。

それだけ世間は芸能人の不倫にうるさいのですが、林真理子さんが12月17日号の週刊文春の連載エッセイ「夜ふけのなわとび」の中でこんなことを書かれていました。

「不思議なのは、これほど不倫に不寛容な人たち、主に女性が、テレビドラマや映画の不倫話にはうっとりとしていること。以前上戸彩ちゃん主演の『昼顔』、今は『恋する母たち』を喰いいるように見つめている」

ま、そのとおりですよね。洋の東西を問わず、不倫をテーマにした物語は今も根強い人気を持っています。不倫はしないけど、見るのは大好き、って人は多いでしょうからね~

最後に、これは不倫ではありませんが、勝新太郎が、ハワイの空港でパンツからコカインなどが発見されて国外退去判決を受けた事件がありました。記者会見の場に臨んだ勝新太郎は「皆様にご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪し、深々と礼…とはなりませんでしたね。それどころか、
「なぜ、コカインを持っていたのか?」という記者の質問に、

「機内でファンですという男から紙包みを渡された」と勝さん。
「気がついたらパンツに入っていたでは説明になりませんよ」と記者。
すると勝新太郎は、
「そうだな。これからは、パンツは、はかない」
と答えたという有名な話があります。

まあ、こういう時代がいいのか悪いのかわかりませんけどね。
豪快だったことは豪快です。

昭和は遠くなりにけり、です。

 

 

 

 

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テレビドラマの ゆく年くる年 

2020年12月27日 | 映画の話やTVの話など

~吉高由里子さん、いいね~

昨日の26日(土)からいよいよ「歳末態勢」に入ったようですね。スーパーのチラシにも「歳末大感謝祭」とか「歳末大特価」などと派手な文字が躍っています。年の瀬ですね~

テレビも見ていたドラマが全部終わり、今はどのチャンネルもお笑い芸人らが出ている年末特集番組ばっかり。あまり見る気はしません。しかし中には見逃した番組の再放送があったり、キラリと光る番組があったりするので、いちおう新聞のテレビ欄は毎朝チェックしています。

たとえば昨日見た番組、NHKの「新日本風土記」は、高倉健の映画のロケ地となった北海道が舞台でした(タイトルは「そこに健さんがいた」)。「駅」「鉄道員(ぽっぽや)」「幸せの黄色いハンカチ」「網走番外地」「遥かなる山の呼び声」の5つの映画の舞台となった北海道の町が映し出され、地元の人たちの思い出話などを含めながらそれぞれの地を紹介するという番組で、2年前の放送の再放送とのことでした。5本の映画とも大好きだった僕は、初めてこの番組を見て胸が熱くなりました。

だから、テレビ欄はしっかり見て、録画しておかなければね。

さて、この数ヵ月で僕が欠かさず見ていたドラマは、NHKの朝ドラと大河ドラマ(再放送分も含む)と、その他では次の5本です。

★医師役の波留が笑わせてくれた「#リモラブ ~ 普通の恋は邪道~」

 


★妻夫木聡と吉高由里子の2人が主演で謎だらけの話「危険なビーナス」

 


★「不死身の龍」と呼ばれた極道・玉木宏が主夫をする「極主夫道」

 


★柴崎コウが10歳から25年間眠り続けた後に目覚める「35歳の少女」

 


★3人の女性の「不倫」を描き昔の「金妻」を思わせる「恋する母たち」

 

というものですが

最近、妻に影響されてか(笑)、ドラマを見ることが以前より多くなりました。でも出てくる俳優さんは、全然知らないか、顔は知っているけど名前は知らない、というケースが多いです。そのつど妻に教えてもらったりしていますが、女優さんでは「危険なビーナス」に出ていた吉高由里子さんが特に印象深かった。ごく普通の女性に見せて実はある事件を調べる潜入捜査官だった、という役柄も奇抜で、彼女の演技もキラキラしていた。昨日だったか、テレビでジェイコムのCMが流れていたのを見ると彼女が出ていた。俳優さん、特に若い女優さんはみんな同じような顏に見えて誰が誰だか区別がつかないんだけど、吉高さんはよくわかりました。もう顔も覚えて、すっかりファンになったって感じです。

その吉高さんの経歴をネットで見てみると、NHK朝ドラの「花子とアン」に主演していたとのこと。6年前に放送されたドラマだそうですが僕は見ていません。そんな折、偶然にもNHK総合で、来年1月25日からその「花子とアン」が再放送されることを知ったので思わずパチパチパチと拍手してしまいました。

その再放送の時間帯は毎週月曜日~金曜日の午後4時20分から午後4時50分までで、1日2本ずつ放送されます。ただ、大相撲や国会中継などがある時は放送されないので、ず~っとコンスタントに見られるわけではありません。特に大相撲がある時は最低15日間は見られないので寂しいですが、ともあれ全156回あるそうなので来年は長い期間、吉高さんを見続けることができるので楽しみです。

今はこの時間帯は宮崎あおい主演の「純情きらり」が再放送されていますが、もうすぐ終わりです。これもなかなかよかったです。

と、今日はテレビについて気の向くままに書きましたが、やはりコロナのせいか、今年はテレビ(特にドラマ)を見る時間が増えました。ビールを飲みながら見ることが多いので、飲む量もその分増えましたわ。

ま、それも言いわけですけどね。ふふっ。

 

 

 

 

 

 

 

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「おちょやん」 と河内弁

2020年12月03日 | 映画の話やTVの話など

先週、NHKの朝ドラ「エール」が終わりましたね。有名な軍歌から歌謡曲、阪神や巨人の球団歌、高校野球の入場行進曲、そして東京オリンピックの入場行進曲まで、驚くほど多くの名曲を生んだ古関裕而氏をモデルにしたこのドラマ。最近の朝ドラの中でも、特に見応えがありました。

それが終わって寂しくなりましたが、今週から新ドラマ「おちょやん」が始まったので今度はそちらに注目です。ちなみに「おちょやん」というのは大阪ことばで、茶屋や料亭などで働く小さな女中さんを意味するそうです。

この「おちょやん」に主演している千代のモデルは、俳優の故・浪花千栄子で、ドラマでは子供の頃から苦労して育ち、女中奉公先の道頓堀で芝居と出会い、やがては「大阪のおかあさん」と呼ばれるほどに有名になる、という彼女の姿を描いていく物語だそうです。

    
    ありし日の浪速千栄子。

浪花千栄子といえば、僕も子どもの頃から親によく連れて行ってもらった東映の時代劇映画に出ていました。中でも、中村(萬屋)錦之助主演の「宮本武蔵(五部作)で、武蔵を目の敵にして最後まで追い回す「お杉婆さん」を演じたのが最も強く印象に残っています。

その浪花千栄子さんは1907年(明治40年)に大阪府の南河内群大伴村というところで生まれたとのこと。ここは現在の富田林市で、かつて高校野球で有名だったPL学園があるところです。僕が住んでいる藤井寺市からも近く、共に南河内のエリアに属します。だからこのドラマの始まりの千代の少女時代は、舞台が南河内なので、すご~く親近感を覚えます。

その昔。
摂津の国、和泉(いずみ)の国、河内の国という3つの国がひとつになって大阪府が誕生しました。僕が松原市役所に入所して最初に勤務を命じられたのが「市史編さん室」という部署だったことは以前も書きましたが、当時、仕事で河内の歴史について資料集めなどもしていたので、その辺の知識は少~しだけ頭の隅っこに残っています。

 

この地図は昔の大阪の概略図で、左上が摂津。そして左の下が和泉、そして右側が河内です。ちなみに「堺」という地名は、摂津・和泉・河内のすべてと境界を接していたので「堺」と名付けられたということです。

河内はご覧のように縦に細長いので、北河内・中河内・南河内に分けられています。(円で囲った「南河内」の文字は僕が付けました)。藤井寺市も富田林市も、この南河内に属しています。

さて、ドラマの話ですが
主人公の千代の少女時代を演じるのは毎田暖乃(のの)ちゃんという9歳の子です。のんちゃんではなく、ののちゃんです(笑)。

今週と来週はこの子が主人公で、第3週からは舞台が奉公先の道頓堀に移り、千代を演じるのは杉咲花に変わります。つまり、南河内が主な舞台なのは最初の2週間ということになりますかね。

それにしても、ののちゃんの演技力はすご~いですね。オーディションで500人の中から選ばれたそうですが、9歳とは思えぬド迫力。演技力も抜群です。しっかりしてるわ~。

 
   ののちゃんが出ている1シーン。

だいたい河内弁は大阪弁とはまた少し違い、ひとことで言えばガラが悪いのです。さらに、河内は河内でも北河内から中河内、そして南河内へと、南に行けば行くほどガラが悪くなる(笑)。

「お前」のことを「われ!」とか「オンドリャー!」と言い、
「何してんねん」を「何さらしてけつかんねん!」と言い、
「このアホ」を「このドアホ!」な~んて言う。

だから、このドラマを見ている全国の人たちは、
「なんとまぁ、河内って口が悪いわねぇ」
と思われるかも知れない。

もちろん、口は悪くても人間は悪くないんですけどね~

でもまぁ、河内弁も、おもろいことはおもろいです。

そんなことで、
このドラマでナマの河内弁をジャンジャン聞けることができるのは、今週と来週だけやさかいな。皆さん、耳の穴ほじくって、よお、聞いときや!

えへへ。
さすがに、
「よう、聞きさらせ!」
とは、言いまへんで。
言いまへん。よう言いまへん(笑)。

 ………………………………………………………

と、昨日はここまで書いてアップしたのですが。

今日(金曜)の「おちょやん」を見たら、千代が道頓堀で女中奉公をするため自分の家を出て行くところで終わりました。えっ、千代がもう家を出たの?

あれ? 新聞の番組紹介欄で、来週末まで南河内が舞台になると書かれていたような気がしていたのですが、記憶違いでしたか。来週は、千代は道頓堀にある芝居茶屋へやってきて、女中として働き出す、というストーリーだそうです。

どうも、えらいすんまへんなんだ!(それ、河内弁か?)

 

 

 

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紅白歌合戦 は横文字だらけ 

2020年11月17日 | 映画の話やTVの話など

 ~ シャ乱Qは しゃみだれきゅう?? ~


何年か前のサラリーマン川柳で、

こりゃ誰だ この歌なんだ 大みそか

というのがあった。

「歌」と「大みそか」だから、これは紅白歌合戦のことですね。最近は紅白歌合戦を見ても、出てくる歌手もほぼ知らないし、歌の内容もわからないのが多い、ということを詠んだ川柳です。

これは僕にとっても同じようなものです。

昔は大みそかに一家団欒で「紅白」を聴きながら、じっくりとその1年を振り返ったものですが、最近の歌は曲もテンポもめちゃ早かったり、歌の題名や歌っている歌手(というよりグループか?)の名前も知らないし、それから歌詞の内容もよくわからず、ついていけない。1年を振り返りながらゆっくり聴くな~んて雰囲気は、今はありません。さらに歌っている歌手(メンバー)名も曲名も、英語が多いので、よけいにわからない。

とまぁ、そんなことを思っていたら、昨日、紅白歌合戦の出場者が決まったとのことで、そのメンバー一覧が今朝の新聞に載っていました。

 

 


やっぱりね~
こう見てみると、知らない歌手の人たちがますます増えてきました。

去年の紅白については、このブログで「石川さゆりと水森かおりと丘みどり、そしていきものがかりが良かった」と書きました。

ところが今年は丘みどりといきものがかりが外れてしまった。特に僕は丘みどりのファンで「丘みどり 思わず笑ってしまうコント」という記事も書いた。

その丘みどりが出ないなんて。寂しい。

それで、出場者のメンバーを見てみると、ホント、知らない名前が多過ぎる。特に英語の名前がほぼ半数を占めている。

紅組では JUJU とか Niziu とか。
白組の Official 髭男 dism って、いったい何のこっちゃ??

だれが何を歌うのかはまだ発表されてないけれど、きっと曲名も英語が多いんだろうね。

そんなことで、今年の紅白歌合戦はさほど興味が湧かないし、ほかの楽しそうな番組でも見るかと妻と言い合っていたら、横にいたモミィが「そらあかんで。紅白を見ぃひんかったら友だちと話できひんし」と口を挟んだので「録画しておくから、それを見たらいいやんか」となだめた。今や紅白は、十代や二十代の子たちの人気番組になった?

ちなみに、モミィは僕らが知らない横文字の歌手名やグループ名の大半を知っていた。

JUJU(ジュージュー
って焼肉みたいな名前やなぁ」
と面白半分に僕が言うと、モミィはニコリともせず、
「ジュジュやで。知らんの? マジ?」と言われる始末。

いずれにしても、古い人間にとっては、年々「紅白」のメンバーは馴染みが薄くなっていきます。これも時代の流れなんでしょうねぇ。

かつて「シャ乱Q」が出てきたとき、「しゃみだれきゅう」と読んだ人がいたそうですが(ウソやろ!)、もうそれどころではなくなってきました。むずかしい曲名や歌手を覚えるのは僕らには一苦労、二苦労ですわ。

最後にもうひとつ、こんな川柳を紹介します。

横文字の それが曲名 これは歌手

いちいち説明してもらわなければ、わからないわけで。

冒頭の句と同様、この句にも思わず頷いてしまいます。

 

 

 

 

 

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竹内結子さんと 「半沢直樹」 のこと

2020年09月29日 | 映画の話やTVの話など

女優の竹内結子さんが「自殺」されたというニュースは本当に衝撃的でした。昨日・今日と、ワイドショーなどで大きく取り上げられ、多くの著名人たちが哀悼の意を表しておられます。

竹内結子さんといえば、特に印象に残っているのは4年前の大河ドラマ「真田丸」での淀殿(茶々)の役でした。あの時、竹内さんの淀殿がとてもよかったので、大阪の梅田近くの淀殿の墓まで行って、その様子をブログに書きました。

   淀殿の墓 ~太融寺~

そのブログの冒頭に「真田丸」の竹内結子さんの画像を載せました。

  
淀殿は真田幸村に、
「私たちは不思議な糸で結ばれています。そして私たちは同じ日に死ぬの」
と言う。忘れられないシーンです。

あれから4年が経ったんですね。

その「真田丸」で、真田幸村役で主演していたのが堺雅人さんでした。

そして
竹内結子さんの死去が報じられたその日。午後9時から、その堺雅人さん主演の人気絶頂ドラマ「半沢直樹」の最終回が放送されました。

「半沢直樹」の最終回の日に、竹内さんの訃報が伝えられるとは
何という巡り合わせなのでしょうか? 

そして「半沢直樹」の最終回も、例によって歌舞伎そのままの大仰な身振りやセリフで最終決着がつきました。ま、このドラマは理屈抜きで面白いですけどね。

「半沢直樹」の第一シリーズは7年前に放映され、大ヒットしました。これも僕は熱心に見ていました。その最終回に「半沢ネタも最終回です」というブログを書いています(2013年9月)。

ところで、
今回の「半沢直樹」最終回で、心に残るセリフがありました。
妻の花(上戸彩)が、銀行をクビにされかけていた直樹にこう言ったのです。

「直樹、今までよく頑張ったね。ありがとう。(中略)。仕事なんかなくなったって生きてればなんとかなる。生きていれば、なんとかね」

というセリフです。

「生きていれば、なんとかなる」

いい言葉だなぁ、と、その場でメモしましたが

そのとき、
竹内結子さんのことが、
ふと、頭をよぎりました。

竹内結子さん。
本当に残念です。

 

 

 

 

 

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「半沢直樹」 を見ています?

2020年09月01日 | 映画の話やTVの話など

日曜日の夜のドラマ「半沢直樹」の人気はすごいですね。

毎週木曜日の新聞テレビ欄に1週間の視聴率ランキング(関西地区)が出るのですが、「半沢直樹」がいつもダントツの1位です。先週は30%近い数字を出していました。20%を超える番組も珍しいので、この数字は圧倒的とも言えますね。

僕のこのブログの本文が終わったあとのほうに「このブログの人気記事」という欄があるのですが、いまそこを見ると「半沢直樹とおもてなし」という記事が第2位に入っています。2013年9月の記事で、もう7年も前の記事ですが、僕のブログでさえ「半沢直樹」について書いたものが結構多くの方にお読みいただいているんですね~ 

それにしても、前回からもう7年になるとは。早いです。

前回のシリーズは、最後に大和田常務(香川照之)に土下座をさせる有名なシーンがヤマ場でしたが、それまで半沢はやられっぱなし、という印象がありました。それが見ていてちょっとストレスでした。

きょう、お昼に「くら寿司」に行ったのですが、後ろの席にいたおばさん同士の会話の中で、「わたしは半沢直樹は見ないねん。あれ見たら、しんどくなるから」という声が聞えてきました。

う~む。そうかもね。
前回は見ていて、しんどいシーンが多かったです。

でも今回はちょっと違います。

今回は、憎らしい人物が次から次と登場しますが、毎回、そのうちの誰かが半沢にギャフンといわされる、という胸のすくシーンが用意されていて、その点では前回よりはストレスなく見ることができていますからね~

ま、それにしても
今どき、こういう「憎たらしい人物」たちが続々登場するドラマも珍しいですね。でも、僕が小学生の頃は普通にありました。毎週、親に東映時代劇の映画に連れて行ってもらい、片岡千恵蔵や市川右太衛門、中村錦之助、大川橋蔵らが主演の時代劇を沢山見てきましたが、悪者はみんな「半沢」に出てくるような、大仰な悪役ぶりで、見ていて本気で腹が立つ。そいつを最後にやっつけるシーンでは思わず手を叩きたくなった。

たとえば忠臣蔵の吉良上野介を進藤英太郎という俳優が演じたが、これが本当に意地悪く憎たらしいのだ。子供だった僕は、こいつは実際にも悪い人間だ、と本気で思い込んだほど。「半沢」を見ていると、そんな子供の頃の記憶がよみがえってくるんですよね~(笑)。

「半沢直樹」のまわりには、歌舞伎俳優や劇団出身の名優、人気者が多くいて、お互いににらみ合うところがアップされ、そこで決めぜりふを口走る。にらみ合い、向かい合う2人は、口と口がつくのではないかと思うほど顔を近づけ合う。まるで「濃厚接触」そのものみたいですけど。

そんな壮烈なドラマだけど、一方では批判も出ています。その最大なものが「女性の描き方に問題がある」というもののようだ。朝日新聞のテレビ評論欄を担当する島崎今日子さんは、「井川遥演じる小料理屋の女将は半沢にほほ笑みかけ、部下の今田美桜は尊敬の目で半沢にうなずく」と書き、妻の上戸彩は半沢のために作る夕食が驚くほど品数が多くて豪華、と続け、また別の女性評論家は「女性観の古さが気になります。主要な役のほとんどが男性。半沢の妻は男の目から見て実に都合のいい女性のように見えます」というようなことを書かれていた。

ま、いろんな見方があるようです。

ところで、前回シリーズから出ている大和田役の香川照之さんですが、最近のコロナ禍のテレビニュースで大阪が映った時、道頓堀のグリコの看板がよく出てきます。そのグリコの看板の横に香川照之さんの大きな顔が映っています。僕らはそれを見る度に「あ、大和田常務や!」と声を上げるんです。

 
道頓堀のグリコの看板。その左横に香川さんの顏。
毎日のようにニュース番組の映像として出てきます。

ということで今回は終わりますが、最後に
「半沢直樹」でどうしてもわからない登場人物がひとりいます。それは夏目三久ちゃんです。毎朝見ている「朝チャン」で司会をしている夏目三久ちゃんが「半沢直樹」に出ているようなのです。

ドラマの最初と最後に出演者の字幕が出ますが、そこに「夏目三久」と出ているんですよね。「え? どこで出ていたの?」と思って、また録画したドラマを早送りしたりして確かめるのですが、どこを見ても出てこない。でも、毎回出演者の字幕に「夏目三久」の名前が出てきます。

これだけは、ネットで調べてもわからない。

いまも、謎のままです。

 

 

 

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嘱託殺人と 「ミリオンダラー・ベイビー」

2020年07月24日 | 映画の話やTVの話など

連日コロナが報じられる中、衝撃的なニュースが入ってきました。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)に苦しんでいた51歳の女性が、「死にたい」とツイッター上で発信していたのに対して、それに対するやりとりをしていた医師2人が女性の自宅へ行き、薬物を投与し、女性が死亡したというニュースです。医師2人は、嘱託殺人の容疑で逮捕されたということです。

きょう、そのニュースをテレビで見ていたモミィが、
「しょくたく殺人ってなに?」
と僕に聞きました。僕は、
「殺してくださいって頼まれて、その人を殺すこと」
と、説明しました。
「げっ! そんなん、あるん?」
とモミィは目を丸くしていました。

一応、僕も法学部を出ているので、嘱託殺人については勉強したことがあります。その結論は「これほど難解な犯罪はない」ということでした。

もしも
自分が難病など助かる見込みのない病気にかかって、もうこの先、100パーセント元の人生には戻れないとわかっていた場合、それでも生き続けたいと思うか?
と自分に問うてみると、答えは「否」です。
(多くの方は、そうじゃないかな?)

先に望みがないのに、ず~っと苦しみ続けるのも嫌だし、家族に迷惑や負担をかけるのも嫌だし、生きている意義がない。ただ、息をしているだけではないか、と思ってしまうんですよね。だから、死にたい。

僕が大好きな谷村新司の歌「陽はまた昇る」の歌詞に、
あぁ、生きてるとは、燃えながら暮らすこと~」
という一節があります。
つまり、少し極端ですが、燃えなければ生きられない、と思うわけです。

実はこのブログ、2007年に始めた時のタイトルは「僕のほそ道」ではなく、
「陽はまた昇る」でした。

その当時、突発した耳鳴りに悩み、落ち込んでいた時、このブログを開設することで何とか気持ちを晴らそうと「陽は沈んでも、いつかまた昇るんだ」という願いを込めてつけたタイトルでした。また、僕の名前も「昇」でしたから(笑)。

そんなふうに思っていたので、今回の事件は複雑な思いで見ています。
「陽はまた昇る」という見込み(つまり病気が回復するという見込み)が全くなく、生きる意欲を完全に失った人。安易なことは言えませんが、本当につらい毎日だったと思います。

だから今回、その人を「安楽死」させた2人の医師が逮捕された事件については、どう感想を述べていいかわかりません。回復の見込みのない難病の人が「死にたい」という気持はわかりますし。でも、頼まれたから殺した、という嘱託殺人でも、やはり殺人に変わりありませんし。

そんなことを考えながら、かつて感動した映画のことを思いました。

「ミリオンダラー・ベイビー」
という名作です。

ご存知の方も多いと思いますが

この作品でアカデミー賞の主演女優賞を獲得したヒラリー・スワンクが主演で、相手役はこの映画の監督も務めたクリント・イーストウッド。女性のボクサーとしてチャンピオンにまで上り詰めたヒラリーが、ある試合で反則パンチを受けてコーナーの椅子に首を打ち、骨折して全身不随となる。再起不能となって病院のベッドで自殺を図ろうとする彼女を見守っていたトレーナーのクリント・イーストウッドが、彼女の思いを察し、そっと彼女の人工呼吸器を止める

涙が止まらないラストシーンだった。

「安楽死」という言葉を聞くと、必ずこの映画を思い出します。

今回の「嘱託殺人」については、詳しいことはわかりませんが、
「人助け」と「殺人」が紙一重のケースもあるんだということを、
改めて突きつけられた思いです。

 


  
 この映画は2004年に公開されました。

 

 

 

 

 

 

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安倍総理に聞かせたい キムタクの 「演説」

2020年06月22日 | 映画の話やTVの話など

 

コロナのせいでテレビドラマの世界もめちゃ変則的になり、朝ドラ「エール」も今週末でいったん休止に入り、大河「麒麟がくる」もお休み中。民放ドラマも豊川悦司と常盤貴子が主演して大ヒットした懐かしの「愛していると言ってくれ」はじめ、数多くの再放送ドラマが流れています。また心待ちにしている「半沢直樹」の新シリーズは、7月19日から始まるそうです。

そんな中で、いま、関西テレビで平日の午後3時50分から毎日放送されているのが、木村拓哉主演の『CHANGE』。2008年の作品だそうで、今から12年前のドラマの再放送ですが、面白いので録画して毎日見ています。キムタクもこのころは若くて「眉目秀麗」を絵に描いたよう。

ドラマのストーリーは、
国会議員だった父とその後継者の長男が事故死してしまい、次男で小学校教師をしていたキムタクが急きょ補欠選挙に出ることになる。選挙プランナー(阿部寛)や秘書(深津絵里)の奮闘もあり、当選する。しかし思いがけなく国会議員になっただけではなくて、さらに驚くべきことが

現職の総理が突然退任したことを受けて、政権与党の総務会長が「飾り物の総理を擁立する」という策略で、いきなり新米議員のキムタクを総裁選に担ぎ出す、という信じられない展開になったのだ。そして

このドラマ、第3話でキムタクが総理大臣の候補者として街頭で演説するシーンがありました。これがまた、とても印象深かったのです。

今、いろんな政策の遅れが目立つ一方で、自分の息のかかった取り巻きたちの不祥事にもきちんと対応せず、いつも作文を読むような紋切り型の国会答弁や会見を繰り返す安倍総理に聞かせたい演説シーンでした。そこでその場面を写真に撮って、ここに再現することにしました。

まず、キムタクの演説の内容ですが、
ちょっと長いですけど掲載します(一部のみ省略しています)。

「国会議員とは選挙で選ばれた国民の代表で
国民の中でいちばん偉い人だと思っていました。
でも 今の考えは 違います。

国会議員とは 国民の皆さんのために奉仕することを約束したうえで
選挙で 国民の皆さんに選んでもらった人たちです。
そして総理大臣とは 
誰よりも国民のために働く義務と責任を背負っている!

選挙のときだけ 頭を下げて 当選した途端に
特権階級のようにふるまうような人間は
本当の政治家ではありません。

誰にでも 分かるような言葉でしゃべることのできない人間は
本当の政治家ではありません!

国民の皆さんの幸せよりも
自分の利益を 優先するような人間は
本当の政治家ではありません!

そして何より 国民の皆さまが
何に怒り 何を望み 何を言いたいのか!
それが分からない人間は 本当の総理大臣ではないんです!

僕は約束します。
皆さんと同じ目で 今行われている政治の問題点を見つけだし
そしてそれを正すことを!

僕は約束します。
皆さんと同じ耳で弱者といわれる人たちの
どんな小さな声も真剣に聞くことを!

僕は約束します。
皆さんと同じ足で問題が起きている現場に
ためらうことなく駆けつけることを!

僕は約束します。
皆さんと同じ手で 自分も汗まみれになって働き
そしてこの国の 進むべき道を指し示すことを!

僕のすべては
僕のすべては皆さんと同じです!」

そのテレビ画面の一部です。


 

 

 

 

 

 
 「CHANGE」第3話(6月12日放送分)より

 
キムタクは国民に新鮮な印象を与えたとして、
人気が沸騰したことを背景に、総裁選に当選。
若き総理大臣の誕生です。

そのあと、総理の真面目な奮戦ぶりが展開されますが、
ドラマはあと数話を残すのみとなり、今週で終わります。

繰り返しますが、この演説、
安倍総理にはもちろん、あらゆる政治家たちにも聞かせたい~!

 

 

 

 

 

 

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TVドラマはほぼ再放送 でも 「逃げ恥」 を見られてよかった

2020年05月28日 | 映画の話やTVの話など

テレビドラマも新型コロナの影響で撮影がストップしたりして、4月から放送予定となっていた新ドラマもほとんどが放送延期となった。だから今は過去のドラマの再放送が多くなっていますね。でも、そのタイトルを見ていると「再放送」という言葉は使わず、「~傑作選」とか「~特別編」とかになっています。要するに少しだけ編集したりして、そう呼んでいるわけですよね。

僕がいま見ている再放送ドラマは、
キムタクの「BG~身辺警護人~傑作選」
「逃げるは恥だが役に立つ ムズキュン!特別編」 の2つです。

両方とも妻は見ていたけど、僕は見ていなかったので、再放送とは言っても僕にとっては新ドラマも同じです。そして、2つとも楽しく見ています。

特に「逃げるは恥だが役に立つ」は何年か前に大ヒットし、僕も「恋ダンス」の歌や踊りはもちろん知っていました。ものすご~く人気でしたものね。再放送は先週から始まったのですが、初めて見たこのドラマ、とてもユニークなストーリーだし、新垣結衣も星野源もメチャいいですね~。バツグンに面白い!

ネットによると、数年前のこのドラマの視聴率も高かったが、今回の再放送は当時の高視聴率をさらに上回ったそうです。これだけ面白いドラマだから、すでに見た人もまた見たい、と思うだろうし、僕のように見ていない者もどんなんか一度見てみよう、となるので、視聴率も上がるんでしょうね~

う~ん。再放送といえば、少し古いけど、キムタクと山口智子主演の「ロングバケーション」をまた放送してほしいなぁ。あれはよかった~(遠い目)。前述した「BG~身辺警護人~」もキムタクが主演だけど、なんとまぁ、彼の元妻役で山口智子も途中から出てきたのでビックリ。2人の共演を見たら、余計にあの「ロンバケ」を見たくなるわぁ。これはフジテレビ系の「月9」枠で1996年の4月~6月に放映されたということで、もう24年も昔のことなんですけどね。

前回のブログでも、自分のことを「時代おくれ」と書きましたが、時代おくれでもミスター・オクレでも何でもいいから、もっと昔のドラマの再放送をしてほしいなぁ、ということを声を大にして言いたいです~

それともう一つ、
一昨日の火曜日の夜、たまたまチャンネルをNHKテレビに替えたら、松田聖子が歌っていた。「うたコン」という時々見る番組だったけど、これも今は過去の映像を流しているようだ。松田聖子に気を取られてそのまま見続けていると、次に美空ひばりが出てきて「人生一路」を歌う。ノリがよくて元気が出る歌だ。続いて島倉千代子が出てきた。あぁ、懐かしい! その次は岩崎宏美で「マドンナたちのララバイ」を歌い、続いて薬師丸ひろ子が出てきた後、再び美空ひばりが登場した。この日のテーマは「歌姫の名曲集」というものだった。たまたまチャンネルを替えて、これが見られて、ずいぶん得をした気分だ。

やっぱり、歌も昔の歌がいいなぁ。

こんなふうに、今はテレビの世界も、過去にヒットしたドラマや名曲、あるいはスポーツ名場面などの放送や映像を、いろいろと工夫して視聴者に提供しているようですね。

「時代おくれ」の僕には、
そういう傾向も悪くはないな、と思ったりしています。

 

 

 

 

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石田純一がまた軽率な行動を

2020年04月18日 | 映画の話やTVの話など

新型コロナに感染した石田純一のことですが。

外出自粛要請中にも関わらず沖縄へ飛び、自分が経営する冷麺の店の様子を見に行ったということだ。なぜこんな時期にわざわざ? と思っていたら、現地でゴルフをしていたそうである。どうやらそれが目的だったのでは、と言われている。沖縄県の人たちはじめネットでは、「大迷惑」とか「勝手な人間」「非常識」と非難を浴びせています。

ところで、
僕は以前、このブログで
「石田純一はハタ迷惑な人である」
と書いたことがある。なぜか?

4年前の2016年の夏に東京都知事選があった。立候補者の中では小池百合子さんが断然強いと言われ、結果、当選したことはご存知のとおりである。

その都知事選を控えていた時期のこと。僕はお昼に、土日を除いて毎日午後に放送されていた「不信のとき」というドラマを見ていた。再放送だったけど、それまでそんなドラマがあったことも知らなかった。それがその時、たまたま見たらあまりにも面白かったので、予約録画して見ていたわけ。

れがある日、突然別のドラマに変わったのでビックリしたのだ。

 
 せっかく毎日楽しんで見ていたのに


なんで「不信のとき」が急に放送中止になったの? 

理由は、そのドラマに出演していた石田純一が、その日の会見で都知事選に出馬する意向を示したので、ドラマ自体の放送が突然中止されてしまったのだった。それを知って、まったく~、主演でもない俳優が選挙へ出馬表明をしたというだけでドラマを切ってしまうのか。なんちゅうこっちゃ、と腹立たしかった。

その時のことを書いたブログが、

「消えたテレビドラマ 原因は石田純一か?」

という記事でした。

そのわずか数日後に、石田純一は出馬を取り消した。

理由は、TV局や企業への膨大な賠償金を負担しなければならないからだったという。それで家族に反対されたのだろう。そんなことって、出馬表明する前からわかっていたはずだったのに。おかげで楽しみに見ていたドラマが中止されてしまったし。ホント、この人はハタ迷惑な人だとその時に思ったのです。

むろん新型コロナウイルスに感染された方々には一日も早い回復を祈るもので、石田純一に対してもその気持ちはあるけれど、それにしても、外出自粛要請中というこの時期に、東京から沖縄まで行き、ゴルフをしたり会食をしたりしたのはあまりに軽率ではなかったか。

相変わらず、人騒がせなおじさんです。

 

 

 

 

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「スカーレット」 が終わって気がついた 「白夜行」

2020年03月31日 | 映画の話やTVの話など

きょうは3月31日。いわゆる年度末ですね。

長年、公務員生活を送っていた僕にとっては、この年度末には、人事異動があったりして、4月1日から新しい職場体制になるという節目の時期だった。新年度を迎えるという緊張感もあった。まあ今は退職した身だからあまり関係ないけれど、モミィがいるので、また学年が一つ上がるんだな~という感慨だけは少しあります。しかし、学校がねぇ、4月8日に予定通り始まるの?

新型コロナウイルスも、年度末を節目にして終息してくれたらいいのにね。でもまだまだ感染者が増える一方で、今日は東京で最多の感染者が出たし、大阪府も東京に次ぐ2番目の多さ。そして一昨日は、ついに、わが街・藤井寺市でも初めての感染者が出ました。予断を許さない状況が刻々と迫ってきています。

 ………………………………………………………………

さて、話題を変えます。

年度末といえば、NHKの朝ドラ「スカーレット」が先週で終わりましたね。ストーリーもよかったし、登場人物のいろんな人たちの関西弁での会話のやりとりがとてもユーモラスでした。終わってしまって淋しいです。いま世間では「スカーレット・ロス」というのもあるそうです。

そこで、今日の話題ですが、主人公の川原貴美子の一番下の妹・百合子の役で出ていた女優さんのことです。福田麻由子さんっていう女優さんです。

 
貴美子の幼なじみの信作と結婚して幸せな日々を送る百合子。


その百合子役の福田麻由子さんですが、何かどこかで見たことがあるような?という気がしていました。でも思い出せないままドラマが終わりました。

そこでネットで「福田麻由子」を検索すると、驚くべきことが判明!

ずいぶん昔のことですが、「白夜行」というテレビドラマがありました。原作は東野圭吾の小説です。

当時はほとんどテレビドラマは見ていなかった僕ですが、妻が見ていたので何となくそのドラマに目を向けていたら、いきなり初回の冒頭から引き込まれました。

ご存知の方も多いと思いますが、クリスマスの夜、繁華街で、山田孝之がサンタクロースの姿で血を流しながら道路に倒れている。そこへ綾瀬はるかが来て、茫然と立ち尽くす。という、衝撃の始まりでした。

 

綾瀬はるかという女優さんを見たのも、僕はこれが初めてでした。あのキリリとした表情に、強烈な印象を受けました。調べてみたら、このドラマは2006年1月から3月まで放送されたそうです。いまから14年も前ですね。

そして、ドラマは、その衝撃のプロローグのあと、山田孝之と綾瀬はるかの2人の子供の時代の話に戻ります。

その、綾瀬はるかの少女時代を演じた子役が、「スカーレット」の百合子を演じた福田麻由子だったんです。

このドラマの第一回目は拡大枠で2時間近くあったのですが、最初のシーンが10分程度で、そのあと大半は、2人の子供の時代の物語でした。つまり、綾瀬はるかの子役を演じた福田麻由子がほとんど主役を演じたのでした。

 
「白夜行」の第一回目の1シーン。
綾瀬はるかの少女時代を演じた福田麻由子ちゃん。
この時から14年の歳月が経ちました。

「スカーレット」の百合子が、あの「白夜行」で綾瀬はるかの子供時代を演じた女優さんだと知って、またムラムラと「白夜行」を見たくなりました。

で、ツタヤへ行き、DVDをとりあえず2枚借りて来ました。
(全部では6枚です)。

そして見ました。あの衝撃の第1回目を。

当時はまだ12歳だった福田麻由子ちゃん(役柄では11歳)。
貧しいがゆえに、母親から強要されて、母親の知人の男に弄ばれる。そしてそこで起きた殺人事件に巻き込まれる。事件は未解決のまま7年が経ち

と、僕がここでストーリーを語っても仕方ないので、やりませんが、この第一回目の最後には、7年後、女子高校生になった綾瀬はるかが出てきます。

この「白夜行」は僕にとって、最も記憶に鮮明なドラマでした。

半年間「スカーレット」を見て、主人公の貴美子の妹である百合子もず~っと見てきたのに、あの「白夜行」の少女役を演じた女優さんだったとは気がつかなかったのは、不覚でした。

ということで、
「白夜行」は最終回までレンタルして、見ようと思っています。

福田麻由子ちゃんがもう出てこないのは残念ですけど。

 

 

 

 

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