2022年2月14日。約10カ国がウクライナ在住の自国民に対して国外退避を求めています。日本もそうですが、キエフの大使館は少数の職員を残し、国外退避だそうです。この少数の職員がウクライナに残っている日本人に連絡を取ったり、退避方法の相談にのっており、他の業務はできない状態だと思います。
ポーランド大使館はポーランドに近いウクライナ西部のリヴィウに移転。大使館業務は継続します。このリヴィウに避難している外国人も多いらしく、キエフに住んでいる日本人で、すぐに国外退避ができない場合は、リヴィウに疎開できないのだろうか、などと私は思うのですが、現実はいろいろと難題があるのでしょうね・・・。
昨日の投稿記事の続きになるのですが、ブリティッシュ・エアウェイズはウクライナ上空の飛行を避けて迂回するルートを採り、ルフトハンザもフライトの停止を検討中です。
こうして西側諸国の飛行機がウクライナ上空を飛ばなくなる。しかし、それ以外の国の飛行機はそのまま飛び続ける。めったに旅客機が飛ばなくなる。高度を上げれば大丈夫だろうと思っていたが、高度が十分に上がっていなかった。地上から見て目立つ。こんなご時世に飛んでいるなんて旅客機じゃなくて、軍用機だろう。つまり敵機。地上から攻撃しよう。撃墜・・・となると、2014年に起きたマレーシア航空17便撃墜事件の再現になってしまうので、とにかくウクライナ上空は迂回するほうがいいですよ・・・。今はコロナで国境を越えて移動する人も減っているし・・・と思います。
ベラルーシもライアンエアー緊急着陸事件の後、西側諸国の飛行機はベラルーシ上空は飛ばないし、とにかくこの辺り一帯、空はがらんどうになりそうです。
ウクライナの富裕層はチャーター便で出国を始めました。
(こういう条件のとき、お金を持っていると得ですね。)
ウクライナ大統領は、ウクライナの公務員で国外に退避した人に対し、24時間以内に帰国することを呼びかけました。このような状況の中、祖国にとどまるのが公務員としての義務だということです。
すでにここ数日ベラルーシ人がウクライナに入国するのが難しくなっています。
ベラルーシ人でも男性は入国できないそうです。年齢がいわゆる兵役に就ける年齢の場合、理由も示されず、入国審査で入国を止められます。
どうも、中に軍人、工作員、スパイが紛れてウクライナに入ってくるのを警戒しているようなのです。
だから女性、子ども、高齢者は国境を越えられるようです。
ベラルーシ大統領は今月20日までロシア軍とベラルーシ軍が国内で合同軍事演習を行っているため、それより早くロシア軍がベラルーシから出ていくことはなく、留まっていると述べました。