電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

N響アワーでバルトークを聴く

2008年10月27日 07時05分24秒 | -オーケストラ
日曜の夜は、一週間のうちで唯一テレビの前に座れる時間です。9時きっかりにDVDレコーダーの録画をスタートさせ、SONY Profeel BASIC の前に陣取ります。アナログですが、映像はまだまだきれいです。音声はアンプを通してステレオ装置から。映像の力もあり、音楽をじっくり楽しめます。

今日のテーマは「アメリカのバルトーク」。曲目は、バルトークと同郷(トランシルヴァニア)の作曲家ペーテル・エトヴェシュ指揮「管弦楽のための協奏曲」全曲と、エマニュエル・ヴィヨーム指揮、店村眞積のヴィオラで、遺作となったヴィオラ協奏曲(シェルイ版)から、第2楽章です。
バルトークの「管弦楽のための協奏曲」は、ライナー指揮シカゴ響やジョージ・セル指揮クリーヴランド管などハンガリー系指揮者とアメリカのビッグ・オーケストラの組み合わせだけでなく、飯森範親指揮山形交響楽団など、さまざまな録音や演奏会を興味深く聴いていますが、今回のN響の演奏も、非常に集中力に富むものです。
ヴィオラ協奏曲の方は、意外にも、実演ではもちろん放送でも録音でも初めてです。実際にヴィオラの深い響きを聴くと、ああ、いい曲だな~と実感します。これはぜひCDを探さなくては!放送がきっかけになって、長い音楽道楽の隙間を埋めることができます。こんなところが、テレビ放送のいいところですね。

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2 コメント

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Bartok (らびお)
2008-10-27 16:13:03
こんにちは。
いつもお世話になっています。
B.Bartokのヴィオラ協奏曲が記事になっているのでコメント書かせてもらっています。私のおすすめは、T.ツィンマーマンかW.クリストが演奏しているのが一番好きです。とにかく二人ともすごいソリストです。

お買い得で興味深いのは、この協奏曲はB.Bartokの遺作とは言っても弟子のT.シェルリーがかなりの部分を補筆していますので、NaxosのCDはどうでしょう?そのT.シェルリーのヴィオラ協奏曲も併録されていて、聴き比べるとB.Bartokではなく、かなりの部分でT.シェルリーの音楽が入っている事がわかると思います。

最近この協奏曲はB.Bartokの息子のP.Bartok版が演奏されるようになってきました。新旧のヴィオラ奏者で違う曲を演奏するのです。私は学生時代にT.シェルリー版で勉強しました。難しかったです。

ちなみに来年の山形響定期演奏会の演目に今の時点で上がっています。楽しみにしていて下さいね。
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らびお さん、 (narkejp)
2008-10-27 20:34:01
コメントありがとうございます。来年の山響定期でバルトークのヴィオラ協奏曲が聴けるかも!それはぜひ実現してほしい!
ピーター・バルトーク版とシェルイ版のことは、昨年読んだ今井信子さんの本でも触れていましたね。まず、おすすめのCDを探してみようと思います。
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