測定器の上部パネルで表示された数値と先に測っていた検体の重さ、検体名などを職員がパソコンに入力します。
そうすると、1リットルあたりの数値、そして1キロあたりの数値に換算されたものが表示されます。
今回の検体はベリーで固形物(液体ではない)なので、1キロあたりの数値のほうに注目します。
さらに検体によって基準値が違いますので、この場合「自家菜園のベリー類」の基準値(1キロあたり)も表示します。
そして基準値より、多い数値だったら、食べてはいけない。少ない数値だったら食べてもいい、という判断をします。
測定後、全ての数値をプリントアウトしたものを渡されます。測定料金は日本円にして1件100円ほどでした。(ただし料金が改定されることがあります。)
この結果の表の見方ですが、ロシア語なので日本人の方にも分かるようにご説明しますと、
1番目の検体はスグリ(間違って職員さんが「ビルベリー」と入力していますが、スグリ(カシス)です。)
依頼者の氏名、そして検査する個数が1点。重量は0.597キロ。
測定時間は10分。1リットルあたりの数値は「7ベクレル以下」1キロあたりの数値は「12ベクレル以下」
基準値は「野生のベリー類とそれを原料とする濃縮果汁食品 1キロ当たり 185ベクレル」なので、
「このスグリを食べてもよい。」という判断です。
この「7ベクレル以下」という表示「<7」が、分かりにくいと言えば分かりにくいですが、つまり
「とても精密に検査すると、6.9ベクレルとか6.8ベクレルかもしれないけど、7ベクレルは超えないでしょう。」
ということです。
精密に検査をしてみたら、
「7ベクレルだって言ってたけど、6.9ベクレルだったじゃないか!」
と怒る人はあまりいないかと思います。
大事なのは基準値を超えているか超えていないかなので・・・。
さて、2番目の検体はさくらんぼです。
依頼者の氏名、そして検査する個数が1点。重量は0.653キロ。
測定時間は10分。1リットルあたりの数値は「7ベクレル以下」1キロあたりの数値は「11ベクレル以下」
基準値は「園芸栽培されたベリー類 1キロあたり70ベクレル」なので、
「このさくらんぼを食べてもよい。」という判断です。
さらに検査員と所長のサイン、ベルラド研究所の公印が押してあります。
いやあ、測定を受けてすっきりしました。0ベクレルではありませんでしたが、食べてもよい、という数値だったので家に持って帰って食べました。
切り刻んだり、ぎゅうぎゅう詰めにしてつぶしたりしないので、測定したものも元通り返してもらえ、もちろん食べられます。
ベリー類の汚染がこの程度だったので、他にもらった野菜も大したことはないでしょう。
人によっては
「1ベクレルでも検出されたら、食べたくない!」
という人もいるかと思います。でもそんなこと言っていたら、現在のベラルーシでは食べられるものがとても少なくなってしまいます・・・。
肉類だったら、塩水につけておくと放射能が減ります。(ベリー類は表面を水で洗うぐらいしか方法はないのですが、そんなに効果はないそうです。)
肉類を測定してみて「1キロあたり基準値ちょうどの500ベクレルです。」と言われても、水につけて放射能が減るんだったら、食べられるようになるし、私だったら捨てたりせず食べますね。(そしてビタペクトも飲んでおく。)
とにかく日本でももっと効率よく多くの食品を検査できるようになってほしいです。
そして日本が定めた基準値が「ゆるい」と思っている人が多いようなので、測定して「食用可」あるいは「不可」と2種類に区別するだけではなく、食品そのものに測定した数値のシールを貼ってほしいです。
肉類は1キロあたり499ベクレルだと日本では食用可、で流通・販売されますが、人によっては
「うちの子はまだ小さいから、食べさせたくない。」
と思う人もいるでしょう。また逆に
「私は年寄りだから、499ベクレルの肉でも買って食べます。」
と考える人もいると思います。
また「100ベクレルでした。」という食品を下ごしらえで工夫して10ベクレルにまで下げられる方法を知っている人からすれば、「これぐらいなら、家でこれぐらいに私は減らせる。だから買おう。」という判断の目安になります。
こうして購買者に詳しい測定値の情報を提供して、それぞれに判断してもらうほうがずっと気分よく食品を買えるようになると思います。
(ベラルーシでは測定結果を食品それぞれに表示していません。基本的に「売られているものは全て基準値以下」ということになっています。)
そうすると、1リットルあたりの数値、そして1キロあたりの数値に換算されたものが表示されます。
今回の検体はベリーで固形物(液体ではない)なので、1キロあたりの数値のほうに注目します。
さらに検体によって基準値が違いますので、この場合「自家菜園のベリー類」の基準値(1キロあたり)も表示します。
そして基準値より、多い数値だったら、食べてはいけない。少ない数値だったら食べてもいい、という判断をします。
測定後、全ての数値をプリントアウトしたものを渡されます。測定料金は日本円にして1件100円ほどでした。(ただし料金が改定されることがあります。)
この結果の表の見方ですが、ロシア語なので日本人の方にも分かるようにご説明しますと、
1番目の検体はスグリ(間違って職員さんが「ビルベリー」と入力していますが、スグリ(カシス)です。)
依頼者の氏名、そして検査する個数が1点。重量は0.597キロ。
測定時間は10分。1リットルあたりの数値は「7ベクレル以下」1キロあたりの数値は「12ベクレル以下」
基準値は「野生のベリー類とそれを原料とする濃縮果汁食品 1キロ当たり 185ベクレル」なので、
「このスグリを食べてもよい。」という判断です。
この「7ベクレル以下」という表示「<7」が、分かりにくいと言えば分かりにくいですが、つまり
「とても精密に検査すると、6.9ベクレルとか6.8ベクレルかもしれないけど、7ベクレルは超えないでしょう。」
ということです。
精密に検査をしてみたら、
「7ベクレルだって言ってたけど、6.9ベクレルだったじゃないか!」
と怒る人はあまりいないかと思います。
大事なのは基準値を超えているか超えていないかなので・・・。
さて、2番目の検体はさくらんぼです。
依頼者の氏名、そして検査する個数が1点。重量は0.653キロ。
測定時間は10分。1リットルあたりの数値は「7ベクレル以下」1キロあたりの数値は「11ベクレル以下」
基準値は「園芸栽培されたベリー類 1キロあたり70ベクレル」なので、
「このさくらんぼを食べてもよい。」という判断です。
さらに検査員と所長のサイン、ベルラド研究所の公印が押してあります。
いやあ、測定を受けてすっきりしました。0ベクレルではありませんでしたが、食べてもよい、という数値だったので家に持って帰って食べました。
切り刻んだり、ぎゅうぎゅう詰めにしてつぶしたりしないので、測定したものも元通り返してもらえ、もちろん食べられます。
ベリー類の汚染がこの程度だったので、他にもらった野菜も大したことはないでしょう。
人によっては
「1ベクレルでも検出されたら、食べたくない!」
という人もいるかと思います。でもそんなこと言っていたら、現在のベラルーシでは食べられるものがとても少なくなってしまいます・・・。
肉類だったら、塩水につけておくと放射能が減ります。(ベリー類は表面を水で洗うぐらいしか方法はないのですが、そんなに効果はないそうです。)
肉類を測定してみて「1キロあたり基準値ちょうどの500ベクレルです。」と言われても、水につけて放射能が減るんだったら、食べられるようになるし、私だったら捨てたりせず食べますね。(そしてビタペクトも飲んでおく。)
とにかく日本でももっと効率よく多くの食品を検査できるようになってほしいです。
そして日本が定めた基準値が「ゆるい」と思っている人が多いようなので、測定して「食用可」あるいは「不可」と2種類に区別するだけではなく、食品そのものに測定した数値のシールを貼ってほしいです。
肉類は1キロあたり499ベクレルだと日本では食用可、で流通・販売されますが、人によっては
「うちの子はまだ小さいから、食べさせたくない。」
と思う人もいるでしょう。また逆に
「私は年寄りだから、499ベクレルの肉でも買って食べます。」
と考える人もいると思います。
また「100ベクレルでした。」という食品を下ごしらえで工夫して10ベクレルにまで下げられる方法を知っている人からすれば、「これぐらいなら、家でこれぐらいに私は減らせる。だから買おう。」という判断の目安になります。
こうして購買者に詳しい測定値の情報を提供して、それぞれに判断してもらうほうがずっと気分よく食品を買えるようになると思います。
(ベラルーシでは測定結果を食品それぞれに表示していません。基本的に「売られているものは全て基準値以下」ということになっています。)