社会的には会社を定年で辞めて、残りの人生を
時間に囚われずのんびりと楽しもうと思っている方には
解からないかもしれないが、今私は家族と戦っている。
鼻で笑ってしまうかも知れないが、ゲームで熱くなっている。
長年やってきた仕事は仕事、オフの時間に鼻息が荒い。
まだ対戦し始めて一か月もたたないが、何度やっても勝てない。
息子は鼻歌混じりに時たま参戦、しかし、直ぐにトップ。
妻は、背中が見えてきたと思ったら、いつの間にかまた逃げ去る。
そんな私を見かねて妻が優しく手ほどきをしてくれるが、
戦いのアイテムがやたらと多くて何を使ったら良いのか、
判断していると戦況はどんどん変わってしまい、気が付けば
いつもの成績よりも下回ってしまう。
コンピューターを始めた時も、同世代の中ではかなり早くから
のめり込み、自分が楽しむ分はマスターしてきた。
だが、息子たちが利用する分野は全く入る余地もない。
今やあらゆる物がインターネットで繋がり、アナログの時代に
栄華を極めた我々バブル世代は着いていくだけでやっとだ。
今日は妻が横で使いかたを実戦で教えてくれた。
画面に自分が集中している時は全く見えなかったが
妻が指先を動かしていると周囲の映像が次々に変わる。
めまぐるしく数字が流れ、利用したアイテムが活躍する。
息子に言わせれば、物凄いスピードで展開して行っても
周りの状況が良く見えていると言う。
私の場合は、動いている画面の中心しか目がいかない。
周囲で何が起こっているのか全然見えていない。
高校生の頃、サッカーの試合で初めてレギュラーで出場した時
目の前の相手とボールしか見えなかったのを思い出す。
その時も周囲の仲間と連携が取れず、監督にこっ酷く
注意されたものだ。
サッカーは一年もすると周囲が見えて来たものだが、
ことゲームとなると、次々と新しい場面が出てきて、
それに慣れるころには周りは進んでいるというのが現状だ。
せめて勝てる様にとは言わない、対等に遊べるまで
頑張ってみたい。
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