電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

フリードマン『フラット化する世界』(下)を読んでいます

2006年07月27日 19時39分24秒 | -ノンフィクション
上巻にひきつづき、トーマス・フリードマン著『フラット化する世界』の下巻を読んでいます。たいへん興味深く、じっくり読んでいますので、テンポ良く進むわけにはいきませんが、ようやく中ほどまで来ました。びっくりしたのは、アイルランドの大学教育が無料だということ。1960年代にハイスクールを無料化し、1990年代に大学教育を無料化したそうです。アイルランドといえば、かつては貧しく多くの移民を出した国、というイメージが強かったのですが、今はEU諸国の中で、国民1人あたりのGDPが、英独仏を抜いてルクセンブルグに次ぐ位置にいるのだとか。そういえば、LinuxのLinus Tovaldsの母国フィンランドも、大学教育は無料だったはず。人口規模の小さい国だからできることかもしれませんが、実に思い切った政策です。でも、それが功を奏し、産業振興に貢献しているのであれば、素晴らしいことでしょう。資源に乏しく人材だけが頼りであるにもかかわらず、父母が教育費負担に悩む日本なら、出生数増加にも貢献するかもしれない(^_^)/

とにかく、次々と興味深い記述が続きます。ただただ「へ~」と感心するばかりです。
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