ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ドイツのホールボディカウンター(WBC)による内部被曝検査情報

2011-07-26 | 放射能関連情報
 木下黄太さんのブログでもご紹介されていますが、ドイツでもホールボディカウンタによる内部被曝をしてくれる機関があります。こちらのページをご参照ください。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/9a6c8421709cb5b9455fd18e50d7f094


 上記のブログでとても詳しく紹介されていますが、気になった点があります。
 
「実際に受けた人によると、WBCは20ベクレルまで検出できるレベルのもの。
精度はかなりよい機械という情報です。核種はセシウムを。丁寧な対応だったそうです。」

 これは体重1キロあたり20ベクレルまで検出されるもの、ということでしょうか?
 私のブログでも公開しましたが、放射能汚染地域ではないところに住んでいる私ですら体重1キロあたり34ベクレルという結果でした。
 体重1キロあたり20ベクレルまでしか測定できないのは、ホールボディカウンタとしてはおかしいです。

 ベルラド研究所のホールボディカウンタは精度は超がつくほど精密ではありませんが、何千ベクレルまで測定できます。
 ちなみにベルラド研究所が今までに40万人ちかく測定してきて、最高の記録が体重1キロ当たり7050ベクレル(!)の女の子だったそうなので、それぐらいまでは測定できるホールボディカウンタを使っている、ということですよね。

 ドイツで測定を希望される方は、念のためこの点を確認されるほうがいいと思います。
 
・・・・・・・

 追加情報です。
 上記の内容について20ベクレルが上限ではなく、下限のことをさしているのではないか、というご指摘をいただきました。
 ただ、ベラルーシにあるベルラド研究所のWBCはそんなに精密に測定できるタイプのものではありませんが、下限は5ベクレルなのです。
 つまり5より少ない数字だと0ベクレルで表示されてしまうことがあるのです。
 ドイツで使われているWBCのほうがベルラド研究所で使われているWBCより精密なはずなのに、20ベクレル以下の場合、不検出になることがあるというのはおかしいと思います。
 下限が20ベクレルではなく、2ベクレルだったら、
「ああ、やっぱりドイツ製。精密だな。」
と納得できるのですが・・・。
 もっとも、子どもの場合、体重1キロ当たり20ベクレルを、大人は50ベクレルを「注意レベルとしましょう。」とベルラド研究所が提唱しているので、ドイツで測定して20ベクレル以下だったので「不検出」になっても、一応安心してよいのだろうとは思います。
 どちらにせよドイツで日本人も測定してくれるのですから、ありがたいことですね。
 もしドイツで測定された、と言う方がおられましたら、情報お待ちしております。