ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年7月3日。ウクライナ侵攻から130日目

2022-07-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年7月3日。ベラルーシは独立記念日です。と書くと国としての独立した日に思えますが、元は解放記念日でした。第2次世界大戦中、ドイツに占領されていたミンスクが解放された日です。
 今日、記念日だからとサイバー攻撃があったら嫌だなあと思いながら一日過ごしていましたが、今のところ何も起きていません。
 と思ったら、すごい夕立が降ってきてミンスク市内の一部の道路で冠水しています。


 ロシアはルハンシク州を「制圧」したと主張している、と日本のメディアで報道されていますが、同じ内容がこちらでは、ロシア軍はルハンシク州を「解放」したと報道しています。


 ウクライナ産の穀物を積んだ船をトルコが拘束したとウクライナ当局が発表しました。
 これもこちらの報道では、本当にウクライナ産の穀物を積んでいたとは言えないという書き方をしています。

  
 ウクライナとの国境に隣接するロシアのベルゴロドで今日の早朝、大規模な爆発が相次いで発生し、集合住宅11棟と民家39棟が被害を受けました。同州知事はウクライナ軍による攻撃かどうかは明言していません。
 女性を含む少なくとも3人が死亡、4人が負傷しました。


 ロシア軍はミコライウで120人の外国人傭兵(義勇兵)を殺害したと発表しました。


 ウクライナに近いベラルーシ南部のモズィリに住む男性が、ウクライナのブチャで起こった虐殺に関わっており、4人の民間人に暴行を加えた後射殺したとして、国際手配されました。
 この男性1人ではなく、ロシア軍兵士と行動をともにしており、他の民間人にも威嚇射撃をしたり、両手を後ろ手に縛ったり、かなりひどい行為をしていたという証言者もいます。またウクライナで民間人の財産を略奪して、ベラルーシに戻り、郵便物として発送しているようすが、監視カメラに録画されています。
 ウクライナ検察庁はベラルーシ当局に照会中だそうですが、ベラルーシ側がウクライナ側にこの男性の身柄をすぐ差し出すかどうか分かりません。もしかするとすでにロシアへ出国している可能性もあります。