ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者91万7468人。死者数6470人

2022-02-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月27日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は917468人になりました。1日の新規感染者数は4135人で減ってきました。新規検査数は前日とほぼ同じ19136件なので、陽性率も下がりました。

 死者数は6470人です。

 906043人が回復しました。

 1242万件を超える検査数となりました。

2022年2月27日。憲法改正の是非を問う投票

2022-02-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月27日。今日はベラルーシの憲法改正の是非を問う投票日です。
 憲法改正に反対の人たちが集まってデモが起こる可能性もあるので、一応注意が必要だと言われています。
 すでに40%を超える有権者が期日前投票をしているそうで、関心の高さが伺えます。
 と思ったら・・・政府はとにかく投票率を上げて、すぐに「是」の方向へ持っていきたいらしく、期日前投票を推し進めるあまり、大学生で期日前投票する人は大学の授業を休んでよい、欠席扱いにしてはいけないという特例を作ったので、先週後半は大学に行きたくない学生はみんな投票に行ったそうです。


 カザフ大統領は1月、抗議するデモが暴徒化したとき、ロシアが中心となっている集団安全保障条約機構に部隊派遣を要請して治安を回復し、すっかりロシア寄りの政権になったのに、ウクライナへの軍派遣をロシアから求められたら、断っていたそうです。
 ロシアからすると、カザフスタンが困っていたときに助けてあげたのに、どうしてこっちの頼みはきいてくれないの?と不満に思っていることでしょう。
 ベラルーシも、ベラルーシ領内から発砲があったらしいけど、それはロシア軍が撃ったもので、ベラルーシ軍ではない。ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国も独立国家として認めていませんよ、とロシアとは一線を引いている格好です。

 そもそもロシア軍がウクライナ軍より数もずっと多いのに、どうしてカザフスタンから追加でカザフスタン人の軍人を出してあげなければいけないのか。そんなことしたら国際社会から非難され、経済制裁を受けてしまう、つまり経済問題が発生してしまう、とばっちり受けたくないね。だいたいロシアのやり方に賛同できない、隣の国に平気で乗り込んでいくような考えに賛同できるわけないでしょ、ベラルーシもカザフスタンもロシアと国境を接しているのに・・・といった考えなのでしょう。
 日本もロシアと直接国境を接しているわけではないけど、隣国同士です。

 ウクライナ大統領はロシアの軍艦が黒海に入ってこないようにトルコ政府に対し、ボスポラス海峡とダーダネルス海峡を封鎖するよう要請していましたが、トルコ側がその要求を聞き入れ、封鎖されました。・・・と昨日投稿したのですが、今日のウクライナ大統領の発言によると、まだ封鎖されていないそうです。
 トルコが有言不実行な行動を取ると、世界的信用が低下します。

 ウクライナ大統領はロシアを国際司法裁判所に訴えました。

 アメリカ大統領が3億500万ドルの軍事支援をウクライナへ送ることを決定しました。

 EUは完全に圏内でのロシア機の飛行を禁止しました。ロシアも同様の措置を採りました。
 カナダもロシア航空機に領空を封鎖しました。
 ついにカナダも動き出したかという印象です。カナダには多くのウクライナ移民が住んでおり、

 ハッカー集団アノニマスが複数のロシア政府のサイトにサイバー攻撃をかけています。
 ロシア政府は否定していますが、体裁が悪いからでしょう。

 ベラルーシ大統領とフランス大統領は電話会談を行いました。
 仲介役を買って出ている両国同士。会談ではウクライナ情勢について細かく議論したようですが、注目スべきは、
「ロシアがベラルーシ領内にすでに核兵器を配備したんですよね。」
というフランス大統領の問いに、
「それはフェイクニュースです。」
とベラルーシ大統領が答えたことです。

 また停戦交渉の場としてベラルーシを提供できると再び強調し、「いつでもどこでも。」と話し、準備万端整っている様子を伺わせました。


 ウクライナの国境に近いゴメリの州立病院にロシア人の負傷兵が入院・治療を受けているそうです。
 その数150人ほどだそうです。


 フェイスブックが広告からロシア国営メディアを除外すると発表しました。グーグル広告も同様です。ユーチューブも複数のロシアに関連するチャンネルについてサイト上で収入を得られないようにすると発表しました。

 SWIFTがロシアの銀行を排除しましたが、今度はベラルーシの銀行も排除するかどうか協議が始まりました。

 ロシア大統領はNATO首脳らによるロシアへの抗議声明発表と西側諸国の対露経済制裁を受け、核戦力を含む核抑止部隊を高度の警戒態勢に置くよう軍司令部に命じました。
 ロシアがウクライナ侵攻を正当化し、さらにはNATOを牽制するための作戦と思えます。

 ベラルーシ大統領はもしNATOがバルト三国などベラルーシの隣国に核兵器を配置したら、ロシアの核兵器をベラルーシ国内に配置するとしています。


 24日昼の1時にキエフから避難しようとしたベラルーシ人14人を乗せたバスが所在不明になっていましたが、70時間後の今日、ミンスクに到着しました。
 もともとこのバスは夜行バスで、夕方7時にキエフを出発、12時間後の朝7時にミンスクに到着する予定でしたが、ロシア軍のキエフへの攻撃が始まったので、あわてて出発を6時間早めて出発。何事もなければ、25日の昼にミンスクへ着く予定だったのが、その後所在不明になっていたものです。
 12時間の予定が70時間に伸びて、心身ともに大変だったと思いますが、無事全員到着してよかったです。
 他にも少数(100人にも満たないと思われます。)ですが、ポーランドなどではなくベラルーシに避難しているウクライナ人もいます。 

 ウクライナからポーランドなどに避難した人の数が30万人を超えました。

 サッカーのワールドカップでポーランドチームはロシアチームとの対戦をボイコットすることを決定しました。スウェーデンも同様です。
 他にも追随する国がたくさん出てきそうです。またサッカーだけではなく他のスポーツにもこの動きが広がっています。

 今年のユーロビジョン・ソング・コンテストにロシア代表のアーティストは出場できなくなる可能性が出てきました。ベラルーシ代表も難しいのでは? 去年は参加させてもらえませんでしたし。

 ロシア人と言ってもアーティストは関係ないとかスポーツ界に政治事情を持ち込むなとか思う人もいますが、このような形で、「あなたはロシア人だから試合やコンテストに参加できないよ。あなたの国のトップが悪いんです。文句を言うならトップに言ってください。」とロシア人がロシアの大統領を支持しなくなるように仕向けていると言えば仕向けています。
 形を変えての作戦です。

ベラルーシ大統領は、領内で砲弾が発射されたことを認めましたが、それは試射であり、ウクライナ領内に現在一人のベラルーシ人兵士も存在しておらず、薬莢一つ落ちていないと主張しました。

 ベラルーシでの停戦交渉を拒否したウクライナですが、現在、ロシアの代表団がベラルーシ入りし、ゴメリに到着しました。
 ウクライナ側が代表団をゴメリに送るかどうかは不明です。ロシア側は交渉開始の条件として、ウクライナ側の武器放棄を提示していましたが、もうすぐドイツやオランダから武器を支援してもらえるウクライナが、そんな条件に屈するとは思えません。ウクライナは時間稼ぎをして、ともかく西側からの支援が届くのを待っているのでしょう。
 (続報です。予想通り和平交渉団をウクライナ側はベラルーシへ送ることを正式に拒否しました。)

 ウクライナ大統領はベラルーシの国民に向けたビデオメッセージを公開しました。
 今回はベラルーシ人向けなので、ロシア語でのメッセージでした。
(今、ロシアと戦争中なのに敵国の言語を使うの?と思う日本人もいるかもしれませんが、ベラルーシ人はほぼ全員ロシア語とベラルーシ語のバイリンガルだし、ゼレンスキー大統領はロシア語ぺらぺらなので、せっかくのビデオメッセージなのだから、聞き手に通じる言語を選択してくれたと思います。)
 まず、今日がベラルーシの憲法改正の是非を問う投票日であることに触れ、
「正しい選択をしてください。これがあなたの人生の大切な選択なのです。」
と述べました。さらに、
「ベラルーシがウクライナ人が知っている優しく、安全なベラルーシに再び戻ることを心から願っています。」
と話しました。
「ウクライナ政府はロシアとの平和交渉を始めることを望んでいるが、ベラルーシ領内での話し合いはできません。」
とも付け加えました。

 このウクライナ大統領のビデオメッセージについてベラルーシ大統領は、「言い方は悪いけど、この小さいナポレオンちゃんが、ベラルーシ国民に向かってメッセージを送った。しかもベラルーシの憲法改正についてもしゃべった。(中略)今ウクライナで起こっている問題は、全然大したことないのです。小さいお花のようなものです。私の言うことを信じてください。このまま放置していると、いつか大きくなってベリーの実が実るんです。」
と投票会場での取材で語りました。

 フランス大統領もベラルーシ国民に向かって自身のテレグラムチャンネルにメッセージをロシア語で投稿しました。
「ベラルーシはヨーロッパを狙ったロシアの核ミサイルを配置される場所になることはできない。ベラルーシの若者はヨーロッパ、民主主義、自由を選択する権利を持っている。私たちはそのための準備ができている。ベラルーシの未来のために。ウクライナのために。ヨーロッパのために。」

 
 ギリシャ政府はロシア軍によるウクライナのマリウポリ付近への爆撃で、ギリシャ国民10人が死亡、6人負傷したと発表しました。
 ギリシャ人だからと攻撃されたわけではなく、爆撃に巻き込まれたものと思われます。

 ウクライナ大統領が、外国人でもウクライナ兵として戦闘に参加できるよう呼びかけたという報道がありますが、私からすると「?」です。
 本当にそんなことを望んでいるとすると、上記のギリシア人のようなウクライナ国内に住んでいる外国人でも戦えるようにしたいということではないでしょうか。
 あるいはNATOから援軍が来た場合、外国人でもウクライナ領内で軍事行為をできるようにするということです。
 このような制限を設けないと、闇雲に外国人傭兵をウクライナ国内に入れてしまうと、外国人のテロリストも混ざってウクライナへやってくる可能性があるので、非常に危険です。
 
 
 ポーランド大統領はウクライナを迅速にEUに加盟する手続きを始めてはどうかと発言しました。
 そうなれば、ロシアは侵攻することによってかえってウクライナのEU加盟が早まるよう手助けしてしまったことになります。


 ウクライナ大統領とベラルーシ大統領は電話会談をしました。ベラルーシ大統領はミンスクでのロシアとの停戦交渉を提案しましたが、ウクライナ大統領は拒否。結局ベラルーシとウクライナの国境地帯で話し合うことが決定しました。
 それまでは協議開始の条件はウクライナ側の武器の放棄を提示していたロシアでしたが、ウクライナ側が断固拒否したため、とうとうロシア側もこの条件を引っ込めました。
 ゴメリにいたロシア代表団は国境地帯に移動しました。


 ウクライナ軍はロシアの工作員がウクライナ兵のふりをしてウクライナ国内に紛れ込まないよう、使用言語を必ず確認しているようです。
 ウクライナ語がしゃべれなければ、ロシア人という証拠になり、捕まってしまいます。
 ロシア人でもウクライナ語がぺらぺらな人がいるのでは?と思われる方もいるでしょう。
 ちなみに私の夫はウクライナ人ですが、ウクライナ語は聞き取りはできてもほとんど話せません。ベラルーシに住んでいますが、ベラルーシ語も話せません。
 一方、大勢のロシア兵の中には通常シベリアの基地で働いている軍人がウクライナまで移動させられている人も多いです。ロシア軍と言っても、兵士や軍人が全員ロシア人とは限りません。少数民族出身の人もいます。 

 キエフ近郊の石油貯蔵施設で火災が発生しています。


 昼の12時頃、ミンスク市メインストリートを複数台軍用車が市の中心部に向かって進みました。
 憲法改正に反対の人は一斉に午後2時に投票所へ行きましょうという呼びかけが事前にあり、それを受けて投票所の周囲に軍用車を配置したようです。

 そしてデモ集会に参加していた人たちが身柄拘束されました。夕方の時点で14人だそうです。
 憲法改正反対のデモのほか、ロシアのウクライナ侵攻に反対、戦争に反対するデモに集まっていた人まで身柄拘束されています。その数の詳細は明らかではありませんが、大人数だと報道しているメディアもあります。
(続報です。ベラルーシ内務省の発表では拘束されたのは14人で、治安維持のため今日は投票所各地に1万2000人の警官が配置された。人権擁護団体ビャスナの発表によると拘束された人は180人。ただし、この中には拘束されたけれどすぐ解放された人もいるようです。) 

 ベラルーシ当局は投票率が50%を超えたので、今回の投票結果は成立すると発表しました。


 ベラルーシから特殊部隊スペツナズがウクライナのキエフ方面とジトーミル方面に向かったという情報(噂)がSNS上で出回っています。真偽は定かではありません。

 午後5時頃ジトーミル空港にベラルーシ側からロシアの短距離弾道ミサイル、イスカンデルが打ち込まれたとウクライナ当局が発表しました。被害状況など詳細はまだ不明です。
 

 テレグラムが一時的に一部のロシアとウクライナのチャンネルを停止すると発表しました。

 ウクライナ時間午後8時47分ごろ、キエフ市内で警報が鳴り響き始めました。キエフ市内を撮影しているLIVE動画を見ているのですが、夜間外出禁止令が出ているのにも関わらず、車の行き来が見られます。小雪が降っているようです。

 ロシア軍はヘルソンなどウクライナの都市を封鎖した、占拠した、ウクライナ兵が大量に投降したと発表していますが、その後ウクライナ軍が都市を奪還した、ロシア兵を大量に捕虜にしたと報道。
 情報戦(ハッタリ。イメージで誘導)となっています。

 ある19歳のロシア捕虜の画像がSNS上で流れ、ロシア軍が、これはフェイクとしたものの、その捕虜の母親がマスコミのインタビューに答えて、うちの息子ですと証言。それによると、息子は兵役に就いていた、演習だと言われてウクライナへ移動させられた、演習ではなく実戦だった・・・ということでした。

 ウクライナ時間午後10時ごろキエフ市長はキエフが完全に包囲されているとメディアを通じて発表しましいた。
 
 ベラルーシとウクライナの国境地帯で続いているロシアとウクライナの停戦交渉ですが、深夜に及んで一旦中断。28日朝に続くそうです。