ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

先ほどの画像のフランス語訳とまとめ

2011-07-14 | 放射能関連情報
 画像はベラルーシ保健省が発表したビタペクトの効果についての証明書(1ページ目)のフランス語訳です。
 他にも証明書を発行するために第3者機関が参加して、ビタペクトのことを調べた、とあります。
 第3者機関というのは、ロシア、ウクライナ、スイス、ベラルーシの複数の関係機関です。
 2ページ目以降には署名がたくさん入っています。
 ベラルーシ保健省の副首相の署名、ウクライナ科学アカデミー内の放射線医学研究センター所長、ベラルーシ食品安全鑑定評価センター副所長、ロシア環境政治学センター所長(有名なチェルノブイリ学者のヤコブレフさんですね。今回の福島第1原発事故についても今後日本人がとるべき対策についてすばらしい提言をされています。)が、ビタペクトの効果を証明し、汚染地域で活用することを勧める署名が入っています。
 またスイスのバーゼル大学熱帯医学部のミシェル・フェルネ教授がベラルーシ非常事態省の副首相にビタペクトを使用するよう推薦する文章を送っています。

 このようなわけで、ベラルーシのベルラド研究所が製造しているビタペクトは第3者研究機関からも、ベラルーシ政府からも有効である、と認められているわけです。だから薬局で販売もできるわけですし、保養所で子どもたちに飲ませています。

 たくさん投稿しましたが、日本人の皆様の疑惑が解消すれば幸いです。
 ベルラド研究所はビタペクト批判に対して
「英語だけではなく、フランス語やドイツ語の文献も読んでください。」
と話していました。
 確かにスピルリナの件では「『健康食品で解毒』を信じてはいけない」の記事によれば「スピルリナ効果は論文がない」「Pubmed(米国国立医学図書館が運営する医学論文のデータベース)でSpirulina(スピルリナ)とChernobyl(チェルノブイリ)という2つのキーワードで検索したが、該当する論文が出てこない。ほかのキーワードをいろいろと組み合わせて探したが、わからない。」
 と検索をされていますが、これだと英語に訳された論文しかヒットしないでしょう。
 今の科学者の間の常識では「論文は全て英語で書かれているべき。」なのかもしれません。
 しかし、英語で翻訳されていない論文が全て科学的に間違っているとか、真実味が乏しいとか、とういったことはないと思います。
 英語に翻訳されいなくても、誰かのために役立つことが書いている場合もあると思います。
 またネット検索して、ヒットするものだけがこの世に存在しているように思わないほうがいいと思います。(論文に限らず・・・。)
 
 私は一部ですがベルラド研究所発行の本「自分と子どもを放射能から守るには」をロシア語から日本語に翻訳して、このブログで公開しています。
 これもちょっと前までは日本人にとって存在していなかった本、ということになるのでしょうか?
「これを日本人のために日本語に訳してください。」
とベルラドの副所長さんが渡してくれたときにこんな話を聞きました。
「以前、この本の英語版はないのかとイギリス人にきかれて、ありませんと答えたら、どうして? と言われた。」
それで
「この本に書いてあることが必要なのはチェルノブイリの人たちだけですよ。英語圏の人には役立たない情報です。訳しても誰が読むでしょうか? だから英語版はないのです。」
と説明したそうです。
 そんな本が福島第1原発の事故が起きたとたん、日本人に必要な本になってしまいました。

 

ウクライナからベラルーシへ

2011-07-14 | 放射能関連情報
 ウクライナ保健省で認可を受けたヤブロペクトは同じ年の1997年にベラルーシ保健省からも認可を得ました。
 つまりウクライナからベラルーシへヤブロペクトを輸入して、摂取することが認められたのです。
 ベルラド研究所もまずヤブロペクトを使って実験を行いました。1997年にドイツのテレビ局が製作したドキュメント映画作品には、チェルノブイリ・ゾーンで
「これを飲むことをお勧めします。」
とヤブロペクトを住民に見せているベルラド研究所の初代所長の姿が写っています。

 しかしベルラド研究所はその後、独自のペクチン剤「ビタペクト」を製造することにしました。
 これは2000年にベラルーシ保健省より、効果が認められ、許可が出されました。
 画像はベラルーシ保健省が発表したビタペクトの効果についての証明書(1ページ目)です。


 

先ほどの画像のフランス語訳です

2011-07-14 | 放射能関連情報
 これも先ほどのロシア製のペクチン剤「ゾステリン・ウルトラ」についての証明書のフランス語訳です。