めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

戦争をしない勇気

2017-09-22 16:08:19 | 戦争

国連でのトランプ大統領の北朝鮮への強い批判の言葉は、
北朝鮮の金正恩委員長に非常に強い怒りと苛立ちを生み
言葉の応酬としては、極めて究極的な表現を発するまでに
成りました。

武力行動に移さないために、何とか話し合いの場で解決を

図りたいとするものの、いつの間にか、両者は同じ土俵に立ち
今にもぶつかり合うかのような状態です。
感情を顕わにする事に依ってののしり合っている場合はまだいいのですが、
何かのはずみで、どちらかが実力行使に移った時、極東の平和は、一気に
地獄の様相を呈してきます。

今や、正に、日本が第二次世界大戦に突入して行く時と全く同じで

その後の未曾有の被害を両者とも実感していません。
当然、自分達は、直接戦いの先頭に立つ訳でなく、極めて安全な場所で
敵味方の多くの兵士、そして一般の人々が傷つき殺されて行くのを
傍観して行くだけなのです。

戦争を起こす本人は、自分の感情のはけ口を武力で示す事で頭が一杯なのですが、

実際に戦う兵士や、被害を受ける人々は、想像を絶する地獄を体験するのです。
日本軍が、真珠湾を奇襲した時、日本中がお祭り騒ぎとなり、新聞やメディアは
我が国の勝利と褒め称えました。
当然、国民も、日本の大勝利を信じて、沸き立ちました。
しかし、その後の惨憺たる日々は、如何に日本が、間違った選択をしたか
後悔しても後悔しきれない悲しみと憤りを国民に感じさせる事になったのです。

もし、この切羽詰まった状況に業を煮やし、戦争が始まったとしたら、

同じように、北朝鮮の国民は、悲しい未来を背負う事と成るのです。
更に、今度は、かつての戦争とは内容が大きく違います。
兵器の開発は、核ミサイルによる今までの戦争では考えられない程多くの人々の
殺戮が想像されるのです。

戦争が終わった時、我が国や韓国の人的物的な被害は想定外の物と成る可能性が

考えられるのです。
報復に次ぐ報復は、短期間で膨大なる被害をもたらし、数十万数百万の人命が
あっと言う間に失われる事も考えられます。

どちらかの執行機能が失われるまで、あらゆる兵器が投入され、徹底的に

破壊された国土は、戦後復興するまで、どれほど長きの期間が必要とされるか
極東だけに止まらず、世界経済にとっても大きな痛手となり、地球全体に及ぶ
経済危機が訪れる可能性も高いのです。

今や世界は、ネットで繋がれ、主要国は、あらゆる物流の起点と成っている事が多く

もし日本経済が戦争によって機能不全となると、世界中の物流が停止し、
人類全体の危機と成るかもしれないのです。
ただでさえ、異常気象で、世界中の食料が不足し、資源不足で経済が滞っているのに
世界の流通機構を止めてしまう程の戦争が起こり、しかも、放射能による大気汚染を
引き起こす事と成れば、急速に人類絶滅の危機が早まる事も考えられるのです。

いずれにせよ、人類の未来の為にも、絶対に戦争を起こしてはならないのです。

北朝鮮も、核ミサイル開発により、多くの被害を与える事が出来るかもしれませんが、
その事は、決して勝利に繋がるものでは無く、必ず、報復を受け、国としての機能
のみならず、現政権の根絶にも繋がる事を考える事が大切です。
どんなに兵器を開発しても、世界中がその行為を否定している限り、戦えば、
国を失いかねないのです。

食料や燃料を手に入れられず、何年も苦しみ続ける国民が、更なる苦境に立たされる

その可能性が高いのに、あえて戦争に踏み切ると言うならば、少なくとも国民が
心から慕う人物ではなく、国の長として称えられる器では有りません。
インタビューに答える国民の熱狂的なリーダー愛が、本心からの物とする為にも、
まずは国民の事を考えて、国が未来永劫生き残るには、どうしたら良いかを
考える事がリーダーとしての役割であると思われます。

 

 

 

 

 

 

 



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