ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年7月5日。ウクライナ侵攻から132日目

2022-07-05 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年7月5日。今日もミンスクは暑い日が続いています

 日本は、ロシアからの金の輸入を禁止した以外に、ベラルーシの25の法人に輸出制限を科しました。経済制裁が拡大し続けています。
 経済制裁の対象になった企業ですが、ざっと見たところ遠かれ近かれ軍事技術関連の企業が多いですね。 


 ベラルーシ政府は、国内の外資系企業や、外国に株の多くを保有されている企業をリストに挙げて、これらの企業の株を売買することを禁止しました。
 すべての外資系企業がリストに入っているわけではありませんが、ベラルーシで株への投資が減速するのは間違いなさそうです。
 外資系企業の代わりに投資家は、ベラルーシ企業に投資するようになる・・・と見込んでいるようですが、実際にはどうなるでしょうか。


 先日、ウクライナの穀物をベラルーシ経由で輸出しているとベラルーシ大統領が認める発言をしましたが、ウクライナ側は今日、それを否定しました。


 オーストリアのカリン・クナイスル元外務大臣は暗殺の恐れがあるとして国外に移住しました。
 親露派で自分の結婚式にロシア大統領を招いて、ダンスをしたり、クリミアを公式訪問、さらに去年ロスネフチの社外取締役に就任していました。このような行動に、暗殺されるリスクが高まったことを受けて、国外脱出です。
 ロシア人でなくても大変です。

 
 ケンタッキーはロシア市場から撤退しないそうです。
 ちなみにベラルーシにもケンタッキーがありますが、1号店ができたのは今から7年ほど前です。
 もちろんベラルーシから撤退するという話など全くありません。

 
 ミンスク勝利広場にある永遠の火。これは第二次世界大戦時に亡くなったベラルーシ人の慰霊のための火です。
 その火をインスタ映えのためなのか何なのか35歳のロシア人が飛び越えました。友人にその様子を撮影してもらっていたそうです。
 そして撮影後、立ち去ったのですが、その様子を見ていたベラルーシ人が警察に通報しました。ビジネスマンでしょっちゅうミンスクを訪れていたため、再度入国したときに逮捕されました。
 フーリガン行為をしたとして最大3年の懲役が科せられる可能性があります。
 日本人のみなさんもベラルーシへ訪問したときは気をつけてください。
 というか広島の平和記念公園内の平和の灯の上を飛び越えたようなものですよ。