電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

桃の仕上げ摘果講習会に参加する

2024年07月05日 06時00分46秒 | 週末農業・定年農業
週間天気予報では雨マークが続く中、1日だけぽかっと晴れた4日の午前中に、当地の果樹協議会が主催して桃の仕上げ摘果講習会が開かれました。冬のサクランボ剪定講習会には何度か参加したことがありますが、桃については二度目の参加です。前回と同様、某氏の園地に集合し、農業技術普及課の講師が桃の夏期管理について、すなわち硬核期終了後の仕上げ摘果のポイント等を中心に説明し、また実際の摘果の様子を実演して見せてくれました。「あかつき」「川中島白桃」が主体の内容でしたが、要点は

  • 今年の満開期は4月15日で、例年より10日早かった。ここから約75日で硬核期が終わり、今年は6月30日頃と思われる。果実肥大の状況も平年比で約105〜109%と例年の同時期よりも早くなっている。
  • 桃の場合、例年ならば6月中旬から7月初旬、硬核期が終了するまでは枝も果実も触らないことが大切。当地ではこの期間サクランボの収穫で大忙しなので、かえって都合が良い面がある。
  • 硬核期が終了した今からが仕上げ摘果の時期である。核割果、双胚果などの障害果を見分け、優先的に落とすと共に、単果枝、中果枝を中心に葉50〜60枚あたり1果、具体的には約30cmくらいの間隔で残すように摘果する。

  • 枝はできるだけ切らない。強すぎて樹冠を暗くしている新梢は切る。
  • 反射シートは収穫の10日前頃を目安に設置する。着色しにくい品種は2週間くらい。
  • シンクイムシ被害が報告されている。被害果は園地に放置せず(虫が中にいる)、2日以上水に漬けるかビニル袋に密閉して処分する。シンクイムシ対策の防除間隔は10日以上開けない。

ふむふむ。なるほど。双胚果の見分け方は間違いやすいので、たいへん役立ちました。また、サクランボ同様に例年よりも1週間は早い進み具合で、このまま進めば収穫時期も1週間ほど早まるものと予想されます。「あかつき」は7月下旬、「川中島白桃」は8月下旬になりそうです。すると、反射シートはお盆過ぎには設置する必要がありそう。暑さに負けてとかく先送りしがちな各種の準備作業のモチベーション向上にも役立ちました(^o^)/

さて、これからはいよいよ夏の暑さへの対処が課題となります。例年通り、朝の涼しいうちに仕事を済ませ、シャワーを浴びてさっぱりして、午後は昼寝をするような生活スタイルに転換していく必要があります。親知らずの手術後ですから無理はしないで、少しずつ進めていきましょう。


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