2022年7月6日。
今日は朝からミンスクは雨。夕方には猛烈な雨量で、市内の道路がまた冠水しました。
今夜から明日の朝にかけてはクパーラ祭りの夜なのですが、天気が悪くて、夜中に咲くというシダの花は見つかりそうにありません。
この花を見つけた人は幸運を手に入れるという伝説があるのですが、そもそもシダは花は咲かない植物です。(いや、だから伝説だって言ってるでしょ、とベラルーシ人につっこまれそうですが。)
ラトビアの国防相は徴兵制を復活させると発表しました。ラトビアの人口は200万人ほどなんですね。ミンスクだけで200万人ぐらい住んでいるので、ラトビアは徴兵制度を復活させても数の上ではなかなか難しいのではと思いました。
兵士の数より、NATOから最新兵器をもらって、それを使いこなせる能力のある軍人の養成を早めるほうがいいような気がします。
ベラルーシは再び小麦粉とそばの実の輸出・国外持ち出しを禁止しました。
ベラルーシの野党リーダー、チハノフスカヤ氏は訪問先のポーランド・ワルシャワで「ベラルーシ軍がウクライナ侵攻に参加するとは思えない」「保証はもちろんできないが、私が得ている情報や専門家の意見によると、まずあり得ない」「ベラルーシ軍の士気は極めて低い。ウクライナ人と戦いたい兵士はいないし、ベラルーシ大統領やロシア大統領のために死にたい兵士もいない。」と記者団に述べました。
またアンケート調査の結果が出ました。
ロシアと同盟関係にあるほうがよいと答えたベラルーシ人は46%。この数字は2018年には60.1%でした。
EUと同盟関係であるほうがいいと答えたのは29.6%。2018年には23%でした。
またロシアとベラルーシはそれぞれ独立国家であるべきと答えたベラルーシ人は64%でした。つまり両国が統合されないほうがいいと言うベラルーシ人が多いということです。ただ「両国は団結すべき」という人は12%います。
またロシアと統合するほうがいいという人は7%だけでした。が、今までの調査でこの数字が6%を超えたことはなかったそうです。つまり全体から見ると少数派ですが、統合に賛成するベラルーシ人が微増したことになります。
またベラルーシ人にどのような政治的、軍事的同盟組織に加盟したほうがいいですかという質問には約半数が「わからない」と答えています。NATOに積極的に加盟したいと思っているベラルーシ人は少ないです。
ベラルーシ軍がロシアのウクライナへの特別軍事作戦に参加することに反対する人が85.1%。賛成は8.2%です。
ベラルーシ領内にロシア軍が配置されたことについて、肯定的なのは41.7%。否定的なのは47%で、上回っています。
ベラルーシ軍が実際に交戦することは反対する人が多数なのに、ロシア軍がベラルーシの領地を利用するのは賛成の人がかなり多いということになります。西側諸国は場所を貸しただけで、ロシアに加担していると見なすという視点はベラルーシ人は気にならないようです。
外側からどう思われるのかは、ベラルーシ人はあまり気にしない(考慮に入れない)傾向があるのかなと感じました。
ベラルーシは今回の紛争の共犯者ですか?という質問に61.5%がいいえと答え、はいと答えた人は32.5%でした。
いいえと答えた人にその理由を尋ねると
「私たちはこの戦争に反対しているので、私たちは侵略者ではありません。」
と考える人が多かったようです。
51.4%は、この戦争におけるロシアの行動を承認していません。
しかしロシアの特別軍事行動に対して、その戦略に前向きにとらえているベラルーシ39.7%います。つまり、「ロシア軍、やるねえ。」と思っているベラルーシ人の数です。
そして37.7%が、ウクライナ側の行動を承認しています。つまり「ウクライナもやるねえ。」と思っている人ほぼ同じ数だけいるということになります。
ウクライナとロシアのどちらに同情しますか?という質問に、ベラルーシ人の50.3%がウクライナと答え、21.1%がロシアと答え、両方と答えた人は19.3%です。
ウクライナで今何が起こっているか詳しく把握していますか?という質問には、今年3月の同じ質問の回答と比べて、いいえと答えた人が増加しています。
調査機関の分析では、侵攻が長期化してきて要するに「ニュースに飽きた」という心理状態だそうです。
今日は朝からミンスクは雨。夕方には猛烈な雨量で、市内の道路がまた冠水しました。
今夜から明日の朝にかけてはクパーラ祭りの夜なのですが、天気が悪くて、夜中に咲くというシダの花は見つかりそうにありません。
この花を見つけた人は幸運を手に入れるという伝説があるのですが、そもそもシダは花は咲かない植物です。(いや、だから伝説だって言ってるでしょ、とベラルーシ人につっこまれそうですが。)
ラトビアの国防相は徴兵制を復活させると発表しました。ラトビアの人口は200万人ほどなんですね。ミンスクだけで200万人ぐらい住んでいるので、ラトビアは徴兵制度を復活させても数の上ではなかなか難しいのではと思いました。
兵士の数より、NATOから最新兵器をもらって、それを使いこなせる能力のある軍人の養成を早めるほうがいいような気がします。
ベラルーシは再び小麦粉とそばの実の輸出・国外持ち出しを禁止しました。
ベラルーシの野党リーダー、チハノフスカヤ氏は訪問先のポーランド・ワルシャワで「ベラルーシ軍がウクライナ侵攻に参加するとは思えない」「保証はもちろんできないが、私が得ている情報や専門家の意見によると、まずあり得ない」「ベラルーシ軍の士気は極めて低い。ウクライナ人と戦いたい兵士はいないし、ベラルーシ大統領やロシア大統領のために死にたい兵士もいない。」と記者団に述べました。
またアンケート調査の結果が出ました。
ロシアと同盟関係にあるほうがよいと答えたベラルーシ人は46%。この数字は2018年には60.1%でした。
EUと同盟関係であるほうがいいと答えたのは29.6%。2018年には23%でした。
またロシアとベラルーシはそれぞれ独立国家であるべきと答えたベラルーシ人は64%でした。つまり両国が統合されないほうがいいと言うベラルーシ人が多いということです。ただ「両国は団結すべき」という人は12%います。
またロシアと統合するほうがいいという人は7%だけでした。が、今までの調査でこの数字が6%を超えたことはなかったそうです。つまり全体から見ると少数派ですが、統合に賛成するベラルーシ人が微増したことになります。
またベラルーシ人にどのような政治的、軍事的同盟組織に加盟したほうがいいですかという質問には約半数が「わからない」と答えています。NATOに積極的に加盟したいと思っているベラルーシ人は少ないです。
ベラルーシ軍がロシアのウクライナへの特別軍事作戦に参加することに反対する人が85.1%。賛成は8.2%です。
ベラルーシ領内にロシア軍が配置されたことについて、肯定的なのは41.7%。否定的なのは47%で、上回っています。
ベラルーシ軍が実際に交戦することは反対する人が多数なのに、ロシア軍がベラルーシの領地を利用するのは賛成の人がかなり多いということになります。西側諸国は場所を貸しただけで、ロシアに加担していると見なすという視点はベラルーシ人は気にならないようです。
外側からどう思われるのかは、ベラルーシ人はあまり気にしない(考慮に入れない)傾向があるのかなと感じました。
ベラルーシは今回の紛争の共犯者ですか?という質問に61.5%がいいえと答え、はいと答えた人は32.5%でした。
いいえと答えた人にその理由を尋ねると
「私たちはこの戦争に反対しているので、私たちは侵略者ではありません。」
と考える人が多かったようです。
51.4%は、この戦争におけるロシアの行動を承認していません。
しかしロシアの特別軍事行動に対して、その戦略に前向きにとらえているベラルーシ39.7%います。つまり、「ロシア軍、やるねえ。」と思っているベラルーシ人の数です。
そして37.7%が、ウクライナ側の行動を承認しています。つまり「ウクライナもやるねえ。」と思っている人ほぼ同じ数だけいるということになります。
ウクライナとロシアのどちらに同情しますか?という質問に、ベラルーシ人の50.3%がウクライナと答え、21.1%がロシアと答え、両方と答えた人は19.3%です。
ウクライナで今何が起こっているか詳しく把握していますか?という質問には、今年3月の同じ質問の回答と比べて、いいえと答えた人が増加しています。
調査機関の分析では、侵攻が長期化してきて要するに「ニュースに飽きた」という心理状態だそうです。