電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

プラチナ万年筆「プロシオン」(中字)を使ってみて

2018年10月19日 06時03分13秒 | 手帳文具書斎
この夏に購入した万年筆、プラチナ「プロシオンPROCYON(中字:M)」をほぼ1カ月以上使ってみての感想です。
まず、けっこう重いです。カタログ値では標準重量23.3gとなっていますが、ずっしりとした重さを感じます。もちろん、TWSBI社のダイヤモンド580ALラヴァーの、インクを満タンにして32.2gというほど重くはありませんが、金属軸ということもあり、パイロットのカスタム・グランディやプラチナ・プレジール等と比較し、ずいぶんずっしりとした手ごたえを感じます。
また、回転式のキャップは思ったよりも回転数が少なく開閉でき、Goodです。キャップを尻軸にポストしてもバランスが取れる点も好感が持てます。私のペンの持ち方では、キャップのねじ切り部に指が当たってしまうのですが、パイロットの「コクーン」のような極端な段差はありませんので、まずは許容範囲でしょう。キャップを尻軸にポストする使い方を続けた場合の塗装の耐久性は、長いこと使ってみなければわかりませんが、今のところ大きく傷つくようなことはなさそうです。

次に書き味ですが、インクフローは決して潤沢とは言えないものの、安定しています。使用しているプラチナ古典ブルーブラックインクの特性もあり、抜けず滲まず、しっかりとした書字が楽しめます。中字のプロシオンはすらすら書けますが、不必要にインクが流れることがないという意味で流量を絞ってある印象を受け、プレッピー中字:0.5mmよりも線幅は細く感じます。日常的に比較の対象となるのがインクフローが潤沢なTWSBIのダイヤモンド580ALやパイロットのカスタム・グランディですので、やや渋めと感じるのかもしれませんが、できればもうすこしフローが潤沢な方がありがたい(*1)かも、ですね~。

【追記】
(*1:)この件、流用していたコンバータが原因だったらしいと判明。現在はインクフローも良好になり、不満は解消されています。


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