電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

昨夜の地震はだいぶ揺れたが被害はなし

2021年02月14日 08時29分27秒 | Weblog
昨夜11時過ぎころ、かなり強い地震がありました。9時過ぎにはもう寝ていましたので、ぐらぐら揺れて目がさめました。かなり強い揺れ(震度5弱)が長く続きましたので、10年前の東日本大震災を思い出しました。幸いに当地は地盤が安定しているためか、家具が倒れるとかモノが落ちてくるとかいったこともなく、ラジオを聴いて震源地が福島沖であることや震源の深さが60kmと深めで津波のおそれはないことなどを確認、また寝ました。

朝、のっそりと雪が載っている母屋や蔵、作業小屋などを確認しましたが、とくに被害はないようで、ご近所も大丈夫そうです。テレビで福島・宮城両県の被害状況を知りました。新型コロナウィルス禍の中での避難所生活は不安と不便が多いでしょうが、無事に過ごされますよう、被害地域の皆様にはお見舞いを申し上げます。

コメント

NHK「立花登 青春手控え2」第6回「見張り」を観る

2021年02月14日 06時01分21秒 | 映画TVドラマ
土曜の夕方のお楽しみ、NHK「立花登 青春手控え2」を見ました。すでに第6回で、予告には

登(溝端淳平)は、町中で具合の悪そうな女・おとし(富田靖子)と出会う。おとしの亭主・酉蔵(浅野和之)は、傘張り職人だったが、酒飲みの怠け者で、おとしは一膳飯屋で働かざるを得なかった。そんなある日、登は牢の囚人から、押し込み強盗の計画を聞く。押し込みを企む連中は、酉蔵に見張りを頼もうとしているらしい。おとしを心配する登は、酉蔵に、おとしが死にそうだと嘘をつく。すると、慌てた酉蔵が、ある行動に出る…。

とあります。ははあ、あの話だな、とピンときました。原作は第4巻『人間の檻〜獄医立花登手控え』(*1)から「見張り」です。過去記事からですが、

第2話「見張り」、牢内で押し込みの相談をして行った奴がいる。女房の養生と遊び心で、酉蔵は見張りを引き受けた。どうやったら仲間から疑いを受けずに酉蔵を抜けさせることができるのか。

ふーむ、ドラマ化にあたって、具合の悪い妻の治療代を工面するために、という面を強調しているようで、女房のおとしの優しさや健気さを浮かび上がらせています。次回が「待ち伏せ」で叔父の玄庵が倒れる場面になるようですので、イメージの重ね合わせというか、そういった手法が意識されているのかもしれません。

まあ、女房殿が具合が悪くなると亭主が心を入れ替えて朝晩の食事も作ったりするというのは、なにも酉蔵に限った話ではなく当方もごく最近に心当たりがありますので、ちょいと「こちょびたい(くすぐったいの山形弁)」面もあったりします(^o^)/



今回のドラマ化は全部で8回。残すところあと2回です。最終回「処刑の日」の緊迫したやりとりと最後の甘酸っぱいシーンの対比がどのように描かれるかがシリーズ一番の楽しみですが、次回の「待ち伏せ」も意外なストーリーだったはず。期待したいと思います。

(*1):藤沢周平『人間の檻〜獄医立花登手控え(4)』を読む〜「電網郊外散歩道」2007年10月

コメント (2)