ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年2月7日。暗殺計画?

2022-02-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
  2022年2月7日。気温が上がり、みぞれが降って、積もった雪が溶けてきました。
 
 ベラルーシ大統領は、ロシアのジャーナリストとのインタビューで、未だに自分への暗殺を目論んでいる者がいると話しました。
 何か情報を掴んでいるのかもしれません。暗殺とか戦争とかとにかく人を殺そうとするのは誰であれ、やめてほしいです。

 677人の難民(不法入国者)が収容されているリトアニアの難民登録センターで、約40名の難民が、祖国に帰らなければならないなどと訴え、暴動を起こしました。それを鎮圧するため、催涙ガスやスタンガン、手錠などを使用しました。
(こういうニュースは、ベラルーシのメディアが報道している場合、「隣国は難民に対して非人道的な扱いをしていますね。それに比べて我が国の難民収容所では・・・」という宣伝に使われている可能性もあるので、読むとき注意が必要です。)


 ベラルーシ大統領は非常事態省の職員の一部を武装させることを提案しました。
 この非常事態省というのは、主に消防署、レスキュー隊(凍った湖に空いた穴に落ちてしまった、倒れてきた物の下敷きになってしまった・・・などの事故に遭った場合に人命救助をしてくれます。また強風で倒れた木の後片付けなどもしれくれます。)、自然災害への対応、不発弾処理、放射能漏れ事故の対応・・・といった仕事を管轄している省です。

 したがって軍隊ではありません。しかし、その一部が武装するということは、結局ベラルーシ軍への援軍代わりになるということです。
 とこう書くと、「やはり、ロシア・ベラルーシ連合軍がもうすぐウクライナ侵攻か?」と思われる日本人がいるかと思いますが、私が思うには、ロシア軍が対ウクライナ国境地帯に配備した兵力が17万人とも言われる中で、ベラルーシ軍が全て集結しても7万人にしかならないため(他の国境地帯にも配備しないといけないので、7万人全員ロシア軍に合流できない)、連合軍としては、付け足しみたいな格好です。
 つまり、格好がよくないので、もう少しこの人数を増やして体面を保ちたい(ちょっとでもロシアに恩を売っておきたい。)というベラルーシ政府側の考えがあるので、本物の軍人ではない消防士やレスキュー隊員にも銃を持たせようとしているのでは・・・と思います。(あくまで私の予想です。)
 おそらく近いうちに、ベラルーシでは退役軍人や、兵役経験者に対する志願兵募集を行うのではないでしょうか。
 ベラルーシには兵役義務があり、今は全く関係ない職種に就いていても、有事にはすぐ即戦力になる成人男性が非常に多いです。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者78万3260人。死者数6159人

2022-02-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月7日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は783260人になりました。もう78万人台です・・・。昨日77万人台になったのに、もう78万人台です。
 新規感染者数は5869人で、減りました。しかし新規検査数は22230件なので、陽性率は上がっています。

 死者数は6159人です。

 770567人が回復しました。

 1197万件を越える検査数となりました。

 ベラルーシではコロナウイルス感染者で歯の治療が必要になった人専門の歯科医チームが結成されました。
 自宅療養中の人の場合、家まで治療をしに来てくれるそうです。
 ちなみにコロナウイルス感染者の歯を治療してコロナウイルスに歯科医が感染したケースはベラルーシでは一度もないそうです。