電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

年賀状作成はどう変わったか

2005年12月05日 20時09分15秒 | コンピュータ
若い頃は、あまり年賀状などは出さなかったが、就職してお世話になった方々に年賀状を出すようになると、印刷した賀状の味気なさを感じて、手作り年賀状をいろいろと工夫するようになった。つい最近まで、プリントゴッコという謄写版印刷を応用した道具を用いて、自作のイラストを入れた年賀状を作っていた。プリントゴッコは、カーボンを含むインクでないと感光しないので、わざわざ製図用インクを使ったりした。昭和の終わりごろまでは、住所もすべて手書きだったが、平成に入ってからはパソコン・ワープロで文字を印字し、手書きのイラストを添える形で版下を作成、データベースで宛名シールを印字して貼り付けるようにした。だが、プリントゴッコで200枚も印刷すると、翌日まで乾燥させるのが大変だった。部屋中に敷き詰めて、文字通り足の踏み場もない状態。

インクジェット・プリンターとインクジェット用年賀状の普及で、近ごろは年賀状もパソコンで作成するようになった。以前はつまりやすかった用紙送りもだいぶ改善されて、あまり失敗もなくなったようだ。プリントゴッコのインクに比べると、乾燥も比較的速く、親戚には家族の写真入りの年賀状、仕事上の付き合いには個人名だけの年賀状と、何種類かに分けて作成することもできる。宛名もプリンターで印字でき、だいぶ楽になった。

もっとも、電子メールが使える範囲では、電子メールで賀状を送ることにしているので、こちらのほうが実はありがたい。お正月には、日頃御無沙汰している人からも近況をいただくことがあり、賀状の配達が休みの日でも、メールチェックするのが楽しみである。
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2 コメント

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はじめまして (memu)
2005-12-08 09:33:42
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していただきありがとうございました。

まだまだブログ初心者なもので

いろいろな便利機能を使いこなせずにいます。



年賀状は作るのも見るのも楽しみですが

パソコンでの印刷だけ・・というのは

簡単でらくですが、やはりちょっと寂しいですよね。



小学生の頃は学級新聞を

ガリ版

で作っていたのを懐かしく思い出しました。

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小学生がガリ版! (narkejp)
2005-12-08 20:02:51
それは驚きです。私は中学生ではじめてガリ版体験をしました。一文字間違えたときの修正液のありがたさは感動ものでしたね。

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