ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年7月7日。ウクライナ侵攻から134日目

2022-07-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年7月7日。日本は七夕ですね。ベラルーシはクパーラ祭りの日です。そしてヤンカ・クパーラ生誕140周年の日です。

 ベラルーシ大統領は、国が今、重要な課題に直面していると述べました。
 それは何かというと、ロシアとの経済協力と団結を最大限に行いつつ、ベラルーシの主権と独立を維持することだそうです。やはりロシアが経済制裁に対抗するためにベラルーシと統合しようとしていることに対して、ベラルーシ大統領は消極的な態度のままだと言えます。


 ベラルーシ野党リーダー、チハノフスカヤ氏は欧州評議会の会議上で、ベラルーシ関連問題を解決する専門委員会の設立を呼びかけました。
 また、ベラルーシでまだ残っている死刑制度について国内が民主化されればすぐに廃止されるだろうと述べました。現在、逮捕されたベラルーシ人の鉄道ゲリラ(ロシア軍のウクライナへの輸送を担うベラルーシ国内の鉄道への破壊工作の容疑で逮捕)が死刑判決が出る可能性についても欧州評議会で説明しました。
 ベラルーシ元政権との交渉の可能性について質問されると、チハノフスカヤ氏は、話し合いのテーブルにつく前提条件は、すべての政治犯の釈放することであると強調しました。


 ゲーム、ワールド・オブ・タンクスで有名なキプロスの企業、ウォーゲーミング社がベラルーシ法人ゲームストリーミング社の株のうち91.84%をロシア人のマリク・ハタザエフ氏に売却しました。
 ハタザエフ氏は以前、ウォーゲーミング社と共同でプロジェクトの開発をしていた人物です。筆頭株主としては適任者なのでしょう。
 ベラルーシ政府が外資系企業が株を売却することを禁止する法令を今月5日から発効させましたが、上記の株の売却は今月1日に行われたそうです。


 ウクライナを支援していたイギリスのジョンソン首相が辞意を表明しました。ロシアは大喜び。
 しかし、後継者がやっぱりウクライナを支援する政治家だったら、特に変化はないでしょう。


 ロシア大統領報道官は、ロシア産石油の価格上限を現行水準の「半分程度」に設定するとした岸田文雄首相の発言について質問を受け、日本はロシアに対して「非常に非友好的」な立場を取っているとコメントしました。
 またロシア前大統領はロシア極東の石油・天然。ガス開発事業「サハリン2」への日本の参加もなくなると反発しました。